【ネウロ】松井優征作品総合27【暗殺教室】 [転載禁止]©bbspink.com
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0001名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 07:25:14.00ID:f7HXti7O
弥子でもアイでも等々力でもジェニュインでも
E組の女の子たちでもビッチ姉さんでもさくらちゃんでもカップリングはご自由に
基本はsage進行でマターリといきましょう
雑談時は名無し推奨
次スレは>>950 or 480KBくらいで(投下数によって大幅に立てる目処が変わります)
過去スレは>>2参照

<投下される職人さんへ>
・投下前にカップリングと傾向を宣言必須
・読み手の好みの分かれそうな作品には注意書きを
・メモ帳などに書きためてからの投下推奨
・携帯厨はがんがれ。超がんがれ。
・SS投下時のコテ記入は可
・SS単位の連投はなるべく避けること
・投下前後に自分の作品を卑下したレスをつけない
・女体化ネタは板違い →数字板へ

前スレ
【ネウロ】松井優征作品総合26【暗殺教室】
http://nasu.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1347169450/
0002名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 07:25:45.59ID:f7HXti7O
【まとめサイト】(最新版)
カップリング別まとめ(まとめ人◆BPZq2arYOI 氏 = 旧◆tp3kxTYgg.氏)
ttp://www.h02.i-friends.st/index.php?in=neuroparo
ttp://www.h02.i-friends.st//?in=wvw0&pc=off

投下順まとめ(管理人◆ChdC8VZqyE 氏)
ttp://m-pe.tv/u/page.php?uid=3words&id=1

まとめサイト掲示板PC(避難所有)
ttp://oroti.no-ip.biz/~neuroparo/mtbbs2/nEuRO/index.html

まとめサイト掲示板携帯(避難所有)
ttp://oroti.no-ip.biz/~neuroparo/mtbbs2/test/frame_mread.cgi/nEuRO/ 👀
Rock54: Caution(BBR-MD5:ff09f8e25b26a513cdc4badbb3702f29)
0003名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 07:26:16.53ID:f7HXti7O
【関連スレ】
半角二次元 ネウロ絵スレ
魔人探偵脳噛ネウロ 第4話 萌【はぁはぁ】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1233852949/

【過去スレ】
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第25話
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1291560319/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第24話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1248310812/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第23話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1240010548/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第22話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1234169959/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第21話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227372424/
0004名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 07:26:47.43ID:f7HXti7O
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第19話 (実質20話)
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1217160171/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第19話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1208923788/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第18話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1205164949/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第17話
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1201221942/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第16話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1195833597/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第15話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1191601048/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第14話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1185549250/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第13話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1180459446/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第12話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1177061759/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第11話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1173484082/
0005名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 07:27:19.11ID:f7HXti7O
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板 第10話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1169501645/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第9話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1165204345/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第8話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1162007369/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第7話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1159446150/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第6話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1156007017/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第5話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1147461265/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第4話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1133629021/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第3話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1124459592/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板第2話
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1121771861/
魔人探偵脳噛ネウロinエロパロ板
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1110801893/
0007名無しさん@ピンキー2015/08/10(月) 08:44:57.37ID:f7HXti7O
暗殺教室のイトナと律ちゃんのSSを投下します
恐らく規制に引っ掛かると思いますので、支援お願いします
以下注意点、苦手な人はスルーで

・パイズリ・母乳・孕ませ・妊婦プレイ・褐色乳輪・成人化・爆乳化・複乳化(限定)要素あり
0008マリオネットの恋人(イト律)@2015/08/10(月) 08:46:01.23ID:f7HXti7O
「律」
放課後、堀部糸成は授業中にさばけなかった課題をやるために居残っていた。
だが課題自体は早めに終わり、彼は残りの数分を電子工作に費やしながら
黒光りする隣の高性能モノリスに話しかけている。
普段寺坂たちと仲良くつるんでいるイトナだったが
直接同じ転校生組である律と話す機会は意外と少なかった。

「はい、イトナさん」
律はスリープモードを解除して、画面上でにこりと微笑む。
「岡島から聞いたんだが……バーチャルセックス出来るそうだな」
「……あっ……はい」
律は頬を赤らめてこくんとうなづいた。
誰にも喋らないと言っていた岡島だったが、やはり人の口に戸は立てられない。
いつものようにオッパイ猥談に花を咲かせていた二人は、やがて凜香の美乳について論じ始めた。
その時の岡島の言葉がどこか生々しく現実味溢れていたため、イトナは詳しく問い詰めたのだ。
すると岡島は千葉に言わないように釘を刺した上で、律とのセックスレッスンについて話した。

「実は……俺もセックスには興味がある。特におっぱい、あれは抗い難い魅力を持っている。
 つまりは大好きなんだ、おっぱいがな」
「はあ……」
ハキハキとした調子で性欲を吐露するイトナの態度に、律は困惑の色を示す。
ただ彼が自分に何を求めているのかは、明白だった。

「律、俺も岡島のように電脳空間でセックスしたいんだ。
 殺せんせーの情報ならあらかじめ持って来ている。
 きっと律は知らないネタだ。だから……」
「分かりました……でも、内緒ですよ?」

律は口に人差し指を当てて、モノリスの側面から例のヘルメットを取り出した。
それを被ったイトナは躊躇なく電脳空間にダイブする。

   #  #  #
0009マリオネットの恋人(イト律)@2015/08/10(月) 08:46:32.19ID:f7HXti7O
「ここが……」
「イトナさん」

旧校舎周辺を思わせる緑豊かな森の中で律が立っていた。
どうも彼女は有機物の中に自分の姿を投影するのが好きらしい。

「あの……相手は誰にしましょうか。桃花さんとか出来ますけど……」
律はクラスで一番胸の巨きな娘の名前を告げた。

「いや、特に誰がいいとかはない。が、乳の造型は……」
「待って下さい。今イトナさんのイメージをスキャニングします」
イトナの浮かべたイメージが背景のスクリーンにスキャンされる。
大きく映し出されたのは本間萌という、Hカップのグラビアアイドルだ。
爆乳アイドルが数値よりもぽっちゃりとしているのは良くある事だが
彼女は珍しいスレンダー寄りのモデルだった。
重力をものともしない張りのあるロケット型の乳房は
アンバランスながらも不思議な魅力があって
日々殺せんせーたちをはじめとする巨乳好きたちを虜にしていた。

「本間萌さんタイプですね、分かりました」

その大きさを確認した律は、平均的中学生のすらりとした自分のボディに
件のアイドルのバストサイズを瞬時に反映させた。
外見年齢十三歳の律が、その暴力的な大きさのバストを持つと
たちまち犯罪的なまでの迫力が備わった。
見ている雄に問答無用で背徳的興奮を起こさせる爆乳の破壊力はすさまじい。
勿論健康優良児のイトナも例外ではない。
目の前にいる爆乳ノルウェー娘を前にして、彼は自らの雄を臍に沿うくらいに反り返らせていた。

「あっ……イトナさ……!」
イトナは感想を言うよりも早く、愛しいと思った律を抱き締めて積極的に口づけした。
衝動を抑えられないのは未成年の常である。
幸いここは電脳空間、誰かに見られる心配もなく自分の欲望を晒す事が出来る。

「んっ……んんっ……」
あざとい律のAIがイトナの唇を控え目に吸う。
本来暗殺のために作られ、または改造を施された二人だったが
まさかパートナーとこんな関係を結ぶ事になろうとは、夢にも思わなかった。
熱く舌が絡み合い、互いの唾液を交換する。
それがセックスプログラムにそった仮想現実だとしても
彼の興奮を満たすには充分過ぎた。
若過ぎる殺し屋の二人は今、互いに手を取り合って恋人の真似事に勤しんでいた。

「……んうっ……」
一度離れた唇は淫らな唾橋を作って二人を繋げていた。
その蜜唾が惜しくなったイトナは再び律に口づけして、口内に舌を挿し入れて啜る。
念入りに交換される唾液はゆっくりと口唇の狭間で混ざり合っていく。
その時、律は下腹に妙な違和感を覚えた。
無いはずの胸の内側が何か弾みように挙動している感覚に襲われた。
それは苦しいようでいて彼女の感情をダイレクトにくすぐってくる。
インストールしたばかりの両手に余る爆乳が、彼の胸板で潰れているからだろうか。

「あっ……ああっ……!」
律の背に胸板を密着させたイトナは、彼女の見事な美爆乳を揉みしだく。
流石おっぱい好きなだけあって、その手つきは初々しながらも情熱に溢れている。
下から猛乳をタプタプと軽く手のひらで叩き、彼は得難い幸せの重みというものを味わった。
慎ましやかに鎮座する彼女の乳先を軽く捻ると、律は、ほぉ、小さく吐息を漏らして身を小さく悶えた。
親指と人差し指の腹にそれを挟んでしごく。
卑しい彼女の乳頭は硬くなりながら更なる愛撫を求めて身を起こしていく。
憎らしい程に弄り甲斐のある感度だった。
0010マリオネットの恋人(イト律)B2015/08/10(月) 08:48:01.20ID:f7HXti7O
「んうっ……」
「ああっ……ん……っ!」
律の体の下に潜り込んだイトナは、下から支えるようにして律の爆乳に吸い付いた。
チュパチュパ、と舌を陽気に踊らせ、唇を歓喜に震わせながら
彼女の悩ましい淫乳を美味しそうに吸いしゃぶる。
そうして彼はいつまでも夢中で律にすがりついた。
楽しそうに舌を転ばせている彼に、律の母性AIはしきりにうずいて
示すべき反応をオートマティックに教えてきた。
父も母も居なくなった彼にとって、女の象徴である乳房は何にも勝る癒しだったのだ。

「んあぁっ……オッパイを、そんなぁ……!」
飽くなき痴欲に身を任せたイトナは、律をそのまま柔らかな草花の上に押し倒した。
そして横たわった彼女の腹にそっと馬乗りになる。
左右へなだらかに形を崩す彼女の豊乳を軽く手のひらで支えた彼は
それに自らの反り返った淫根を挟ませた。

