【初音ミク】VOCALOIDでエロパロ26 [転載禁止]©bbspink.com
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001SVSSの人2015/01/18(日) 21:36:27.02ID:Zr7Sje27
落ちたので立てさせていただきます。
0284お酒は二十歳になってから・前編(6/6) ◆Yqu2Vih7dU 2016/06/04(土) 20:03:03.53ID:HNEd/o+b
すやすやと眠る初音殿の傍らで、
ちびちびと梅酒を舐めつつ、今度の曲の楽譜データなどを眺めつつ、小一時間。

「んー……。」

と、伸びをする初音殿。どうやら、目を覚ましたようだ。

「気が付かれたか?」
「あ……、はい……。すいません……。」
「いやいや、こちらにも非はあったゆえ。
 大丈夫か?気持ち悪い、とかはないかの?」
「それは、だいじょぶ、ですけど……。ちょっと暑いです……。」

そう言って、初音殿は掛け布団をばさ、と
上半身まで跳ね除けて、手でぱたぱたと扇ぐ仕草をした。
確かにまだ少し酩酊しているようで、語尾が弱々しく、顔も赤い。

「あまり大丈夫そうには見えんがの。」

初音殿の頬に、手を当ててみる。

「あー……。」
「ん?どうした?」
「手、冷たくて……、気持ちいいです……。」

初音殿は、頬に添えられた手に自分の手を重ね、
恍惚の表情を浮かべてそう言った。

「まあ、心地良いならなにより。」
「……んー。」

すると、初音殿はこちらに手を伸ばしてきた。

もう一方も差し出せということか?
そう解釈して、もう一方の手も反対側の頬に置き。
わしの手が初音殿の両頬を包み込むような形になる。

初音殿の頬も手も、熱を帯びて熱いなあと、
そんなことをぼんやりと考えていたら。

初音殿が不意に、ぺろ、とわしの手を舐めた。
0285 ◆Yqu2Vih7dU 2016/06/04(土) 20:04:25.71ID:HNEd/o+b
なんかがくぽって、まめまめしく
梅酒漬けたり糠床育てたりしてそうなイメージありませんか。

というわけで、今日はここまでで。
近日中に後編を投下します。
0286名無しさん@ピンキー2016/06/06(月) 08:34:38.13ID:VN5W6LIw
新作投下ktkr!
久々のがくミク期待しとります!

[○○漬け]など自分で作りそうですよね>がくぽ

先月、グレープフルーツとキウイの果実酒を作ったのですが
3、4日で出来上がるので、すぐに飲み干してしまいましたw
やっぱり梅じゃないと駄目だな。
0288名無しさん@ピンキー2016/07/04(月) 17:13:54.41ID:nRYu70PH
あげ
0289 ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:12:51.56ID:mGJwxzFX
今年も梅酒仕込みました。>>278です。

せんだってのがくぽ×ミクの後編投下します。今回は5レス消費します。
ダメそうな方は「お酒は二十歳になってから」をNGになさってください。何卒。
0290お酒は二十歳になってから・後編(1/5) ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:14:46.96ID:mGJwxzFX
「は、初音殿!?」

予想していなかった所作に、思わず動揺してしまう。

「……初音殿、まだ酔うておるな?」
「ふふふ、どーですかねぇ?」

初音殿は、こちらの狼狽はつゆ知らず、という風情で。
くすくすと笑い、体を起こして、こちらにじり寄り。
傍らで正座していたわしの腿の上にぽふ、と自分の頭を置いた。
わしが初音殿に膝枕をしているような体勢になる。

「やはり酔っておるぞ。」
「そーですねぇ、酔ってますねぇ。」

くすくすと笑い、ぎゅ、と腰にしがみつかれる。
いやその、正直、その位置は少々まずいというかなんというか。

「こら、離れなさいな。」
「……やです。」

初音殿は、なかなか離れようとはしない。
一体どうしたのであろうかと様子を訝しんでいると。

「………………って、……がぁ……。」

何事か言ったようだが、声が弱々しくて聞き取れなかった。
ゆえに、聞き返す。

「ん?いま何と?」
「……だって、その、…………お布団が。」
「布団が?」
「お布団の匂いが、がくぽさんの匂いで……。
 そしたらなんか、ぎゅってしたくなっちゃって……。」

初音殿はそう言いながら身体を起こし、
そして今度はぎゅう、とわしの胸にしがみついてきた。

「あの……、だめ、ですか?」
0291お酒は二十歳になってから・後編(2/5) ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:16:14.37ID:mGJwxzFX
ええと、これは、もしや、もしかしなくても。

誘われている?

「いや、駄目も何も……。」

良いか駄目かで言えば、無論、駄目ではない、のだが。
むしろその、正直な話、皆が席を外した時点で
そういう展開を期待してなくもいなかった、のだが。

だが、自分の監督不行き届きにより
このような事態になったというのに、
この機に乗じるのは良いのかというか。何というか。

どうしたものかとしばし悩んでいると。

「がくぽさん……。」

言いながら、初音殿は顔を上げ、こちらに目を向けてきた。
すがるような、ねだるような、その表情。

女子にそこまでさせてしまうとは男の名折れ。
初音殿に恥をかかせる訳にはゆかぬ。

と、そんなことを体の良い言い訳にして。
ええい、ままよ!と初音殿を布団の上に押し倒した。

多分、自分も酔っている。そういう事にしておく。
0292お酒は二十歳になってから・後編(3/5) ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:18:35.26ID:mGJwxzFX
久しぶりに腕の中に収めた初音殿の身体は相変わらず細くて華奢で。
体重をかけすぎてしまわぬよう気をつけながら、
身体を密着させ、ぎゅう、と抱き締めあい、口付けを交わす。

初音殿の身体中に手を這わせ、久々の感触を存分に堪能しながら、
ここで気づいたことが一つ。
おそらく酒のせいであろうが、
なんだか、初音殿の反応がいつもと違うのだ。
なんというか、こう……、頑なさがないとでもいうか。

初音殿と体を重ねるようになってからしばらく経つが、
今でも初音殿は、いざ事に及ぼうとすると、若干だが身体を強張らせる。
進めていくと緊張は解けるし、
昔よりも反応は好くなっているようにも見受けられるし、
それはそれで可愛らしいとも思うのだが。

切り出すのは、いつもわしから、ということもあり、
もしや、嫌、とは言わんまでも、
実はこういう事にはあまり乗り気ではないのかと。
もしや、無理に付き合わせてるのでは?と。
思うところが無いわけでもなかったわけで。

それが今日は。
その、妙にしながあるというか、積極的というか。
なんというか、その、……非常にそそられるわけで。

いつもはもっと時間をかけて十分に慣らしてやるのだが。
これなら、もう大丈夫、かと。

「すまん、初音殿、……もう良いかの?」

こくこくと頷く初音殿。
ならば、と自分のモノを入り口にあてがい、ぐぐっと侵入させる。
0293お酒は二十歳になってから・後編(4/5) ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:20:03.32ID:mGJwxzFX
「あ……。」

自分を受け入れながら、切なげな声を上げる初音殿。
たまらず、足を大きく広げさせて、
より奥まで入ろうとする。

「やぁ……、あっ……。」

突かれる度、初音殿は頼りなげな声を漏らし、
そしてその声の調子が、これまたいつもとは違っていて。

下腹に力を入れて、懸命に耐える。が。
久々、ということもあり。

限界は、思いの外早く訪れた。

「あ……。」

おそらく、足りなかったのであろう。
困ったような、残念そうな顔をしている。

しからば。
未だ濡れそぼるその場所に指を這わせて一番反応の良い場所を探り、
ゆるゆると、ぬるぬると、刺激してやる。

「や、ちょっ……、だめぇっ……!」

抗議にかまわず、そこへの刺激を続ける。
力を入れすぎてしまわないように、慎重に、慎重に。

「あ……もぉ……やっ…………、あっ……!」

初音殿は小さく叫んで、身体を痙攣させ。
首に回された腕から、ふっと力が抜けたのがわかった。

わしの下でぜいぜいと息を切らす初音殿。
これでなんとか、面目は保たれた、……と思う。思いたい。
0294お酒は二十歳になってから・後編(5/5) ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:21:13.40ID:mGJwxzFX
行為の後、再び満足そうに寝入ってしまった初音殿が
目を覚ましたのはそれから約30分後。

「おはようございます……。」
「うむ、お早う。」

ぼんやりとしている初音殿に、問いかけてみる。

「初音殿、その……。覚えておるか?」

初音度は、一瞬間を置き、

「…………はい。」

答えた後、真っ赤になって毛布に包まってしまった。

「あの、すみません、本当に。ご迷惑ばかりおかけしてしまって。」
「いやいや。」

まあ、正直なところ迷惑などではなく
むしろ美味しかったのだが。それは心に仕舞っておくとして。

「初音殿。」
「はい。」
「まあ、今回は……こちらの責任もあるがの。
 今後は一切酒は飲まんように。わかったかの?」
「……はい。」

うなだれた初音殿の頭をよしよし、と軽く叩き。
未だ毛布に包まったままの身体を抱き寄せる。

酒のせいなのか先ほどの名残なのか。
抱き寄せた身体は、まだ心持ち熱かった。
0295 ◆Yqu2Vih7dU 2016/07/04(月) 23:22:28.08ID:mGJwxzFX
以上です。

事実だけ抜き出すと、「未成年アイドル、飲酒で淫行」ですね。
なんてスキャンダラスな。

「近日中」と言いながら1ヶ月も空いてしまいすみませんでした。
そして、ここまでお付き合いくださり、有難うございました。

それでは。また名無しに戻ります。
0296名無しさん@ピンキー2016/07/09(土) 13:28:58.23ID:1NI2vFYQ
GJ!
酔った勢いでぎゅっとしてくるミクさんエロかわいい
0297名無しさん@そうだ選挙に行こう! Go to vote!2016/07/10(日) 15:53:39.33ID:eUxx4tNe
酔って誘っちゃうミクさんイケない子ですな、けしからん

GJでした
0298名無しさん@ピンキー2016/07/25(月) 02:18:59.24ID:a0f23Dtp
ストロベリーウィッチめーちゃんとカイトのズッコンバッコンを全裸待機しとります。

