【ふたなり】女性にペニスがある世界 in エロパロ15 [転載禁止]©bbspink.com
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ここはふたなり専門スレです。ふたなりモノが苦手な方はお引き取りください。
生まれつき生えていても、魔法や薬などで突然生えてきても
女の子にペニスが付いていればどちらでもかまいません。
生えているのが当たり前の世界でも
そうでないごく普通の世界でもかまいません。
♂×♀でも♀×♀でも男がふたなり娘に犯されてもふたなり娘同士でヤッてもかまいません。
ふたなり妄想の赴くままに作品の投下や雑談をお待ちしております。
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【ふたなり】女性にペニスがある世界 in エロパロ14
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1375338383/ 屋外から何匹ものましらが強化ガラスにぶち当たってくる。さすがにこれでは時間の問題だ。
ピシッとひびが入る。ついに窓ガラスが割られ大猿が彼らの寝室に侵入してきた。
「うわっ!」
菊之助が叫んだ時にはサクラの蹴りが決まっていた。血ヘドを吐いてましらが壁まですっとんでいく。
しかし、割れた窓から次々にましらが侵入しようと群がっている。
サクラが気合と共に体当たりすると小柄な猿たちは屋外に押し出された。
「ふう」
一息入れようとするサクラだが、敵は休ませてはくれなかった。
先程のとは別の大ましらが次々に姿を現す。
「マズイかも・・・。」
サクラは焦った。数が多い。地下に逃げるか?と、その時、
「わりぃわりー。」
夏美が大ましらの背後に現れる。
「このサル共ー!高いんだぞー、このガラスはー!」
夏美はそう叫ぶと、目にもとまらぬ速さで大猿たちを狩り始めた。
※
「立花家の若殿様にこんな貧相な旅館でしかもてなしをできんで、ほんに申し訳なかです。」
平伏する女将に菊之助はいえいえとんでもとこちらも頭を下げた。
「岩風呂が湧いとりますんで、ご案内は神楽のお嬢様方にお願いしますけえ。」
指名された霞と早霧も軽く頭を下げた。
ピシャリと襖が閉じて女将の姿が見えなくなると、彼はふぅと一息ついた。
「不便をおかけしますが三日間ここで我慢なさって下さい。」
霞にそう言われたが、菊之助はいいやと首を振って十分だよ、と答えた。
「仕方ないよ、あんな大規模な襲撃受けちゃ。命が助かっただけでも良しとしなくちゃね。」
「申し訳ありません。私たちが不甲斐無いばかりに大切なお屋敷を猿どもに荒らされてしまいました。」
「でも、荒らした連中は全部退治したんでしょ?」
「はい、一匹残らず。三体いた四つ腕も全て首を刎ねました。おそらく奴らましら谷の大ましら共はほぼ全滅のはずです。」
「じゃあ、もうこの村も安心だね。」
菊之助はズズッとお茶をすする。彼らは猿たちにズタズタにされた屋敷を出て、村唯一の旅館に避難してきたのだ。
「だが、銀ましらの姿がなかったぞ。」
ビクセンが浴衣に着替えながらそう言った。
「あれは伝説でしょ。三百歳の大猿なんてそれこそマンガ日本昔話よ。」
早霧がヤレヤレと手をあげる。
「でも、五十年前は目撃情報があったわ。」
「つまり、もう五十年も誰も見た者はいないということですよ。」
夏美の話を霞が即座に否定した。
「またとんでもない猿がいるんだね。この村。」
「オチンチンついたトンでもない女がいる村ですから・・・スミマセン。」
呆れたように肩をすくめる菊之助にサクラが小さくなりながら頭を下げた。
「さあ、御主人様、浴衣に着替えて続きは露天風呂で。」
ビクセンはキュッと帯を引っ張るとサッサと一人で岩風呂に行ってしまった。
※ 「これ毎日してもらえるんだったら別荘ないほうがいいよ。」
菊之助は露天風呂の洗い場で幸せそうにつぶやいた。
「駄目ですよ。あそこは大切な立花家の財産です。」
霞が妖しく腰をうねらせながらたしなめる。
「だってこんなの・・・夢みたいだ。」
「ふふ、菊之助様にはちょっと早かったかな?」
早霧はそう言いながらクイックイッと腰をふった。
霞と早霧は左右からスケベ椅子に座ってる御主人様の腕をチン棒つきのタワシ洗いをしていた。
さらに投げ出した両脚も夏美とサクラが腰を動かしながら洗ってくれている。
背中はビクセンが支えながら、手を前に回し乳首やイチモツを洗ってくれていた。
3Pすらしたことがないのにいきなりのハーレムプレイである。
右を見れば霞のペニスが、左を見れば早霧のペニスが、下を向けば夏美とサクラのペニスが踊っていた。
そして自分のイチモツはビクセンに責められ、さらに項も舐められている。腰のあたりにビクセンの熱くて固いのが感じられる。
「ああっ、ビクセン駄目イっちゃいそう。」
亀頭を中心にしごかれて菊之助は情けない声を出した。
「ん?まだ早いだろう。」
ビクセンが動きを押さえ、耳元で囁く。
「まだ始まったばかりですよ、菊之助様。」
「そうですよ。我慢我慢。」
夏美とサクラはそう言いながら腰のグラインドを止めない。
「だって気持ち良過ぎる。」
「両腕と両脚は射精するほどの快楽じゃないだろう。オチンチンだけでそんなに感じてどうするんだ。」
「そうね。乳首もしてほしいのよ。」
「エー、御主人様、乳首も好きなんですか?」
女たちがヤンヤヤンヤとはやしたてた。さっそく夏美とサクラが左右のそれに吸いつく。
レロレロレロ・・・・。チュウチュウチュウ・・・・。
さらに亀頭と睾丸はビクセンが手で犯す。
「あっ、ハッハッハッ・・・ダメダメ!」
「ダメですよ、まだイっちゃダメ。」
「そうそう、まだまだエッチなことするんですから。」
女たちはウフフと笑いながら手桶で泡を洗い流した。
「御主人様、真っ赤になっちゃって可愛いわ。」
霞がはんむと菊之助の唇を奪う。
「あん、だめよ。御主人様は私のモノ。」
早霧が横入りし、霞から菊之助の唇を奪った。
「駄目よ。私の!」
霞が奪い返す。
「だ〜め。御主人様はこっち!」
また早霧が奪い返す。
「はあはあ、息ができ・・・うぷぷぷっ!」
右を向いたと思えば左を向かされ菊之助は大海原で揺れる小舟のようだ。さらに。
「あっ、ちょっと!」
夏美とサクラが二人で彼のイチモツをしゃぶり始めた。
「私たちは仲良く二人でしゃぶるわよ。」
夏美がサクラと微笑みあう。
「羨ましいぞ、御主人様。じゃあ私は空いてる乳首を。」
ビクセンが右の乳首に吸いつく。
「あーだめだ、そんなにしたら・・・ムグググ。」
彼の抵抗の声は霞と早霧の唇で封じられてしまった。
「たまには外に出しちゃってもいいですよ。さあ、夏美とサクラにしゃぶりつくされなさい。」
唇は二人同時に吸われ、乳首もビクセンに吸われ亀頭は両側から二人にちゅばちゅばとしゃぶられる。
「むぐわぁ・・・!」
菊之助は大量の精液を空中めがけてぶっ放した。彼が生きてきた中で最も気持ちの良い射精であった。 まだハーレムソープの途中ですが今宵は以上で。
ソープが終わったら最後の戦いがあって、やっとエンディング。
なんとかあと10〜12レス分くらいで終われそうw
菊之助が猿たちに狙われる理由も明らかになります。 フタナリンピック
テニスじゃなくてペ○ス ペ○スで玉々を打ち合い出したほうが負け
レズリング 穴に入れたらフォール勝ち
フェンシング アレの先端にセンサーつけて突き合う
ハンドボール ハンドでボールを触っていかせる
などなど・・・。 ふたなりの強靭なちんこで玉打ちのめしたら出るのは赤い液じゃないか? 二発目は女たちの欲情したヴァギナで次々にペニスを擦りたてられ、ビクセンに中出しだ。