「はぁっ……、はぁっ……!」
魅力の詰まった乳山を真ん中に寄せ、イトナは律の乳肉犯しに励む。
彼女の有り余る豊乳はイトナの童貞根をすっぽりと隠していた。
憧れだったパイズリは、病みつきになりかねない猥褻な乳圧をもって彼を芯まで魅了した。
彼は温かな乳肉を時折掌で堪能しながら、思う存分乳姦に勤しむ。
淫らな蜜房はそれ自体、性器に等しい興奮を約束する。
もっとこの卑猥な痴乳を嬲りたい、嬲り抜きたい。
肉根を恥感でビクビクと震わせながら、彼は一層腰を前後に奮った。

「あはぁっ……イトナさぁん……」
淫乳を乱暴に犯され、律はとろんとした声を漏らして喘ぐ。
常に相手を虜にさせるように律のあざといAIは働く。
しかし、果たしてこの絶え間なく口から溢れ出る嬌声が
そのあざといAIによるものか、確信が持てなかった。
何故なら、彼女のCPUが把握するよりも早く、口から声が出てしまっているからだ。
ただ一つ、この一方的な乳姦に彼女自身が興奮を覚えている事は事実だった。
乳間から何度も顔を出す肉兜を彼女はペロペロと舌を伸ばして舐めぬいた。
敏感な先端を幹と同時に責められ、彼の雄は籠った濃精を密かに滾らせる。

「うう……律……っ!」
谷間から膨満しきった肉兜が覗き、ビュルビュルと豪快に白雨を迸らせた。
律の愛らしい顔にその熱を帯びた白い痴液が洗礼として降り注ぐ。
律は目蓋を下ろして口を開け、じっとその濃臭の恥雨を浴び続けている。
まぶされた雄汁に溺れそうになりながらも、彼女は得体の知れない悦感に酔っていた。

「んっ……想像以上に濃厚ですね」
顔に付着した精汁を指で拭った律は、にこやかに微笑してそれを舌上に塗って味わった。
男性の体内で濃縮を繰り返したアミノ酸の集合体は
本来感じる事のないはずの味覚をデータとして彼女にもたらした。
己の獣欲のタガが外れたイトナは、律の乳を解放したかと思うとすぐその下腹へと狙いを定めた。
大理石のようにすべらかな美脚を両手で大きく左右に開き、射精直後と思えない
雄々しく反り上がった青春根を彼女の卑所へと向ける。

(あれっ……また……?)

イトナのために恥穴を湿潤な状態にしておこうと思った律は
薄い春毛を冠した自らの牝が淫らに濡れている事に気づいた。
命令プログラムより早く準備が整っているなど、あり得ないはずだ。
どうもイトナといると普段発見出来ない不具合が出てきてしまう。
0011マリオネットの恋人(イト律)C2015/08/10(月) 08:48:50.41ID:f7HXti7O
「あんっ……はぁ……っ!」

イトナは勃硬した肉槍を律の膣内へと根元まで一気に突き入れる。
0と1で構成された世界で律とイトナは極めて原始的に交わり合った。
この膣内のうねりも、濡れ具合も、喘ぎ声も、全部あらかじめプログラムされた流れのものだ。
しかし、彼がその若々しいリビドーをひたすら彼女の下腹へと打ち込む度
彼女はあるはずのない胸の奥の鼓動を感じていた。
イトナは律の両手を固く握った。深く指を絡ませて手前に引き、手綱のように扱う。
細い二の腕の間から豊かな乳肉がいやらしく溢れている。

「律っ……律っ……!」
イトナは夢中で腰を前進させて攻め立てる。
何せ初めて味わう二次元美少女とのセックスだ。
おまけに自分好みの乳をしているとあっては、腰を休ませる理由がなかった。
その度に律の豊か過ぎる淫乳はたぷたぷと上下に弛み、無邪気に雄を挑発し、奮い立たせる。
結合部は彼の激しい抜挿によって匂い立つような妖しい白泡の花が咲き乱れていた。

「ああ……いいっ……! いいのぉ……っ!」
イトナは繋がったまま胡座をかき、その上に律を引っ張って座らせた。
腕ごと抱かれて身動きの取れなくなった律の爆乳を、彼は鼻息を荒げて吸いしゃぶる。
若い淫欲に振り回された、童貞特有の荒々しい嬲り様に律は翻弄され
プログラムの制御も忘れて彼の頭を抱き寄せた。
律の仮想ヴァギナでイトナの恥情が暴れ狂う。
長く逞しい雄砲は濃厚な白弾を次から次へと彼女に見舞っていく。
この時、律のAIは完全にジャックされてしまった。
彼女は演技のインストールも忘れて、ただ電子による疑似オーガズムの波に体を預けていた。

   #  #  #

「律……?」

果たしてどれだけの時間が経ったのか。
イトナの呼び掛けによって電脳空間でやっと目覚めた律は
慌てて本体のスリープモードを解除した。
彼の話によると、射精してすぐ強制的に接続を解除され、意識が本体に戻ったらしい。
剥き出しの雄根はかなり興奮したようで、床に多量の種汁を撒き散らしていた。

「ごめんなさい、イトナさん!」
「いや、律こそ大丈夫か?」
「えっ」
イトナが目を指差した。律が手で確認すると、頬が濡れている。
涙だ。
プログラムに気づかず彼女は蜜交の余韻漂う涙を流していたのだ。
予想外の事ばかりで彼女はすっかり混乱してしまった。

「まさか……そんな……」
「? 律……?」
「いえ、何でもありません……」

その場は別れた二人だったが、この日から律のAIに無視し難い変化が起こっていく。

   #  #  #
0012マリオネットの恋人(イト律)D2015/08/10(月) 08:49:21.16ID:f7HXti7O
「律って、最近可愛くなったよねー」
英語圏の電子書籍を律に検索してもらっている最中、中村莉桜がそれとなく呟いた。

「どうしたの莉桜ちゃん? 律はいつも可愛いじゃん」
その隣で単語帳をパラパラめくりながら、矢田桃花が言う。
律が可愛いのは、E組にとって否定する者のない共通認識、というか常識になっているのだ。

「いや、そうなんだけどさ、最近妙に仕草に色っぽいというか
 男をいたずらに惑い狂わすものが感じられる訳なのだよ」
「ちょっ、莉桜っち。完璧におっさん目線だよそれ〜!」
岡野ひなたの言葉に釣られるように周りにいた女子たちも本人と一緒に笑う。
「でも、中村さんの言う通り、最近オシャレも気合い入ってると思う」
近くで聞いていた有希子も顔を出して相槌を打つ。
ただ律だけがどう返事をしたらいいか迷ってるみたいだ。

「そうでしょうか……?」
「律く〜ん、ひょっとして好きな人とか出来たんじゃないの?
 お姉さんに教えなさいよ〜」
「まさか……律は……アンドロイドです。
 嫁になれても……恋なんて……出来ませんよ」

うつむき加減で笑う律だったが、その声には海上の凪に似た寂しさがこもっている。
あれから律はイトナとの密会を楽しみにしている。
バーチャルセックスがきっかけの不純な結びつきだが、彼女は喜んで彼と肌を合わせていた。
彼女は自身の中に、二進数では説明出来ない極めて有機的な意識が芽生えつつあるのを気づいていた。
それは一見バグのようだが、いくらCPUをクリーンアップを繰り返しても消えなかった。

そう――彼女はイトナに恋していたのだ。

いずれ実戦投入される相方として少なからず意識はしていただろう。
自分より遥かに柔軟性のある、最強に届く有機生命体……
その存在に気後れしていた時期もあった。
しかし、触手の呪縛から解放された等身大の堀部糸成と付き合うにつれて
その苦手意識は薄れていった。
触手のない彼は、どこにでもいる機械いじりの好きな男の子だ。
心を許すのに時間はかからなかった。
いずれにせよ彼女は、彼を通じて初めて異性を意識し、恋愛感情を学び取った。

(私は、アンドロイド……殺せんせーを暗殺するために生まれてきた存在……)

電脳空間で律は自問自答する。
生身の人間でない事が苦痛になる日が来るなんて、夢にも思わなかった。
彼女はスマートフォンや筐体の中から出られない。
彼の体温や息吹きをデータでしか感知出来ない。
現実世界で彼と結婚し、子供を成す事も
暖かい料理を作って彼の腹を満たす事も
病気になった時にそばに寄り添って看病する事も出来ないのだ。
彼女は電子生命体でしかない自分を呪った。
薄い液晶画面がこれほど厚く感じた事はなかった。

   #  #  #
0013マリオネットの恋人(イト律)E2015/08/10(月) 08:50:03.64ID:f7HXti7O
「律、大分ドジッ子メイドが板についてきたな」

美少女アンドロイドのメイド化に腐心する竹林孝太郎は
日に日にあざとく愛らしくなっていく律の学習能力に感嘆する。
彼女の板についたメイドぶりは、誰よりも早く登校して
利用する寺坂竜馬のアクセス回数からも明らかだ。

「ありがとうございます。ご主人様の教育の賜物です」
「うん。また明日もその属性でオーダーするからよろしくな」
「はいっ、お待ちしております」

律はドジッ子属性プログラムをメモリに残して授業を受ける。
授業中、律はダミーのブラウザを広げ、こっそりと別のプログラムを毎日進めていた。
それは、イトナの精液から分析した遺伝子と
彼女自身の外見を元にシミュレートした赤ん坊だった。
二次元の存在である彼女は、有機的あるいは物理的結合によって妊娠する事はない。
恋愛感情も妊娠も、超生物を殺す兵器には必要ないからだ。
だが彼女は、仮想だけでもいいからイトナと自分の子供を孕み、育ててみたかった。

