何はともあれ暇だから書くだけだ
>>10から

 (さて、どうしたものか…)
 佐々木は、自身の身体が女になった事について驚きつつも、次第に落ち着きを取り戻し
むしろ、今日昨日と連休の日程である事に気づき、その身体で「女」としてしかできない
事をやってみるか、と思い立つのにそう時間はかからなかった―
 「…う、しまった…」

 しかし。

 彼(女?)は、元々が男であるため、外に出たはいいものの、ふとした事でボロが出まくるのであった。

 男子トイレに入ってしまい、その後洗面台で手を洗ってる際、鏡の後ろに写る男たちの
怪訝な視線の集中放火を浴び、慌てて飛び出し、外食は、吉牛で牛丼の特盛をガツガツ食べる様を
見せつけて、しまいには爪楊枝をくわえてシーハーと、周りをドン引きさせて―

 「あれ?何か、め、目立ってる…ような」