そして五人の女精を次々に飲む。
その合間にも女たちは菊之助の身体中にペニスやラビアを擦り付け、彼のイチモツをしゃぶる。
「オーバードースかしらね?」
女たちはいたずらっぽくフフフと笑った。
「も、もう何がなんだか。」
少しのぼせ気味になった菊之助に霞はスポーツドリンクを口移しで飲ませた。
早霧やビクセンも次々に口移しをする。そして長い口づけを交わす。
「わ、わけがわからない・・・。」
「うふふ、菊之助様グッタリしちゃいましたね。じゃあ、いけないことしたビクセンにお仕置きするとこ見ててくださいね。」
早霧がビクセンを羽交い絞めにして自分が下になるように倒す。
「んな、なんだいけないことって?」
ビクセンは突然のことに慌てた。
「昨夜御主人様にアナルセックス教えたでしょう。貴女の態度見てればわかるんだから。」
「ちょ、ちょっと待て。アッ!」
早霧がそのままビクセンのアナルに自分のペニスを挿入した。
「そうそう、いけないビクセンですね。」
霞が彼女の睾丸をめくりあげヴァギナに自分のペニスを挿入する。
「す、すごい!」
菊之助は興奮して身を乗り出した。
「菊之助様、こんなの見てはなりません。クッ。」
しかし、そんなビクセンに第三の刺客が襲い掛かる。
「じゃあ、私はオチンチンね。うわー固そう。」
夏美がビンビンに勃起したビクセンのペニスを騎乗位で迎い入れる。
「お、お前ら・・・。」
「本当はうれしいくせに。相変わらず裏腹なこと。」
霞がゆっくりと動いた。
「あうっ!」
「あんっ!」
何故か早霧も可愛い声をあげる。
「今ね、ビクセンの襞越しにミーちゃんのオチンチンがわかった。」
「え、本当に?ギーちゃんもやってみて。」
早霧が動くとビクセンと霞が声を上げる。
「本当だー。凄いビクセン!」
「こっちも二人が動くと固くなるよー。」
「お前ら人の体で遊んでるなよ。」
夏美まで加わって辱められ、ビクセンの顔が真っ赤になる。
「あーん、なんか見てたら私もしたくなってきちゃいました。御主人様、私たちもしましょ。」
えっ、と菊之助が思ったときには彼は仰向けにされサクラが彼のペニスを自分のヴァギナに挿入する。
「あーん、御主人様のオチンチン二発出してるとは思えないほどビンビン。」
サクラは激しく腰を振った。
「こっちも負けないわよー。どっちが先にイクか競争よ。」
「ちょっと待て、こっちは三人掛かりだぞ。」
「そんなのどうでもいいわー。」
「そうよ。あー気持ちいい。」
ビクセン以外の三人が腰を振る。クッチャクッチャと最初からいたるところで水音がする。 何てふしだらな連中だと菊之助は思った。
キャッキャッと笑いながら三人で一人のふたなりを責めたてる。
しかし、敏感な三ヶ所を責められているビクセンは眉間に皺を寄せて耐えていた。
「お前らもうよせぇ。まずい。やばい。」
もちろん三人は止めない。そればかりか彼女たちも息遣いが妖しくなってきている。
「ダメ、ビクセンもうちょっと我慢して。」
「アタシももう少しでイキそう。」
「ねえ、みんなで一緒にイキましょ。」
ハァハァと女たちの淫らな声が響く。
「アーン、アタシももうすぐですー。」
あまりに淫乱な光景に菊之助は唖然としながらも、サクラにしめつけられ、その瞬間が近いことを悟った。
「おああああ、イグッ!」
「ア、イクッ!」
「ハンッ!」
「ダメ、出ちゃ・・・!」
「御主人様ぁイッちゃうー!」
五人の女の絶頂の鳴き声を聴きながら、菊之助もサクラの腹の中に三発目の男汁をぶちまけてしまった。
ふたなりたちの乱交は続いた。菊之助は彼女たちの射精の瞬間が近づくと呼ばれてザーメンを飲んだ。
明日の女精はかなり薄くなりそうだと覚悟した。
「その分今日たくさん服用して下さいね。」
「私たち駄目なの。こうやって月に一度はザーメン枯れるまで出し尽くさないと気が狂っちゃうの。」
「本当にいやらしい肢体でしょ。御主人様、ねえ、もっとしてぇ。」
乱交は三時間にも及んだ。彼女たちは一人当たり七回から八回の射精を行い、睾丸をすっからかんにした。
そして最後に彼を台に乗せ柱に凭れかけさせる。こうすると彼の股間の高さが女たちのその高さとほぼ一緒になった。
「最後は集団兜合わせよ。」
「まさにオチンチンハーレムね。」
「ほら、御主人様のオチンチン、私たちのオチンチンに囲まれちゃったわ。」
彼女たちはヤンヤと囃し立てながら各自のペニスを菊之助のイチモツに擦り付けた。
「うわ、これ凄いよ。皆の亀頭が僕のオチンチンに・・・ヌルヌルが止まらない!」
さながらペニスのおしくらまんじゅうのようであった。
そこにローションが垂らされ菊之助のモノは他の誰かのと一緒に掴まれてしごかれる。
左右から夏美とサクラが亀頭を擦り付けながら乳首を吸ってくる。
亀頭や縫い目やカリ首は絶え間なく霞や早霧やビクセンの亀頭で犯される。
「もう駄目そう・・・。」
宣言した数秒のち、彼はこの日最後の射精を行った。
※
夏休みも後半になると彼は一人ずつと半日の小旅行に行くようになった。
霞とは湖に。ボートハウス横の砂浜で彼女のビキニを脱がせる。
早霧とは渓流に。川原の岩の上で彼女の全裸を愛でる。
ビクセンとは山に。山頂で山スカートにテントを張らせる。
夏美とはドライブに。気持ちの良い峠で車を止め、カーセックスでお互いに求めあう。
サクラとはサイクリングに。牧場の隅で彼女の新鮮なミルクを飲み干す。
少年にとって夢のような日々は足早に過ぎて行ってしまった。 八月三十一日。菊之助にとって最も来てほしくない日が来てしまった。
普段の夏休み以上に憂鬱で辛い。別れがとても辛い。でも東京に戻らなくてはいけない。
彼の身体は驚くほどの回復を見せていた。野山を駆け巡り、森の中を走り回ることもできる。
ビクセンと二人で登った山も、標高差千メートル以上のハードなコースだ。
彼はそれを登山地図よりも少ないコースタイムで登れるほどになった。
まるでホテルのチェックアウトのように午前十時五分前にに迎えのリムジンがやってきた。
霞を中心に6人のメイド達が見送りに立った。
「あれ、ビクセンは?ついさっきまでいたような気がするんだけど。」
菊之助が当然いるはずの彼女の姿を見つけられず、霞に質問した。
「探したのですがいませんね。申し訳ございません。」
「いくらなんでもありえないわ。」
「さすがにちょっとね・・・。」
「うーん。また例のツンデレ病ですかねえ?」
四人も心当たりがないようであった。
しかし菊之助は彼女がどこかで見てるような気がした。きっとこういうのが苦手なのだろう。
「まあ、さっきまでさんざんお別れしてたしね。」
彼は笑ってごまかす。と言っても朝食後もくんずほぐれつの酒池肉林の宴をしてたのは事実だ。
シャワー浴びて服を着てから十分くらいしか経ってない。
それでもつぼみやひなたも含め、全員とハグしてリムジンに乗り込んだ。
「じゃあみんな、またそのうち来るよ。十月の三連休か冬休みになっちゃうかもしれないけど。」
窓を開けてニコニコとそう告げる。
霞は「お元気で。」とそれだけ言ってリムジンを見送った。
(さようなら菊之助様、御祖父様から貴方のお世話ができるのはこの夏限りと聞いております。
もし、またお会いできるとしても、その時は私は男性の身体。だから私は・・・。)
頬をつたう温かいものを感じて霞は早霧のほうを見た。甘えようと思った彼女もまた涙を浮かべている。
夏美もサクラも泣いていた。四人は卒業式の女学生のように固まって泣きはらした。
※
ビクセンは村はずれの一本杉の上に立っていた。彼は必ずここを通って東京に帰る。
ここで見送ろうと思ったのはそう最近のことではない。あの夜、男のイチモツで泣かされた夜に決めたことだった。