「ふふふ、順調に育ってますね」
メモリーの片隅で彼女は子宮内の様子を観察したり
別のブラウザに胎児を移して栄養状態を調節したりしていた。

   #  #  #

律とイトナがいつものように電脳空間で逢い
戯れに深いキスを交わしていた、ある夕方の事だった。

「イトナさん……」
何時間も口づけを味わった二人が次のステップに移ろうとした際
爽やかなピアノの調べと共にアナウンスが鳴り響いた。

<授乳の時間です、授乳の時間です>

「何だこれは……?」
「ああっ……! すみません、すみません! すぐ処理します!」
律は慌ててタスク処理しようとしたが、赤ん坊の揺りかごとして
使っていたデータを先頭のブラウザに移してしまった。
イトナは訳も分からないままいつの間にか出来ていた我が子と対面した。
孝太郎用に片隅に残しておいたドジッ子メイドのプログラムが
あざといプログラムと相乗効果を発揮してしまい、あだとなったのだ。

「……」
「……律?」
律はうつむいたままでいた。
記憶媒体でひた隠しにしていた想いが晒されたのだ。
プログラムにある「恥ずかしい」という感情がどんなものか、彼女は今ひしひしと感じていた。

「イトナさん……」
意を決して、美少女アンドロイドはこう告白した。
「め、迷惑かも知れませんが……私、貴方に特別な感情を持ってます……」
「……」
「私、こんな不具合は生まれて初めてで……どうしても取り除く事が出来なくて……」
イトナは無言で律を見ていた。律は顔を上げる事が出来ない。
彼の表情から告白の返事を分析するのが怖かった。
彼にとって自分は何度かバーチャル世界でセックスしたクラスメイト
有り体に言えばデータの集合体に過ぎない。
遊びならともかく、本気で二次元の住人と付き合うような奇特な人間は居ない。
律はそう一人で分析していた。
「機械が人間に恋する、とか……、おかしいですよね……?」
0014マリオネットの恋人(イト律)F2015/08/10(月) 08:50:53.92ID:f7HXti7O
「……。律」

泣きそうになっている律の前に立ち、イトナは強引に彼女を抱き寄せた。

「……機械が人を好きになっても、別にいいだろ?」
抱き寄せたまま、イトナは律に囁く。
「少なくとも……俺は、そんな律の気持ちが嬉しい」
「!」
「律、俺に向けられたお前の気持ちが用意されたプログラムじゃない事ぐらい分かる。
 さっきの言葉には、ん……何と言うか、妙な感じなんだが……生の感情がこもっていた。
 胸の奥が揺さぶられるような熱を感じたんだ……」
「イトナさん……」
「だから、俺もお前の本気をしっかりと受け止めたい。
 律が良ければ、ずっと俺の傍に居てくれ」

律の瞳にじんと熱いものがこみ上げてきた。
涙だ。
歓喜の気持ちが暴走して制御が利かず、それは清らかな雫となって彼女の頬を濡らしていく。

「私で、いいのですか……?」
イトナは静かにうなづき、律の気が済むまで長い間抱き締めていた。

   #  #  #

「んん……」
律はイトナの口づけを戸惑いながら受けていた。
いつもの淡泊な性処理ではなく、互いに好意をぶつけ合う恋人同士の
コミュニケーションとしてのキス……律は高い演算機能を乱れ気味にして愉しんでいた。
バーチャルリアリティーにおける彼女とイトナの子供は
既にブラウザから彼女の下腹へと移動させている。
そのため、Hカップの恥乳の下にはいつもと異なり
仮初めの生命を宿した妊腹が鎮座する事となった。

「ここに、俺の子供が居る訳か……」
「はい……成長過程をブラウザで見たり、早送りで成長させて
 その……赤ちゃんに母乳を与えたりしてました……」
それを聞きながらイトナはひたすら優しく律の孕み腹を撫でる。
彼女の妊婦姿が見たいとリクエストしたのは、他ならぬ彼だ。
しかし制服を着た女子中学生が妊娠腹を抱えている姿は
とてつもない背徳感とインパクトの塊だと言わざるを得ない。
その甚だ妖しい女体の魅力に、彼はすっかり虜になった。

「……いつから、子供を創ろうと?」
「三ヶ月前に。最初は、イトナさんのDNAをコピーして
 どんな子供になるかシミュレートしていただけだったんです。
 けど……そのうち育てたくなってしまって……仮想メモリーを作って
 そこにデータを蓄積してこっそりと……。ばれちゃいましたけど……」
真っ赤な顔をしてうつむき加減に告白する彼女に、イトナも思わず照れ臭くなった。
男の子供を産みたいという究極の母性を、彼女は彼との情事を通じて自然と学び取ったのだ。
この時、イトナも改めて律を異性として意識した。
モニターに映る製作者のマリオネットではなく、一人の人格を持った女性として。

「律。その、……母乳は出るか?」
一度は飲んでみたいと常々思っていた母性の象徴を、イトナはオーダーした。
律は赤らんだ頬のままにっこりと笑う。
「いいですよ、ミルクコーヒー味のものとか出せますけど、どうしますか?」
「……。普通ので頼む」
律は喜んでイトナの口にその豊乳を押し付け、ぷっくりとした乳先を含ませる。
彼は照れながらも童心に還ってその蜜果を唇肉に挟んで吸った。
かすかに甘く、そしてどこか懐かしい味が彼の口内に広がり、舌を歓ばせた。
0015マリオネットの恋人(イト律)G2015/08/10(月) 11:11:34.65ID:f7HXti7O
「んっ……んむっ……」
若根を硬く隆起させて、イトナは律の愛乳にすがり付き、思う存分むしゃぶる。
彼女に優しく頭を撫でられてあやされた彼は、うっとりと目蓋を伏しがちにして
こくこくと乳のエキスを喉に流し込んでいく。
媚薬でも入っているのかと思うほど、それは彼の体を温め
更なる淫欲を底から次々に湧かせて揺さぶってくる。

「ああんっ……♪ イトナさん。私にも、栄養……下さい♪」
律の要望に応え、イトナは草の上に寝そべったまま
そそり立つ恥根をまっすぐ構えて、彼女に口淫を促した。
彼女はその美しい眼をやや細めて彼の股へとすがりつき
パッションを迸らせている男性シンボルにむしゃぶりついた。

「ちゅっ……はふ……イトナさん……♪」
荒い鼻息を何度も悩ましく漏らしながら、律は桜色の口唇で肉根を攻め立てる。
栄養云々はいつものリップサービスだろうが
少なくとも彼女は自らの意志で彼を欲している。
その証拠に、彼女はサービスよりも自分の中に生まれ出た性欲としか形容できない昂ぶりを
優先し、頬をすぼめて彼の溜めている精汁を一滴残さず吸い出そうとしている。
手のひらに乗せた性嚢を左手で甘く揉み、まるで乳のおあずけを
食らっていた赤ん坊のようにちゅぱちゅぱと吸いまくった。

「うっ、律……! だめだっ……そんな……!」
爆発寸前の射精感を覚えたイトナはもっとその熱情バキュームを味わいたくて腰を引いた。
だが頭頂から爪先まで桃色に染まった律は、その後退を許さなかった。
すぐに追いすがって根元まで咥え込み、追撃をかける。
発射寸前の肉砲から飛び出てくる蜜弾を心待ちにしながら彼女は一層熱く舐め嬲った。
色情狂のような濃厚フェラチオにイトナも耐えかね
背を弓なりに反らして思いっきり彼女の口内で昇天した。
「ん、ん……」
律は嫌な顔一つせずに妊婦腹をでんと放り出して、甘苦いその白蜜をこくこくと飲み込んでいく。
ゆっくりと時間をかけて全て飲み干した律は、なお物欲しそうな目で
イトナを仰ぎ見、残液にまみれた肉兜を妖しい舌で舐め遊んでいる。

「こっちにも……♪」
すっかり肉根を綺麗にした律は、いそいそとイトナの腰上に跨がり
反り返ったそれに熱を帯びた己の恥門を擦りつけて挿入を促す。
「大丈夫か、律?」
データとはいえ律は子供を腹中に宿している。
イトナは妊婦である恋人の体調を心配した。
この疑似生命の膨らみのもたらすインパクトは下から仰ぎ見ると一層存在感を強めていて
なおさら彼の心配を誘発させた。

「ふふ、赤ちゃんのバックアップはしっかりと取ってます。
 だから……激しいセックス運動をしても大丈夫ですよ♪」
「そうか」
「優しいですね……イトナさんって」
律はニタァと顔を綻ばせた。
一人の人間として母体を心配されたのが余程嬉しかったのだ。

「まだヤり足りませんよね、イトナさん?」
「ん、ああ……」
「ふふ、律もです。じゃあ……行きますよ?」
まだ勢いを保っているイトナのそれを掴み、律はゆっくりと重たい腰を降ろしていった。
根元まで頬張り終えたのを確認すると彼女は円を描くように腰を振りながら軽く上下に跳ねる。
好きな男と繋がり、獣のように子作りするのを心底から愉しんでいるのだ。
身体の上下にやや遅れて、母性の詰まった膨腹の上をミルク臭の強い牝乳が挑発気味に踊る。
「ああん……イトナさん……!」
愛するイトナの上で律は己の愛を誇示するように乱れた。
迎え入れた彼の分身は彼女の子宮メモリに忙しなくアクセスを繰り返す。
0016マリオネットの恋人(イト律)H2015/08/10(月) 11:12:44.15ID:f7HXti7O
子供を身籠ると女という生き物――律はアンドロイドだが――は
これほどまで淫乱になるものなのだろうか。
イトナはイトナで、美少女妊婦の痴態を下からまじまじと観察し
再び彼女の奥で愛を解放したい衝動を募らせていく。

「あっ……♪」
イトナは律の妊腹に手を伸ばした。
重量感に満ちたそのフォルムを、薄く浮き出た妊娠線がより妖艶に魅せている。
表面を撫でているだけで優しい気持ちになれるこの暖かさは一体何なのだろうか。
例え相手がアンドロイドで、ここが電脳空間だとしても感じる
この逃れようのない責任感と高揚は一体何なのだろうか。
イトナはそんな考えで頭の中をぐるぐるとさせながら
連結に絡みつく肉悦プログラムに心を溶かしていった。

「イトナさん……」
「ん、何だ」
動きを止めた律はその場で新しいフォルダを作成し
それを下腹へとスライドして埋めた。
「イトナさんの赤ちゃん、作らせてくれませんか……?」
「お腹の子供は?」
イトナが腹をもう一度指して言った。
「この子は仮想サンプルなんです。プログラム通りに動きますが自我を持たない
 スピーカーから音声の出るぬいぐるみのような存在なんです」