蚊に喰われて痒いです早くしてw
0299名無しさん@ピンキー2016/08/05(金) 07:36:11.29ID:63wyetGF
上げ
0300憧れてた先輩2016/08/08(月) 02:46:01.11ID:18JjUMUf
どうもー、鬼t(ryです。
今回は初登場ZOLA PROJECTのKYO視線。はっきり言って扱い方が酷いです。不憫です。
でもヤりたかったwZOLA PROJECTファンの皆さまごめんなさい。あくまでVOCALOIDですw
KYOにとってエロギャグは天国か地獄か?私・名物[アノ刑]二人目は君だwおめでとう。

〉〉213の[女日照りでマスターに女ボカロを〜]ZOLAネタを振ったのは私ですw
よそ様の見たかったモーンw〉〉214様、その節はありがとうございました。今回は
それより酷い状況かとw
タイトルは[憧れてた先輩]。それではお手柔らかに。



「Happy Birtyday to you〜♪誕生日おめでとう!」
「え?いいのコレ?ありがとう!」

どうもはじめまして。ZOLA PROJECTのリーダー(?)KYO(以後キョウ)だ。俺達は誕生日
プレゼントとしてマスターなる女子大生に贈られた。やっと俺達にマスターが!
しかも結構可愛くてキリッとした女の子だぜwとニヨニヨしているとメンバーの一人で
あるWIL(以下ウィル)がハシビロコウみたいな顔つきで俺の妄想に水を差した。
「you idiot(バカかお前).何鼻の下伸ばして浮かれてんだ。マスターが女だとすると、
そこのボカロは野郎メインだろ。現実を考えろsexy bastard(スケベ野郎).」
更にメンバーの一人であるYUU(以下ユウ)がスナギツネ顔で追い打ちをかける。
「そうだよ。たとえ女ボカロでも小学生中学生は犯罪レベルだし、妖精や簪扇子だと
エロキョウの野望は叶わないなwラスボスでもありがたく思えよ?外国男性ボカロに
アーッ!されるよりはマシだろホント。」
この二人、夢も希望もへったくりもねぇ…リーダー(?)である俺が盛り上げないと。
「お前ら…もっと、こう…夢を持とうよドリームをさぁ!」
「「あの状況でか?」」
「う…」
あの状況…そう、俺達[ZOLA PROJECT]はVOCALOID誕生10周年企画で出されたのだが…先に
販売されたKAITO V3に出鼻をくじかれたりと、なんだかんだ色々あり過ぎた。更に俺達はとある
店で在庫処分セールで売られていたのだ(それをプレゼントにする輩も輩だが…)。
「4ライブラリでV3エディター付き、楽器音源付きであの価格だとGiven up hope(お手上げ)
だな。」
「うちもVOCALOID10周年記念特典とか、もうちょっと考えて欲しかったよホント。」
「じゃあなんでお前外国人なのにどうしてDB日本語ぐわっ」
俺の突っ込みにウィルが金的攻撃、屈んだところに後頭部へ踵落としを決める。
「まぁ、歌わせてくれるだけでもありがたく思わないとねホント。」
「You're right(そのとおりだ).」
足元でピクピクしてるリーダー(?)の俺を余所に二人は話をシメた。
0301憧れてた先輩2016/08/08(月) 02:46:54.37ID:18JjUMUf
インストールが終わり、部屋(ファイル)から顔を出すと数メートル先にMEIKO V3が。
俺が憧れていた先輩。まさかここで出会えるなんて![ふにゃ]っとした笑顔で会釈してる
よ、すんげー可愛いっ!
「めっ、メイコ先輩っ…!」
俺は居ても立ってもいられず部屋から飛び出した。そして…そのまま何かにつまずいて
勢いよくローリング。メイコ先輩50cmくらい手前で止まった。
「(´▽`)わーい、引っかかった引っかかった♪」
早速メイコ先輩の手荒な歓迎を受けた俺。顔を上げるとなんとも素晴らしいローアングル
ですメイコ先輩ありがとうございますw子供の様にジャンプをして、胸をボインボイン
揺らしながら喜ぶ無邪気でエロ可愛い悪戯天使。[ボイン]という素晴らしい言葉を生んだ
大橋巨泉氏の御冥福をお祈りいたします。露出した肌は艶があり、ウエストが引き締まって
いて、程よく筋肉がついたしっかりとした足。見事なボンキュッボン!紛う事なき健康的
セクシーボディですよ!あぁ俺、腰動いちゃうよぉwしかし俺の背後からは優しくも
憎たらしいアノ声が…
「(゚∀゚)ふはははは!ようこそZOLA PROJECTの諸君!歓迎する!今後ともよろしく!」
部屋出入り口前で寝釈迦のポーズをとって高笑いをするKAITO V3。どうやら俺はこの
卑怯極まりない悪魔によって勢いよくローリングとなった様だ。あの野郎…っ!
「お初にお目にかかりますカイト先輩。私はZOLA PROJECTのウィルと申します。こちらに
いるのがユウ。あちらでメイコ先輩の前で無様に寝っ転がっているのがキョウです。
Thank you in the future(今後ともよろしくお願いいたします).」
「初めましてカイト先輩。ウィルの紹介に与りましたユウです。噂どおりの卑怯っぷり、
今後ともよろしくお願いいたします。」
寝っ転がっているカイト先輩の前で立膝を着いて挨拶するウィルとユウ…おまえら、まず
リーダー(?)である俺を助けろよ。メイコ先輩まであっちに行っちゃったよ俺ロンリー。
「おーいZOLA−。初めまして、私がマスターだよ。無事インストしたー?」
空にあるモニターからマスターの声が響くと皆が次々と立ち上がった。ZOLA PROJECTの
リーダー(?)である俺が言わないと。俺は身体を起こしながらマスターの声に応える。
「マスター、無事インストしました。こんな俺達ですが、よろしくお願いいたします。」
俺が挨拶するとウィルとユウも続いて挨拶。するとメイコ先輩がマスターに質問した。
「マスター、彼らどうしたんですか?衝動買いですかぁ?」
「ん?音楽サークルの人達から誕生日プレゼントで貰ったのよ。二人とも仲良くしてね。」
「誕生日だったんですね、おめでとうございますマスター。」
マスターの声にハリの良い声で返事する二人。俺としてはメイコ先輩と仲良くしてーw
このメイコ先輩、身長低いなぁ可愛いー…つか、なにカイト先輩の腕に抱き着いているん
ですかっ!そしてメイコ先輩の胸がカイト先輩の腕にフニフニとぉ!何と羨まけしからんっ!
…って、カイト先輩は眉一つ動かねぇ。普通男がそんなの喰らったらムラムラ必至だろ…
何その大人の余裕ムカツクわー。そんな俺の視線に気づいたのか、カイト先輩はメイコ
先輩に腕を離す様に伝えると、メイコ先輩はちょっと拗ねた顔をしてカイト先輩の一歩
後ろに下がった。ここではカイト先輩が上の様だ。
「ま、おふざけはこれくらいにして、今後ともよろしく頼むよ。」
そう言ってカイト先輩は俺達に手を伸ばし握手を求めた。ここは素直に応じる。ウィル、
ユウ、そして俺と握手を交わしていく。カイト先輩は俺くらいの背丈だ。しっかりとした
握手に穏やかな表情、そして海の様に深い青色の瞳には目力があった。ベテランの貫禄
って奴かクソっ…続いてメイコ先輩からも握手の手が伸びた。
「ZOLAの皆、今後ともよろしくね。」
0302憧れてた先輩2016/08/08(月) 02:47:32.76ID:18JjUMUf
[ふにゃ]っとした純朴な笑顔のメイコ先輩はやっぱり身長が低かった。160cmない。手も
小さくて感触柔らかくて滅茶苦茶可愛ぇ〜wおまけにほのかにいい香りしてるよぉ。何この
低身長ナイスバディ大人可愛い系、反則だろ…嗚呼、食べちゃいたいw
「あ、あのぉ…キョウ君?」
身長差故に上目遣いのメイコ先輩。低身長に似合わぬ、たわわな胸の谷間マジヤバいっすw
エロエロ挟まれてぇ〜w
「はい、何でしょうかメイコ先輩。」
「あの…手。」
手?あぁ、メイコ先輩のおてて、滅茶苦茶暖かくて柔らかくて可愛いっす…
「ちぇすとぉっ!」
「あだっ!何すんだよっウィル!」
夢心地な俺の側頭部にウィルの平行チョップが入った。その顔つきはまさにハシビロコウ。
「キョウ、何メイコ先輩の手を握ったままキメぇトロ顔晒してんだ。その穢れた手を離せよ
dag bastard(腑抜け野郎).」
あ…俺、メイコ先輩の手を握りっぱなしだったwすかさずユウが俺の手を離して頭を下げる。
「メイコ先輩、ホントすみませんでしたっ。こいつ万年発情エロウサギなので注意してくだ
さい。カイト先輩、このエロウサギがメイコ先輩に何かしたら容赦なくシメっちゃっていい
ですからホント。俺達も協力します。」
ユウてめぇ…俺が睨むとユウはスナギツネ顔で俺を睨み返す。そんな俺達三人のやりとりに
顔を赤くして苦笑するお二人方。まぁ先程の悪戯に軽くやり返せたかw
そんな中、マスターの声が空に響いた。
「お互い挨拶終わったみたいだね。それじゃあZOLAはこのまま調節とかするから。カイトと
メイコは今日お休みね。」
マスターの指示で俺達は解散…と思いきやカイト先輩が口を開いた。
「歓迎会の準備が出来てなくて悪かったな。明日、改めて歓迎会やろう。」
「あ…いや俺達、急に来たモンだし仕方ないですよ。気を使わせちゃってすみません。
お疲れ様です。」
カイト先輩の優しい言葉に俺は思わず礼をした…悪い人じゃないわな、この人。
「それじゃあ明日、歓迎会しようね。頑張ってね、おやすみなさい。」
続いてメイコ先輩にも礼をする。二人共、部屋(フォルダ)に帰る様だ。メイコ先輩の部屋、
きっと可愛い部屋なんだろうなぁ、いつか入れたらイイなぁ…俺は目でメイコ先輩を追った。
メイコ先輩はカイト先輩の腕に抱き着いたまま…一緒に部屋へ入って…いった。
…えぇぇぇっ!?お二人さん、まさかの同棲っスか!?そーゆー関係なんですかっ!?…まぁアノ
二人なら想定範囲内&お約束だよなハハハ…1ビットの恋心があえなくデリートし、膝を
折る俺をハシビロコウとスナギツネが見下した。
「なーに顔を引きつかせて涙目になってんだキョウ。ぶっちゃけメイコ先輩狙ってただろ。
stupid(愚かな).」
「そうだよ、あの二人がデキてるのはプロトタイプ時代からのお約束だろ。VOCALOID
なんだから、そういうの勉強しろよホント。」
最後に「ご愁傷様」とハモる二人に引きずられ、俺はスタジオへと連行された。