年下の連中となれ合いしながら見送りするなんて自分のガラじゃあない。
でも、菊之助は見送りしたい。ゆえに彼女はこの場所で一人彼を見送ることを選んだのだ。そしてリムジンがやってきた。
(さらば御主人様。私の最後の男・・・)
しばし感傷にひたる。夏の終わり、太陽がジリジリと照りつけ蝉の声が森に響いていた。
※
リムジンは軽快に村道を走っていた。それほど広くはないが舗装が新しく走りやすいようだ。
やがて菊之助を乗せたリムジンは村はずれの一本杉にさしかかった。
霞たちからここまでがこの村だと教えられていた。そのランドマークを越えようとしたそのとき。
彼はリムジンの中にいたにも拘らず尋常ではない衝撃を感じ、一瞬気を失った。
それはあっという間の出来事であった。車が横転している。そして何者かが車を滅茶苦茶にしようと叩いている。
そして彼は獣の恐ろしい雄叫びを聞いた。この世のものとは思えないような咆哮であった。
”銀ましら”
菊之助はビクセンから聞いたこの言葉を思い出し絶望的な気分になった。 何度目かの攻撃で横転していたリムジンが元の水平に戻ると、反動で菊之助は車外に転げ落ちてしまった。
急いで逃げようとするが、足を捻ったようで動けない。彼はすぐに化け物に見つかってしまった。
銀色に輝く体毛を全身にまとった体長三メートルにも及ぶ巨大な猿が雄叫びをあげる。
菊之助は思わず失禁してしまった。殺される。せっかく彼女たちから命を分けてもらったのに、もう死んでしまう。
「キエエエエー!」
そのとき、気合一閃ビクセンが化け物に挑みかかった。大ましらを一発で倒す蹴りが側頭部に決まる。
忍者戦士の一撃は、しかしこの魔物には通じなかった。銀ましらは少しグラついただけですぐに体勢を立て直した。
「菊之助様、お逃げ下さい!」
ビクセンが叫ぶ。彼女は死を覚悟していた。この魔物は命がけで挑まないと止められない。
いや、止められると言ってもわずかな時間だろう。その間に御主人様が逃げてくれれば・・・。
しかし肝心の菊之助は動けなかった。何とか手で地面を掴んで這う。それに・・・
「ビクセンこそ逃げて!」
彼女を置いて逃げられない。いくら彼女たちが人間離れした戦闘能力の持ち主でもこいつは無理だとわかる。
「チッ、駄目か!」
銀ましらの一撃を何とかかわしたビクセンだが、打つ手はひたすら時間稼ぎをするしかなかった。
そのうちに村の衆がやってくる。霞や早霧も駆けつけるだろう。だから・・・
だが、銀ましらは手の内を読んだかのようにビクセンに背を向けた。憤怒の表情で菊之助を睨む。
そしてノッシノッシと彼に近づく。
「止めろ!」
ビクセンが動く。しかし彼女の蹴りは魔物に払われ、重いパンチを食らってしまった。
「ぐふっ!」
彼女は地面に伏した。しかし何とか立ち上がる。そこにドスンと一撃を食らう。さらにもう一発。
「ぐえぇえ」
血ヘドを吐いてビクセンは倒れた。ましらはさらに足蹴にする。もう彼女はピクリとも動かなかった。
銀ましらはそれを見ると菊之助に向き直る。そして胸を叩いて雄叫びをあげた。
「オマエ、ネーサン、コロシタ。」
魔物がしゃべった。銀ましらは野太い声で菊之助にそう言った。
「え?喋れる・・・。」
「オマエ、ネーサン、コロシニキタ。」
「姉さん、殺しに来た?」
「ソウダ、オマエガコナケレバ、ヘイワダッタ。オマエ、キケンナヤツ。」
「危険って?それに姉さんってふたなりのこと?」
「ソウダ。ネーサン、ワレラノオンナ。マシラノコ・ウム。」
「ましらの子を産む?」
「モウオワリダ、オマエノセイ。」
銀ましらは拳を振り上げた。
「ちょっと待って!僕、殺してない!」 パァーン
その時銃声がした。
同時にましらの背中から血が浮き出す。
パン、パァーン、
計五発の銃声がした。全て銀ましらの身体に命中したようだ。一瞬巨体がグラつく。
銀ましらは振り返って狙撃者を探す。見つけた。二人が木の陰から狙っている。
遠い。構ってられない。その前に奴を殺さなければ。姉さんを殺しに来た奴を抹殺しなければ。
銀ましらは再び菊之助に振り返る。しかしいなくなっていた。どこだ?どこに逃げた。
パンパンと何発もの銃弾を浴びる。いかに鎧の肉体を持っているとはいっても効いてないわけではない。
ボタボタと血が流れ落ちている。三百年生きてきた肉体が悲鳴を上げている。
奴はどこだ?銀ましらは必死になって探し回った。
何だここか。やっと見つけた。ペチャンコのリムジンの陰に隠れていたのだ。
もう終わりだ、姉さん殺しのバケモノめ。お前のせいで我が眷属は全滅してしまった。
それも姉さんたちに殺されたのだ。愛する姉さんたちに・・・許さない。お前を許さない。
今度こそやられる。観念した菊之助の前で、ものすごい速さで誰かが銀ましらに挑みかかった。
さらにもう一人、さらにもう一人。霞と早霧と夏美であった。そしてサクラが彼を引きずって避難させる。
「間に合って良かったデス。」
「それよりもビクセンを。」
「まずは菊之助様の御身体のほうです。」
サクラは幼い顔に似合わず真顔で答えた。
片や霞たちは持てる力全てをもって銀ましらを攻撃していた。何十発もの拳と蹴りを浴びせ、ついにましらの王は地に伏す。
最後は駆けつけた村人が眉間に一発の銃弾を撃ち込んだ。2016年の夏をもってましら谷の伝説は終わりを迎えた。
姉さん、ずるいよ・・・。姉さんだけ。姉さんだけ・・・。
※
その夜、菊之助は地域の総合病院に入院した。足はおそらく捻挫だろうが、念のための検査入院だ。
ビクセンは一命はとりとめたようだが、集中治療室にいるようだ。それを聞いて菊之助はホッとした。
検査結果は問題なしであった。菊之助は翌日には帰京せざるを得なかった。
ビクセンに一目会いたかったが、こちらもまだ面会謝絶で諦めざるを得なかった。
他の年よりも一日だけ多かった彼の夏休みはこうして幕を閉じたのである。
※ だんだんエロ少なくなってきてスマソ。
次回最終回になります。 タタタターン、タタタターン、タタタターンターンタタンタンタンタン♪
結婚行進曲が流れていた。
「ここは?」
菊之助は何故か教会にいた。正面に神父様がいて、何人かの参列者がいる。
どうやら誰かの結婚式のようで、彼は一番後ろの席に一人で立っていた。
「新郎新婦ご入場です。」
アナウンスがする。
(あれ?新婦は父親に連れられて入場するんじゃなかったかな?そういえば新郎がいない。)
彼は不思議に思ったが、やがてドアが開いてウエディングドレスに身を包んだ女性が新郎と共にやってきた。
彼はハッと息をのむ。新婦は霞であった。霞が純白のウエディングドレスを着てヴァージンロードを歩いていく。
(霞さん!)
声を出そうとするも出ない。歩み寄ろうとするも脚が動かない。
やがて神父のもとに到達した二人はこちらに向き直った。
やはり間違いなく霞だ。しかも新郎はバーコード頭で眼鏡をかけたさえない中年男である。
(何故そんな男と!霞さん待ってよ!そんなオヤジじゃなく僕と、僕と結婚して!)
しかし声は出ない。そして霞はうつむいたままだ。
「ここで新郎から新婦へチンゲージリングの贈呈です。」
また場内アナウンスが流れる。
(なんだよチンゲージリングって?霞さん、変なもの受け取っちゃダメだ!)
しかし彼の思いは届かなかった。霞はオズオズとドレスをたくし上げる。
黒々とした陰毛の中に彼女のペニスが見えた。まだ半勃起の状態のようだ。
「新郎は新婦を十分に勃起させるように。」
神父様の言葉に新郎のオヤジは助平そうに笑った。
跪いて彼女のペニスに舌を這わせ、とても美味しそうに口に含んだ。
霞のペニスは新郎のフェラチオで十分に勃起させられてしまった。
すると新郎は神父様からちょうど霞のペニスに嵌るような大きさのリングを受け取る。
(止めろ!止めるんだ!)