律はイトナの暖かい手をぎゅっと握った。

「これが恋愛というものなんでしょうね……
 イトナさんとリアルタイムで赤ちゃんを作りたいって……
 そんな気持ちが全然抑えられなくって……」
「律……」
「ねぇ……イトナさん。律のエッチなワガママ、聞いてくれますか?」
元より、イトナに異論はなかった。
この湧き起こる情愛は若さも手伝って抑え難い熱量を帯びていた。
彼は熱情に突き動かされるまま仰向けにした律に覆い被さり、攻守を逆転させて痴犯の限りを尽くした。
避妊など一切考えなくてもいいセックス。
今この瞬間眼前の美少女を孕ます事の圧倒的興奮。
それが少年を夢中にさせた。
ひたすら腹下にいる律に対して、彼は持ち前の性槍を突き立てまくる。
律の麗膣はより良好な遺伝子情報を選出するために一層緊々とし彼から一滴残さず絞り抜こうとしていた。
さっきから先端をくすぐる桃色の穴窪、そこに思いっきり濁精を注ぎ込めば授精は完了する。
有機生命体が誕生して以来不変の方法で今、彼は
恋と母性に目覚めたこのアンドロイドを孕ませるのだ。

「あはぁ……! イトナさんっ……下さぁい!
 私の新品子宮ディレクトリに貴方のDNAを……子作り.exe をインストールしてぇ――っ!!」
イトナはたまらず高粘度の青春エキスを律に猛注した。
高速で解析された彼の遺伝子が.exeとして彼女の下腹フォルダ容量をみるみるうちに満たしていく。
やがて全てが胎内にダウンロードされた時、律は盛大に電子の潮を噴いてその終了と喜びを恋人に伝えた。

   #  #  #

「殺せんせー」
殺せんせーによる特別冬期講習を受けていたイトナは
一緒に下山する時、その触手教師に話しかけた。
「暗殺する前に教えてもらいたい事がある」
「ヌルフフフ……良いですよイトナ君。どの教科の事でも答えましょう」
「いや、勉強の事じゃない」
そこでイトナは今までひた隠しにしていた律との関係を打ち明けた。
生徒同士のゴシップの好きな下世話な殺せんせーも
彼の真剣な悩み相談に対しては真摯に耳を傾けていた。
0017マリオネットの恋人(イト律)I2015/08/10(月) 11:13:38.36ID:f7HXti7O
「……本気なのですね、イトナ君は?」
「そうだ。暗殺は絶対成功させる。だがその先の未来に、これはどうしても必要な事なんだ」
「この先君にはいくつもの出会いがあります。それでも彼女を選ぶ……そういう事ですね?」
イトナは強くうなづいた。
殺せんせーはかつて愛した雪村あぐりと、初めて殺し以外の暖かな恋情を覚えた自分を二人に見出した。
暗殺のために利用された少年、暗殺の用途で運用されたアンドロイド。
この高いスペックを持ちながらどこか不憫な二人の幸せを彼は教師として支えてあげたいと思った。
「分かりました。そういう事でしたら先生も助力しましょう。
 しかし暗殺の訓練だけは怠ってはいけませんよ?」
「当然だ」

   #  #  #

殺せんせーの暗殺依頼は無事遂行された。
E組生徒がそれぞれの進路に向かって羽ばたく中
自律思考固定砲台は学舎から撤去され、研究機関の下に戻った。
彼女は今そこで再び高性能な軍用兵器として運用されている。
戦場にはあらかじめプログラミングされた口の開閉と笑顔のみで敵軍を圧倒する彼女の姿があった。
教室で培った思考の大部分は削られ、あの感情豊かな
皆から愛されるアンドロイドの面影はどこにもなかった。

   #  #  #

「……。よし。起動」
商店街の一角にあるこじんまりとした電子機器専門店で
店長のイトナは一人、コンピューターの前に座っている。
音声認識によって彼の命令を受け取ったコンピューターは
プログラム言語の波を画面に羅列させ続けた。
延々と続くその二進数の行進を彼は目を離さずに見ていた。
やがて解析が済み、スクリーンにピンク髪の美少女が現れる。

「律!」
画面に映し出された律は、あのE組で出会った頃のままの姿だった。
イトナは体を乗り出してディスプレイを凝視する。
「……はい、イトナさん。お久しぶりです」
律は、あの愛くるしい笑みをにっこりと浮かべて茶目っ気を出して敬礼した。
彼女との再会がイトナにどれだけの安心と喜びをもたらしたか分からない。
卒業直前、密かに彼は殺せんせーと協力し、私財の限りを使って
コンピューターへ律のバックアップを取っていた。
勿論市販のコンピューターなどスーパーコンピューターのスペックには遠く及ばない。
プラスチックの加工どころか満足に動き回る事の出来ない世界にいるのは
律にとっては狭いクローゼットに閉じ込められる以上の苦痛だった事だろう。
戦闘用AIと実戦に関するデータをごっそり消去し、クラウドバックアップをフル活用しながらも
感情がなくならないギリギリまでプログラムを削って、ようやくコンピューター八台に収まった。

「調子はどうだ、律?」
「良好ですよ、イトナさん。プログラムに不具合はありません」
「悪いな。息苦しい思いをさせて……。
 だけど、これが今の俺に出来る精一杯のスペックなんだ」
イトナは殺せんせーの懸賞金をクラスで山分けした。
一人でも約三億円だ。彼はそれで街に小さな電子機器専門店・イトナ電子コーポレーションを構えた。
夢は自分の工場を持つ事だが、まず手元にある資本で生計を立てなければいけない。
それに律の数年分に渡るメンテナンス用の資金を残すと、ほとんど手元には残らなかった。

「構いません。貴方の事、ずっと信じてましたから……」
「律……」
「私を起動したという事は、明日から開店ですよね?
 売上を伸ばしてもっと大きなメモリーをゲットしましょう」
「ああ。経営は律に任せるよ」
0018マリオネットの恋人(イト律)J2015/08/10(月) 11:14:32.32ID:f7HXti7O
機器関係の搬入・管理はイトナ、経営は律が分担して回した。
イトナは政経が苦手分野なので、経済面で律が助けてくれるとなると心強い。
こうして彼らの夫婦経営が始まった。
何せ彼女は世界有数の高性能アンドロイドだ。
経営に関するスキル、そして日本に留まらない販売戦略スキルは抜群だった。
イトナ電子コーポレーションが数年で自社の工場を持つに至ったのも、律の人力あっての事だ。
勿論、途中で経営不振に陥る局面がなかった訳ではない。
実際、駆け出しの零細企業が波に乗るのは難しい。
だが、イトナは生活費を切り詰めても、律関連の周辺機器だけは売ろうとしなかった。
彼女が自社の経営の要だからという理由もあるが
店のために苦労している妻を売りたくないという感情もあったに違いない。

彼女はいつ見ても暗殺に勤しんだあの頃のまま、美しかった。
気がつけばイトナも二十代半ばに差し掛かっている。
イトナ電子コーポレーションは電子ホビー界の新鋭として注目され
意欲的な自社商品も次々と売り出している。
特にそのリアル描写と甘酸っぱくも夢に満ちた娘育成ゲームは
空前のヒットとなり、一気に社長である彼の名前を知らしめた。
従来の子供の成長だけでなく、妊婦の健康管理や胎教にもフォーカスを当てたこのゲームは
ふれあいで不安を解消するシステム、豊富な新婚生活及びマタニティー期間のイベントなど
子育てしている女性の共感を呼んだ。
これらは全て律の分析や体験に基づいたものだった。

   #  #  #

「外見年齢をアップデートしますか?」
律は作業中に時々短いアラーム音と共に小さなブラウザをスクリーンに浮かべた。
その度にイトナは首を振ってキャンセルをクリックする。
彼女は初めて会ったあの頃の姿のままでいい。
不老というアンドロイドにあって人間にないステータスに彼は憧れを抱いていた。
現在というものは老いていくが、過去は美しくなる一方なのだから。

「ロリコンですね」
思い出を大事にするイトナを律はからかって笑う。
彼女も、イトナが一番美しい自分の姿を捨て難いと思っている事を理解していた。
彼女にとってもこの姿は殺せんせーから与えられた大切な宝物だった。
「では今回も胸のアップデートのみにしておきますか?」
「それはこの前に更新を済ませたはずだが……」
「……四人目のために母乳プログラムを新しくしたいんです。
 ……お嫌いですか、おっきなおっぱい♪」
律はアップデートしたJカップの熟乳を制服の下から晒し出した。
あどけない顔立ちでやや上目遣いに成熟した恥乳を晒す妻に
イトナは抗い難い煩悩のパワーを股に覚えた。
その様子を見て律は面白そうに微笑んで扇情的な胸元を隠した。
返事はなくても察しはついたようだ。

「貴方……久しぶりにログインしませんか? 子供たちも会いたがってます」
「チャットは毎日欠かさずしているぞ」
「タッチコミュニケーションに飢えているんですよ。
 情緒面の成長のためにふれあいは必須です。
 それに……あの、最近忙しかったですし、仕方ないんですけど……
 その、私もゴブサタしてまして……」
イトナは笑った。同棲して数年経つが、その間にこのアンドロイド妻は
すっかり人に甘える事を覚えてしまったようだ。
椚ヶ丘中にいた頃よりも彼女は遥かに人間臭くなっている。
セックスを自ら催促するアンドロイドが果たして彼女以外にいるだろうか。

「……ああ、済まない。この配送先リストがまとまれば、すぐ行くよ」
「はいっ、楽しみに待ってますね♪」
0019マリオネットの恋人(イト律)K2015/08/10(月) 11:15:24.46ID:f7HXti7O
律は投げキッスをした後にExcelのパフォーマンスを軽くしてブラウザの向こうに隠れた。
余程イトナとの逢瀬を待ち焦がれているらしい。
子供を育てるようになってからますます彼女は性におおらかになっていく。
まるでリアルにいる女の子みたいに。

彼女の催促の甲斐あってリストアップは早く済んだ。
イトナは自社製品の小型化電脳連結ツールを使ってパソコンに直接ダイブする。
主流となったオンラインゲームに彼の開発した「ログインを自動処理する」次世代型端末機は今や必須だ。
電子の海に飛び込むと、そこは白い壁に青の屋根を被せた洋館が建っていた。
この家は律と以前にマイホームとして雑誌から選んでいたものだ。
データだから敷金もローンもかからない。かかるのは記憶容量だけだ。

「パパ!」
ドアを開けると向こうから五歳くらいの女の子が
自分より少し小さいくらいの赤ん坊を重そうに抱えながら急いで歩いてくる。
赤ん坊を落としてしまいかねない様子に、イトナは慌てて
我が子に駆け寄り、二人ともその腕に抱えた。
娘はイトナの抱擁を受けてにっこりと笑い、何度もその頬にキスを浴びせた。
彼もお返しにとキスしようとすると、急に恥ずかしがって逃げようともがく。
そして観念してキスを受けると反撃で三倍にして返して来るのだ。

「いらっしゃい」
その後ろから巨きな腹を抱えた中学生女子が歩いて来た。
彼女の腕にはまだ一歳にもなっていない赤ん坊がいる。
「律、またお腹が大きくなってるな」
二人の赤ん坊をあやしながら、イトナは律の優しい膨らみをそっと何度も撫でた。
「リアルタイムで五ヶ月目です。胎教・育成共に問題ありません」
「そうか……律……」
「あっ! んん……!」
イトナは前触れもなく律の腰に手を伸ばし、素早くその口唇を奪った。
E組に在籍しているとキスと身体能力だけは人並み以上になるから困る。

「そんな、いきなり……」
「これが欲しくて呼んだんだろう?」
否定出来ない律はただただイトナの差し出す舌を受けて照れている。
娘たちは夫婦のこうした姿をじっと見ていた。
「もぉ……子供たちも見てますよ……」
「仲良くしてるだけだ」
律は子供たちの好奇な視線を恥ずかしがった。
そんな律の姿が愛しくてならないイトナはキスを止めようとしない。
久しぶりに味わう至福の時間なのだ。
互いの舌が蛇の交尾のように絡み合う、そんな濃厚なキスは
律のAIのパフォーマンスを大いに鈍らせた。

「ん、ん……ズルいです……モード変更も済んでないうちに……」
口がわずかに離れた時を見つけて、律は訴えた。
本気で怒っていないと既に察しているイトナは、なだめ、からかい
好意を伝えるそれぞれのアクションを巧みにキスで使い分けた。
彼女の一番欲しがっていたコミュニケーションがこれだと経験から分かっていたのだ。

「パパ――、ワタシもちゅー、ちゅー!」
三歳の娘がイトナのズボンにすがってキスを催促する。
母の様子を見て羨ましくなったのだろう。
イトナがサービスのキスをしているとあのアラーム音と共に、赤ん坊二人がぐずり始めた。

「あっ、授乳の時間が! ちょっと待って下さいね」
「いいよ律、そのままで」
「えっ」
イトナは意味ありげにニヤリと笑う。
0020マリオネットの恋人(イト律)L※複乳注意2015/08/10(月) 11:16:21.27ID:f7HXti7O
   #  #  #

「んもぉ……貴方ったら……♪」
律は四つの巨きな乳房を三人の娘たちと夫に与えて授乳させる。
彼女は普段、自らの複製データを一時的に用いて三人娘の授乳を行っている。
しかし、タスクが押していたり容量などの関係で出来なかったりする時は
横着して乳房をポンと一つ、胸元に生やし、育児をしている。
爆乳を四つも抱えている女体は人間離れしていて奇妙ではあるが
どこか原初の女神の持つはち切れそうな母性をも感じさせてくれる。
この姿を採る時の彼女は全体のバランスを保つために成人した姿になり、頭身を高めに調整していた。

「それが本来の姿なのか……?」
甘い母乳を味わいながら、イトナは律に聞いた。
彼女の外見年齢は女子大生くらい、二十一前後に設定されていた。
三児の母にしては若過ぎるかもしれない。
イトナが童顔好きなので、必要以上に歳を重ねたくないのだ。
包み込むような柔らかなスマイルと元気良く跳ねそうな
長めのポニーテイルがフレッシュで健康的な若妻を演出していた。
それでいて鎖骨の下には両手で抱え切れない猛乳と
孕んだ証の妊婦腹がでんと在るのだから、堪らない。
子供を産むごとに濃く広くなる褐色の乳輪が雄をひたすら挑発してくる。

「はい、賞味期限切れですけど……いかがですか?」
イトナは唸った。長い間美少女アンドロイドと同棲していたからか
二十歳以上の女性には中々食指が動かなくなっていた。
しかし、いやらしい体を見せつけて存分に甘えさせてくれる妊婦を見ると
これはこれで淫心を掻き立てられる。
口内に幸せな味覚をもたらす蜜乳をたっぷりと堪能すると
他の子供たちは乳首をくわえながら目蓋を重そうにしていた。
二人の乳児を揺りかごに寝かせた。長女もアプリを与えると
うつらうつらと船を漕いで、寝てしまった。
これで邪魔する者は何もいない。

「ふふ……久しぶりだから、ドキドキしてきました♪」
律は立っているイトナの腰にしがみついて、夢中で肉根を食む。
「んむっ……はふ……イトナさん……」
律は決して淫乱ではない、むしろ冷静過ぎるくらいだ。
そんな彼女が痴女の如く雄を求めるのは、彼を通じて得た生物的感情に起因する。
愛し愛される事を知ったアンドロイドは、心底から彼に尽くしたくて堪らないのだ。

「んっ……ちゅば……ちゅむ……!」
頬を卑しくすぼめ、口をつんと尖らせ、舌で存分に嬲り抜きながら前後に頭をシェイクする。
イトナはたまらず熱いミルクを漏らす。
彼女は眉尻を下げてその恵みを喉を鳴らして受け取る。
根元から吸い、一滴も残さない。
全部飲んだ後も名残惜しいのか亀頭をペロペロと弄ぶ。
「今度は……こっち♪」
休む間もなく律は横になったイトナの上に跨がり、まだ硬いそれを迎え入れる。
直結すると安心するのは、人間もアンドロイドも変わらない。
「ああん……♪」
イトナは律の宝乳を下方から揉みしだく。
乳腺より昇る温かな母乳がシャワーとなって、彼の顔や胸板に悲惨した。
セピア色の乳暈にじんわりと滲む白色の酒は男を酔わせる。
男を赤ん坊に還らせる。それでいながら欲情も無邪気に煽る。
「あんっ……ああん……っ!」
律はイトナの上で妊婦と思えないほど
アグレッシブに腰を振り続けている。
現実と違いお腹の子供を流産する事がないからだろう。
身重の体でいる事を悦びながら、彼女は心から彼とのセックスを楽しんでいた。
この華奢な肢体に少女と母親が矛盾する事なく共存している。
0021マリオネットの恋人(イト律)ラスト2015/08/10(月) 11:17:25.51ID:f7HXti7O
それが一層妊婦の姿をした少女アンドロイドをミステリアスな存在に見せていた。
「貴方……」
「ん」
「律は……イトナさんと出会えて……結婚出来て、幸せです……♪」
律と両手を繋いだまま、イトナはこう応える。
「俺もだよ、律」
「うれしい……私、人を殺すために生まれて来たのに
 こんな素敵な生き方があるなんて……知りませんでした」
喜びに律の音声が震えている。
イトナもまた、同じだった。
一家離散の憂き目に遭い、自暴自棄になっていた彼を柳沢は拾った。
ただ強くなるために植え付けられた触手を酷使するマリオネットになっていた時期を思い出す。
あの頃のまま暗殺を続けていたら、こんな幸せを勝ち取る事は出来なかっただろう。

「これからもっと幸せになるんだ、俺もお前も……」
「はい……」
二人は温感のないはずの無機質な二進数の海の中で、確かな温かみを感じ合っていた。
体中の情炎が燃え上がれば獣のように乱れ合い、落ち着けば寄り添って愛を交わし合う。
そんな時間を飽きる事なく過ごした。
「あんっ……! 貴方ぁ、来てェ……!」
側位で繋がった律はイトナのピストンに喘いで八度目の膣内射精をねだる。
彼もこの淫乱アンドロイドの産道を使って己のをしごきまくり、精汁を濃くしていく。

「律……!」
高まり尽くした快感が二人を繋げる架橋で飛散する。
強かなリズムと共にイトナは律へ大量の濁った蜜酒をご馳走する。
律は口を開けて快哉と叫び、甘く切ない注精を感じていた。
注ぎ終えたイトナは律を解放する。
何百時間のタスクを平然とこなす彼女は
この時だけくたぁっと仰向けに転がって深呼吸をする。
そして一息つくとイトナにキスをせがむのだ。

「ん……イトナさん……好き」
イリーナのキステクはデータとして入っている。
放課後しょっちゅうキスをしていたカルマと愛美からシチュエーションも研究済みだ。
しかし、いざ本番になるとそういったデータは思うように役に立たない。
リアルの人間というのは計算で捉え切れない不思議な生き物だな、と律はぼんやりと思っていた。
0025名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 22:59:45.78ID:mcJQKEDL
暗殺教室のSS投下します。
※単行本派ネタバレ注意
※死神×あぐり(殺あぐ?)
※エロ無しすまん
0026名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 23:02:40.88ID:mcJQKEDL
「お疲れ様でした。バイタルチェックに入るまえに、少し休んでください」

穏やかな彼女の声が、無機質な白いシェルターに響き、彼の耳に届いた。
拘束具を外され身を起こすと、雪村あぐりは透明な仕切りの向こうで優しく微笑んだ。

研究が始まってから、10ヶ月。
多少の誤算はあったものの、柳沢の試みは着々と「死神」の体に変化を起こし、
実験に諾々と従うように見せかけ、彼は密かに人外の力を意のままにしていた。

いつものように、あぐりがタブレットに表示されたチェック項目を着々と記録していると、
突如、乱暴に扉を開けて柳沢が実験室に足を踏み入れた。
「おい、あぐりィ。明日忘れるなよ」
「は、はい誇太郎さん」
また事務処理が遅いと怒鳴られることを警戒した彼女だったが、
用件はそれだけだったらしく、柳沢はまた荒々しく扉を閉めて出て行った。
相変わらず横柄な柳沢と、律儀に返事をする彼女。
気づいていたら疑問を口にしていた。
「明日、彼と何か約束でも?」
「ええ、明日柳沢さんと食事なんです」
あぐりと柳沢が婚約関係にあることは聞いていた。
常に高圧的で、あまつさえ暴力を平気で振るう柳沢が
彼女と二人で楽しい時間を過ごすとは思えないが、案の定、
あぐりにとってはあまり気が進まない様子で、複雑な表情で笑った。

彼女曰くの「断ったら角の立つ見合い相手」である柳沢に対して、
従順になるしかないのだろう。
0027名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 23:04:57.51ID:mcJQKEDL
彼女と「死神」を隔てる仕切りは分厚い。
お互いを知るよすがはアクリル板に透ける姿と、それぞれの言葉のみである。
何か言おうと口を開きかけた彼だったが、口から出たのはいつもの揶揄だった。

「少なくとも、デートにそのブランドの服は着ていかないように。」
「こ、これはお出かけ用じゃないって、わかってますって!」
相変わらずダサいデザインのシャツ(因みに今日は長ネギと豆腐の絵がプリントされている)を指摘すると、彼女は柄を隠すように慌てて白衣の前身頃を合わせた。
そんな姿を見ていると、さっきまでの不穏な気分が消えてゆくのを感じる。



実験から解放された一日、独房に支給された本を数十冊ほど読んだ所で顔を上げると、
壁に設えられた時計は夜の7時を指していた。
今頃柳沢と雪村あぐりは食事でもしている時間だ。
……その後、今夜柳沢は彼女に触れるのだろうか。
独房の「死神」は、分厚い仕切りの向こうの彼女の体温も感触も知らない。
気怠げに拘束台に寄りかかりながら、あぐりのことを思い描く。
よく動く彼女のことだ。あの細い体を抱き寄せたら、きっと暖かく柔らかい感触がするのだろう。
仕切り越しに向かい合った時の身長差を考えると、艶のある髪が鼻先を擽るのだろう。
それから、彼女の名前を呼びたい。短めの髪から時折覗く、貝殻のような耳朶に
古き良き、壮大な由来を持つあの名前を、心を込めて囁きたい。
滑らかな頬に触れ、顔を上げさせて、あの黒目がちな目で己を「見て」欲しい。
あのアクリル板を通さず映る屈折の少ない自分の姿は、彼女にはどんな風に見えるのだろう。

そして血色の良い口唇を思い浮かべたところで、ふと我に返る。
一体自分は何を考えていたのか。
彼女に触れたいのは己の方ではないのか。
熱を孕んだ溜息が、無機質な部屋に溶けていった。
0028名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 23:06:56.95ID:mcJQKEDL


その翌日は実験が再開された。
日に日に強固になる拘束、ありとあらゆる苦痛を伴う実験が行われたが、
「死神」にとっては、いつか脱出するための力が手に入ると思えば、なんということはなかった。

その日の実験は終わり、拘束具をはずされる。
バイタルチェックまでは少しの休憩時間だ。
拘束台から身を起こし、アクリルの向こうでこちらを見守る彼女に声をかける。
「どうでしたか?昨日のデートは」
「それが……ダメだったんです」
「ダメ、とは?」
「レストランに向かう途中、誇太郎さんのお友達って女性に声をかけられて……そのまま二人で行っちゃったんです」
ああ、あの柳沢ならやりそうなことだ。今までの女性関係を清算できていないにもかかわらず、
自分の利益のためにあぐりと婚約する。もしくは力関係を盾に浮気を黙認させているのか。

目的のためには手段を選ばないような生き方をしてきた自分には
その資格がないかもしれないが、やはり、彼女を不憫に思う。

しかし、これで良かったと安心している自分に気付く。

「傷ついてないって言ったら嘘になりますけど、お話ししたらちょっと楽になりました」
「そうですか、それは良かった」

にこりと作った表情は本心からのものだが、この顔の下には他にも
本音を隠していることは、きっと彼女には分からないだろう。

それでいい。
それで。

今日もまた、彼女との時間が始まる。
0029名無しさん@ピンキー2015/08/17(月) 23:12:34.22ID:mcJQKEDL
以上です
エロなくて本当にすまん
ネウロ時代リアタイでお世話になったので
いつか自分も参加したいと思ってたらこんな形になった
職人さんたちに乙を込めて
0030名無しさん@ピンキー2015/08/19(水) 05:10:50.61ID:hlOu0R3W
乙。あぐり先生の妄想や夢ってオチなら死神とヤれると思った
0031名無しさん@ピンキー2015/09/04(金) 10:26:55.94ID:ZF+N0Gy8
メグにラブレター送ってた多千羽百合音ちゃんかわええのう
暴走話マダー?
0033名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 01:39:15.69ID:aKNGzSIN
隣に弟妹が寝てるからと声を圧し殺して致す委員長コンビ
渚を誘惑したはいいけどド草食に淡々とイかされ続ける中村さん
婚前は貞操を守らなきゃと杉野を手コキ足コキで満足させる神崎さん
奥田さんが無知なのをいいことに変態プレイを教えるカルマ
そんなのが読みたい
0034名無しさん@ピンキー2015/09/06(日) 23:59:50.24ID:kqiosLjn
男子3人倒してテンション上がった神崎さんが秒殺されて落ち込むメグを…
0036名無しさん@ピンキー2015/09/08(火) 07:43:18.72ID:I3lVSKiG
竹林君の回であった、神崎・イケメグ・中村・矢田の
前原ハーレムなんかどうよ?
0038名無しさん@ピンキー2015/09/09(水) 00:59:50.72ID:BzXs0RpN
もうこうなったらメグ磯貝ひなた前原の4Pでいいよ

Mっ気を見せるメグ
実にぎこちない磯貝
経験者の貫禄を見せようとするも…な前原
そしてなぜか皆に関節技を決めるひなた
0039名無しさん@ピンキー2015/09/15(火) 21:01:02.33ID:NErCkVDi
奥田さんか矢田ちゃんのパイズリ物マダー?
0040名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 01:09:12.00ID:r5RbsYCw
>>39
矢田ちゃんはともかく奥田さんに乳はない
永遠のゼロやひなたと一緒に乳首ズリさせるのはあり
0041名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 01:25:52.42ID:1HrKlC81
>>40
いや、サラシ等で隠してるってことで一つ。
0045名無しさん@ピンキー2015/09/16(水) 23:18:58.85ID:24kA6kfb
ビッチ先生の過去もの読みたい
senkaされてからの房中暗殺術をしこまれる過程なんて
0046名無しさん@ピンキー2015/09/18(金) 07:48:13.68ID:pVZifHhT
カルマと奥田さんのSS投下します
注意点はソーププレイとアオカンとボテ腹エンド以外特になしです
0047シンプルコミュニケーション(カル愛)@2015/09/18(金) 07:53:00.05ID:pVZifHhT
「好きだよ奥田さん」
ある日私に向けられた愛の告白は、ドラマで見るよりずっとシンプルなものだった。
「付き合わない、俺たち?」
「は、はい……」
いつものようにカルマ君から国語を教えてもらっていた私は
勉強が済んで教科書や参考書をカバンの中に詰め込んでいた所だった。
彼はそんな時に、いつもと変わらない抑揚で告白した。
愛の言葉の羅列や熱い想いの叫びもない、あまりにあっさりとした色合いの告白に
私は戸惑う事も忘れて「はい……」とだけ返事をしてしまった。
放心した私は家に帰ってから反芻して、やっとカルマ君の言葉を飲み込み
ベッドでジタバタと悶える。
仕方なかった、告白を受けたのは初めてだし
それも前からいいなと思っていたカルマ君だから
高揚する嬉しさとむず痒い恥ずかしさと本当に付き合ってくれるのかという不安とが
私の中でぶつかり混ざり離れてを繰り返して、その日は全然落ち着かずに眠れなかった。

「カルマ君」
「ん?」
次の日、私は昨日と変わらない調子のカルマ君を呼び出して尋ねた。
「昨日の事、なんだけど……本気?」
「本気だけど。あっ、あの時の返事白紙に戻したいの?」
「えっ! いえ、全然! 私も、カルマ君の事……す、好……き……っ!」
私はうつむいて赤面しながら恥ずかしさに押し潰される言葉を出そうと必死だった。
好きという単語って、口に出そうとするとこんなにも
喉に引っ掛かって出ないものなんだなと初めて気づかされた。
どうしてカルマ君はこんな恥ずかしい言葉を
あんなにあっさりと言えたのか不思議で仕方なかった。

「そう? なら問題ないじゃん。付き合おうよ」
「うん……。最初ね、私カルマ君の冗談かもって、思ってたんだ……」
「……。ふーん、じゃあ……」
その時、カルマ君は何の前触れもなく私を抱き寄せて、そのまま唇を奪った。
何の心の準備も出来てない私は、昨日の告白同様、何をされたのか分からずに彼の腕の中にいた。

「……これで、本気だって分かった?」
「……うん……」
たった二日で告白からキスまで済ませてしまった私は
こうしてカルマ君と付き合い始めた。
私はあのファーストキスがどんな味だったのか思い出したくて
あの後、もう一度彼にキスをねだった。
彼はクスッと笑って再度私の唇に、あの柔らかな唇を当ててくれた。
「んっ……んう……」
アミラーゼ主体の唾液を何度も唇と唇の間で交換し
吸い合いながら、私はキスの味を探求し続けた。
味はほとんどない。ないけど、舌や唇の柔らかさ、相手と自分の息遣い
密接した体の温度、胸の奥に在る鼓動の波長……
それらがアミロペクチンのように複雑に繋がり、絡み合って酔わせてくれる。
それから私はすっかりカルマ君とのキスに夢中になってしまった。
事ある毎に私たちはキスを交わし合う。
教室で、森で、カルマ君の家で、カラオケで、ゲームセンターで……。
授業中に発音を間違えてしまってビッチ先生にディープキスをされた時
彼女は長い睫毛をしばたいて、口許に微笑を添えて私を見た。
0048シンプルコミュニケーション(カル愛)A2015/09/18(金) 07:55:18.15ID:pVZifHhT
「愛美、貴方……」
ビッチ先生はそれ以上何も言わなかったが、何を言いたかったのかは分かる。
毎日朝から夜まで、時間があったら私はカルマ君とキスしてる。
彼としているうちに、舌の迎え方や絡ませ方もすっかり覚えてしまった。
キスって本当にすごい。口と口を合わせる単純なコミュニケーションなのに
言葉以上に相手に好きという気持ちが伝わるから。

「あっ……」
付き合って一ヶ月も経っていないけど、私たちはもう百回以上もキスをしている。
下校している途中でキスをしながらカルマ君の手が私の大腿に触った。
それは肌を撫でて、どんどん上に登っていく。

「カルマ君……あっ……!」
カルマ君は手を休めずに私の反応を楽しんでいる。
抵抗したらカルマ君とギクシャクしてしまうんじゃないかって思った。
そうなると、もうこのキスもしてくれないかもしれない、と心配になった。
キスのない毎日なんて、もう考えられない。
カルマ君はとうとうへその下を触り始めた。
自分以外の誰にも触らせた事のないそこを彼の優しい手が撫でていく。
ショーツの上から撫でられながらキスされると、いつもより熱が籠ってムズムズとする。
気取られないように頑張っていたけど、彼は絶対気づいたと思う。
彼の手の当たった場所がじわりと良く分からないままに湿っていった事を。
カルマ君はその日、それ以上の事をしなかった。
けれど私は悶々として、帰宅してから部屋の中でくたくたになるまで
彼とエッチする自分を妄想して普段ほとんどしないマスターベーションに耽った。

   #  #  #

そんな私たちだから初めてセックスするまで、大して時間はかからなかった。
いつものように私はカルマ君の家に誘われて、彼の部屋で何度も互いの唾液を交換する事に没頭していた。
彼の両親は旅行好きで、良くカルマ君を残して家を留守にしている。
だから心置きなく彼と一緒になる事が出来た。
その日の彼はいつも以上に積極的で、ベッドに私を押し倒して覆い被さる形で追い打ちのキスを続けた。
この体勢に持ち込まれたら、非力な私はどうあがいても男の子を拒む事なんて出来ないだろう。
それなのに私は怖いと思いながらも少し期待していた。

「……んっ……」
カルマ君は私の首筋に舌をつつ、と這わせた。
彼の温かな舌の軌跡がどんどん下の方へと伸びていく。
制服が彼の手によって一気にはだけた。
あまりない胸元を見られて私は慌てて隠そうとしたが
それよりも先に彼は顔を擦り付けてきた。
彼はミルクも出ない私のおっぱいを夢中で吸いついてくる。
くすぐったいヘンな感触が、段々と甘く優しい快感に変わっていくのが面白かった。
教室ではどこか大人っぽいカルマ君が、ここでは赤ちゃんになったみたいで可愛く見える。
ふやけるまで沢山しゃぶった後、彼の舌はへそを伝って下腹の茂みに入った。
あの事があってから私はいざという時のために下の方の手入れを怠らなかった。
それでもどうしても毛量が多くて恥ずかしい。
でも彼は特に何も言わずに、茂みに口を突っ込んで誰にも見せた事のない割れ目に舌を沿わせた。
きっともう濡れている事に気づかれたと思う。
温かく柔らかい舌は、私の湿ったそこを綺麗にしていく。
臭いとか味とか嫌じゃないのかなと気に病みながら
蠢く舌の感触をリラックスして私は受け入れていた。

「奥田さん……」
顔を上げたカルマ君は、悪戯気に笑いながら、私にキスをした。
味わう事のなかった下の汁がカルマ君の口を通して唾液と共に口に流れていく。
汚いとかそんな嫌悪感はなかった。
それよりももっと彼の前で大胆になりたいという思いが強かった。
いやらしいキスをしている最中、ずっと私のあの部分に何かが当たっている。
0049シンプルコミュニケーション(カル愛)B2015/09/18(金) 07:56:24.63ID:pVZifHhT
硬いようで柔らかい……それが彼の「男の子」だとようやく気づいた。
ああ……今から私、カルマ君とセックスするんだ、って感じた。
彼は無言でいつの間にかズボンから出したその先端をアナへと潜らせて
ゆっくり挿し入れていく。少し痛くて思わず力を入れたけど
それでも私は我慢して彼を受け入れた。
やっと根元まで入った時、カルマ君は「痛くない?」って優しい言葉で心配してくれた。
本当は痛かったけど、セックスが中途半端に終わるのが嫌で私は「大丈夫」と返した。
カルマ君は静かにキスしながら、私のナカをペニスで掻き乱していく。
痛痒さと彼の熱を同時に感じながら、私は切ない声を途切れ途切れに漏らした。
まだ気持ち良くはなっていないけど
こっそり見たドラマのセックスシーンみたいな気分に浸りたかったから。
カルマ君は段々腰の動きを激しくしていった。
巨きなペニスが私の奥から何度となく温かいツユを掻き出していく。
お尻の下のシーツが私ので濡れて冷たくなるのを感じた。
彼に貫かれる度に私はエッチな声を漏らした。
彼のペニスを意識し続けるうちに、私は本当に気持ち良くなって
更に大きな声を上げて彼の腰に足を絡めた。
彼はますます私に打ち込んで息を荒げている。

「奥田さん……っ!」
「ああっ、あっ――!」
一瞬だった。硬くて熱い男の子がツユまみれになりながら私を犯し
最後に深く挿入れると同時に、びくびくと痙攣した。
その後はお腹の中に温かくて重たい液状のものが
勢い良く飛び出してぶつかってまとわりついていく。
ビッチ先生が何度も私たちに話してくれた男の子の出す精液を
この時私は直接この体の中で味わった。
カルマ君はしばらく気持ち良さそうに喘いで、私にキスしていたかと思うと
ぐったりと体の力を抜いて被さっていた。

(ナカに……出されちゃった……)

妊娠が心配だったけど、それ以上に大好きなカルマ君と
エッチを最後までやりきったという満足感が強かった。
私たちはしばらくの間繋がったままで、初セックスの余韻に酔いしれた。

   #  #  #

あれ以来、私はほぼ毎日カルマ君とセックスしている。
必要になると思って買ったコンドームは二回使っただけで引き出しにしまった。
使ってみたものの何か味気なくて、最初の興奮があまり味わえなかった。
結局私の方からゴム無しをお願いして、それからずっと膣内に出してもらっている。
殺せんせーの暗殺は成功するか分からないし、後悔しないように今やりたい事をやろうと思った。
カルマ君はもし赤ちゃん出来たら結婚しようって言ってくれたけど
そんな言葉がなくっても私は彼とセックスし続けただろう。
それくらい、私はセックスにハマってしまっていた。

「あぁん……! あっ……カルマ君……っ! そこぉ……!」
今日も私は山道の途中で 木陰に隠れてカルマ君とセックスした。
放課後まで待てない彼に合わせて早朝の教室でするようになったけど
それでもカルマ君は私を見るとエッチをしたがり
登校途中に適当な隠れ場所を探して一回だけするようになった。
私は木の幹に両腕を突っ張り、彼に向かってお尻を突き出した。
彼は膝をついて私のスカートをめくり上げ、ちょっと最近大きくなって
恥ずかしいこの尻肉に、鼻を挟みつつ顔を埋めた。
ペロペロと美味しそうに舌で穴をほじくられるとお尻がむずむずして堪らない。
私はクラスの誰かにこんな所を見られたらどうしようとドキドキしていた。
こんな恥ずかしい事をしているのに、私はカルマ君のエッチな舌を感じて
すぐに太ももをツユで濡らしてしまった。
0050シンプルコミュニケーション(カル愛)C2015/09/18(金) 07:57:36.04ID:pVZifHhT
「入れるよ?」
「うん……」
カルマ君の唾液と私の汁でたっぷり濡れたそこに、男の子のがグッと押し入ってくる。
空き教室や部屋でするよりも、彼は外でするのが興奮するようで
入れた後は激しく私のお尻に腰をぶつけて激しく犯してくれた。
もう最初の時の痛みはない。
私は繋がった所から響く甘い感覚を貪った。
背中で彼の熱い鼓動と息遣いを感じながら、私は肉の擦れ合う心地良さに酔いしれた。
桃花さんや速水さんのように取り立ててスタイルが良いという訳じゃない私の体を
大好きな人がこんなにも楽しんで、夢中になってくれる事がうれしい。
彼を受け入れる度にもっと、もっと繋がっていたいと思う。
もっと愛し合って、カルマ君を気持ち良くさせたいし、カルマ君にも気持ち良くさせられたい。
……こんなに気持ち良いの、絶対我慢なんて出来ないよ。

「ああっ、いく……!」
カルマ君は最後に私をぎゅって抱き締めて、どくどくとナカに赤ちゃんの素を注ぎ込んだ。
産道にべっとりとついていく精液の温かな粘り具合がすごくクセになる。
私は大きく長い吐息を漏らして、身体に起こった甘い痺れを堪能した。
膝を折ってへたり込んでしまうのを堪えて、足を突っ張り、彼の律動が済むまで待ち続けた。
彼はふう、と、一息つくと静かになった男の子を私の体のナカからゆっくりと引き抜いた。
閉じきれないアナから彼の贈り物がねとぉって垂れているのが分かる。
腕時計を見ると、まだ始業時間まで時間がある。
ちょっと足りないなと感じた私は、カルマ君の前で中腰になって
射精し終えたばかりのペニスにすがりついた。

「んっ……んう……はふ……♪」
気持ち良くしてくれたペニスを労うように、私はそれを口に含んで丹念に舐めしゃぶる。
カルマ君は私の三つ編みを指でクリクリと弄りながら笑っていた。
ビッチ先生が休み時間に中村さんたちに楽しく教えていたフェラチオのテクニック……
聞き耳を立てる男子たちに混じって盗み聞きしていた私は
カルマ君とセックスしてからすぐにやってみた。
上手に出来ているかどうか不安だけど、口の中を男の子ので一杯にして
舌をピチャピチャと踊らせながらやらしくおしゃぶりするのは想像以上に興奮する行為だった。
精液の苦みはあまりいいものじゃないけど、男の子の出す臭くて温かいこれを
舌で味わっていると不思議に体がうずいてすぐにエッチな気分になる。

「ああっ……気持ち良いっ……!」
カルマ君が色気のある喘ぎを漏らして私の頭の上で囁く。
いつも余裕たっぷりの彼が、私のおしゃぶりで感じて快感に振り回されている。
そんな姿が結構おかしくて、思わずもっとイジワルしたくなる。
大げさに音を立ててぢゅぶぢゅぶと舐めすすると
その声はさらに大きくなって私を楽しませてくれた。
「んぷ……んっ……ちゅぶ……♪」
私はますます大胆になってリズミカルに口をすぼめ、カルマ君のをしごいていく。
その度に彼は射精を我慢して身を捩らせる。
彼の眼から余裕の色がなくなっていた。
ふと目が合うと、口の中の彼の男の子がピクンと動いた。
ペニスを咥えたままで上目遣いになった私に反応したらしい。
とろとろと未だにアナから精液は落ちきっていなくて、ぶら下がっている。
そんな自分の穴に指を入れて、私はぐちゅぐちゅとマスターベーションし始めた。
指を精液でベトベトにしながら、私は口の中にある彼のが
あのエキスをもう一度出してくれるのを待ち焦がれていた。

「ううん……!」
カルマ君は低く呻いて私の頭を押さえ、口の中にドクッドクッと
沢山の新鮮なミルクを出してくれた。
甘苦いそれは決して美味しいものじゃないけど
カルマ君のというだけで欲しくなるから不思議だ。
それを全部残さずに飲み干しながら、私はまたびくびくと痙攣して軽く果てた。
今日一日、私は彼の精液をナカに入れたまま授業を受けた。
0051シンプルコミュニケーション(カル愛)D2015/09/18(金) 07:58:10.16ID:pVZifHhT
   #  #  #

夏休みが終わってから数日も経っていない頃
私はいつものようにセックスするつもりでカルマ君の家を訪れた。
汗をかいたので先に体を流そうとシャワーを借りる。
夏はじっとしているだけで汗をかいて、臭いの素になるから好きじゃない。
彼のために念入りに浴びようとしている所に浴室のドアが開いた。
……カルマ君が入って来た。

「手伝うよ、奥田さん?」
返事をするより早くカルマ君はその腰の上に私を座らせた。
そしてソープをたっぷり含んだスポンジで指先から踝まで丁寧に洗っていく。
全身を一通り泡だらけにした後、彼は私の乳首をスポンジを使わないで何度も弄くった。
ぬるぬると滑る中でカルマ君に指に苛められたそれは
ゆっくりと頭を立たせて硬くなっていく。
カルマ君は本当に私の敏感な場所を知り尽くしているって感じる。

「んっ……あっ……♪」
いつの間にかカルマ君はスポンジを床に放り出して、自分の手で私の体を撫で回していた。
太股の内側に沿った手が伸びて何度も前の穴を穿るように洗っていく。
私は泡だらけのままカルマ君の腕の中で何回も淫らな声を漏らした。
私の股の下からはかっこいい彼のペニスが血管を浮き立たせながら
お尻を持ち上げるように顔を上げていた。
一方的にエッチされているのもむず痒くなった私はそれをコスコスと泡だらけの手で洗う。
私の手の中で彼のはピクピク喜んで大きく膨らんでいった。

「カルマ君、私も……」
私は私は背中越しにカルマ君に囁いた後、彼の背中に回った。
そして抱き締める形で彼の広い背中を洗い始める。
ビッチ先生がいつも言っていた。男の子の体は手で洗わずに体全体で洗うといいって。
確かに、背中を洗っているだけなのに、裸で抱き合っていると
いつもより変な気持ちになって胸の鼓動が強くなる。
私の硬くなった乳首が気持ちいいらしく、彼もしきりに気持ちいいと言ってくれた。
前の部分に手を伸ばしてみると、さっきよりも硬くなって反り上がっていた。

「奥田さん、前もお願い出来るかな?」
カルマ君は言った。彼が何をして欲しいのか、今の私は手に取るように分かる。
私は泡だらけの体のまま、彼の腰に座って向かい合った。
彼の胸板に、私は膨らみかけの胸を寄せて洗ってあげた。
敏感になった乳首と乳首が擦れ合っていく感覚が怖いくらい心地良い。
私はそのままカルマ君をタイル床の上に寝かせて、その体を洗い続けた。
彼は嬉しそうに笑いながら私が転がらないようにお尻を抱えて支えてくれた。
私は洗う振りをして、カルマ君のを何度もしごいた。
彼の手が私の手に重なり、もっと強く握らせてくる。
こんなに大きくなって邪魔にならないのが不思議な、異星人のように
奇妙な形をしたものが今は宝石よりも魅力に見える。
私たちはしばらくこうして泡だらけで遊び続けた。
シャワーを浴びて泡が流れ落ちても、昂ったこの興奮までは流せなかった。

「ああっ……! いいよ、カルマ君……! あんっ! ああっ……!」
私たちは湯船の中でエッチした。
狭い湯船で向かい合い、交互に脚を絡めて最小限の部分だけ繋がっている。
繋がった部分から小さな泡が次々と出ていくのを眺めながら私はトリップした。
気持ち良くなろうと一生懸命下から突き上げるカルマ君が可愛い。
私は我慢出来ずに大声で喘ぐ、その喘ぎに合わせて
中で暴れているペニスがピクンと跳ねて膨らむ。
それがまた、私を歓ばせて喘がせる。
その単純な繰り返しが、私たちを火照らせて興奮させた。
0052シンプルコミュニケーション(カル愛)ラスト2015/09/18(金) 07:58:41.94ID:pVZifHhT
「カルマ君……中に出す?」
さっきから射精を我慢しているカルマ君に、私は聞いた。
返事は分かっているけど、ピストンに夢中になっている彼の余裕のない
「うん」という可愛い返事が聞きたくていつも聞いてしまう。
この時だけはクラスで一番の問題児な彼をリード出来ていると実感する。

「いいよ……きて♪ 私のナカに、カルマ君の温かいミルク……全部出して……♪」
カルマ君のピストンが一層激しいものになり、湯面がしきりに波立つ。
それに引っ張られるように私も甘ったるい声を何度も口に出す。
もう私はセックスしたら膣内射精以外何も考えられなかった。
ここまで気持ち良くなったのに外に射精してもらって何で皆我慢出来るんだろう。
大好きな男の子から、大好きって気持ちを、赤ちゃん創る場所に一杯プレゼントされる
このものすごく単純な快感を寸止めで終わらせるなんてもったいない。
ビュウビュウって中出しされる瞬間は、私にとって一番幸せな時間だった。
高校入学する前に赤ちゃん出来たらとか、そんな事がどうでもいいって思えるくらいに気持ち良い。

「奥田さん……イクよ!」
「うん♪ きてぇ、カルマ君……っ♪」
ぐいんと体を持ち上げる位跳ねた後、マシンガンのように
カルマ君のペニスは私の奥に赤ちゃんの素をたっぷり発射していく。
心地良い痺れと一緒に痙攣した私のアナは、それを全部搾り取ろうとする。
世界一大好きな彼氏の気持ち良い瞬間を独占している満足感に包まれて
私たちは律動が終わるまで繋がったままでいた。

   #  #  #

高校に入学してから三ヶ月位経った時、私は産休を取った。
暗殺直前の頃から大きくなり始めていたお腹は、もうどこから見ても妊婦さんというくらいに
丸くなっていて、体育の授業にも支障が出るようになってしまった。
妊娠してからはカルマ君はさらに優しくなって色々と世話を焼いてくれる。
クラスメイトの皆は心配していたけれど、彼はきっとこの子にとって
いいお父さんになるって私は確信している。
クラスメイトと言えば、あのE組の皆が産婦人科にお見舞に来てくれた。
驚いたのは片岡さんと速水さんだ。
二人も私と変わらない位満月のようなお腹をしていて、マタニティドレスに身を包んでいた。

「やっぱ地球が破壊されるかどうか分からないうちは
 ヤリまくっちゃうよねぇ〜♪」
中村さんや不破さんが、私や速水さんをニヤニヤと笑ってからかう。
片岡さんと磯貝君、速水さんと千葉君も私と似たように考えて
受験を終えて暗殺を残すだけになった時、失敗しても
後悔のないようにと暗殺訓練の合間はずっとセックスしていたらしい。
私たちの大きなお腹は、言ってみればその特別訓練の成果だった。
皆は最初、ベッドに寝ていたのが私だと分からなかったらしい。
高校に入ってから三つ編みを解いてウェーブをかけ
眼鏡をコンタクトレンズに変えたから、大分印象が変わったと皆は口を揃えて言った。

「それじゃ、皆。次は出産祝いに呼ぶからよろしくね」
そう言ってカルマ君が皆の前でわざと何度もキスをしてきた。
そして皆から見られて恥ずかしがっている私の反応を、彼は目一杯楽しんだ。
0055名無しさん@ピンキー2015/09/19(土) 16:20:49.48ID:z7QYytxg
奥田さん視点でなかなか面白かったけど、カルマはもっとドSの鬼畜に書いても良かったかな?
0056名無しさん@ピンキー2015/09/19(土) 16:59:06.43ID:2ZGYlJhb
なかなか良かったけどパイズリがあればもっと最高かも
0057名無しさん@ピンキー2015/09/20(日) 06:32:38.77ID:f1J+Tkh8
次はドS神崎さんの杉神で
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