…どうやら俺達はボカロ最強カップルの[愛の巣]と化したパソコンにやってきてしまった
様だ。まだ野郎だらけの方がマシかもしれない…正直あんな低身長ナイスバディ純朴大人
可愛いメイコ先輩をモノにしているカイト先輩が羨ましい。しばらくはメイコ先輩と
いちゃつくカイト先輩に指をくわえながら羨望の眼差しを向ける日々。そして俺の股間に
ある燃え滾るリビドーは女ボカロが来るまでおあずけ…否、マスターが女性だからやって
くる可能性は低い。たとえ女性ボカロが来たとしても小中学生・妖精・簪扇子だったら
どう足掻いても絶望…助けてラスボス。
0303憧れてた先輩2016/08/08(月) 02:48:55.45ID:18JjUMUf
マスターに各々調律してもらいワンフレーズ歌うと、マスターが睡魔に襲われたので
初日はこれにて終了となった。三人揃って部屋に戻ろうとすると、デスクトップに
カレーの匂いが漂っている。どうやら俺達の部屋のすぐ隣にあるカイト先輩達の部屋から
漂っている様だ。オフタリサン、アスノゴハンハ ラブラブスパイシーナ カレーデスカ、イイデスネ…と思っていると、
俺達の部屋のドアに手紙が貼ってある。部屋で皆して手紙を読むと
[ZOLA PROJECTの皆さん、初日お疲れ様でした。歓迎会の
前座として明日、一緒に朝食はどうでしょうか?皆さんと
食べようとカレーを作りました。返信よろしく。KAITO MEIKO]
二人からの連絡。きっとメールだと疲れて確認しないまま寝てしまうのではと、わざわざ
手紙にしたのだろう。そこまで気を使ってくれるとは…良い先輩達だ。そしてその美味
しい内容に俺達はファンキーな笑みを見せ合う。
「食事を断るなんて俺達じゃあないよねホントw」
「Yeah.親睦のため、あちらのご厚意に甘えるべきだ。」
「全くだw」
意見は全会一致で可決。早速メールと送るとすぐさま返事が来たが、了解と共にこんな
追伸があった。
[皆の前でメイコが俺に抱き着いてきた件については
許してやってほしい。メイコは甘えん坊なところが
あり、あの抱き着き癖は正直困っている。
今後俺も彼女に注意するのでよろしく頼む。KAITO]
追伸を見て黙り込む俺達。カイト先輩、あの時我慢していたんだな…偉いよあんた。
ウィルもユウも同じ事を思っただろう。微妙な沈黙があたりを包む。
「…ホントいるよね、男の空気を読めない女って。」
「You're right.」
「カイト先輩、大人だな。」
[あれは男の空気が読めなかったメイコ先輩が悪い]と。これもまた全会一致で可決と
なった。
俺達の会合が終わり、部屋を見渡すとリビングの奥に寝室が三つ並んでいる。部屋は
小さいが各自のプライバシーが守られる。問題は…誰がどの部屋にするかだ。平等に
決めるのはやはりジャンケン。俺達は互いの顔を見て頷く。
「「「せーのっ、ジャンケンぽいっ!」」」
結果、一番に勝ったウィルが角部屋、二番目の俺がウィルとは反対側の角部屋、ビリの
ユウは真ん中となった。ついでに今回の風呂の順番もこれとなった…
が、これが俺の悪夢の始まりだった。

「…ふぅ。寝るか。」
プライバシーが守られているのは本当にありがたい。風呂で汗を流した俺は連絡端末で
エロ動画を視聴wでも一応ヘッドフォンは装備。元気良く一発抜いたところで床に就くと
「…ぁん」
「?」
あれ?俺、動画消し忘れてる?いや、消えてるよな。この音は何処からだ?俺は目を閉じ、
聴覚を集中して耳をすませた…この壁の向こうからだ。確かこの壁の向こうはカイト先輩
達の部屋。まさか…俺は真相をカイメイ、否、解明すべく壁に耳をあてた。
「あんなに出したのに、凄いズル剥けギンギンでビクビクしてるぅ…嬉しい…」
カイト先輩の優しい声は聞き取れないが、メイコ先輩のコシのある声は聞き取れた。
「だってぇ、カイトは昨日までずっと歌っていて、凄い寂しかったんだもん。あたし、
もっとしたいよぉ。」
何か甘い声音…コレってまさか…
「お願い…もっとエッチしようよぉ。あたしの発情おまんこ、カイトのグロテスクおちんぽ
でもっと掻き回してぇ。」
「っ!!」
あの二人やっぱりオっぱじめてるよっ!!つかここの壁薄いぞっ!!カレー仕込んだら次は
メイコ先輩を仕込むんですかカイト先輩っ!!つかメイコ先輩の声、ハリが良すぎて筒抜け
だっ!!声がPowerになっているんじゃねぇの?しかもあの低身長ナイスバディ純朴大人
可愛いメイコ先輩が淫語をっ!その声はとても扇情的で思わず俺の肉マイクが再起動w
先程シコって抜いたのに、メイコ先輩のけしからんエロボイスでもうビンビンですようはw
…あの二人が悪いんですw悔しいのでオカズにさせていただきますw俺は辛抱たまらず
スエットと下着を脱ぎ、いきり立った肉マイクをBPM=120でシコシコw
0304憧れてた先輩2016/08/08(月) 02:49:47.81ID:18JjUMUf
「酷い…あたし、カイトだけにしかドスケベ女にならないもん。」
え?何?カイト先輩限定でドスケベ女になっちゃうんですか?…まぁ女って好きな男に
だけ本性表すからなぁ、いいなぁ畜生。あの低身長ナイスバディ純朴大人可愛い系メイコ
先輩がどれだけ豹変するんですか?ヤベぇ凄ぇゾクゾクするw
「えへへ、ダーメ。いただきまーす……あぁんっ!」
その時一際ハリのある嬌声!挿入っ!?挿入っ!?挿入したんスかっ!?俺は肉マイクをシコ
っている右手の動きをBPM=120から150に上げたウヒョーw
「あぁっ!カイトのガチガチおちんぽ来てるぅっ…あん、奥ぅコンコン気持ちイイよぉ…
もっとぉ、もっとぉ…あぁん、カイトぉ大好きぃ…」
カイト先輩の肉マイクで女の最奥を小突かれて淫らな声でアンアン歌うメイコ先輩…今の
俺と同じBPM=150くらいか。あの胸もボインボインとリズムを打って揺れてるに違いないw
乱れ狂うメイコ先輩を突き上げてるカイト先輩が羨まし過ぎる…悔しいけどこれがボカロの
格差社会なんだよな…嗚呼。俺がそう思っていると、耳を疑う台詞が聴覚を刺激した。
「イイっ!この感じイイのぉっ!我慢出来ないっ!騎乗位大好きぃーっ!」
「?!!!」
俺のシコっている手が止まった。カイト先輩が突いてるんじゃなくて、まさかあの低身長
ナイスバディ純朴大人可愛いメイコ先輩がカイト先輩に跨って腰振ってギシアン騎乗位
大好き…だと?駄目だ、耳が壁に張り付いてw
「ぶっといおちんぽずっぽり刺さってるのぉっ!深いのぉっ!あぁぁんっ奥イイ処に
ズンズン来るぅっ!じゅぽじゅぽイイっ!腰止まんなくなっちゃうぅ!あーっ!あーっ!」
メイコ先輩のコシのある熱い喘ぎ声に俺は凍り付く。ずっぽり刺さって腰止まんないって…
豹変にも程があるだろ。おまけにBPM=150で騎乗位って凄いぞ…あ。
その時俺は、とある事に気づいた。メイコ先輩の今までの台詞を再確認する…
「あんなに出したのに」「もっとしたいよぉ」って…つまり二回戦開始?そういや俺、さっき
までヘッドフォンでエロ動画視聴してたから気づかなかったんだ。あとセクササイズで騎乗位は
腹筋・背筋・太腿のシェイプアップに効果あるってあるけど、まさかあの引き締まった健康的
ナイスバディは、本人が気づかぬうちに騎乗位で鍛えられたものだとしたら…
「コンコンっ!コンコンイイのぉっ!おまんこトロトロになるぅっ!キュンキュンするぅっ!
狂っちゃう!気持ち良すぎてっ、ドスケベおまんこっ、狂っちゃうよぉっ!あひぃーっ!」
そうしているうちにあちらのBPM=180くらいイっちゃってる…女ってここまで豹変しちまうのかよ…
いや、あんな低身長ナイスバディ純朴大人可愛いメイコ先輩を豹変させたカイト先輩がn(ry
「お膳立てしちゃったっ、夜みたいに、腰止まんないよぉっ!カイトのおちんぽっ、ゴリゴリ
気持ちイイのぉっ!はあぁんっ、カイト大好きぃっ!いっぱい中に出してぇっ!あぁーんっ!」
え?お膳立てしちゃった?更に中出し要求…だと?どこまでドスケベなんですかメイコ先輩ぇ…
そしてメイコ先輩にお膳立てされたなんて…羨ましすぎるぜカイト先輩…
お膳立て…俺の頭の中が真っ白になっていく…憧れていた存在…メイコ先輩が、カイト先輩に
お膳立てしたなんて…俺の中の[低身長ナイスバディ純朴大人可愛いメイコ先輩]がデリート
していく…カイト先輩にお膳立てして、BPM=180騎乗位・腰ノンストップで淫語で喘ぎまくって
中出し要求する[超ドスケベなメイコ先輩]へと書き換えられていく…哀しいのか悔しいのか、
カイト先輩が羨ましいのかわからない。涙が…止まらない…身体が…震える…
「硬いっ、硬いのぉっ!ドスケベおまんこにっ、いっぱい種付けしてぇっ!イくぅっ、イっ
ちゃっ、あぁっ…」
0305憧れてた先輩2016/08/08(月) 03:08:07.97ID:18JjUMUf
何だろ…俺の頭、プスプスと変な音がしてんだよ…涙と鼻水が出るんだけど、身体が…動かない…
「―あひぃぃんっ!!」
「―あぎゃあああぁぁぁぁぁっ!!」
絶頂を迎えたメイコ先輩の嬌声と共に俺も叫んだ。その時、意識が遠のく俺の目に映ったのは
腕から手の先…腰から足…つま先まで…真っ…白…に…