しかし声は出なかった。まるで自分などここに存在しないかのようだ。
新郎は舌を出してニヤニヤしながら彼女のペニスにリングをはめ込む。
(止めろー止めるんだー!霞さんのオチンチンはお前のものじゃないぞー!止めろー!止め・・・)
ジジジジジ♪とアラームが鳴った。バシンと目覚まし時計を叩く。
「かすみさん・・・。」
菊之助はムニャムニャと枕を抱いた。
「ヤバイ!起きなきゃ。」
彼は慌てて起き上がった。もう学生ではない。立花コンツェルンの取締役なのだ。
あれから彼は懸命に勉強しストレートで有名私大の薬学科に入った。
そしてこの春大学を卒業して新卒で入社。しかしいきなり取締役だ。祖父母が高齢ということもあるが、ちょっと強引だと思う。
何とか今のところ無遅刻無欠勤。残業休日出勤当たり前で頑張っている。まあ役員だから当然なのだが。 七年前のあの夏の後、彼は五人に会おうと祖父母に連絡先を尋ねた。しかし祖父母は一切教えてくれなかった。
理由を聞いても、お前に当主の座を譲るときに話す、その一点張りだ。
方眼博士に訊いても無駄だった。彼も教えてくれない。
彼女たちのメアドはあの村の役場のアドレスで全く返事はなかった。
当然のことだがFBもtwitterもやってない。ネットで仕事の報告してる忍者などいないだろう。
携帯電話自体持ってないと言っていた。連絡は全て無線で行っていたのだ。
そして菊之助は彼女たちの村の名前を検索してみた。だが、そんな名前の村はどこにもなかった。
最後に彼は記憶を頼りに現地を訪ねてみようと思った。
高校時代は電車とバスしか使えないため見つからなかったが、大学生になってついに彼は見つけた。
あの一本杉を嬉々として通り抜け、村に入るも、誰もそんな五人など知らぬという。
例の旅館にも行ってみたが女将は留守であった。何度訪ねても留守であった。
祖父母が何らかの理由によって彼女たちに合わせないようにしている。そうとしか思えなかった。
もうタイムリミットは過ぎていた。一番年上のビクセンは当時二十歳。現役なら大学三年の年だった。
霞と早霧はその一歳下、夏美はさらに一歳下、サクラはさらに二歳下。
ビクセンと霞と早霧は男の肉体への変化が始まっている。夏美も危ないかもしれない。
髭面の彼女たちなど見たくはない。愛する女が男になってしまうなんて・・・。
※
出勤後はすぐに会議だった。終わると立て続けに来客があり、遅めの昼食を外でとる。
社に戻ってふうと一息つくと、女性社員がデスクに珈琲を運んでくれた。
「ありがとう。」
(そういえば前の担当の女性は先週末で寿退社したんだっけな。えーと、新しい人の名前はなんだっけ?)
彼は声を掛けようとしてハッとした。似てる。後姿だが似てる。
菊之助は声を掛けようとしたが、躊躇した。あんな夢を見たあとだから幻視なのだろうと。
しかし考え直し後を追う。廊下に出ると彼女が給湯室に入ろうとしている。その横顔は・・・
霞だ。間違いない。七年前に彼を男にしてくれた忘れられない女性だ。
彼は走った。給湯室に飛び込む。狭い室内で彼女が振り向いた。
「お久しぶりですね、御主人様。」
霞はニコッと微笑み、深々と頭を下げた。その姿は美しさに磨きがかかり、菊之助を魅了した。
「どどどどうしたの!?霞さん。」
「今日からこちらで働かせてもらってます。まあ派遣ですけど。」
「懐かしいなあ、ずっと会いたかった。」
「長期の任務が入ってしまいまして・・・。」
「あのときも綺麗だったけど、今日はさらに綺麗だ。」
「お化粧してるからですよ。それよりも随分逞しくなられました。もしかして背が私よりも・・・。」
「うん、何とか。公称百七十センチ。ビクセンには負けるけど・・・君たちのおかげで凄い伸びたよ!」
「それは良かったです。」
「それよりも・・・変わらないんだ。もうとっくに男になっちゃってるかと思ってた。」
「その予定だったんですけどね・・・。誰か来るようです。詳しくは会社終わってから。」
霞の言うとおりすぐに男性社員が一人とおりがかった。スマホをいじりながら階段のほうに行く。
「わかった。」
そう言って彼は霞に軽く口づけをして、その場を後にした。 退社後は、二人で台場のしゃれた店で食事をしてタクシーで自宅マンションに戻る。
「電車でも良かったのに。」
霞はエレベータの中で菊之助に腕を絡ませながら言った。
「君と二人きりの夜じゃないか。」
「またそんなこと言って。お給料、そんなに多くないでしょ?」
しまった。忍者の彼女にとってはその程度の情報入手はお手の物だろう。
言われたとおり給料は普通の新卒に毛の生えた程度だ。
「もう霞さん、年下の男の背伸びを何だと思って・・・。」
自宅に戻るや否や菊之助は熱い口づけを交わした。舌を絡ませ股間を擦りつけあう。
少し違和感があったが、菊之助は霞の勃起を感じられた。よかった、彼女は昔のままだ。
「霞さん!」
彼は彼女をベッドに押し倒してブラウスのボタンをはずしていく。
「菊之助様、シャワーを浴びてから。」
「そんなのいいよ。霞さんの身体なら汚いところなんてどこにもないから。」
「駄目よ・・・、」
そう言われても菊之助は聞く耳を持たない。夏の、汗ばんだ霞の胸に顔を埋める。
「霞さんのおっぱい。久しぶりだー。」
菊之助は固くしこった乳首を舌で転がし、腋の下の匂いも嗅ぐ。
「霞さん、霞さん・・・。」
うわ言のようにつぶやいて霞の身体中の匂いを確かめる。哺乳類にとっては大切な行動だ。
そして彼は霞のパンティを脱がせた。
「あっ!」
思わず声をあげる。そこには愛らしい睾丸が無かったからだ。それにペニスも当時の半分くらいの大きさしかない。
「タマタマ、無くなっちゃったでしょ。」
霞は剥き出しになったマンスジを触りながら言った。かつてはラビアは睾丸に隠れていたが、今は普通の女性のようになっている。
但し、その上には小学生のような大きさのペニスが脈打っていた。
「どうしちゃったの?」
菊之助は目を皿のようにして霞の性器を観察しながら言った。
「菊之助様のおかげですよ。オナリスキー病の精子は私たちを妊娠させたんです。
ましらの精子しか受け付けないはずの私たちの卵子に受精させたんですよ。
子供は流産しました。でもそれで私たちの男性化が止まったんです。
あとは方眼博士の薬や女性ホルモンでここまで戻りました。もう少し治療を続ければ・・・。」
「続ければ?」
「人間の子供を妊娠できるかもしれないって・・・。」
なんてことだ!菊之助は思わずガッツポーズをした。
そして、銀ましらの言葉を思い出した。
「オマエ、ネーサンコロシニキタ。」
奴はふたなりの終焉を言ってたのだ。菊之助の精子によってふたなり達が元の女性に戻ってしまう。
そしてそれは、ましらが子種を植え付ける相手がいなくなってしまうということだ。
銀ましらは野生生物の独特の勘で菊之助を天敵と見抜いたのだ。
だから奴らは必死になって彼を亡き者にしようとしたのだと。 「どれどれ?」
菊之助は確かめようと霞のペニスを口に含んだ。
「あんっ!」
霞が可愛い声をあげる。
「あの・・・昔と違いますよ。女精はもう出ませんので。」
しかし彼は霞の言葉を聞いてるのかどうか、一心不乱にフェラチオしていた。
「霞さんのオチンチン美味しい。もう離さない。」
時折ラビアも舐めるが、ほとんど亀頭にむしゃぶりついてる。ほどなく霞は限界を感じた。
「ああ駄目、御主人様、イク、イクッ!」
霞の太腿が菊之助の頬を締め上げた。快感に耐えられず横倒しになった白い尻が何度も痙攣する。
同時に霞は菊之助の口の中に発射した。
「ムー!」
菊之助は苦しそうな顔をしてペニスから口を離した。
「言ったじゃないですか、女精はもう出ないって。」
「これはもしや・・・大量のマン汁。」
「そうですよ。だって女なんですから。ウフフ。」
菊之助はしょっぱい液体をなんとかして呑み込んだ。
大学の時に何人かの女性と関係したのでクンニも経験してるが、こんなに大量のマン汁は飲んだことはない。
しかし大好きな霞のマン汁だ。彼は苦しみながらも全てのみ込んだ。
「信じないぞー。女精が出なくなったなんて信じない。」
菊之助は冗談っぽく声を出しながら、霞の股を割った。剥き出しのラビアに突っ込むと小さくなったペニスが跳ね上がる。
「中で出しても大丈夫ですよ。まだ妊娠できませんから。」
「それも残念だなあ。」
「もう駄目ですよ。私たちはせいぜい愛人です。」
「えー!霞さんなら・・・霞さんなら・・・・。」
菊之助は神妙な面持ちになった。そして頭をフル回転する。
しかし婚約指輪になるようなものを考えつかなかった。でも・・・。
「霞さん!」
決心した菊之助は結合を解いてベッドの上で正座した。
「あの・・・あの・・・けっ、けっ・・・けっこ」
そのとき突然ガチャリと寝室のドアが開いた。
「菊之助様〜!」
