男「コロナでバイトなくなった」
婆「わしの加護がある限り、食わずとも死ぬことはないから安心せい」
男「そんな御利益あったの?」
婆「まあな。わしの放つ生命力っぽいオーラのような何かのおかげで、
  下僕はいつまでも若く生きられるのじゃ」
男「えらく曖昧な説明なのと下僕が気になるが、この際ありがたい。
  金がなくても死なないならいくらでも拝んじゃうぜ」
婆「愚か者。誰が拝めと言った。わしが欲しいのはおぬしの精力じゃ。
  はようわしにおぬしの精を捧げよ」
男「いや、意味が分からん。せっかく貰った生命力を消耗しちゃうだろ」
婆「わしからおぬしへ、おぬしからわしへと循環させることが大事なのじゃ。
  さぁさぁ、早くよこせ」
男「あ、でもほら、濃厚接触するといけないし。今流行りのコロナのあれでさ」
婆「何が濃厚接触じゃ! わしと濃厚な接触をせよ!」
男「今の時期、そういうこと言うと怒られるからやめて!
  そんなに精が欲しいならティッシュをごみ箱に捨てる前に持ってっていいから!」
婆「それはなんか違うじゃろ……」