二人は取り込んだ精気の量に応じて、体型と能力が大きく変わるのです。 本来の姿
がどちらなのかはちょっと判りません。
「ふぅ…… よ〜し、これならクュッパなんか敵じゃないわ!」
「姉さん、油断は禁物よ」
こうして持てる力を全て発揮できる様になったマリモとルイーニは、颯爽とクュッパ軍
団との戦いに赴くのでした。
しかし……
「あ、あれっ!? か、体が……」
「そ、そんな、もう……」
再びクュッパ軍の一部隊を追い返したところで、またしても二人の身に異変が起こり
ました。
「あ、う、うぁ! だ、だめぇ……!」
「あ、や、と、とまってぇ……!」
男の人たちの精気を吸って大人になったのとは逆に、今度は彼女たちの体がどんど
ん小さくなっていったのです。 二人はあんあんと声をあげながら、妖艶で美しい大人の
体型から、ちっちゃくて可愛い子供の姿に戻ってしまいました。
「ど、どうして〜?」
「クュッパ軍が、強過ぎて…… きっと、すぐにエネルギーを使い果たしちゃうんです……」
「そ、そんなぁ〜」
「戦いを続けるには、もっと多くの人に協力してもらわないと……」
こうしてマリモとルイーニは、クュッパ軍に浚われた男の人たちを救出すると、すぐに協
力をお願いする様になったのでした。