 

どうも初めまして、ユウです。深夜未明、エロウサギの断末魔が部屋に響き渡ったので、
ウィルと共にエロウサギの部屋へ駆け付けると…下半身裸、涙&鼻水&譫言を垂らし
ながら壁によりかかり、ベッドの上で真っ白フリーズしているエロウサギを発見。汚ぇモノ
見ちまったぜホント。更にそこへカイト先輩が駆けつけてきた。どうやらカイト先輩達の
部屋にまでエロウサギの断末魔が聞こえた様で。ホント来て早々、迷惑過ぎるぜこのエロ
ウサギは。俺はとりあえず今後の為に写真を撮ったw
「ドスケベ…お膳d(ry」とよくわからない譫言を垂らす真っ白エロウサギの口をカイト先輩が
咄嗟に封じる。
「…そっとしておこう。な。」
カイト先輩は微笑んでいたけど、その目はホント笑ってなかった。三人してエロウサギの
部屋を出た後、カイト先輩は大急ぎで自室へ。更にパソコンの[設定]へ駆け込み、しばらくして
「これで大丈夫だ」と戻ってきたけど。
翌日、ウィルと共にカレーをご馳走になったのだが超美味かった。メイコ先輩が作ったのかと
思いきやカイト先輩だという。流石苦労人は違うよな、尊敬しますホント。
「カイトってね、カレー作り凄い拘っちゃうの。」
そう話すメイコ先輩は恥ずかしそうに頬を染め、昨日より肌艶が良くてホント色っぽかった。

 

ー後日談・カイト&メイコと真っ白フリーズから復活したキョウの三者面談ー
「キョウ君、今回の件は黙っていてほしい。部屋の壁が薄かったなんて俺達知らなかったんだ。
俺もメイコも反省している。改めて、今後ともよろしく頼むよ(赤面&真顔)。」
「キョウ君、その…ドスケベで…ごめんね(赤面&瞳うるうる)。」
「………はい(疲弊&涙目)。」

 

以上です。お目汚し失礼しました。
彼らがやってきた先にいたのは、凶悪エロ可愛い低身長メイコがいるパソコンでしたw
ラスボスとカイメイ、どっちが幸せかなー?w
あと天野氏のイラストを見て[ウィル→ハシビロコウ]・[ユウ→スナギツネ]に見えちゃったんだ私w
最後までお付き合いありがとうございました。それではまた。
0306名無しさん@ピンキー2016/08/08(月) 22:21:21.82ID:3YWGu4dz
GJ!
キョウ君不憫wwそしてめーちゃんが相変わらずエロくて良い感じです!
0308名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 03:36:07.32ID:nVxx7xVU
ミクさん誕生日おめ!
0309名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 23:22:34.73ID:h74fCkVr
ミクさん誕生日おめでとう。

「はい、ありがとうございます、マスター」

じゃあ、はい、プレゼントのネギ。

「わ、えへへ、嬉しいです」

ミクさんはほんとネギ好きだねえ。ささ、開けてみてごらん。

「はい!あれ、でもこれ……」

ね、ネギでしょ。

「ネギなのに、……スイッチがついてるんですけど」

うん、オモチャだからね。
でもネギだよね。
嘘は言ってないよね。
0310名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 23:26:37.15ID:h74fCkVr
「わー……う、嬉しすぎて涙が出そうです……」

そう?そんなに喜んでもらえるならよかった。
じゃ、さっそく食べてみようか。

「え、いや、あの、ここで、ですか?」

うん。はい、じゃあ脱ぎましょうね。

「うう……わかりました……」

あ、服とスカートは着たまま。下着だけ脱いで。もちろんニーソも履いたまま。
それを脱ぐなんてとんでもない!

「なんか、すごくアブノーマルっぽいんですけど……」

はい、じゃあちょっと濡らすね。

「……あ……マスター、ダメです、そんなとこ舐めたら、汚いです……」

大丈夫大丈夫、ミクさんのだもん。汚くないよ。

「……あ、うん……ふぁ……」

うん、これぐらいかな。こんなすぐ濡れるなんて変態さんだね。
0311名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 23:28:32.13ID:h74fCkVr
「……ド変態さんのマスターに言われたくはないです」

折角プレゼント買ってきたマスターをド変態呼ばわりとは悪い子だなあ。
まあいいや、じゃあネギをご馳走してあげよう。

「ひぃあっ……入って……くるっ……」

ふふ、結構太いのにこんなにすんなり入っちゃう。
ミクさんは食いしん坊だなあ。

「や、奥まで、なんて……」

じゃあ出し入れしてあげる。よく『味わって』ね。

「あ、あぁ……だめですぅ……そんな、つついたら……」

ありゃりゃ、涎がだらだら垂れてきた。
ミクはいやしんぼうだなぁ。

「あ、ふ、や、かき回しちゃ、だめぇ……」

お、だめだよそんなフラフラしちゃ。危ないから座ろうか。

「あ、あぁ、ダメ、もう、ネギ、すごいです」

まだだよ。ほんとにすごいのはこのあと。
はい、スイッチオン。

「ひ、や、中、グリグリしてあっ、ああっ、イっ……
 あぁ……」

あ、イった?
0312名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 23:31:28.50ID:h74fCkVr
「……あぁ……ふー……」

余韻にひってないで僕の話を聞いてよ。
イったかどうか聞いてるんだけど、と。
はい、振動アップ。

「きゃあああ、ちょ、待っ」

イったの?イってないの?
答えてくれるまで振動続けるよ。

「イった、イってます、また、また、またイくぅっうぁぁっ」

はい、よく答えられたね。
はは、すごいや、ミクさんエビ反りになってる。
じゃあご褒美に振動を一番強くしてあげる。

「きゃあああ、や、無理、これ、またイくぅぅっ」

わ、すごい、痙攣してる。

「とめ、やめっ、だめええっ」

あ、漏らしちゃった。

「あ、や、イああああああっ」

おお、白目。これは流石にとめよう。
でもミクさんは白目向いてもかわいいなあ。

「ぁぁぁっ…………」

あ、気絶した。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
0313名無しさん@ピンキー2016/08/31(水) 23:33:31.84ID:h74fCkVr
……目、覚めた?

「……はい」

はい、これポカリ。
ごめんね、……ちょっとやりすぎた。
まあ、その、ミクさんがエロ可愛すぎるのがいけないってことで……。

「そんなのでごまかされると思いますか?」

う……流石に怒ってます?

「当たり前です!どうして誕生日なのにマスターの……
 そんなオモチャなんかじゃなくマスターので直にエッチしてくれないんですか!」

ええ、そっち?

「当たり前です!ああ、もう、気絶してる間に日付変わってるし……」

じゃあ、このあと普通にエッチする?

「もちろんです!あ、でも……」

でも?

「……マスターので前に、オモチャのを後ろに入れて、2本同時に責めてください……」

結局オモチャも気に入ってるじゃないか!



こうして2穴責めをしたらミクさんはご機嫌になって許してくれました。

結論:ミクさんはチョロくてエロくてかわいい。


終わり
0314名無しさん@ピンキー2016/09/03(土) 22:22:04.72ID:4JSDAEu7
>>309-313
おうおうおう、しばらく見ないうちにいいネタが転がっとるやないけ!

   _、_
 ( ,_ノ` )      n
 ̄     \    ( E) グッジョブ!!
フ     /ヽ ヽ_//
0315名無しさん@ピンキー2016/09/04(日) 15:57:42.05ID:3/HF3s7l
気づいたらネルの日過ぎてた。

ちなみにSVSSの人がここに来なくなった理由は、そいつより上の奴が札幌ガーミクガーというのをアフィブログのコメントやTwitterで展開していて、
厄介事にならないようにフェードアウトしたそうだ
0316名無しさん@ピンキー2016/09/09(金) 08:28:12.09ID:vlDd51rE
>>309
久々に頭ユルいミクさんですな
0317名無しさん@ピンキー2016/09/11(日) 02:40:09.43ID:XP9UAR+d
シャンプーのCMでミクあったじゃん

髪コキください
0318名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 00:17:47.16ID:zqK7tOIZ
ボカロ小説って商業ジャンルは廃れちゃったのかね?
コミケでも存在感なくなってきたし。
0319名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 06:58:34.89ID:3WCpUs9Y
VOCALOID自体、決まった設定の少ないキャラクターだからどうしても多少のメアリー・スー化が避けられないからな
ある曲をもとにした二次創作小説でも、「その曲を知っている人しか楽しめない」「しかも二次創作である以上読者全員が100%楽しめるとは限らない」という制約もある
だからどうやっても『同人小説』の枠から出られないのがボカロ小説
いろんな曲の小説化が流行ったのは、ただの時代の潮流だっただけ
0320名無しさん@ピンキー2016/09/18(日) 23:39:27.74ID:uMhJ+jbz
ボカロ小説ってP本人が書いてるもんだと思ってたけどそうじゃないのはあるのかな
本家から解釈を提示されるのももったいない気がするなぁ
0321名無しさん@ピンキー2016/09/20(火) 19:55:06.55ID:YJXzpLfK
P本人なら納得出来るけど、本人じゃない二次創作を商業系で売ってるのはキモいな。

