【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ16【総合】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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ワードナ率いるヴァンパイア軍団や、ローグ、オークその他のモンスターに凌辱される女冒険者たち。
プリーステス、ウィッチ、サキュバス、獣人などの女モンスターやNPCを凌辱する冒険者たち。
ここはそんな小説を読みたい人、書きたい人のメイルシュトローム。
凌辱・強姦に限らず、だだ甘な和姦や、(警告お断りの上でなら)特殊な属性などもどうぞ。
過去スレその他は、>>2-10辺り。 >>312
保存してあるデータとかないの?
アップする前の奴とか。 この地獄だってさ、魔法仕掛けのテーマパークのひとつだって、わかってるんだ。
地獄の底で生き残り……仲間が、たった二人になっても、そんな口を叩く口は彼に残っていた。
悪態をつくしかなかった。
メイルストロームの迷宮を歩くかぎりは、いつどこに、どんな悪辣な仕掛けがあるかは油断できない。
それを、踏み板に気づかなかったのは彼、錠前屋の失態だ。
長い長い回廊の突き当り、扉になにかあるなとは用心したが、開けたとたん足下が全部崩落するとは思わなかった。
わぁー……と、長い悲鳴をひいて、冗談みたいに長いトンネルを下へ下へ、底へ底へと彼らは落ち続けたあげく、
転がり出た先は地獄だった。
地獄は比喩ではなくて、ずっと昔にダンテとウェルギリウスの訪問したという場所がそこだったのは、
そこにあった嫌味らしい歓迎プレートと、そこで出会った幽霊たちが教えてくれたのだ。
落ちてきた頭上は煙の雲がたなびき、見上げれば太陽も月も星もない、まっくらな岩天井だった。
見回せば方々のあちこちから火柱が立ち昇り、かすかばかりにあたりを照らしていたが、
沸騰する硫黄臭の蒸気と、岩むきだしの荒涼とした荒れ地が見えるばかり。
彼らは脱出しようと試みたが、幾らも行かないうちに四本腕の魔王と出遭い、出遭いがしらに四人の命を取られた。
メイルストロームの迷宮を踏破してきた六人が、その魔王にはまるで太刀打ちならず、
六人のうち四人が瞬時にやられたのだった。ようよう逃げ延びたものの、
かろうじて敷いた結界に身を潜めたときは、どこをどうして来たものか、行く道も帰り道も知れない。
傷だらけになった二人の傷は、ローズができるだけ手当てしたが、専門の癒し手でない、君主の施しはじきに尽きた。
周囲に石塔の積まれた賽の河原で、二人はもう疲れきってしまい、
即席のキャンプからは仲間たちの遺体を回収に戻るてもなく、
ローズと、錠前屋(ロックスミス)は地獄で立ち往生となった。これは悪い冗談だ。 そのうえ、二人の潜む結界の端には火のような姿が来て、言葉をかけ、
ローズと錠前屋にそこから出てくるように誘った。
主の御名において悪魔よ退け、――剣の十字の柄を立ててローズが唱え、この期に及んで彼女は気丈だった。
ローズは六人の冒険仲間のリーダーだった。全員が若かったが、彼女も若かった。それが今は悔しいにちがいない。
彼女と対峙し、結界の端にいるその姿は、きららかな衣装を身につけているが、
両手にも腰にも武器らしいものを帯びていない。
二人がこのキャンプに落ち延び、止血と荒い息をついているところに、それは荒野から歩いてきた。
形は人の姿に似て、それは人でなく、火のように燃える光をまといながら、熱はなく冷たい。
青ざめた美しい顔をしていて、穏やかな声で語る。ローズにも錠前屋にも、わかる言葉で彼は話した。
「そなたらと争いにきたのではない」と言い、
「そなたらを救ってやろう」と言った。
この地獄の住民の呼び名で、彼は「救い主」と呼ばれる者だと名のった。王の数多い称号のひとつとして。
「救うとはいかなる意味か、地獄の者よ」とローズが問うた。
「この空間から出してやろう、という意味だ、剣もつ娘よ。わたしにはその権能がある。
誰も生きては帰れぬこの地獄から、そなたらがわたしを信じるならば」
「なにゆえの申し出。わたしたちの敵、神の敵なるおまえが?」
「そなたらの、みずみずしい肉体と魂が、朽ちて蛆虫の餌になってしまうのが惜しいのだ」
一見して細面の、若き貴族か王侯のような身なりのその正体に、ローズは心当たりがあるようだった。
心当たりなら、もちろん錠前屋にもある。錠前屋のほうが本職ともいえる。
「あんたの友達がとうに、俺らの仲間の肉体を殺してくれたぜ……」
「それはわたしの本意ではない。地獄にはむろん狂暴な者共も多いゆえ、不運ではあるが」
「四本腕の魔王はあなたの仲間ではない、と? 信じられると思って?」
「信じても、信じなくてもよい」
したがわなければ死ぬだけだ、だろう。腹底にじわじわと恐怖がこみ上げてくる。
こいつは別種の魔王だ。敵意はない――と口では言っているが、悪魔に信用はならない。
地獄へ来て悪魔と話をつけ、共存しようとした(つまり堕落した)魂がどうなるのかは知っている。
教会の坊主の説教ではあるが、錠前屋の聞くところ、悪魔の言葉に乗り、魂をなくしたものは
未来永劫、影もない、自分が影のような幽霊となって審判の日まで声もなく佇むという。
実際に地獄では『幽霊の巣窟』にたむろする実例を見ているのだから、それを見て話は聞けというものだ。
だいたい、頭に山羊の角を付けて青い肌をした野郎のいうことを聞く者がいると思うかい。
地獄に来て「わたしは悪魔でございます」って格好で近づいて、信じるのは相当の馬鹿だと思う。
も少しばかり、商売の仕方を考えるといい、魔王の旦那。 「信じるより死んだほうがましね。下がれ悪魔、その線より近づくなら、われわれは死を顧みず戦うまでだ」
「勇敢で恐れをしらぬ、称賛に値する魂よ。そなたのような戦士が昔は多くいたものだ」
薄く微笑をうかべたまま、魔王はローズの、女君主の銀甲冑を観賞しつつ、
――幾百年ごとに起こる異変のたび、訪れるそなたら、地上の戦士とまみえることが
剣と、魔術とを揮っての戦いの時間が、悠久を経たる我らにとって、めったにない楽しみなのだから――
「俺らにとっては命がけの戦いが、あんたらにとっては遊びごとだっていうのか」
「そのとおり。ゆえに、抗う力のないものから生命は奪わぬ。いずれにせよ、そなたらの心しだい。
わたしと戦い、ここで滅ぶも。さなくば、わたしとともに来よ。選べ、わたしは自由意志を尊ぶ」
結界の境に立ち、悠揚と微笑んでいる彼の美貌に気圧されながら、錠前屋はそんな甘い言葉に騙されちゃいないぜ、
そいつははっきり嘘だ。死にかけて身動きできない相手に寄り付いて、甘い言葉で希望をちらつかせるのは決して、
自由意志なんてものじゃない。
そんなの脅迫でしかない。奈落の底の悪霊のくせに格好をつけるんじゃないぜ。
と、眼だけで睨んでにらみ返したが、思う文句のどれ一つ口には出なかった。
膝の震えが、ひどく惨めで、情けなかった。向こう天下の冒険仲間が、災禍の中心にも至るまえに、
横穴に転落して地獄の底にいるなんて。悪魔に情けをかけられ、足もとを見られているざまは。
「助けたきゃ助けな。ただし、無償でだ。見返りに魂を寄越せなんて絶対に言ってくれるでないぜ」
自棄っぱちに錠前屋は吐いてやった。
「助けてもらおうじゃないか、ええ? 俺たちの魂にも肉体にも、指一本触れないと誓うならな。
そうでないなら、失せな」
代価抜きに、誓え――と? 魔王は好意的に微笑んだ。
「わたしが、なににかけて誓えばそなたは信じるのかな。
考えてみよ、悪魔の契約に、誓いや約束など、もっとも縁遠いことだろう。
この世においても、あの世でも、我らはつねづね、商取引の相手にはもっとも信用してはならない、
信用のない商売人といわれているのだ。見返りを求めぬ、もしもそれが在るなら、良心や善意とでもいうのか、
