悲鳴、のハズだった。
だが繰り返されたスパンキング、平手打ちに慣れてしまった今の彼女に
してみれば、それは一呼吸の様なものに過ぎず。
「痛い?この程度じゃまだまだだろ?お前みたいな活きのいい女は、もっと痛い目にあった方がまだ
大人しくなれるってモンだ」
ハッキリ女の言葉を聞き取れずとも、男には女が何を言ってるかは想像がついていた。
「仲間を庇うために、わざわざ一人、我が身を犠牲するとは泣かせるねぇ」
「…そ、そうよ!私はどうなってもいッ!あ"!?」
背後位で犯されている姿勢の女が、ビクンと顔を上に突き上げた。
「英雄気取りも、こうなるとザマぁないな」
女のヴァギナに、ごつごつした突起付きのバイブが、深々と突き刺さっていた。
そして振動が始まり―
「んッあ!あああぁぁあああっ!!」
女は、甘栗色の髪を振り乱し、口から唾液を撒き散らして咆哮した。
(な…何よっ、コレくらい!た、耐える!耐えられるわっ!)
私は友人二人と逃走中、途中で全員で一緒に追っ手たちから逃げ切るのは
無理があると判断して、二手に別れる事を提案した。
しかし―
「あの二人の内の一人、怪我をしてたよな?」
「…それが、何よ?」
「いやなに、だったらお前さんが気絶でもしたら、後からいくらでも追い付けるな、ってさ」
「な?!―そ、それじゃ約束が!…」
追っ手の内一人に、その相談現場を見られ、私は咄嗟に口にしていた。
「私がなんでもするから、あの二人は見逃して!」と。