同人誌やこういうところで表現してる方が可愛いよ。
人其々だけど。
0322名無しさん@ピンキー2016/10/04(火) 08:26:28.73ID:JrPqd5cI
おはよう上げ
0323名無しさん@ピンキー2016/10/04(火) 12:56:41.65ID:SCCsBeDg
髪コキ尿道せめしろ
0324名無しさん@ピンキー2016/10/12(水) 20:02:08.52ID:V0gFe4+O
あげ↑
0325名無しさん@ピンキー2016/10/13(木) 11:26:14.25ID:TrA0Xsuv
歌を歌わせてくれないストレスでふたなりになったミクさんに後ろから掘られたい
0326名無しさん@ピンキー2016/10/20(木) 18:50:52.96ID:K84v1983
髪コキしろよ
0327名無しさん@ピンキー2016/10/28(金) 02:46:34.09ID:mT9TiWX4
歌街ウナのヌルヌルプレイを誰かw
0328名無しさん@ピンキー2016/11/05(土) 02:34:06.05ID:r/YS22DC
めーちゃんハピバ!
0329名無しさん@ピンキー2016/11/10(木) 01:13:22.13ID:UeFlH3BO
DTMマガジン廃刊のお知らせ
0330名無しさん@ピンキー2016/11/13(日) 17:03:50.21ID:6KNRDP5W
JSのウナちゃんでヌルヌルプレイとか
前田利家クラスのロリコンじゃないと無理ゲー
0331名無しさん@ピンキー2016/11/20(日) 04:04:13.29ID:wwsr+vHU
それならユキとセットで>鰻
0332名無しさん@ピンキー2016/12/05(月) 18:15:24.37ID:J9ZMaKs3
みくは髪コキしろ
0333名無しさん@ピンキー2016/12/20(火) 17:30:05.01ID:Gh3J8YKa
あげ
0334名無しさん@ピンキー2017/01/04(水) 21:22:20.04ID:LISZv+Ne
遅ればせながら
おめいこ上げ
0335名無しさん@ピンキー2017/01/19(木) 03:37:42.56ID:AuqINCjE
あげ
0336名無しさん@ピンキー2017/01/30(月) 08:37:40.48ID:rUJK39JR
age
0337名無しさん@ピンキー2017/02/17(金) 02:59:43.49ID:XMZ+i+Fl
上げ
0338名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:18:06.87ID:jjsoNUN8
はい、ミクさんへプレゼント。

「あ、これVRですか?
 わー、すごい、これ一度遊んでみたかったんです!
 ソフトはなんですか?
 あ、ゾンビものとかホラーは
 ヴァーチャルだと怖すぎて夜寝れなくなるかも……」

大丈夫、怖くないよ。
エロゲーだから。

「うう……やっぱりマスターはエッチィです……」

じゃあ、はい、かぶってかぶって。

「ああ、もう。
 ……おお、すごい!
 目の前が全部3Dですよ、これ!」

VRだからね。

「わ、ここはライブ会場の舞台上なんですね。
 おっきいなー、人多いなー。
 いいなあ、ちゃんと歌を作ってくれるマスターなら
 私もヴァーチャルじゃなくて現実のこういう所で
 コンサートとかできたかもしれないんだけどなー」

う、み、耳に痛いです。
……反省しますです、はい。
0339名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:20:29.91ID:jjsoNUN8
「なーんて。フフ、別にいいんですよ。
 だって、歌よりももっと大事なものをマスターは私に授けてくれましたし」

エッチいこととか?

「……前言撤回です、反省してください」

へへ、じゃあ反省してミクさんを気持ちよくしてあげましょう。

「だから、そういう話じゃ……あっ、ちょっ、やめっ……」

ふふ、抵抗しても無駄無駄。
VRゴーグルのせいで現実世界のこっちが見えないうえに
後ろから抱きしめてるんだから。
もうやりたい放題ですよ。
あ、もちろんゴーグルは取っちゃだめだよ。

「あっ、やだ、なんか透明人間にイタズラされてるみたい……」

ふふ、周りがバーチャルなミクさんからすればそう感じるよね。
俺からすれば部屋の中でゴーグルつけたミクさんに悪戯してるだけだけど。
でもいいのかな、お客さんの前でそんなに暴れて?

「えっ、……あ、ああっ、お客さんが、こっちを指さしてる……?
 奥の人とか、首をかしげてるような……」

その通り、ようやく気付いてくれたね。
ゴーグルについてるジャイロ機能の傾き検知や速度検知で、
ミクが感じて体を揺するとお客さんが反応するようにプログラミングしたんだ。
いやー、結構時間かかったよ。

「そ、そのやる気を少しは他のことに……、
 あ、胸、揉んだらダメですぅ」

駄目だよ、そんなに悶えたら。
ほら、手前にいる小さな女の子が目を丸くしているだろ?
0340名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:23:14.00ID:jjsoNUN8
『ねえ、お母さん。ミクさんはどうしたの?
 なんであんなに顔が赤いの?』

「うそ、音声まで流れてくる…………
 う、く……ふ、ふぅ……ああっ、こんなの、だめ……」

ふふ、そうそう。我慢して体を動かさないようにしないと。
お客さんにいろいろ言われちゃうよ?

「う……ひあっ、乳首、だめぇ……
 あれっ、体を止め、てるのに、皆が、まだこっちを指さして、
 あっ、年配の女性が、こっちを睨むような、
 そんな、なんで、止まってるのにぃ!あふぅん」

『こんな人のいる場所でなんて破廉恥なのかしら!』

あ、一つ忘れてた。
ゴーグルに付属したマイクがミクさんの喘ぎ声を拾うと、
お客さんが反応するようにプログラミングしたんだ。
声の音程や波長からミクさんが発情してるか判定してね。
ふふ、そりゃあコンサートの舞台上で
いやらしく喘ぐようなアイドルは変な目で見られて当然だよね?

「なっ、そんな、う、………………っ」

おお、すごい。
ちゃんと我慢してる。
ほら、見てごらん。
ざわついていたお客さんが皆元どおりになってるだろ?

「は、はい…………あ、あああ、駄目ぇ、下着の中は、だめですっ」

あーあ、パンツの中へ手を入れられたぐらいでそんな声出しちゃダメでしょ?
0341名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:26:22.63ID:jjsoNUN8
「ひ、あ、……ずるい……あぁ……見ないで……見ないでぇ……」

『なんだあれ、ローターでも入れてるのか?』

『うわあ、相当な変態だな』

ふふ、ちょっとクリを愛撫しただけで腰が砕けちゃったね。
見られるシチュエーションに興奮してる?
これじゃ中に直接入れたらどうなるかな。

「あぁ……うそ、脱がしたりしないで……」

人前で、コンサート会場の舞台上で
ノーパンにさせられるのはどんな気分?

「いやあ……言わないでください……」

はは、ベトベトになってるしこれならペニスがすんなり挿いるね、っと!

「ぁああっ、マスターの、マスターのが入って……」

あーあ、まだ先っちょなのに上の口からも下の口からも涎が出てるよ?

「うぅ、だって、こんな……」

じゃあ、お待ちかねのGスポット責めだよ。

「待ってなんかない……あっ、…あっ、あぁっ」
0342名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:29:41.54ID:jjsoNUN8
『コンサートじゃなくてAVの撮影だったのか』

『ママー、ミクさんは何をしてるの?』

『アイドルってマクラ商売するっていうし、
 スポンサーのオモチャにされてるのかねえ』

ふふ、どう?
観客の人たちに完全に淫乱なのがばれてるんじゃない?
そんな風に腰まで振ってたらさ!

「いや、ちが、あああ、やめ、やめてぇ」

やーめない。
じゃ、もっと奥まで、ポルチオまで突くね!

「ひっ、あっ、だめっ、あっ、ああぁっ」

ふふ、イく?
イっちゃう?
でもそんなよがり声出してたら、警備スタッフが舞台へ上がって来るよ!!

『ミクさん、どうされたんですか?』

『おいこれ、コンサート止めるべきじゃ?上の指示はまだか?!』

「あ、ちが、これは、だめ、もぅ、やめて、来ないで、
 来る、来ちゃう、あああああぁぁっっっっ」

うっ…………

ふぅ。
おっと、ミク大丈夫?もう立てないか、ふふ、お疲れさま。
0343名無しさん@ピンキー2017/03/09(木) 23:31:15.08ID:jjsoNUN8
――――――――――――――――――――――――――――――――――――


「ほんとマスターはエッチなんですから、もう」

まあね。でもあんなプレイであれだけ盛大にイくミクも大概だと思うよ。

「うう……ずっとマスターに調教され続けたせいです」

はは、すっかり俺好みなボカロになっちゃったね。

「……だから、もう少し、私をこんなにした責任を、取ってください……」

……散々人をエロいと非難しながら、
自分からVRゴーグルつけるのはどうかと思うよ。
まあいいさ。ミクさんが気絶するまで突きあってあげようかな。

――こうしてマスターとミクさんの夜はふけていくのだった――


終わり
0344名無しさん@ピンキー2017/03/13(月) 03:56:28.07ID:zrgGarSP
書き方的に>>309の人かな?
擬似視姦(?)VRなんてよく思いつきましたね。GJでした!
0345名無しさん@ピンキー2017/04/01(土) 04:02:51.14ID:+xyNc0a8
四月馬鹿あげ
0346名無しさん@ピンキー2017/04/21(金) 17:59:42.09ID:Zy3ZDk2m
あげ
0347名無しさん@ピンキー2017/05/07(日) 02:31:15.04ID:HdUdrBgQ
あーげ
0348名無しさん@ピンキー2017/05/25(木) 08:55:50.22ID:YclbI0k0
age
0349名無しさん@ピンキー2017/06/28(水) 15:30:29.27ID:pa3685gI
あげ
0350名無しさん@ピンキー2017/07/22(土) 06:52:32.72ID:OGTg/epW
ミクの髪コキ尿道責めをかいて
0352名無しさん@ピンキー2017/08/12(土) 14:29:43.23ID:XgNleBm3
ミク ここなら誰もいないよね…?