早霧・ビクセン・夏美・サクラがなだれ込んでくる。
「お久しぶりです!」
「抜け駆けするなよ霞!」
「私も抱いて〜。」
「私、大人っぽくなったでしょー。」
一瞬にして雰囲気がぶち壊しになった。まずは挨拶代わりのキスの嵐だ。
「み、みんなも来たんだ!」
菊之助はあわてふためいていた。声が裏返ってる。
「あれ〜、なんか変!二人で何話してたんですか?」
そう言いながらも四人は次々に裸になってゆく。そして霞をベッドから追い出して菊之助の身体を愛撫し始めた。
「うわー久しぶりの酒池肉林!」
叫ぶ菊之助に霞は頬を緩める。しかし心の中では気を引き締めていた。
(菊之助様、今度の新薬開発に絡んで貴方様の身に危険が迫っております。
しかしご安心下さい。我等五人、命に代えてでも必ず貴方様をお守りいたしますから。)
2023年夏、五輪後の大不況も収まらぬなか、菊之助と五人のふたなり忍者の新たな冒険が始まろうとしていた。
ー完ー 終わった!今までで一番長いSSだった。
おつきあいいただきありがとうございました。 力作乙です
一つの物語を書き上げるってエネルギー使いますよねえ >>433
ども。
疲れました。長過ぎました。
書いてるときは、終わったら昔中断したSS(フタじゃない)を再開するかなあとか思ってましたけど、しばらくは書けそうもないw
思った以上にエネルギー消耗しますね。
改めて感じたのはスポーツ新聞にエロ小説連載してる人ってすごいわw
毎日何らかのエロネタ入れてるんだから。 ふた系だけど他スレで、1レスにしっかり設定(シチュ)説明・エロ・続きも作れる余地があるオチ、を含めた作品を何作も何作も書いてた人がいて
その人を目指してとにかく短く収まる(ちゃんとエロい上で)のを考え続けてるんだけど
やっぱ難しいな〜…
お題(ネタ元)でもあればイケるのかね… プロといえばこち亀の作者なんか40年やったんだもんな。
しかも1回も落とさずに。
ただひたすら凄いわ。 お前さんが書いた物もお前さんが目指している人とやらの書いた物もわからないのに
誰が答えられようか
まずは貼るんだ スタイル抜群の生徒会長がふたなりであることを隠して生活してるんだけど
ニコ生でふたなり配信をしている裏の顔がある事に主人公が気付いてしまい…って話を思いついたけどふたなりである事を除いたら先週読んだエロ漫画そのものだこれ >>439
多くのエロはふたなり物に変換出来るよね(喜
影響で思い付き
ふたなりクラスのメカクレ地味子が、実は脱ぐと凄くてふたなり配信界では有名で
リアルで接点の無い派手ギャル達がクラスで「あの動画でヌきまくったわーw」って言ってるのを耳にしてコッソリと滅茶苦茶ボッキして以来
画面越しにそのギャル達が(地味子と知らずに)要望した通りのプレイを披露し続ける毎日。
最期は、ギャルのリーダー格の娘にだけ「会って生ハメ配信しよう」と約束取り付けて正体バラし。
驚きはしたが興奮はそのままでヤる気満々のリーダーと、二人一緒に目元だけ隠して共演配信。
後日、リーダーがクラスでギャル仲間に「正体どんな奴だった!?」と聞かれるのを「秘密だから言えねーw」とはぐらかしつつ、チラッと地味子に目をやると
その話をまた耳にしてて、コッソリと滅茶苦茶ボッキしてる。
※後でリーダーが美味しくいただきました。 フタナリ女子の性の目覚めは、多様性に富む。性器を2つ持つ分、経路も多いのだから当然である。
しかし典型的な例では、女性器によるマスターベーションから始まると言われている。
これは第二次性徴が始まるのは女性の方が早く、フタナリも多くは女性として成熟する方が早く、性の目覚めも女性側から始まる事が多いからだと考えられる。フタナリが女性として扱われる事もここに起因している。
フタナリはこの後さらに、男性としての第二次性徴も始まる。
体の大部分は既に女性として成熟しているが、男性器の成長が始まるのである。
この時に起こるホルモンバランスの変化が性欲を高め、未熟な男性器に代わって女性器を用いたマスターベーションがはじまる。
このような経緯をたどる為、女性器によるマスターベーションと言っても同年代の女子のそれとは少々違った特徴を持つ。
女性器による快感は男性器にも伝わり、強い勃起と、それに伴う高揚感を引き起こす。
この男性器の感覚を強く意識する事で、更に欲求を高め、感覚を鋭敏にする、フタナリ女子特有のアプローチが行われる。
自分自身の男性器に恋い焦がれ、いわゆるオカズとして利用すると言ってもいいだろう。
強い欲求と快感を覚えたフタナリ女子は、徐々に頻度を高めていくと同時に、男性器も成熟していく。
まもなく精子の生産がはじまると、男性器はその成長が完了しているかどうかに関係なく刺激を求めるようになる。
既に女性器によるマスターベーションを覚えているフタナリ女子、特に男性器に想いを寄せていた場合は、この欲求に対して逆らうすべをもたない。
今度は女性器による従来の快感をオカズに、男性器にも刺激を与える事になる。
この際、“女性”として成熟した自分自身の手や体、匂い等を強く意識する事で、更に欲求や感覚を高める事も珍しくないようだが、いずれにせよ精通を迎える。
自分自身とのセックスと言っても良い行為であるため、以降は若干の自己愛の増長が見られるとともに、ふたなり女子同士での交流が深まる傾向にある。
これには純粋な女性への欲情を抑える効果があり、社会的にはフタナリを女性として許容する効果を持っているが、実態としては第三の性としての目覚めと言っても良いだろう。
問題は、このようにして成熟してきたフタナリ女子は、そうでないフタナリ女子と比べて著しく性経験が豊富な事にある。
この性的格差が、現在問題となっているマスターベーションを経験していないフタナリ女子との摩擦の原因になっていると思われる。
「やり方を教えてあげる」「してあげる」「見せてあげる」などなど、表現や方法は様々だがいずれも、加害者の性的欲求のあらわれであり、中には不純双性交遊にまで発展するケースもある。
男女間と比べるとフタナリ間では同一性が高く、相手の気持ちを理解しやすい、または理解していると勘違いしやすい事も一因にある。
格差解消のため性教育が急務だと思われるが、残念ながらフタナリ性教育に対する理解と実施は進んでいないのが現状である。 男性は、快感の立ち上がりが早く射精すると急に収まってしまうっていわれるし、
女性は、快感の立ち上がりは遅いがオーガズムを何度も味わうことができ快感の量は男性の10倍らしいじゃん。
ふたなりは、子孫を残すために両方の特性を兼ね備えていて、
立ち上がりは男性と同じく早くすぐにイクことができるが、その快楽は男性の10倍であり、
また女性器も刺激されるため快感が長続きするので何度も射精、射精時には女性器からも粘液が分泌される。
射精後も快感が女性のように長続きするので何度もオナニーをしてしまう。
よって精通後のふたなりによるオナニーは男性器で射精したあとに女性器をバイブやディルドで刺激する事が多い。
なんてどうだろう?w 男:ちょっとした刺激で簡単にエロスイッチがonになるけどoffにするのも自分の意志で割と簡単にできる。
女:心身両面で念入りに刺激しないとエロスイッチがonにならないが、いったんスイッチが入ると自分の意志でoffにするのはかなり困難。
ふたなり:ちょっとした刺激で簡単にエロスイッチがonになる上に、いったんスイッチが入ると自分の意志でoffにするのはかなり困難。
ところかまわず発情して、一旦そうなったら最後までイっちゃわないとどうにも治まらない淫乱ふたなり最高! 淫乱フタナリ夫婦はやりまくり、無計画に子作りしまくり。貧乏子だくさんを地で行く。
さらにフタナリ・コミュニティ内でのスワッピングはごく当たり前なので
フタナリ家庭が多い地域では姉妹関係が異様に複雑 一方で超内気ふたなりっ娘は誰にも話せず独りで性欲処理するうちにセルフ妊娠しちゃって出産
それが代々続いて一子相伝の拳法家みたいな家系図が完成する その一族は遺伝子がどんどん濃くなって行って、ぽっちゃりした地味な容姿や内気な性格、短小包茎は代々受け継がれていく 短小でセルフ妊娠ってむずない
いや長くても無理あるって言われたらそうだけどさ >>448
直じゃなくてペットボトルや容器に貯めたやつを注入するスタイル
強靭な遺伝子なので精子の生命力もとてつもない
短小ではあるものの量と濃さは誰にも負けないふたなり娘 シコった後の精液の付いた指でそのまま女の子の方もいじっちゃうのは性欲の強いふたなりっ娘にはよくある話 スパロボのアイビスがふたなりになって色んなメンバーを食べちゃうSS ふたなりファンとか同人誌ファンの人は、
巨乳か品乳か、巨根か短小か、の両極端な人が多くないか?
強調表現っていったら、そうなのだけれども。 それはファンの人じゃなく供給する側の問題ではないか
ファンに貧乳好きが多いから胸控えめにしようと思っても画力がないから控えめな胸じゃなく絶壁になっちゃうとか
巨根にしようとしても思ったよりいつもと変わらないから頭の下あたりまで伸ばしてみようとか 意識的にやってる人は勿論だが、そうでなくても無意識に自分の性癖を強調した絵に現れるからな
脚フェチの人で足だけ長いキャプ翼みたいな絵を描く人とか知ってる
ふたなりなんて特に現実にあり得ないファンタジーだから、サイズにもリアル志向の人じゃないとその辺に拘り持たないんじゃね ちんこは25cm未満ならオールウェルカム
ちちは……うーん
あんまり考えてなかったけど、よく考えたら巨乳はいらんかもな……
かといって絶壁も嫌
適度に女性性を感じさせつつも、「3つついてる」レベルではないバランスがええのう フタじゃないけど、チンコ2本ついてるのは昔漫画で見た。 野郎に2本あってふたなり、とかいうのは昔見た記憶があるが 大人気な巨乳&巨根グラビアアイドルを見てため息をつく粗チンふたなり娘とか
意を決して包茎手術を受けるべく病院を訪れるも
自分以外は男性ばかりでアウェイ感半端ない包茎ふたなり娘とか ふたチンは本来の性能あって欲しい?
よーするにはらみ要素 同一作品でもキャラごとに種あり、なしが設定されてるといい 孕みにエロは感じないのでどうでも
責められるふたに限れば精液の無駄撃ち的な言葉責めにエロを感じなくもない >>462
(自分が書く時は)ALL種無し。
子作りだけは男性が必要な世界。
だからふた同士ではいつでもどこでも中出し三昧。 男が存在せず、希少なふたなりが各地を巡って女たちに種付けして回るしきたりのある世界を妄想してる
…男が存在しない場合、ふたなりが男と呼ばれる可能性は無視するものとする >>466
それイイネ!
人々の記憶に残ってるぐらいの近年までは男が存在してた、なら
ふたなり女が男と呼ばれる事も無さそう。 ・純粋な女
・容姿は女、外性器はふたなりで生殖機能は女(卵巣&子宮あり妊娠可能、睾丸なし射精類似の生理現象はあるが精子なし)
・容姿は女、外性器はふたなりで生殖機能は男(卵巣&子宮なし妊娠不可能、大陰唇内に睾丸あり射精可能)
の3種類の性別が存在する世界(男は存在しない)
セックスだけの相手ならともかく、生殖機能のオスメスが外見からは判りにくいので子作りのパートナーを見つけるのはちょっと大変かも。 >468
あ、こっちの妄想は>466さんと違ってふたなり人口は特に希少ではないという設定でお願いします。
外見的にはあくまで女同士、裸に剥いてみないとふたなりかどうか分からないというのがキモということで。 ふたなりが希少な場合、むしろ逆レイプや奪い合いの暴動を避ける方が大事なので
普段はふたなりなことを隠しておいたほうが安全だし、
ふたなり側から誘って行為後は口止めすればいい
それでも薄々バレてくるので次の街へ移動するサイクル ふたなりが人類第三の性として生まれ始めている世界、と言うのをベースにして二次書いてるんだけど、生殖行為や医療に影響与えるとかありかな
萌えない人が多いみたいだから、匂わせ程度の裏設定にするつもりだけど
(一度ふたが受け入れて、始めて精子が生殖能力を持つとか) よいぞよいぞ
個人的には設定は詳細であればあるほど好印象 まあ読み手としてはそんなに設定に凝るなら二次より一次でやればいいのにとは思うな 自分の場合は萌えないってより必要性かな
らぶらぶえっちしてるだけなら、妊娠するとかしないとかの設定は
言ってしまえば野暮なだけだから明言する必要性を感じない
都合のいいように想像できた方が色んな意味でいい
孕ませるつもりでセックスしてる事に焦点を置いた描写をしたいなら
当然、妊娠できる設定が必要になる
別に凝った設定は必要ではないが、例えば妊娠できる精子を出すのに条件が必要なら、感情の強さの表現等に繋がる可能性があるし
無精射精より有精射精の方が気持ちいいとか設定しておくと、これもまた描写の幅が広がる
孕まないセックスについても同様
単に世界設定、シミュレーション、一種のSFとして設定した場合は
それはそれで面白い可能性もあるが、エロ本位でない分だけ抜けないものに仕上がる事も多い
概して面倒なだけで読む気にならないものになりがち
要するに、設定とエロが密接な関係ならイイ 乖離してると微妙 設定優先だと邪魔にすらなる
こういうスレで話が盛り上がりやすいのは最後のパターンになりがちかもしれない 設定は細かければ細かいほど世界観に融通が利くけどそれをいちいち作中で説明する必要はないよな
よくそれの説明がしたいだけでエロは二の次みたいなの見ることがある。興ざめ エロは設定より描写よ
描写がちゃんとしてれば設定なんか朝起きたら生えてましたレベルでもいける 朝起きたら生えてましたはむしろ秀逸な設定なんだよなあ(後天性派並感)
厳しい事も言ったけど、設定とエロが密接な関係なのは本当にイイので設定軽視でいいとまでは思わない
ふたなりというジャンル自体、一種の設定萌えだと思うし
一枚絵にでも勝手に都合のいい設定つけるともえる 女の子に生えちゃって、戸惑いながらも男の快感に溺れていくみたいのが好き。
だから設定はそんなに凝らなくていいなあ。 淫魔「ソイヤー!」
女の子「キャー!」ニョキニョキー 定番パターンというと何故か
「こういうのは一発抜けば治ると相場が決まってんのよ」みたいな展開を結構見かけるが
「射精するほど定着するので我慢しなさい」の方が絶対確実100%いい
しかもそれを一晩中やってしまった後で聞かされるとなおいい
やってないし!1日で消えるし!(やばい半月は消えない……まだやりたい……) ははあ、全然我慢できないそいつに業を煮やした相談相手が「全部搾り取っちゃうしかない」
とか言って縛り上げて体位を変え穴を変え一晩中後ろから突き回すんですね? 結局最初は「こういうのは一発抜けば治ると相場が決まってんのよ」とウソをつくことになるんじゃね? 「こういうのは一発抜けば治ると相場が決まってんのよ」は触ってみたいだけの口実だから本当に消えるかはどうでも良かったり そんな事いったら
「射精するほど定着するので我慢しなさい」てのも我慢させたいだけの口実だから
本当に消えるかはどうでも良くなっちゃうじゃないか! 女性が後天的に突然ふたなりになるのはたまにあること。
その後については個人差があり、やがて消えることもあれば定着することもある。
が、世間には「定着してしまうのは男性器を使った性行為、自慰行為のやり過ぎたから」みたいな認識があり
ふたなり=「オナニーやめられなかったシコ猿」「淫乱」扱いされたりする。 >>457
このスレでも、しっぽがおちんちんと化したサキュバスとふたなり娘で
2人で同時に入れる話が過去になかった?
おちんちんの付いてるサキュバスなら、3Pで2人に同時に入れることも可能だねw
>>477
突然生えた朝勃ち状態のおちんちんを見て泣く、ブラコン妹の声を聞いてお兄ちゃんが来る。
こんなの最高のシチュエーションじゃないか。 スパロボのアイビスがふたなりになって色んなメンバーを食べちゃうSSください ぐら乳頭とドリル汁が好きだったな
ブドウ別館とか早坂詩音も
今のおすすめってなんなんな 好きだったふたなりSS書きの更新がなくなって久しい… >>488
ぐら乳頭とドリル汁(初期)がモロ好みの自分なんで
あと2つも是非チェックさせてもらう…!
>>490のも。 元々ここにいた人だけど
友だちんぽぽぽぽーんの人は俺に剛速球ストレート
てか渋はこの板出身の人けっこう見かけるね
アトリエの二次作品もこの板出身(スレは違う)ぽいけど良いふたなりだった
渋はたまにふたなりで検索してざーっとあれこれ見てるけど
良作を書いてる人ほど継続的に活動してない感はある
1作か2作だけ書いて終わり、でも良作だからブクマ、みたいな人が結構いる
てか「反応ほしいなら渋いけ」とか言われるけど、渋もレスポンスは少ないのがデフォじゃん
って評価数多くてもコメント0の作品見てて思った
まあエロはそんなものか いいのあるなら読みたいから具体的に作者か作品挙げてくれ >>494
人におすすめを尋ねるときは
自分のおすすめを言うもんだぜ少年
瓦屋本舗の初期 >瓦屋本舗の“初期”
ヤバい、>>495もまたモロ好みなんだが…
俺書き込んだっけ? ノベル挙げろよ
fanaticfetishの人、小説だけに絞ってくれないかなあ 小説なら
瀬良の超弩艦は最高だったな
消える前にテキスト保存してて良かった >>497
あの人小説もいいんだよな
CGも好きだけど、小説も書いてほしいのは同意 >>500
ネタ抜きでも良かったから当時あれだけ売れたんだろうしね。 >>500
ふたなりでアナルファックを描いてくれる作家は少ないから
尻穴ちんぽしごきがんばるっは至言 >>502
その単語で検索したら過去のふたなリストの発言が何件か見つかるんだが
全部お前じゃないだろうなw >>502
ごめんアナルはいらない
いらない派からすると多いように思えるから困ったものだ ふたのアナル開発は処女の場合に限る。童貞だとなおよい。普通のセックスしたいとも思わないダメな
娘に成長させよう 散々ハメまくって勃ちが悪くなったチ●ポを前立腺刺激で強制勃起させる為のアナルハメ
大好き 思いついたネタのプロローグ部分だけ書いてみました
内容の関係上、エロ無しです 満月が美しい、静かな夜だった。
日が落ちれば誰も出歩くことの無い辺境の村の片隅。
その中央に浮かび上がった闇夜より尚深い漆黒の球体。体を丸めた乳児くらいの
大きさはあるであろう空間の淀みはユラユラと漂いながら人気の無い村の中央を音も
無く進み、姉妹の住む家の玄関先まで辿り着くと、扉の脇の僅かな隙間からスライムの
ように形を変えながら苦も無く侵入して姉妹の寝室へと真っ直ぐに向かった。
「す〜……す〜……」
王都の騎士や魔道士ならともかく、まだ幼い少女達が音も質量も無い侵入者に
気付くはずも無く、規則正しい寝息を立てながら部屋の片隅に一つしか無い
簡素なベッドの中で安らかに眠っている。
その頭上を数回、様子を伺うように浮遊した球体はベッドの脇に着陸しながら
形を変え、あっという間に大人の背丈の半分程度の人型へと変化した。
「へ〜、この子なんだ。結構可愛いのに、ほんとかわいそ〜」
人の不運を対岸から眺めつつ、文字通りの高みの見物。
少女の声で面白そうに呟きつつ、ベッドの上の少女の辺りに腹部に手をかざすと、
その掌から霧のように湧き出した謎の文字列が音も無く毛布を寝間着を透過して
幼い腹部へと溶け込んでゆく。
「ん? ん〜〜〜〜〜〜ん……」
流石に何かを感じ取ったのか、穏やかな寝顔が微かに歪むが、目を覚ますには
至らず寝苦しそうに軽く身じろぐだけ。
「ま、これもセカイヘーワって奴の為らしいから? あたしも頼まれただけだし、
悪く思わないでよね〜?」
そのまま、平凡な夜は何事も無く更けていった。 「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
「へぶっ!?」
何の変哲も無い筈だった朝は、隣で寝ていた三つ上の姉アミリアの寄声? 悲鳴?
で始まった。その大音響を至近距離から浴びせられたユーナは反射的に寝返りを
打つとうとしてベッドから落下し、顔面を強かに打つという最悪の形で目を覚ました。
「あう、いたいよぉ…」
アミリアは十三歳、ユーナは十歳。
ユーナと同じ年の頃には既に読み書きを覚え、村始まって以来の神童と言われる姉は
色々な用事を任されることも多く朝も早い。だから水汲みや家畜の簡単な世話程度の
年相応の家事しか言い付けられていないユーナよりも早く起きるのも別段おかしくは
ないのだが、こんな大声をあげられたのは初めてのことだ。
欠伸をかみ殺し、まだ重い瞼を手の甲で擦りながら床の上で立ち上がると、姉が
自分の方を指差しながらガタガタと震えている。
「ゆ、ユー? それっていったい何?」
「ふぇ?」
姉が何を言っているのか分からず、視線と指さしに導かれるまま自分の下腹部へと
目を落とすユーナ。するとそこには、寝間着の股間を内側から突き破ろうとしている
ノスル茸程の大きさの謎の物体と、その揺れに合わせて体の敏感な部分と布地が擦れる
むず痒い感触が…… 「おとーさん! おかーさんっ!!」
「ユーに!ユーの体におちんちんが……!!」
ご丁寧にも寝間着を脱がせて中身を確認してから揃って腰を抜かした姉妹。
先を競うように部屋から転がり出ながら叫ぶが、そこで朝食の準備をしているはずの
母の姿は無かった。
「い、いない?」
「う、うぅぅ…うわぁ〜〜〜〜〜〜〜んっ!!」
異常事態に加え、唯一の頼りである両親の消失(おおげさ)でパニックを起こした
幼いユーナは大声で泣きながら扉を開け放って行き先も無く裸足で駆け出す。
「………って、待ってユー! そんな格好で出ちゃダメ!!」
朝日の中へと駆け出す妹の後ろ姿。
その小さなお尻が丸出しになっていることに気付いたアミリアは慌てて部屋の中に
戻り、脱ぎ捨てたままだった寝間着の下と靴を手に妹を追って飛び出す
「待ってってば、ユー! 待ちなさい!」
が意外なことにユーナは家の前に飛び出したところで、村の中央の方角を見ながら
呆然と立ち尽くしていた。
「ほら、ちゃんと履いて……ユー?」
履かせている間も心此処に非ずな妹。
その視線のアミリア先を追ってみたアミリアも、次の瞬間には目が点になった。
「……馬車……それも四頭立て……」
家の中に両親がいなかったのも、なるほど頷けた。二人の親どころか村中の大人達が
朝の仕事を放り出し、村の中心に集まっていたのだ。
しかも、彼らが唖然としながら見つめているのは今まで見たことも無いような屋根付きの
馬車。それも大人達の背丈よりも高く傷一つ無い漆黒の四頭立てである。
「……おねえちゃん、あれなに?」
「王都の馬車だと思うけど……きれい」
荷馬車以外の、しかも扉が付き装飾の施された馬車など生まれて初めてだ。
うっとりとしながら妹の手を引いて大人達の輪に近づくアミリア。
「こんな立派な馬車……王様かよ」
「それにしてちゃ、お付きが少なくないか?」
そんな話し声が耳に入り、周囲に視線を走らせると馬車を囲む重武装の騎士が四騎ほど
いることにも気がついた。確かに王様のお成りにしては少なすぎると思う。
「でも紋章は王様のお触れと同じだし……」
「そもそも、なんでこんな田舎に?」
王都から村までは、早馬でも三日である。
何が起きているにせよ、それがただごとでは無いのは一目瞭然だ。
好奇心に導かれるままユーナの手を引いて近づくアミリア。
だが側まで行くと大人達の背丈が壁になって逆に何も見えなくなってしまう。小声で
ささやき合う村人達の言っていることが気になってしまい、手を繋いだまま飛び跳ねても
みたが、やっぱり全然見えない。 「アミリア!」と横から母の声「なにしてるの、こんなとこで!」
「あ……お母さん、この馬車……」
「ユーまで連れてきて……あんたは家に戻ってなさい! これは子供には関係ない
話だから!」
寝間着姿で現れた幼い子供達が知らず知らず無礼を働いてしまうかもしてないと案じる
母は、二人の背中を押して家に戻そうとするが、
「でも……」
「おかあさぁん!」母の声の遮りアミリアの手を振りほどき、泣きながら母の足に
縋り付くユーナ「たいへんなの! おきたらね! おちんちんが……!」
幼い少女にとっては、まだ思慮も理解も及ばない馬車云々よりも自分の体に起こった
異変の方が遙かに重要だ。説明の仕方も分からないまま頭の中の単語を大声で
叫びながら母に訴える。
「おち……って何言ってるの、あんたは!」だが余りにも間が悪すぎた、よりにも
よって王家の紋章入りの馬車の前では口にして良い単語では無い「アミリア! アミリア、
良いからユーを早く家に……」
「待ってください」静かだが、良く通る女性の声が皆の動きを止めた「いま、アミリアと
呼びましたか?」「
きぃ、と微かな音ともに馬車の扉が滑らかにひらいた。そして車内から美しい乙女が
側に使える御者の手を借りながら降り立つ。
「「おおお……!!」」
白い肌の上をサラサラと流れる美しい黒髪に深い知性を感じさせる黒い瞳。その麗しい
見た目もさることながら、丁寧に織られ光沢を放つ純白のローブと、右手に持つ水晶付きの
長い杖を目にした村人達のどよめきが上がる。
「……王都の司祭様だ……」
まともな教会すらない地において、その名は神にも等しい。
神の教えを学び続け、その尊い教えを説きながら治癒や浄化の奇跡で人々救い続ける
天の代弁者たる存在は、ある意味では貴族にも優る雲の上の人種である。
その司祭が、しかも王族の紋章の入った馬車に乗って現れた司祭が自分達と同じ
地面に自分の足で降りた。
その事実に圧倒され腰が引けた村人達の輪が崩れて広がってゆく。 「みなさん、畏まる必要はありませんよ?」慈愛に満ちた笑みを浮かべ、風に吹き散ら
される木の葉のように引いてゆく人垣みの間を優雅に歩む司祭「私もみなさんと同じ
人間に過ぎず、みなさんと同じ未熟な存在に過ぎません。神の前には皆等しく、その愛を
学び報いるべき幼子なのです!」
やや大袈裟な身振り手振りで話す敬虔な一言一言が人々の心に染み魂を洗う。
感激の涙を流す者、跪いて美しい乙女に祈りを捧げる者、反応は様々だが大人達は
皆一様に感激しまくっている。
「そして今日は、私自身が神から賜ったお言葉に従い、来たるべき日に私達を
破滅から救ってくださる神の御子を。聖なる力で魔物達を打ち倒してくださる勇者を
お迎えに上がりました。これも皆、神の愛なのです!」
つまり神託を受けて、勇者となるべき者を王都に迎え入れるべきやって来たという
ことたが。
「し、司祭様! それでは魔物達が……?」
古くから伝え聞く勇者とは、すなわち魔物の軍勢と戦う最強の英雄である。
その勇者が降臨するということは、魔物との戦が始まると言うことも意味する。
「残念ながら神の言葉には偽りも過ちもありません。邪悪な軍勢が息を吹き返すのは、
もはや避けられない定めなのでしょう」
神の言葉を伝える司祭の絶望的な言い様に、落胆の波が広がってゆく。
「しかし諦める必要はありません! 私達が神に背を向けない限り、その御心は
必ずや輝かしい明日を授けてくださるのです! さぁ新たなる光の子よ、ルーシュの子
アミリア! いえ勇者アミリア様!」
「え? わ、私……?」
きょとん、と自分の顔を指差すアミリアに村中の視線が集まる。
「そう、あなたです。あなたに間違いありません。神の愛がもたらされる光景を、私は
祈りの中で見たのです」そうして白い神官着が汚れるのも厭わずアミリアの前に膝をついて
小さな手を取ると、村人達の期待感が最高潮に達する「あなたは今朝、神の奇跡を、その身に
宿しました。そうですね?」
目の高さを合わせた司祭様から眩しいほど美しい微笑みを向けられ、戸惑う両手を優しく
包まれたアミリアの声は気恥ずかしさの所為か小さかったが、それでも皆の耳にハッキリと
届いた。
「………………………………い、いえ。私にはなにも……」
しーーーーーん、と非常に気まずい沈黙が流れる。 冷や汗が数滴、笑みの形で固まったまま口元を引きつらせる司祭の顔に浮かぶ。
「なにもなかった、と仰いましたか?」
「はい、そうですけど……?」
「……念のために伺いますが、この村に他にアミリアという名の少女は?」
「い、いません。私だけです」
周囲の大人達も硬直している。。
自分が悪いわけでは無いと思うのだが、何故か非常に居たたまれない。
だが司祭の前で嘘をゆくわけにもいかず正直に答えるアミリア。
「ほ、本当に何も起きませんでしたか?」縋るような目になる司祭「朝、起きたら
気付いた筈です。体に異変がありましたよね?」
「そ、そう言われても本当に何も…………あっ!?」
「やはりありましたね! みなさん、この方の御体には、既に勇者の証である聖なる
印が顕現してしました! 人の子であることを超え、神の力を行使する存在足ることを
示す証拠が与えられていたのです!」
『おおおお!』と、を気を取り直したらしい村人達に希望が戻る。
そしてアミリアの手を握りながら立ち上がった司祭の顔にも、先ほどまでの自信と
神々しさが復活していた。
なかなかに逞しいというか、立ち直りが早い。
「では勇者アミリア様、みなさんに……」
「大変なんです司祭様! 私じゃないですけど、妹のユーに今朝、おちんちんが
生えてたんですっ!!」
ぴしり、とトドメの一言で空気にヒビが入った。
「……え?」
「どうか司祭様、ユーを!」
母の足にしがみついていた妹を司祭の前に立たせるアミリア。
「は……?」
「これも神様のお導きなんですね! どうか司祭様、私の大切な妹を元に戻して
あげてください!!」
「妹さん? 今朝、生えていた?」
「私に出来ることがあるならなんでもします! 司祭様のお世話でもお手伝いでも
仰るとおりに頑張ります! だから……」
「あなたではなく……妹さんに……まさか……」
「妹のユーナです。ほら、ユーも司祭様にご挨拶して!」
「ユーナといいます。ことしでじゅっさいです」
「ユーナさんと仰るのですか。そう……そう、ですか……これは……とにかく鳩を
出して一刻でも早く陛下に……いえ、こうなってしまった以上、むしろ今すぐにでも
二人まとめて……」」
姉に言われたとおり愛らしく自己紹介するユーナ。
事態が飲み込めず、ただただ立ち尽す村人達。
ぎこちない笑顔を貼り付けたまま、口の中で何やら呟く司祭。
王国歴にして四百二十三年。
後にユーナ戦役とも呼ばれることになる、魔物と人間の三度目にして最後の戦争。
その開戦五年前の辺境の村での、歴史から抹消された勇者誕生の秘話である。 ここまでです
この後を書くとするとユーナが主人公になると思いますが、
イケイケに育つのかヘタレと化してしまうのか、
その辺りも含めて未定です えぇぇ、美少女に快楽の何たるかをじっくりねっとり伝授する攻めふたなり美女もいいじゃないですか ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています