アイリス以外の女性なんて最初から見てないし、他の女性に手を出すこともない。
生涯にたった一人の女性だけを愛して、結婚する、それは固く決めたことだ。
「あなたとセックス、冗談でしょう!嫌です!」
「でも仲間が居ないと大切なアイリスが守れないんでしょう?あなた一人では無理なんでしょう?」
「くっ、その通りですけど……!脅すつもりですか!」
心は決まった。
実を言えば最初からミラの生活の面倒まで見るつもりはなかった。
自分でどうにかするだろう、そんないい加減な気持ちだったのだ。
一介の冒険者が王国の王子になんてなれやしない。
「俺はアイリス一人だけで良いんです。いいです。もう仲間なんていりません!」
次の瞬間、シオンは地面に押し倒されミラに馬乗りにされていた。
「本当、かわいいわね。興奮してきちゃった。良いわ、あなたはそこで寝ているだけで良いのよ」
シオンの手はミラの手に掴まれ、その柔らかな胸に触れさせられていた。
はじめてのおっぱいの感触。
その触り心地の良さにもう逃げられないのだと悟ったのだった。