巨乳小学生をテーマにしたエロパロ その十 [無断転載禁止]©bbspink.com
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太平洋のどっかに浮かぶ人工島・ジェネラルフォースアイランド、略してジェネラルという。
ここは日本とアメリカが友好を深める目的で作られたボーダーレスな素敵な島だ。それを証拠に日本やアメリカに限らず様々な民族の人々が差別なく平等に平和に暮らしている。
ちなみに公用語は基本的に日本語だが、アメリカの商品も日本と比べ、圧倒的に多く仕入れられている。
そんなジェネラルにある中心都市、スパイダーシティライトニングタウンにあるライトニング小学校の校舎から、身長差のある男女が出てきた。
「ふーっ、算数はどうにか赤点を免れたぞーっ」
安堵している黒いレイヤーショートで三白眼が特徴の少年は大宇宙(おおぞら)圭治(けいじ)、ライトニング小学校に通う五年生の生徒である。身長は145cmと、まあ普通くらいである…が。
「よかったね、ケイジ。これで夏休みは満喫できるわね!」
彼女の体格を見るとどうしても圭治が小さく見えてしまう。
金髪のロングヘアーで青い瞳が特徴なのは七緒(ななお)・ミッチェル・ウィンタース、名前からわかるとおり
日本人と白人のハーフで、アメリカの血が混ざってるらしく
小学生とは思えぬほど発育が良い。 身長は166cmと圭治より20cm以上高く、なによりFカップもある圧倒的なバストに健康的に引き締まったくびれ、バスト同様に敷かれ甲斐のある大きなお尻が、主に同級生の男子の目をひいてやまない。
さらに七緒の普段着はヘソ出しだ。出るとこは出て、くびれは引き締まるボンキュッボンなスタイルがより強調される。
ちなみに、七緒のお腹は丈夫で、一度も冷やした事が原因で下痢をしたことはないし、少し日にちが経った生ものを食べても平気だ。
「でも英語はナオのおかげで今回も満点だったよ、ありがと!」
「うふふっ、役にたててうれしいわ。だって私は妻ですもの」
圭治と七緒は婚約を誓い合った仲なのである…が、圭治と七緒が並ぶと姉弟を通り越してもはや親子のようにすら見えてしまう。
七緒は確かに文句なしの美女といえるのだが、
そんな彼女と婚約している圭治はうらやましいというよりむしろ身長差故に大変そう
がんばれという同情と激励の声が寄せられている。
なお、圭治と七緒には小学生にして既に子供がいる…もちろん、実際に七緒が産んだわけではない、容姿としてだが。
ジェネラルでは、育てられるだけの責任能力があるならば、10歳以上なら里親になる権利を持つようになる。 …が、実態は圭治や七緒のような物好きでない限り、その権利を使う者は少ないのが現状である。
「ふーんふーふふーふーん♪」
「ナオ、嬉しそうだな…ってそっか、誕生日だっけ」
今日は七緒・ミッチェル・ウィンタースが11歳になる誕生日。
圭治は既に2ヶ月前に11歳になった
つまりむしろ圭治の方が早く産まれているのだ。
「ええ、私の誕生日と同時に夏休みを迎えるんだもの、これから心が弾むわ!
