妄想が行き過ぎて投下
新あさ
無理なら飛ばしてちょーだいな


だ!旦那様!あ、あの!」
あさを抱きしめていた手が、そっと胸元に差し込まれた。
「だ!だ!んー!!」
新次郎はうるさいあさの唇を塞ぐ。
「静かに。こうした時は静かにするよういつも言ってるやろ」
合わさった唇は熱く、何度も何度も重ねられる。
不思議や。
旦那様が口付けるとまるで周りの時が止まったように感じる。私の名を呼ぶ声に胸の鼓動が早鐘の様に鳴り響く。いつもはなんとも思わない旦那様の顔、いや瞳が身体を熱くする。

邪魔な着物をさっさとはぎ取ると白く滑らかな肌を熱い手が走る。頬を撫で、首、肩、乳房と長い指で辿ればあさから小さな声が漏れた。
「あさはこれが好きでっしゃろ?こんなにせんかったのは初めての時いらいやなぁ。教えた事忘れてへんか確かめてみんとなぁ」

長い指をあさの口に差し込むとくるりと回す。小さな舌をくすぐるように触れば、あさはねっとりと絡める様に舐め啜った。
「んっ、んっ」
少し苦しげな表情をしながら、涎をたらし一生懸命指を舐めるあさに新次郎の口元が嫌らしくニヤリとあがる。
「そうや。呂の字に舌を回すんや」
差入れた指を抜き、濡れた唇を親指で拭う。
今度は自分の唇を重ね、吐息と共に舌を絡ませた。
口吸いだけで四半刻。大きなあさの目はウルウルと涙に濡れモジモジと足をすり合わせる。