「ご名答…ようやく気付けたわね、良く出来ました〜。」

ルナリスが小馬鹿にした様な拍手を送る。

「そんな…いつから?どうやって!?」

「ん…貴方の間合いに入った時にサーミック・ネイルで
腰の両サイドをチョイチョイっと焼き切ったんだけど。」

「それって要するに最初からじゃない!」

おそらく最初にミドルキックを繰り出した時にハラリと落下していたのであろう。
それは即ち、その後の戦闘は全てノーパンで行っていたという事を意味する。

サイクロン・ブルーム発動時も…連続回し蹴りの時も…
わざとスカートを翻して攻撃を回避していた時も…
トドメのエア・サマーソルトを繰り出した時も…
ドヤ顔で勝利のポーズを決めていた時も…
全てのシーンでスカートの中は生まれたままのノーパンだったのだ。

自分が無自覚に繰り広げていた数々の痴態を想像し、
スカートの裾を握り締めワナワナと震え出すドミナント。

「くっ、取り敢えずパンツを…あっ!?」

気が付くと落ちていたパンツをルナリスが拾い上げヒラヒラと見せびらかしている。

「返して欲しかったら私を倒すしか無いわよ。」

意地の悪そうな笑みを浮かべるルナリス。

「ゆ、許さない…絶対に取り返してやるんだから!」

相変わらず赤面したドミナントがそんなルナリスをキッと見据えた。

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今回はこれで終了です
次でイカされて敗北しちゃうとこまで行けるかな