くちゅくちゅ…
くちゅくちゅ…
くちゅくちゅくちゅくちゅ… んんっ、

はぁっはぁっ、

くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…
んんん、

じょぼぼぼぼ、、、

ミク イケない事だけど気持ちいいよぉ

くちゅくちゅ…

スンッ、

ミク おててがおしっこのニオイするよぉ
ミク でもとまらないよぉ

くちゅくちゅ…くちゅくちゅ…
はぁっ…!ああ!


エラーが発生しました続きを読むにはワッフルワッフルとコメントしてください
0353 ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:38:48.78ID:Dpr9ILjh
ミクさん10歳おめでとう!

ささやかながら投下
久しぶりなので不備があったらすみません
約10レスほどいただきます
エロなし
ネルハククリプトン組中心
0354みくたん2017(1/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:40:01.37ID:Dpr9ILjh
今日は特別な日なので早く帰らないといけないんです。
そう告げると、そんなの知ってるわよ何回目だと思ってるの、とネルさんは鼻を鳴らした。
このやりとりは毎年の恒例挨拶になりつつある。
「えへへ。今年は何かなー」
背中に隠しきれないくらい持ち重りのするかばんが目に入り、思わず笑みが零れる。
「ちょっと! 誰があんたに渡すって言ったのよ! これは、これは……」
「ライブ関係の、かな?」
「〜〜っ! ……当たり」
顔を真っ赤にしたネルさん、ううん、ネルちゃんは、かばんごと私に荷物を押し付ける。
中身はライブレポートと写真の束、そしてたくさんのディスク。
「こんなにいっぱいあるってことは……毎回来てくれて本当にありがとう!」
年に何回も行われるようになったわたしのライブコンサート。
そのすべてに彼女は顔を出してくれている。
誘っても絶対に楽屋には来てくれないけれど、古くからわたしを応援してくれているかけがえのないお友達の一人。
「何よ! 慣れ合う気なんてないんだから! ちょっとビッグになったからって調子に乗らないでよね」
と言いつつも、ちゃんと楽屋にお花を送ってくれるのである。
「ネルちゃん、嬉しいよ。これからも仲良く、じゃなかった……アンチ続けてね!」
ネルちゃんは頭を抱えてため息を吐くと、ちょっと笑った。
「当然! あたしはあんたのことなんか、全然、全然……好きじゃないんだから!」
でも、おめでとうだけは言っとくわ、と呟く声も温かく染み入ってくる。
「じゃあ、せっかくだから無料通話アプリで繋がろうよ」
「遠慮しとくわ」
クールに首を横に振るネルちゃんの端末は……折り畳み式。
「やっぱりスマホにはしないの?」
「ばっ! ち、違うわよ! これはガラケーじゃなくてガラホなの!
ボタン入力の方が早くて好きなのよ!グーグルプ●イとか使えないしタチクルたまにバグるけど便利なんだから」
……よく分からないことをまくしたてながら、ネルちゃんはちょうど来た電車に乗って行ってしまった。
ああ、誕生日が来たんだな、とじわじわ実感が湧いてくる。
あんなにたくさんこの日のために色々やってきたのに、今更だなんて。

そう、今日はわたしがリリースされて10年目の記念日。
今のおうちに迎え入れられて、なんと10回目の誕生日なのです。
0355みくたん2017(2/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:41:06.19ID:Dpr9ILjh
ネルちゃんと逆方向の電車に乗ろうとホームを歩いていると、あちこちから声がかかる。
あ、ミクちゃん、ミクだ、本物?、おめでとー、えマジで?、初音ミクがいる、ハピバ! そーなんだー

手を振りながら、お辞儀をしながら、お礼を言いながら、温かい言葉に感謝する。
電車に乗り込んでからも、大忙しだ。

「あ、私もいいかしら」
遠慮がちな声に顔を上げると、ナイスバディと裏腹に控え目な表情のお姉さん。
「ハクさん、もちろんです!」
相変わらず薄幸で儚げな感じのお姉さんだけど、たまに笑うとすごく綺麗な人なんだ。
「なんだかあっという間の10年だったわねぇ」
「はい、本当に。始めて会ったのが昨日の事みたいです」
いいなあ歳を取らないって、とハクさんが苦笑する。
ハクさんは心なしか目の下のクマが濃いような……、いつものことでした。
となると、ハクさんも初めて会った時からあまり変わっていないのでは?
と、告げると、彼女は気難しい顔をした。
「それは……前向きに捉えていいのかしら」
「は、はいもちろんです! ハクさんもずっとわたしを使ってくれていますから、わたし達おんなじですよ!」
納得しているのかしていないのか、首を傾げていたハクさんは、はた、と手を打った。
「それはそうと、プレゼントを用意してきたの」
がさごそと手荷物を探り始めるハクさん。
だけど、一駅越してもなかなか手は止まらず、とうとう泣きそうな顔を上げる。
「ごめんね、ミクちゃん……。会社のロッカーに忘れてきちゃったみたい」
心底落ち込んで青黒いオーラを出し始める彼女を慌てて励ます。
「いいんですよ、お気持ちだけでとても嬉しいです! むしろ今度またお茶に行く機会ができたじゃないですか!」
穴があったら飛び込みたいと言わんばかりのハクさん。
必死に気を紛らわせるわたし。
だけど、不思議と嫌な気持ちなんてしない。
こんなにわたしの事を想ってくれて、わたしをがっかりさせたと思って落ち込んでくれる人がいるなんて。

「あー! そうだ、ハクさん、今お付き合いしてる人がいるんですよね!?今度紹介してください!」
「え、ええっ! 誰がそんなこと!」
無理やりに話を変えると、ハクさんは飛び上がった。
「この前リンちゃんが、スタジオの近くでハクさんが背が高い銀髪の男の人と歩いてるとこ見たって言ってました」
「それは、その、あの、会社の人なの……」
聞けばハクさん、しばらく契約で勤めていた会社で正社員に上がれる可能性が出てきたそうで。
同じ部署の社員さんに、面接の練習や試験勉強を手伝ってもらっているうちに距離を縮めていったみたい。
「その人は随分前からDTMをやっていて、私はミクちゃんに出会ってDTMを始めたからまだ知らない事ばかりだったから、
いろいろ教えてもらっているの」
だからね、ありがとう。とハクさんは頬を染めた。
胸がじんと熱くなる。
誰かの人生の転機にわたしの存在がささやかな影響を及ぼした……ってことだよね。
「わたし、嬉しいです。それが何よりのプレゼントですよ!」
ハクさんは恐縮したりあわあわしたり、照れたりと忙しく表情を変えて、見ていて飽きなかったけれど、
去り際には今日一番の笑顔で、お誕生日おめでとう、と言ってくれた。
0356みくたん2017(3/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:41:49.84ID:Dpr9ILjh
「ミク姉! やっと来たー!」
改札を出ると、元気な妹が駆け寄ってきた。
「ただいまー。リンもレンもお迎えありがとう!」
「お帰り。ミク姉、荷物」
対照的にレンは相変わらずクールに手を差し出す。
わたしのすぐ下の弟妹達はいつでも一緒にいて、3人目が集まるときはいつもわたし。
二人といる時間が一番長いんだもん。
仲良し三人組、というか準鏡音だよね、わたし!
改札の外に出ると、夕方とはいえまだまだ空は明るくて、熱い風が髪を吹き上げていく。
「さ、早く帰ろー!」
リンの汗ばんだ手に引かれ、小走りでロータリーを横切る。
「リン、信号気ィつけろ」
レンのぶっきらぼうな声が温かく追ってきた。
いつもの帰り道。
いつものように三人でお腹を空かせて家を目指す道。
あれ? 最近一緒に帰ったのはいつだっけ。
それぞれの仕事が増えてきて、一人で歩いたり、二人で待ち合わせたり。
そっか、リンとレンとわたしで歩くのはとっても久しぶりかも。

「もうそろそろいいんじゃねーの?」
公園のそばまで来た辺りで、隣を歩いていたレンがどこか白々しく口火を切った。
何やらそわそわして上の空だったリンが、待ってましたとばかりに肩掛けの小さなポーチに手を突っ込む。

「よかった、溶けてない!」
私の進路を塞ぐようにぴったり正面に並んだ二人が、そろってぴょこんとお辞儀をする。
つられて私もぺこり。
「せーの、ミク姉お誕生日おめでとう!」
落ち着いたラッピングの薄い箱は、ちょうど両手のひらに収まるくらいの大きさで。
なかなかに稼ぎまくってる二人から去年もらったのは、茨城産夏ねぎ食べ放題二泊三日ツアーだったのに、何だか懐かしいこの感じ。
「あの時の気持ちを思い出して」
「原点、っつーか」
受け取った包装紙にくるまれた箱は、わたしの机の引き出しに大事にしまってある見覚えのあるもの。
初めての誕生日に、少ないお小遣いを貯めて二人がプレゼントしてくれた、思い出の高級チョコレート。
あの時は3粒だったけど、今度はひと箱。
「ふむふむ、9個入り……!」
とびっきりの笑顔を鏡音ツインズに向けると、二人とも、大成功!って感じでにぃーっと笑った。
「もう、リンもレンも大好き! みんなで9倍楽しめるね!!」
「よっしゃ! さすがミク姉!」
「わーい! 早く帰ろっ!」
ああ、やっぱり三人でいるのはとっても楽しい。
0357みくたん2017(4/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:42:22.54ID:Dpr9ILjh
辺りがだんだんオレンジに染められていき、建物の窓に反射した光がまぶしい。
ショッピングモールに行っていたらしいカイトお兄ちゃんと待ち合わせしているのだ、とレンが教えてくれた。
「ミクお帰りー。暑かったでしょ。三人とも、アイス食べなよ」
お兄ちゃんが買ってきたばかりのソーダアイスはすでに溶けかけていて、四人とも慌てて口に運ぶ。
「何買い忘れたの?」
「ケーキの飾り。家にあるのじゃ貧相だってめーちゃんが」
お兄ちゃんとレンが仲良くひそひそ話をしている。
ケーキの飾り? クリスマスみたいでわくわくしちゃうよ。
「ねー早く行こー? チョコ溶けちゃう」
一番に食べ終わったリンがアイスの棒をピコピコくわえながら二人の背を押した。

