どこかであったらしい話です。
ネタなのでエロじゃなくてすみません。

「小話」

それは全員が指令室兼ラウンジに集まって、思い思いの話をしている時だった。
明るい雰囲気の中、一人だけ思いつめたような顔をした小太郎が口を開いた。
「ねえ、ラッキー。ハミィとなんかあったの?」
ビクッとして小太郎を見る二人。他のみんなは真意を測りかねるように怪訝な顔で見る。

「な、なんだよ小太郎。俺とハミィがどうしたって?別に何もないよ。なあ、ハミィ?」
「そうだよ。どうしてそんな話になるの?」
「昨日の夜、自分の部屋に入るとき、たまたま二人がハミィの部屋に入るのを見たんだ。
わりと遅い時間だったからどんな話をしているのかな、と思って部屋の前まで行ったんだ。
そうしたら、なんかハミィの苦しそうな声が聞こえてきて。」
「!」「!!」

「そのうち、平手打ちで体をたたくようなパンパンという音が聞こえると、ハミィの悲鳴みたいな声が聞こえてきたんだ。喧嘩でもしているのかと思って、なんか不安になっちゃって眠れなくなっちゃったんだ。」

「あー、それは、だね、まぁボクちんがいうことじゃないか。」
「指令は黙っててください!これはラッキーさんとハミィちゃんの問題です!」

「で、今朝になったらふたりともなんか仲良くしているし。ねえ、どうしたの?」
「何てこった。少年は大人の伝説的なコミュニケーションを知らないんだな?」

「俺も知りたいガル。ラッキーがハミィと喧嘩なんてするはずないじゃろうし、はっきりさせた方がいいガル!」
「男女のデリシャスな話がわからないならガルは黙ってようね。」

「…感情に関係ありそう。俺も知りたい」
「ナーガもサゲポヨな発言はやめようです」

「そうか、それは吾輩が思うに人間の交b…」
「相棒、それははっきり言うものじゃない」

「まあ、小太郎はタマげたかもしれないが、みんな一つの現場でたたかう仲間だから。仲良くすることは悪いことじゃない。僕たちのことは子供も見ているので、みんなの手前、誤解されないようにね。」

小太郎はじめ、わかってない3人は最後まで置いてきぼりだった。
「ねえ、誰か本当の事を教えてよ!」
                  (了)