>>63
……茅野の舌が渚の中に侵入したとき、渚にある欲求が突如芽生えた。

「茅野が、欲しい……。」

以前に茅野の唇を吸ったときは、ただただ彼女を救いたいということと、それまでのE組で共に過ごしたことが全て演技だと言ったことを否定したいことの2点しか考えられなかった。

だが今は……一心に自分の口中を吸う小柄な少女に対し、日頃はあまり意識をしない“牡(おす)”の感情が沸き起こるのを抑えることができなくなっていた。

渚は唇を重ねたまま、茅野の身体に手を回し、背中から下へと、まるで身体のラインをなぞるように手を移動し、やがて臀部へとたどり着かせた。

小ぶりのヒップの感触を確かめた後、衝動的に、渚は茅野の短めのスカートの中へとそっと手を運んだ。

普段茅野と学校で過ごしているときも、例えば不意に茅野が屈んだときなどに、ついひるがえるスカートが気になったりするときもあった。
今現在、スカートの中の茅野の内股を静かに撫で上げる行為は、渚の潜在的にしたいことであったのであろうか?
渚は自分の掌が熱くなっていくのを感じていた。

……やがて渚の手は茅野の脚の付け根にまで到達した。軽く茅野は身体をびくつかせた。

秘裂を覆う下着のその部分が湿り気を帯びているのを確認したとき、渚は頭の中が真っ白になるほどの興奮を覚えていた……