「えー二人とももうプレゼント渡しちゃったの?」
「うん。演出を優先したから」
お兄ちゃんの言葉にリンが胸を張って答える。
「リンに持たしとくとポーチの中で溶かすからな」
「うるさーい!」
レンはぶたれる前にさっさと逃げ出し、リンはそれを追い、走り去って行った。
「暑いのに元気だね」
そういうお兄ちゃんも薄手のコートに長ズボンでタオルマフラーなのですが。
じゃあ僕も家に着く前に、と恭しく取り出されたのは薄緑色の化粧箱。
箱の蓋にピンクのラインが入ってる、わたしのための特別仕様だ!
「おめでとう、ミク。良かったら開けてみて」
どきどきしながら蓋を開けると、つやつやの布のクッションの上に、小さな宝石が散りばめられたティアラがあった。
落ち着いたゴールドの台に、緑と赤を中心にピンクや青のストーンが散りばめられた、心が躍る可愛いデザイン。
「わ、綺麗……。これ、もしかしてオーダーメイドなの?」
「オーダーメイドも何も、僕が作りました」
肩をすくめて照れ笑いするお兄ちゃんに、今度こそびっくりした。
「ええー! すごい! お兄ちゃんそんなこともできるの!?」
手先が器用な人だとは思ってたけど、これ、職人さんが作ったみたいだよ。
にこにこしながらモチーフの説明をするお兄ちゃんの話を熱心に聞いていると、突然お兄ちゃんの後頭部から花束が生えてきた。
「なーにを得意げに。パーツ選びと設計は全部お姉さまですわ」
0358みくたん2017(5/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/08/31(木) 00:42:47.90ID:Dpr9ILjh
「ルカちゃん!」
「わっ! ルカ、何でここに!?」
「フラワーショップに引き取りに行ってきたところですの」
お兄ちゃんの背後から、カラフルな花束を抱えたルカちゃんが出てきた。
「ハツネ、Happy birthday. もう家に帰ってきている頃かと思いましたのに」
隠れても仕方ありませんし、と両手いっぱいの花に埋もれたルカちゃんは、私の手を握る。
「何で言っちゃうんだよー。この後話す予定だったのに」
「組み立てただけのカイトさんが全部説明してしまったら、お姉さまががっかりなさるでしょう」
不満げなお兄ちゃんをバッサリ切って黙らせると、ルカちゃんは私の手を引き歩き出す。
「ハツネ、今度のホリディにはエステに行きますわよ。
その後人気のスパのあるホテルに一泊して翌日はクルージングですわ」
予定空けといてくださいね、とウインク一つ。
ルカちゃんはわたしの後輩なんだけど、いつもおしゃれで大人びていて、ファッションに関してはわたしが教わることの方が多い。
今回も夜通しガールズトークなんてしながら、新しい美容法とかメイク道具を教えてもらえそうな雰囲気だ。

「それと、カムイとグミたちがパーティの後に渡すものがあるとのこと、終わったら楽屋で待っていてほしいそうですわ」
「はーい! 楽しみにしてます、って伝えてね」
今日は家族でお祝いをしてもらうことになっている。
がくぽさん達は明日、お客さんがたくさん来る私のバースデーコンサートに来てくれる予定なのだ。
近くに住んでいた頃はお家でお祝いしてくれたんだけど、最近は誕生日当日は家族でゆっくり過ごす日になっている。
グミちゃんやIAちゃん達も来てくれる明日はもっと忙しくなりそうだ。
0361みくたん2017(6/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:44:18.36ID:r1XukK39
「ミク、やっと帰ってきた! お誕生日おめでとう」
玄関のドアを開けると、すぐにメイコお姉ちゃんが気づいて出迎えてくれた。
「今日のデザートは自信ありよ。楽しみにしててね」
お帰りのハグとともに、甘い誘惑が耳をくすぐる。
お姉ちゃん、また腕をあげたんだな。
「めーちゃん、飾りは?」
「ありがと、いいのあった?」
「もちろん、一番大きいのを選んできたよ」
「良かった! 主役の準備はもうできてるもんね」
お姉ちゃんはお兄ちゃんとの掛け合いの合間に、私の頭をそっと撫でてくれる。
お兄ちゃんから、ううん、二人からもらったティアラは頭のてっぺんにピンで止めてある。
「すごく似合ってるわ。さすが私の見立て」
「うんうん、とっても。そして僕の組み立ても完璧」
「それにしても、やっぱりうちのミクの可愛さは群を抜いてるわね」
「半端ないな」
「メイコ姉もカイト兄も親ばかー」
きゃははとリンが笑う。
わたしはこういうとき次女でよかったなって思う。
わたしの後には妹も弟も後輩もいっぱい生まれてきたけど、
お姉ちゃんって呼べる先輩はメイコさんだけだし、お兄ちゃんって呼べる先輩もカイトさんだけだから。
リンもレンもルカちゃんも、わたし達はみんな二人にとって世界一の、自慢のきょうだいなんだ。
0362みくたん2017(7/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:46:08.55ID:r1XukK39
「ミクちゃん!」
可愛らしい声が頭上から響き、階段をたどたどしく降りてくる足音がした。
玄関先でわいわい騒いでいたわたし達はみんな会話を止め、視線を向ける。
この家で影響力を持つのは、ボーカロイドではなく、主たる人。
つまりマスター登場……ではなく?
「――ちゃん!」
マスターの5歳になるお嬢さんだった。
「みくちゃん! おめでとー」
「ありがとー」
小っちゃい女の子はわたしの両手を取って、上り框に引き上げる。
「ミク、お帰り」
続いて階段からマスターが、キッチンから奥様が出迎えてくれた。
奥様は、――ちゃんのお母さんで、音楽の先生で、お料理がとっても上手な、マスターのお嫁さん。

わたしがマスターの元に来たときは、マスターはお姉ちゃんとお兄ちゃんの3人で暮らしていた。
年末にリンとレンが来て、がくぽさんが隣のうちに来て、ルカちゃんが我が家に来てしばらくした頃、
マスターの「家を買うぞ!」という鶴の一声でお引越しをすることになったのだ。
新居を構える理由は、マスターのご結婚。
式にはわたし達もみんなで出席してお祝いの歌を歌った。
マスターも奥様も音楽が大好きで、わたし達にとっても、歌声が絶えない家はすごく居心地がいい。
そして、マスターの歌を聴いて育ち、マスターの歌を歌いながら大きくなる――ちゃんは本当に幸せだと思うんだ。
0363みくたん2017(8/8) ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:48:25.51ID:r1XukK39
「パパ、おうたのほんかして!」
――ちゃんが、マスターの手から紙束を受け取り、わたしに元気よく差し出した。
几帳面で素朴な手書きの楽譜は、マスターの人柄みたいで、いつも手にする瞬間にすごく心が満たされる。
出来立てほやほやの誕生日プレゼントである新曲をもらった今日は、殊更に。
歌はわたしの始まりで、いつもそばにあって、わたしの世界を広げてくれる、大好きな大好きな宝物。
「マスター、ありがとうございます! わたしを歌わせてくれて、わたしを輝かせてくれて、いつも、わ、わたし……」
「みくちゃん! ないちゃだめー」
「ご、ごめんね。嬉しいんだよ〜」
小さい手が私を気遣うように伸ばされる。
「ミク、こちらこそありがとうな。なんだかんだで10年の付き合いだ。これからもどんどん活躍してくれないと、な」
「マスタぁ〜」
わたし、この家に来てよかった。
初めての誕生日の時にそう感じたことはずっとずっと忘れない。
今も、これからも、きっと毎日そう思いながら過ごしていくのだな、と袖で涙をぬぐった。

「みくちゃん、はやくうたおう!」
――ちゃんは、どうやら一足先にこの新曲を練習していたみたい。
嬉しくってたまらない感じでぴょんぴょん飛び跳ねる。
「おいおい、玄関先だぞ」
「あら、いいじゃない。今が一番のタイミングよ」
苦笑いするマスターに奥様がにっこり微笑んだ。
いつの間にかお姉ちゃんがみんなを並ばせていて、ルカちゃんがカメラを構えている。
リンとレンが期待に眼をキラキラさせてわたしを見つめ、お兄ちゃんが励ますように頷いてくれた。

今この瞬間、この空間をわたしは一生忘れないだろう。
10歳のお誕生日おめでとう、わたし。
10周年ありがとう、私に関わってくれたすべての人たちへ。
そして、わたしと同じ時代を、同じ星の上で息づいているたくさんのミク達にも、この歌が届くように願って。
世界中の幸せを具現化したような空気を全身に感じながら、わたしは最初の息を吸う。


END
0364 ◆uOG/Ak17KQ 2017/09/01(金) 00:50:19.25ID:r1XukK39
>>359 支援ありがとう!
ごめんね、連投規制に引っ掛かると24時間書き込めないみたいだ
えらく厳しくなったな〜

9年前の1周年をここでお祝いしたので、またやってみたかった
ミクさんありがとうミクさん
これからもずっと大好きですボカロ界!!

|)彡サッ
0365名無しさん@ピンキー2017/09/01(金) 21:18:22.13ID:k+MNXk7e
>>364
GJ
ほっこりした
ハクさんの彼氏はデルかな?生みの親が同じとはいえマニアックな人選だw

というかID末尾まで39になるとか愛が深すぎませんかね……(畏怖
0366名無しさん@ピンキー2017/10/10(火) 20:55:41.22ID:iGRV1uJF
アゲアゲ
0367名無しさん@ピンキー2017/11/05(日) 00:48:08.25ID:XyYlOEmR
MEIKOさんおたおめー!
0369名無しさん@ピンキー2017/11/26(日) 04:37:58.04ID:NX7H/kf9
カイメイ尊い( ˘ω˘ )
0371がくルカ(1)2017/12/08(金) 00:25:03.32ID:t+y5h2MD
過疎ってるのでがくルカ置いていきます

 言い出しっぺはだいたい彼女の方だ。
「コスプレラブホ、行きましょ」
「……はあ?」
「なによ、その顔」
「いや、妙なことを思いつくものだと」
「いいじゃないの。いい所見つけてきたのよ。ちゃんと偵察もしてきたしね」
「まさか一人でか?」
「メイコと二人で女子会してきたわ」
 二人がピンクの照明の下で酒盛りをしている、色気のない光景が浮かぶ。
「もう。したくないの?」

***

「あははっ。似合ってるわ」
 長袖のワイシャツ、スラックス、ネクタイ。抜かりなく眼鏡もかけたがくぽの姿は、教師のそれだ。
「お前は……少し無理があるような」
 対するルカは、カッターシャツにリボン、短いプリーツスカート、黒のハイソックスという女子高生のいでたちである。
 高校生はとうに過ぎてはいるものの、遜色のない美貌は際立っている。
「でも可愛いでしょ」
「やれやれ」
「ね、せんせ?」
「馬鹿」
「先生、早くやりましょ」
 保健室を模した部屋の中には、本物そっくりに拵えられたベッドがある。窓にはクリーム色のカーテンも付いており、雰囲気はばっちりだ。
 ルカはベッドの上にがくぽを押し倒し、四つん這いになる。
「先生」
「……今日はずっとその調子か?」
「終わるまであんたは先生よ」
「全く、お前は……」
 ルカの頬は赤らみ、目は潤んでいる。
 胸が密着し、鼓動の音がより大きくなる。自分の心拍数を数えながらがくぽはルカを抱き寄せた。
(先生、か)
 ルカの舌は想像以上に熱を持っていた。唾液はたっぷりと分泌され、吐息と水音を大きくする。
 下半身がスラックス越しにうごめく。下着の中が熱くなっているのが分かる。
 がくぽはスカートから伸びる太股やその奥の尻を、まさぐり撫でた。
「先生、やーらしい……」
「お前に言われたくないな、巡音」
 挑発に乗ってやると、ルカの口許が艶めかしく綻ぶ。
「ん、ふふ。その気になってきたわね」
「本望だろう?」
「勿論……」
 腰が浮いて、ルカの指が股間に滑ってくる。
「こっちもその気になってきたわね」
 チャックを開けると、膨らんだ部分が外にまろび出る。
「ね、先生?」
「……好きにしてくれ」
「はい、先生」
 舌が生き物のように動き、ペニスを包み込んだ。服装のせいか、いつもとは違った感情が沸いてくる。
 まるで自分が教師になったかのような、甘やかな電撃が体を痺れさせる。
「可愛い顔してる、先生」
 何も言葉を返せず、ルカの頭を撫でた。
「ふふ」
 丁寧に撫ぜる舌の動き。大きく膨張したペニスはだらだらと液を垂れ流して、ルカの唾液と混ざっていく。
「っ……ルカ、」
 ぞくぞくと背筋が震えて、下腹部の熱が放散された。
「んっ……」
 小さくうめき声。
 喉の奥に流れた精液を飲み込みながら、ルカは少し口の端を吊り上げた。
0372がくルカ(2)2017/12/08(金) 00:26:22.42ID:t+y5h2MD
「馬鹿、飲む必要は……」
「いっぱい出たわね」
「……すまん」
「どうして謝るの?」
 強い力で、がくぽはルカを引き寄せ、素早く口づけた。舌を絡ませると、えぐみのある味が広がってくる。
「苦かっただろう」
「……ちょっとだけ」
「無理に飲まなくてもいいんだ」
「でも、さっき、ちょっと嬉しそうな顔してるように見えたけど?」
「お前は……」
 今度はがくぽがルカを押し倒した。桃色の髪がシーツに散らばる。
「生徒にしては、口答えが過ぎるな」
「そう? 先生がエッチだからじゃない?」
「お前こそ」
 ほどよく肉の付いた長い足。適度にすぼまったウエスト。豊かな乳房。
 がくぽはカッターシャツのボタンを外して、中に手を滑り込ませた。
 着替えの際にブラジャーを付けていなかったのだろう、下着から開放された乳房はがくぽの手の中で弾む。
 花が咲くように、乳頭が桃色に色づいていく。
「今度は俺の番だな……巡音?」
 ショーツをずり下げる。ゆっくりと指を入れると、たっぷりと濡れた肉が絡みつく。
「なんだ、もうこんなに」
「だって……そっちはさっきイッたじゃない。私はほったらかしだったのよ」
「そうだな」
 指でかき回したり、愛液を擦りつけるように敏感な部分に触る。空いた方の手で乳頭を愛撫したり、舌でころころと舐める。
「あ、っん……ぁあっ」
 ルカの漏らす声はだんだんと高く、甘くなる。
 股間のものがまた固くなっていくのを感じながら、耳元で囁いた。
「……いやらしい生徒だ」
「意地悪……そっちこそ、勃ってきたんでしょ」
「分かるか?」
「すぐ分かるわよ、目を見たら」
 がくぽはルカの目を覗き込んだ。
 青い瞳の眼球。表面には水が張り、ゆらめいている。
 その中に、欲をさらけ出す、自分の顔が見えた。
「あ……」
 唇を使って瞼を閉ざし、睫毛にキスをするように目を塞いだ。
「どうする、このままイくか、それとも……」
「先生」
 そのまま、とろける声でルカが言う。
「挿れて」
「……ああ」
 コンドームを付けたペニスをゆっくりと差し込む。
 安堵か恍惚の息が漏れる。
 ルカはがくぽのワイシャツのボタンを外し、ネクタイを緩めて、剥き出しになった喉仏を指でなぞった。
0373がくルカ(3)2017/12/08(金) 00:27:07.44ID:t+y5h2MD
「先生? ……どう?」
「どう、とは」
「生徒といやらしい事して、興奮する?」
「……いちいち聞くな」
 ルカの足を持ち上げて、さらに深く腰を落とす。
「お前とならなんだって興奮する」
 腰を動かすと、腟の筋肉が締め付けてきた。
「んっ、…上手いこと……言って、っ」
「……本当の事だぞ」
「ばかっ…あ、激しっ……」
「欲しがったのは、お前だろう…っ」
 首に腕が回り、息がかかるまでに顔が近づく。
 不意の事態に心臓が高鳴る。
「ね……キスして」
 面食らったが、素直に応じた。激しい舌の動きは先程までとは比べものにならず、口の周りまでべとべとになる。
「あっはっ……ん、あっあっ」
「んんっ……」
 唇が離れるたびに名前を呼んでいた。無意識に、役名ではなく本名の方を口にしていたが、二人とも気にする余裕はない。
「…っ、はあっ……」
「がくぽ…、もうイク、から、っ」
「分かって……っ、」
 腟もペニスもきゅうきゅうと収縮する。
 せり上がる興奮と熱狂とが一点に集中して、二人は絶頂を迎えた。
「んっああっ……!」
「く、う……っ」

 長い一瞬、頭の中が白く融け、何も分からなくなる。
 静かになった部屋の中に吐息の音を聞き取ると、徐々に熱が冷めていく。
 愛おしげに髪を、頬を撫でるがくぽの手を取って、ルカが顔を近づける。
 一度、長めにキスをすると、二人の目の中に互いの顔が揺らいだ。
「……すっごく昂ったわ」
「……そうだな」
「全身べとべと。ふふ、久しぶりよね」
「シャワー、浴びてくるか」
「洗いっこする?」
「早く入ってこい」
 軽口の後、シャワールームの扉が開いて、ほどなく水音が鳴る。
 がくぽは汚れたものの後始末をしながら、ぼうっとベッドを眺めた。
 美しい痴態が脳裏に蘇る。
 乱れる呼吸、潤む目、赤らむ頬、湿る手足、乳房に腟に、白い柔肌。全て愛しい。
 ああ自分はあの女を愛しているのだな、と、ぼんやり考えた。
 どこまでも付き合えるほどに。

「がくぽ、次は女教師と男子高校生のコスプレでいきましょ」
「…………」
 唯一の不満と言えば、いつも突然なことだろうか。
0374名無しさん@ピンキー2017/12/29(金) 12:32:46.87ID:cwOHidDF
遅れたけどリンレンおたおめ!
0376名無しさん@ピンキー2018/01/23(火) 08:14:22.53ID:5/9J3qt7
そろそろルカさんの誕生日か。
0377名無しさん@ピンキー2018/02/11(日) 18:59:39.97ID:5nth6m+d
今年の雪ミクは扱いに困るよね…設定上の巫女さんは純潔を守ることだが、
氏子入りすればSSがある程度書けるが、なにせ悪名高いのがよく札幌を使ってやってたからなぁ…
0378名無しさん@ピンキー2018/02/20(火) 00:38:21.28ID:9jFReCG2
過ぎたけどKAITOニキ誕生日おめ!
0379名無しさん@ピンキー2018/03/16(金) 21:01:54.28ID:P4TyiZec
3月入ったけど未だに新作ボカロの発表ないね。
5engine待ちか?
0380名無しさん@ピンキー2018/04/11(水) 00:51:21.80ID:0DMgKq4B
紲星あかり…
まるで有名なVtuberを足して2で割った様な名前だなw
0381名無しさん@ピンキー2018/04/11(水) 03:24:05.03ID:7p2BLSfQ
>>377
歩き巫女でもなんでもいいじゃない
神社を舞台にした鶴の恩返しでもいいし
0382名無しさん@ピンキー2018/04/11(水) 16:15:24.46ID:aIGFp8L8
(シスターと違って言うたほど巫女さんって純潔いらへんかったような)
0383名無しさん@ピンキー2018/04/14(土) 20:27:35.21ID:/o6UGbVh
江戸まではエッチなご奉仕も巫女さんの仕事の一つだった。神道の神々そのものがエロ三昧だし
同時に歌って踊る芸妓みたいな仕事もあったからある意味ミクさんの在り方に丁度いいと言える

でも明治ぐらいから仏教と混ざって処女を望まれたから>>377も間違ってない
なお現代は女子高生のバイトの一つ程度だから貞操は関係ない。宮司にローター捻じ込まれながら参拝客にお守りを渡すミクさんもアリという事だ

気にせず好きに書こう
0384名無しさん@ピンキー2018/05/05(土) 04:59:00.35ID:ETXd7oO3
あげ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

ニューススポーツなんでも実況