「ただいま」
レイくんが帰ってきた。
「おかえりなさい。ご飯にする?それとも、お風呂にする?」

あかりを匿ってから、見送ったり出迎えたりしてくれるのは嬉しいが、毎日はしなくていい。
このやり取りはもう、何度も聞いている。
「…!?」
突然あかりが俺に抱きついてきた。これは初めてだ。
「レイくんは…あたしのこと、好き?」