…あら?どうしたの?目を逸らしちゃって…」
「い、いや…なんでも、ない」
大きな胸も同時に弾ませる七緒に圭治は赤面して直視できなかった。
「さぁーって、今日もかっ飛ばしていくわよー!!」
「お、お手柔らかにね…」
二人が七緒のダッジ・バイパーに乗り込み、七緒がエンジンをかける。
ジェネラルでは身長が150cm以上かつスポーツテストをクリア出来るだけの体力と運動神経
あるいは年齢が18歳以上か、そのどちらかさえ満たせば運転免許を取得でき、七緒は166cmと
規定の身長およびスポーツテストをクリアしてるので、小学生の身にして免許を持っている。
そして七緒は運動神経抜群なので文句のつけようがないのだ。 ちなみに彼女は座学は英語はもちろん満点で、圭治にもマンツーマンで教えてあげてるほどで
日本語以外は大体80点前後をマークしているが、その日本語だけは毎度赤点ギリギリである。
なお、このバイパーは5人乗りにボディが拡張されている。ウィンタース家はその手の専門家が雇えるくらい大富豪なのだ。
ぶっといトルクを発していることを容易に思わせるエキゾーストサウンドを轟かせながら
スパイダーシティからレオシティのスラッシャー区までかっ飛ばしていく。
5人乗りにサイズアップしたおかげで車重は優に1800kgを超えるが
そこはアメ車、パワフルなエンジンが重量を気にしないかのような加速力を魅せつける。
…ただ、あまつさえ極悪な燃費も重さ故にさらに悪化したが、七緒のあったかい懐事情からさほど気にならないという…。
向かう目的はスラッシャー学院、主に障害のある子や好ましくない家庭などで傷付いた子たちを扱う小中高エスカレーター式の学院だ。
ちなみに障害者といっても所謂サヴァンやギフテッドの類な子供たちがこの学院に入学しており、苦手なものはダメだが得意分野はとことん強い子が大勢おり
それぞれに特化した学科が初等部の時点で別れている。 つまり、普通科というものがない学院なのである。
圭治と七緒が向かった所は初等部の校舎、受付に手続きを済ませ
5年C組の教室に向かう。
「あっ、パパ!お母様!!」
「ははっ、相変わらずナオミは元気だなー、な、ナオ」
「そうね、ケイジ。…うふふっ、ナオミ。我が家に帰りましょうねー」
圭治をパパ、七緒をお母様と呼んだ栗色のセミロングの少女…ではなく少年は車尚巳。件の同い年の息子というのが彼だ。
彼は幼くして両親を交通事故で亡くし、実母の兄に引き取られるものの、彼から手酷い虐待を受け、彼の妻もネグレクトし
前いた学校でも主に男の子なのに少女みたいな見てくれを理由にひどいいじめを受けていて
ひとりブランコをこいでいたところを二人が発見し、警察に通報して保護された。
そこで、圭治が責任を感じ、尚巳の里親として名乗り出て
七緒も「そんな優しいケイジ、大好き♪」と賛成し、親となったのである。
なお、実母の兄夫婦は当然逮捕され、現在服役中である。
そんな尚巳の専攻する科は調理学科だ。虐待やネグレクトを受けていた故に
一人で生きていく為というのもあるが
尚巳の味覚センスはずば抜けており、元々料理の才能が秘められていたのだ。 その延長線上としてグルメかつ凝り性で、特に食べ合わせには非常に詳しい。
「さて、次はウィスパーんとこ…」
「ねえ、パパ。4年生は修学旅行だよ?」
「ああ、忘れてた」
ウィスパーと呼ばれる少女、ウィステリア=エルディムーアも圭治と七緒の子供である。
彼女は女の子…なのだが、ある特異体質のせいで実の両親から忌み嫌われ虐待され、その両親が逮捕され
施設に預けられるも、その施設でも特異体質ゆえにいじめにあい
孤立してひとりブランコをこいでいたところを、尚巳が発見し、かつての自分と重ねて通報し
圭治と七緒に相談し、二人とも彼女も子供にしようと決めた…という事情がある。
ウィスパーという渾名はウィステリアという名前と、囁くような小さな声から圭治が名付けたもので、ウィスパー本人も気に入っている。
そんなウィスパーは年こそ10歳、と尚巳と同い年だが
ヶ月違いで学年は一個下の4年生だ。その4年生は
重要文化財が多数存在するストーム・スパイラル・ユナイテッドへ修学旅行に行っている。
で、8月に夏休みに入り、10月まで休みなのだ。
「ウィスパーのヤツ、お泊まり大丈夫かな?」
「大丈夫よ、ケイジ。ウィスパーを信じましょ♪」 「うんうん、パパは考えすぎだよ!」
親バカ気味になっている圭治を七緒と尚巳がなだめる。
「…そうだな。もしかすると、きっとスパイラルタワーの絵でも描いてくるかもしれないしな」
「もしかしたら、サイクロンチャーチかもしれないわよ?」
「うんうん、もしかすると天空の鐘、描くのかなー?」
それぞれ、ウィスパーが何を描くのか想像する。ウィスパーは美術学科の生徒で
彼女の描くイラストは 雄大ながらも風情があって心をなごませると評判で
自身も将来は画家になると言ってる程、腕に自信がある。
ちなみに、スパイラルタワーとは、ストーム・スパイラル・ユナイテッドにある、その名の通り螺旋状にねじれた形をした巨大発電塔で
そことカーネルシティのアイリスタワーの二大発電塔で、ここジェネラルの電力の全てを賄っているのである。
そしてサイクロンチャーチは、ジェネラルに住むキリスト教徒たちのメッカとも言うべき教会で、天空の鐘は
サイクロンチャーチの屋根の上にある時計台にある大きな鐘で、この教会で結婚式をあげるカップルは、その鐘の音とともに祝福されるのだ。
「サイクロンチャーチかあ…ナオ、将来そこで式をあげられるように僕、頑張るよ」 無論、みんなの憧れの教会、だが…
「うーん、私はウィンタース家が好きだから、ウィンタース家直轄のミーア・ナーサン教会で挙げたいわ〜」
と、七緒がうっとりしながら言う。彼女は夫を愛していると同時に家も愛しているのだ。
ちなみに、ミーア・ナーサン教会も、美しく澄んだスティングレイ湖が見えることで有名で
サイクロンチャーチとは別の道を行く人気がある。
「ごめんね、ケイジ♪」
「あ、うん、いいよ。ナオが望むなら」
不意に七緒に抱き寄せられ、肩に大きな乳房の感触があたり、圭治は赤面しつつ答える。
「ウェディングケーキもいいけど、お母様、今日は誕生日おめでとっ!ボク、すんごいケーキ作ったからね!」
「まあ、それは楽しみにしてるわ♪」
「そしてごちそうもボクたちが腕によりをかけて作るからねっ!!」
「ほほう、ナオミが言うなら味は確実だね」
自信満々の尚巳に、本日のパーティーの主役の七緒はもちろん、パートナーたる圭治も心をおどらせる。
三人は改造バイパーに乗り込み、七緒がエンジンをかけると、力強く重厚感あふれるサウンドとともに車体は一気に加速し
瞬く間にレオシティからスパイダーシティまで駆け巡っていった。 間もなく、大きな屋敷が見えてくる。その屋敷こそが七緒・ミッチェル・ウィンタースの家である。
門を通過し、ガレージにバイパーを停め、3人は車から降りる。
「おかえりなさいませ、お嬢様、だんな様」
「おかえりー、ナオミちゃん、今日はごちそう一緒に作ろうね♪」
二人のメイドが3人を出迎える。口調が丁寧でCカップくらいのヘアバンドをつけた
亜麻色のマッシュショートなのは米礼八千代(べれい やちよ)、彼女は家事万能で、七緒の教育係であり
七緒だけでなく圭治や尚巳、ウィスパーの面倒もよく見てくれてるのだが、丁寧な言葉遣いとは裏腹に
いかんせん下ネタ大好きで
事あるごとに七緒にえっちなことを吹き込んでは、七緒が圭治で試すこともしばしばで
彼女には度々困らされている。
もう一人のフランクな口調のニット帽をかぶった
黒のツーブロックのベリーショートでEカップくらいの方は
米礼美鎖(べれい みさ)、彼女は八千代の姉で、口調からわかる通り
七緒らとは半ば気の合う友達のように 付き合っている。
そして八千代に負けない料理の腕を持つが、料理以外の家事はさっぱりだ。
その代わり、メカに強い。バイパーを5人乗りに改造したメカニックとは彼女のことである。 ちなみに二人とも見た目こそ若々しいが、美鎖は30歳、八千代は27歳であり
他のメイドや従僕からはたびたび姉妹の年齢を知っては驚かれる。
「とはいっても夕飯にするにはまだ早い時間帯ですね」
「うん、ボクはパパっと宿題やっちゃうねー」
一瞬「パパ」っという言葉に反応してしまった圭治だが
宿題をさっさと済ましてしまう尚巳のいい子っぷりに思わず感心してしまう。
前述の通り、スラッシャー学院は夏休みは8月1日から9月末までだが
尚巳なら夏休みの宿題は8月中盤ごろには全て終わらせているであろう。
ウィスパーも、尚巳程ではないが早く手をつけるタイプで、8月末には片付くはずだ。
「じゃ、僕たちも宿題やっておこうか」
「うふふっそうね。英語でわからないところがあったら任せてね♪手取り足取り教えてあげる♪」
「じゃあ僕は日本語をナオに教えるよ。とはいっても満点じゃないからあんま期待しないでね」
「謙遜しなくても。毎度赤点ギリギリな私からすれば90点も取れたら立派よケイジ♪」
「わかったから抱きつかないで…胸があたってる…」
そんなアツアツな圭治と七緒を美鎖はヒューヒューと冷やかし、八千代はデジカメで連写しまくった。 「ナオの教え方、相変わらずわかりやすいねー。ありがとう」
「どういたしまして、ケイジも相変わらず字が綺麗よね。
他の男子とは違うんですって字が主張してるようだわ」
「あはは、照れるな〜…ああっ、当たっちゃったか!」
夏休みの宿題のドリルを3割ほど、全教科バランスよく手を付けた圭治と七緒は
ひとまず今日の分は終わったとして、テレビゲームに興じている。
プレイしているゲームはモンスターファーム2。圭治はブラックロードのすみかを
七緒はマグナビートルのDOLOTABOを使っている。
ふたりともフルモンではなく、それぞれ成長適性のまま育て上げ
圭治のすみかは丈夫さが750ジャストであること以外はだいたい600台の能力
七緒のDOLOTABOはちからとライフ、丈夫さが800オーバーなのに対し
かしこさは500程度、あとのふたつはそれ未満といったところで
二匹ともレジェンド杯のポリトカを撃破している。
バトルは序盤こそDOLOTABOのでこぴんが直撃するも
堅実にすみかが技を確実に当てていき、ライフを削っていったが
あと5秒のところでDOLOTABOの竜巻アタックが直撃し、すみかをKOしてしまった。
「うふふっ、これで6勝4敗ね」
「ああ、ナオ単純な力押しなのに強いねー」 「ふふっ、じゃあ次は純血のグジラにしようかしら♪」
「ナオ、ホントパワー型大好きだよね」
七緒は他にもドン・クラウンや純血ジール、ガリエルなどの重量級やペブリーやブロックンなど自爆キャラなど
基本的に一撃に特化したパワータイプのキャラを好む傾向がある。
愛車もボディがヘビーで暴力的なトルクを誇るバイパーであるのもそんな好みの延長線上のものだ。
だったら圭治などではなくもっと頼り甲斐のあるタフガイの方がお似合いなんじゃないのか?と圭治本人が思い
七緒に「本当に僕が婚約者でよかったの?」と一度訪ねたことがある。
しかし七緒は「圭治の優しさ、そして心の大きさはどんなパワーをも超えるのよ」と微笑んで答えた。
「じゃあ僕はジルで…」
「お嬢様、だんな様。もうご馳走が出来上がりました」
「ナナオちゃーん、今日はみんなで楽しめるごちそうだよー♪ケイジくーん、パパさんとママさん、シイちゃんも来てるよー♪」
「志易(しい)は普通に嬉しいけど、父さんと母さんが来るのはちょっと気まずいなー…まあごちそうというかタダ飯目当てなんだろうけど」
「目的がなんであれ、料理を美味しく食べてもらうのはメイド冥利に尽きるというものでございます」 苦笑いする圭治に、八千代は大真面目に答える。八千代は少しずれているけど
自身の仕事に誇りをもっていて、ウィンタース家に恩義を感じている。
一方美鎖の方は恩義というよりは自身の欲求を満たせる快感を満たしているという感が強い。
PS oneの電源を切り、ふたりはダイニングルームへ向かっていった。
「それにしても、相変わらず広いよねー」
「うふっ、照れるわ」
いつ見ても見慣れないくらい広いダイニング…
圭治が抱いた正直な感想を言って、キョロキョロ見回すと…
「おにいちゃーん!!」
どんっ
「うわっ!!…とと、志易か。よしよーし、あんまおどかすもんじゃないぞー」
サイドテールの圭治よりひとまわり小柄な少女が後ろから圭治に抱きついてきて、圭治は抱きしめ返し
背中をなでなでしてあげる。彼女は大宇宙志易、圭治の愛する妹である。
圭治はシスコンのけがあり、志易には割と甘い。
「それはそうと、父さん、母さん、またタダ飯目当てでしょー」
「がっはっは、そうだ!とーさんもりもり食べるぞー!」
「そうだねあんた!圭治、カタいことは言いっこなしだよ!」
豪快な夫婦が清々しいくらい素直に自分の欲望を雄弁に語り、妻に至ってはいっそ開き直る。 その夫婦こそ圭治の両親で、豪快な態度からは意外に平凡な体格をしたレイヤーショートの…
というか圭治をふたまわり程大きくしたような男性は大宇宙満治(まんじ)。態度からわかるように
金遣い自体は荒いが、意外なことにギャンブルだけには手を出さない。
あくまでも金の使い道は確実に実を結ぶものに限るというマイルールがあるのだ。
一方、日焼けした黒髪のポニーテールの女性は大宇宙永良(えいら)
彼女も細かいことは気にしない豪快な性格である。
そんなふたりの出会いも、あるステーキハウスで食べ放題フェアを開催していたところ
そこで出会って どっちが多く食べられるか、お互い張り合って芽生えたという豪快なものであった。
つまり、間違いなく、このご両親は果てしなく喰う。
「安心なさいませ。量も質も満足することをワタクシがしっかり保証します」
「それはいいけど、八千代さん。ごちそうってなんなの?」
「手巻き寿司だよ〜♪」
代わりに美鎖が答えた。テーブルには新鮮な魚介類がたくさん並んでいる。
「す、すごい…!!」
圭治が目を輝かせるのも無理はない。インドマグロの赤身にネギトロ、スモークサーモン、タコ、イカ、赤貝、甘海老、ブリ、シマアジ…。
果てはサーモン腹身の炙り、ヒラメ、車海老、いくら、ウニ、中トロ、そして極めつけに大トロまである。
魚介類以外のネタとしては定番の玉子焼にキュウリ、アボカドをはじめ、馬刺に生ハム、ローストビーフと、肉のネタも充実している。 「ちなみに玉子焼と酢飯はボクが作ったんだよ!」
「見事な手際でしたよ、尚巳坊ちゃま」
と、自慢げに尚巳が言い、八千代が尚巳の腕前を賞賛する。寿司の味を左右する酢飯と、寿司職人の腕が試されるという玉子焼を作ったことを自信満々に語り
料理番を任されるメイドの片割れである八千代が太鼓判を押すのだから、味は確実に保証されることが伺える。
「やあやあ、圭治くんのご両親殿、いつも娘が世話になってるね」
フランクな態度で満治と永良に挨拶する小太りなオールバックの壮年はハローム・ブラス・ウィンタース、七緒の実父にして圭治の両親に圭治と七緒の縁談を持ちかけた張本人である。
ハロームは巨大テーマパーク・ウィンタース・プレイ・アリーナ、通称ウィンタースを展開しており、そのテーマパークはジェネラル以外にも日本にひとつ、アメリカに三つほどあり
どこも休日になると客が殺到しまくり、年商にして軽く5000億は越えるという。 「ホント、娘にはもったいないいい息子さんを持ったもんだよあんたら」
黒髪であること以外七緒そっくりでラフな服装の女性は百(もも)・ウィンタース、七緒の実母、つまりハロームの妻である。
「いやいや、百こそ、うちの圭治にはもったいない娘さんもったもんさ。なんてったって年の割にスタイル抜群で気立てが良くて…」
と、永良も百に返す。永良とは細かいことは気にしない大ざっぱな者同士意気投合し、今ではすっかり親友という間柄である。
「ただ、うちの娘は家事は全くダメでなあ…」
七緒は一度だけカレーを作ろうとしたことがあるが、途中で鍋の中身が銀色に変色したり、鼻を刺すような刺激臭が漂い始めたりと
料理という名のダークマターができあがってしまった一件以来、七緒が台所に立ったことはない。掃除も通り道から破壊されていく有様である。
「いやいやいいんだよ、それこそ我々の孫にあたる尚巳に任せておけば」
と、ハロームも満治も男同士話に花を咲かせていく。
「はいはい、話はそこら辺にしておいて、レッツ寿司パーティーといきましょうよ!」
と、美鎖の一声で全員テーブルに集まり、一斉に「いただきます」のかけ声とともに思い思いに寿司を巻き始めた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています