明日は愛するご主人様の愛人たちが、花合わせの試合を行う。
お互いの股間のをまさぐりあい、相手を先にいかせた方が、今夜の夜伽の権利を得られるのだ。
敵も私も女だから、責められて弱いところはお互いよく知っている。
始まりの鐘が鳴ると同時に、私は相手のクリを責めようと計画している。
皮をぷるんと剥いて、中から出てきたうす桃色の宝石を、ちゅるんと口に吸い込もう。
左手は、クリが皮の中に戻ってしまわぬよう、両端を押さえて固定。
右手は、その下の穴の中へと指を差し入れ、宝石を裏からころころと弄る。
そうしながら、口の中では宝石を絶え間なく吸い続けよう。
ちゅううう、と吸い込みながら、舌は上下に細かく動かして、刺激を与え続ける。
時々は歯を立てて、痛くないよう、気持ちよいギリギリの力で、そこを食み食みする。
だが、基本は吸引だ。ちゅくちゅく、ちろちろ、音をたてて快感を高める。

はあ……イメージトレーニングをしていたら濡れてきちゃった。
明日はライバルの桜子……あの子に当たるといいな。
あの子も徹底的にクリ狙いで責めてくる。私の好みにぴったりなのよね。
両手で陰唇を広げて、押さえつけられた恥丘にクリだけがぴょこんと飛び出したところを
舌先だけで優しく突きつづける。
半端な刺激でもどかしくなってきたところで、おもむろにクリ全体を吸い込んで、赤ちゃんがおっぱいを飲むみたいにくちゅくちゅ。
吸引だと足ピンでイっちゃうんだけど、桜子の舌だとだらしなく蟹股の状態で絶頂することが多い。
足を開いた分、深イキになって、よかったんだよね……。
また桜子にイカせて欲しいなあ……。

……って、イったら駄目なんだった。勝ち残って夜伽の権利を得なくっちゃ。
なんだかもう、パンツの中はびしょびしょだ。イメトレのし過ぎ。
今はちょっと触られただけでもイキそう。
何回か自分でイって、発散させておかないと勝負どころじゃないわ。
仕方ない…よね?

そんな言い訳をしながら、棚の奥深くにしまったバイブを取り出す。
きっと今夜は、他のライバル達もみんな、指で、道具で、あるいは親友同士の舌で、
思う存分にイキまくって、明日に備えていると思う。
私もしっかりイっておこう。明日の試合のときに不感症になるくらいイキまくろう。
そう思いながら、バイブのスイッチを入れ、指でむき出しにしたクリトリスにあてがう。

夜伽の日の前の晩は、何故か夜伽の当日よりも、後宮から漏れ聞こえる矯正は激しいという。