そして。
「さーて、ではいよいよ! おパンツを脱いじゃいましょうかねぇ?」
 アキラがパンツに手をかける。
「っざっけんじゃねーぞ性欲モンキーが!」
 晶は足をじたばたさせるが、両足首を掴まれる。そのあいだにアキラの手で引き下ろされ、ついに晶は一糸纏わぬ姿となるのだった。
「晶ちゃんご開帳ー!」
 両足を広げられ、腕も押さえられているので、大事な部分を隠せない。舐めるように見てまわされ、羞恥と屈辱が晶の胸に膨れ上がった。
「てんめぇえええ! 殺されてェのか!」
「ははっ、やれるもんならやってみろよ!」
 アキラはご機嫌な顔で入り口へ当て、晶の膣口へ亀頭を塗りつける。
 晶は強張り、顔を真っ赤にしながら怒鳴り出す。
「野郎ォォ! 殺す! ゼッテー殺す!」
「おうおう、やってみろ! 早くしないと入っちゃうよ?」
 腰が押し出され、亀頭の先端が膣へ埋まる。
「やめろっつってんだろうがよォ! ああん!?」
「やめましぇーん」
 アキラは有無を言わさず腰を沈めた。
 あっさり入った。
 蜜のたっぷり溢れたソコに肉棒はにゅるりと入り込み、根元まで埋まり込む。
「あーあー入っちゃいましたねぇ? 晶ちゃーん」
 満悦の表情を見せながら、アキラは腰を振り始めた。
「ヤロォオオ! 抜け! 抜きやがれ!」
 挿入され、腰振りが始まったことで、晶の身をよじるような抵抗はより一層激しくなった。
 いくらもがいても、男の力を前に暴れることすら出来ていないにも関わらず、晶はそれでも身体をくねらせ続ける。
「ほれ! ほれ!」
 アキラが腰を振る。
「――んっ、んぁ……やろぉ……! あん!」
 晶は喘いでいた。男達に囲まれて、いいようにされているこの状況に反応し、こんな暴漢を相手に体がカッと熱くなる。
 その殺意にまみれた表情は、確かに敵の首元に食いつかんばかりの目つきではあるが、そんな表情の中にも微妙に瞳のとろけるような官能の気配が現れている。
「――あっ、あぁ! やめ――このぉ……!」
 晶は感じていた。
 この状況に、犯されているという事実に。
「あっははは! 感じてやんの!」
「――ぬ、抜けぇ! テメェの粗末なモンなんか痛ぇだけなんだよ糞が!」
「あ? 俺も気持ちいいよ? 晶ちゃんのナカはとってもヌプヌプでアキラブリーだよ? ははは!」
「てめぇぇえ! ――ひっ、ひあぁぁ……あん!」
 弓なりに動く腰に貫かれるたび、晶はその都度仰け反った。
「ほらほらぁ? こんなに感じちゃえるなんて、晶ちゃんもアキラッキーなんじゃないの?」
「っるせえ! ――あ! あぁ……!」
 肉棒の出入りによる膣壁への摩擦で、晶の秘所は熱く熱く疼いていく。
「――あっ……くっ……あぁ…………!」
 快感が溢れ出し、嫌でも声が出てしまう。感じていることを認めるのも、喘ぎ声を聞かれるのも堪らなく嫌で、晶は歯を食いしばって声を堪えた。
 決してこんなことを受け入れたわけではない。
 それなのに、体は素直に反応してしまうのだ。
「おらおら、もっと楽しみなよ」
「――ち、畜生! 畜生がァ――あっ、ああ! あぁ……!」
 晶は髪を振り乱す。