じゃ新しく書くか

 それは、ある日突然の出来事だった。
 「ん…アレ、僕は…?」
 いつの間にか地面に倒れていた義一(よしかず)は、自分の体を腕立てをするように持ち上げて―
 「!*☆%■△≠、?!…」
 「え?って―ッぎゃあああああ―ー!!?う、うちゅ…宇宙人ンンッ?!!」
 すぐ隣にいた、頭デッカチで巨大な両の眼を持つ顔、銀色肌の小人、
いわゆる「グレイ」タイプな宇宙人に驚き絶叫した。
 (☆*…]]…あ、アーテステス、テステス…キミ、いまワタシのコトバがわかるかい?)
 「えッ?!僕の頭の中に、直接言葉が―…」

 そして―

 一義は今日、今ここで何が起きたのか、その一部始終をその宇宙人から聞かされた。

 「自分のUFOが不時着し、その地点の座標にいた僕が不運にも巻き込まれて死ん、で…
死?!」
 「いやもう大丈夫なハズだよ、少なくとも生命の方は…その…」
 「じゃあ他に何の問題が、って―つまりそういう事なんですね?僕が今、
どういうワケか「女の子」になってるのは…」

 「すまない…まずは生命維持を最優先しようと、キミの細胞とかを急速にかき集めて蘇生やら再生だけを
急いだら、どうしてだか性別が反転してしまったようだ」
 そして一義は、今の自分の姿を、宇宙人からもらった手鏡で確認した。
 (誰だよ!コレぇ?!)
 金髪碧眼、小学生らしからぬ完璧なまでな理想スタイル体型な美少女が―
 コメディアンな驚愕顔を鏡の中に披露していた