クロトワは部下に命じ、牢に入る際に持ってきたもう一つ別の大箱から手錠を取り出すと、
それでナウシカを後ろ手に拘束させる。
「動くなよ? 変なマネしたらあのババアの命はねぇからな?」
「そんな事しません! だからお願いです! 大ババ様に酷い事しないで!!」
それから、両端にベルトの付いた長い棒を取り出した。
それぞれのベルトをナウシカの足首に巻きつけて固定すると、
足を大きく開いた状態で動けなくされてしまう。
これでナウシカは文字通り手も足も出せなくなってしまった。

不用意に谷の女に手を出したせいで暴れられた時には、短い時間ではあるが、
この小娘にその場を制圧されてしまった。
実際に自身も叩きのめされた経験のあるクロトワは、
谷に手を出した際のナウシカの恐ろしさをよく心得ていた。
今はその時とは比べ物にならない程弱らせてあり、
ここでナウシカが反撃に出るとはとても考えられないのだが、
こと谷の民に危害が及ぶとなった時、この小娘は恐るべき猛獣と化す。
今は満足に体を動かす事も出来ず、態度も性奴隷のそれにまで貶めてはいるが、
いつ何時その本性を現すか分からない。
まったく油断ならないのだ。

ナウシカを封じると、早速大ババは引き倒され、大の字に縛られた。
「ヒッヒッヒ、こんな老いぼれ相手に随分と大げさな事じゃのう。さあ殺せ!
殺すがいい! このババの命で風の谷が守れるなら安いもんさね!」
「お願い、止めてください! 大ババ様に酷い事しないで!」
雁字搦めにされたナウシカが、それでもクロトワに精一杯身体を向け懇願する。
「流石だなナウシカ、お前はよく分かってる」
「ナウシカ、お前は風の谷の王女じゃ。そう簡単に敵に阿ねちゃあいかん。国が安くみられるでな」
「大ババ様お願い分かって! この人たちは違うの! 私たちの常識が通用しないの!」
「まあそういうこった。このババアも教育してやらねぇとなあ」
そう言いながら、谷を捨てた男が大ババの衣服を切り裂き、下半身を露出させ始めた。

(続きます)