悪魔に向かって善意とはなにか、問うだけ堂々巡りであろう。わたしにはその論理学がただしいと思えぬな」
俺は善意なんて求めちゃいない。そうよ、こう地獄くんだりのことでもない、
もとより娑婆の人間どうしの間でだって、善意なんて言葉、信じられっこないのだから。
つまり地獄でも娑婆でも、俺は誰も信じない。お帰りだ、大悪魔の先生……。
「わたしがそなたに危害を加えないことを、何にかけて誓えというのか」
「愛に」
魔王の、口許の微笑が凍りついた。錠前屋も凍りついた。ローズが、言った。
「愛にかけて誓いなさい」 「ただ愛ゆえに救うと……わたしの傷を癒して、この空間からも出してくれるなら、私はあなたを信じよう」
十字の鍔を向けたまま、ローズは膝立ちに身を支えた。立てないのだ。
魔王はそんな彼女を見つめ、表情から微笑の消えたいま、美しいその顔は造り物のように冷酷になった。
その言葉を――地上の教会では、僧侶たちはそのように教えている。
言えばイエス・キリストの代名詞のようにだ、古き神々はその言葉を恐れ、あらゆる魔術は力を失う、と。
「使い魔や、無力な子鬼どもなら、その言葉を聞くのすら恐れ、逃げ惑うであろう。
だが、そなたは相手を見誤っているのだ。剣の少女よ。わたしにそれを語ってはならぬ」
眉を曲げ憐れむような眼で、悪魔はローズを見、錠前屋のことなどは念頭から消えた。
ローズ、こいつは、そんなんじゃないかもしれない。
「わたしは、そなたの思っているような霊ではない。悪魔として、善意さえ施すことができるが、
そなたがわたしに告げた言葉が、真実どのような意味をもつものか、そなたは知らぬ。
そなたは、それをわたしに求めるべきではなかった……」
そうしている間にも、その美貌はしだいに崩れ、苦しげな表情がその面に浮かんだ。
この際が、最後の勝負どころだから、ここを譲ることさえなければ、たとえ死んでも、勝ちなのだと確信し、
「結局のところ、その言葉を口にすることはできないようね。
愛すると、言ってごらんなさい……できるものなら」
「そなたを愛そう」
びくんと跳ねるように、ローズの体が震えるのを見た。
ぎょっとなって錠前屋は彼女を見た。体が小刻みに、不自然にぶるぶると痙攣していた。
それを堪えようとしているように、彼女は自分の体を腕で抱いた。
悪魔は当たり前に結界を踏んで越えた。
愛する……火を吐くごとく、呟くとともに、魔王の体の数か所から発火した。
苦痛のように顔を歪めたが、構わずに、彼はもう一歩、進んだ。
悪魔が閾を超えて近づくと、悪魔と同じように、ローズの身体からも発火した。
彼女は身を震わせて、やがて炎に包まれた。
彼女の前にきて、彼は言った。
わたしには人を愛することができる……そなたの神よりも。
(嘘だ)
信じなくてもいい。ただ求めればいい、汝は癒されん。
(求めてはならない)
やめろ。その娘に触れるなと錠前屋は叫んだが、それは声にならなかった。
彼は彼女の首もとに手を置き、顔を近づけ、唇をつけた。
鎧と聖なる装束が、魔王の腕に接触している部分が発火して燃え上がる。彼女の金髪が舞い上がった。
不滅、不可蝕のミスリルが溶解して気化する。手から剣は落ち、鎧は溶け散った。
二人はひとつの火柱のようになって燃えた。
素肌に何もまとうものなく、彼女は巨大な火炎の前に無防備な身をさらし、膝を合わせ、警戒して見つめていた。 わたしの人生はこんなものだった。
生まれた村、十五歳の日に、天啓のような「訪れ」を得たときから、わたしは普通の村娘ではなくなった。
記憶はもうだいぶ、はっきりしないが、天使に会ったのだと思う。
噂が噂を呼んで、いつかわたしは、親元から離され、城塞都市の賢人たちに引き渡された。
練兵場で検査の結果、数万人、もしかしたら数十万人に一人、
君主の資質がある子供だと、生まれつき聖なる祝福を受けた娘だといわれた。
それから戦いのために剣術と、聖なるわざの訓練とが続き、二年経って十七の日に同じ冒険の仲間と出会った。
それからの探検や戦いは、このわたし、若い女伯爵のローズ自身を鍛える試練だった。
伝説に語られるリルガミンの宝珠を預かり、ブラザーフッドの信託を得て……
わたしは、そうした不思議な導きは、いつからか決められた、わたしの運命に引かれていると思っていた。
だから、自分は使命を果たすまで死ぬことはない、そんな思いがあったのだ。
ところが全然そんなことはない。あっと思えば、落し穴から地獄に真っ逆さま、だものなあ……と思う、悲しい。
周りの様子はわからない。めくるめく火の帯が左右にも、上下にも走る。
目を奪う壮麗な炎の光景のただ中に浮かんで、これは私の、どんな運命だろうか、とローズは不思議だった。
裸の彼女の、胸を隠している両腕に幾筋もの炎がまといつき、左右にゆるく引っぱって、ほどいて見せた。
くすぐる炎の舌は、うなじからゆっくりと降りてきて、乳首の先端に触れた。それは恭しいほど、優しく、
熱くて、それでいて彼女の肌を焦がすことなく、むしろ彼女は心地よく愛撫を受けた。
「……あなたはこれほどの力を持ちながら、わたしたちに言葉で語りかけてきた。
その魔力で、わたしたちをいつでも殺せるのに、殺そうとはせず、
無理強いにわたしを支配しようともしなかった。なぜ…?」
人間をおそれているの? 安心して微笑んだとき、愛撫の様子も変わった。
取り巻く炎の帯は、鎖のように物質的な拘束力をもって全身に絡み、彼女が両腕に力を込めて抵抗するほど
引き締め、抱擁を強めていく。
あらわな若い乳房がはげしく波うった。
かたく閉じていた膝が徐々に開かれていき、太股を這って炎のひと筋が昇っていくと、
ううんっ、と堪える声を洩らし、前後に腰をよじって身もだえした。
そのまま、炎の鎖が引き締めていくほど、彼女、若い女伯爵、ローズの表情は忘我のうちに溶けて、ついに、
ああ……! と、恍惚に喉をのけ反らせた。
その彼女の姿を、錠前屋は、見ていることができなかった。
それはまるで、火刑の柱に縛られた魔女の姿だったし、まるで彼女は、それを自ら受け入れたように見えた。
彼の目の前に、鞘のまま置き去られたローズの剣があった。それを凝視して、錠前屋はただうずくまった。
悲鳴がきこえた。彼は耳を塞ぎ、目もつぶった。
「救けて」
泣きながら、彼を呼ぶのが聞こえた。
「救けて。死にたくない」 マントにくるんだ彼女の身体を、負って歩く錠前屋は、ようやく第五層まで昇った。
そこで一度、彼女を下ろし、休める安全そうな片隅の暗闇を探した。人ひとり、担いで運ぶ重労働に喘いでいた。
ローズは一度、目覚めて、殺してほしいと彼に頼んだ。
彼は聞き入れなかった。
魔物にもてあそばれ、辱められた身で、地上にもどっても、
後ろ指さされて暮らすだけ。女君主も落ちぶれたものと、人に笑われたくないのだと、
弱々しく言った彼女にもとの面影はなかった。生まれて一度も剣を持ったこともないように、ただ怯えた。
石壁にもたれる彼女の、マントの合わせが解けて、彼女の体がみえた。
ちらちらするランプの色に、浅い息をつくローズの胸の、綺麗な胸を見たときに、
錠前屋は堪えきれない衝動にかられて、抵抗できないローズを犯した。
ローズは抵抗できなかった。彼女の脚にも、腹にも、首根にも、火の跡ひとつも残っていなかったが、
それを探しては繰り返し彼女の体をさぐった。あいつの印を、おれが見つけて消してやるんだと思った。
やがて、もう二人とも動きひとつなくなった後で、かたく目をつぶったままの彼女の顔を見、
その頬に涙の筋が伝っているのを見て、ようやく彼は、それがただの暴力でしかなかったと分かった。
するりと手を抜けて、ローズが立っていった。
迷宮の闇、通廊に立って、その先を歩いていく、彼女の身体に炎がまとい、燃え始めた。
さよならは言わなかったが、最後にかすかに微笑んで、それが美しかった。
そして、錠前屋(ロックスミス)は一人ぼっちであとに残っていた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています