……やがて渚の背中に絶頂の波が押し寄せてきた!渚は夢中で腰を動かした。

茅野は激しくなった渚の動きを受け入れて、渚の熱情を感じていた。


「あっ!!ああぁぁ!うっ!!」

渚は茅野の膣内で果てた。もう頭の中は真っ白でしばらくは何も考えられなかった。ただ激しく荒い呼吸をするのみだった。

茅野は渚に比べたら冷静だった。自分の膣内から溢れる渚の白濁色の分身の感触を感じ余韻に浸っていた。
もしも妊娠したとしても構わないと思った。その子の父親になる人には、例え自分が殺されても良いと思える。
そのぐらい大切に思える人だから。

自分の破瓜の出血や、互いの性愛の秘汁などによって、机の下に敷いた渚のシャツやコートがちょっと大変なことになったのを気の毒に思いながらも、
互いに互いを心から感じ合った情事の悦びを心底から感じていた。


……ただ、渚が一度も自分の胸を触らなかったことが気にはなったが……“気遣いだとしたら却って酷だよ、渚……”

>>61に続く