【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ16【総合】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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0001 ◆pT3tKNJdzbPc 2019/01/03(木) 17:15:04.25ID:4ptP2KLj
ワードナ率いるヴァンパイア軍団や、ローグ、オークその他のモンスターに凌辱される女冒険者たち。
プリーステス、ウィッチ、サキュバス、獣人などの女モンスターやNPCを凌辱する冒険者たち。
ここはそんな小説を読みたい人、書きたい人のメイルシュトローム。

凌辱・強姦に限らず、だだ甘な和姦や、(警告お断りの上でなら)特殊な属性などもどうぞ。
過去スレその他は、>>2-10辺り。
031842021/05/14(金) 05:25:54.62ID:uUFUdK3i
「ただ愛ゆえに救うと……わたしの傷を癒して、この空間からも出してくれるなら、私はあなたを信じよう」
十字の鍔を向けたまま、ローズは膝立ちに身を支えた。立てないのだ。

魔王はそんな彼女を見つめ、表情から微笑の消えたいま、美しいその顔は造り物のように冷酷になった。
その言葉を――地上の教会では、僧侶たちはそのように教えている。
言えばイエス・キリストの代名詞のようにだ、古き神々はその言葉を恐れ、あらゆる魔術は力を失う、と。

「使い魔や、無力な子鬼どもなら、その言葉を聞くのすら恐れ、逃げ惑うであろう。
だが、そなたは相手を見誤っているのだ。剣の少女よ。わたしにそれを語ってはならぬ」

眉を曲げ憐れむような眼で、悪魔はローズを見、錠前屋のことなどは念頭から消えた。
ローズ、こいつは、そんなんじゃないかもしれない。

「わたしは、そなたの思っているような霊ではない。悪魔として、善意さえ施すことができるが、
そなたがわたしに告げた言葉が、真実どのような意味をもつものか、そなたは知らぬ。
そなたは、それをわたしに求めるべきではなかった……」

そうしている間にも、その美貌はしだいに崩れ、苦しげな表情がその面に浮かんだ。
この際が、最後の勝負どころだから、ここを譲ることさえなければ、たとえ死んでも、勝ちなのだと確信し、
「結局のところ、その言葉を口にすることはできないようね。
愛すると、言ってごらんなさい……できるものなら」
「そなたを愛そう」

びくんと跳ねるように、ローズの体が震えるのを見た。
ぎょっとなって錠前屋は彼女を見た。体が小刻みに、不自然にぶるぶると痙攣していた。
それを堪えようとしているように、彼女は自分の体を腕で抱いた。

悪魔は当たり前に結界を踏んで越えた。

愛する……火を吐くごとく、呟くとともに、魔王の体の数か所から発火した。
苦痛のように顔を歪めたが、構わずに、彼はもう一歩、進んだ。
悪魔が閾を超えて近づくと、悪魔と同じように、ローズの身体からも発火した。
彼女は身を震わせて、やがて炎に包まれた。

彼女の前にきて、彼は言った。
わたしには人を愛することができる……そなたの神よりも。
(嘘だ)
信じなくてもいい。ただ求めればいい、汝は癒されん。
(求めてはならない)

やめろ。その娘に触れるなと錠前屋は叫んだが、それは声にならなかった。
彼は彼女の首もとに手を置き、顔を近づけ、唇をつけた。

鎧と聖なる装束が、魔王の腕に接触している部分が発火して燃え上がる。彼女の金髪が舞い上がった。
不滅、不可蝕のミスリルが溶解して気化する。手から剣は落ち、鎧は溶け散った。
二人はひとつの火柱のようになって燃えた。
素肌に何もまとうものなく、彼女は巨大な火炎の前に無防備な身をさらし、膝を合わせ、警戒して見つめていた。
031952021/05/14(金) 05:28:33.21ID:uUFUdK3i
わたしの人生はこんなものだった。
生まれた村、十五歳の日に、天啓のような「訪れ」を得たときから、わたしは普通の村娘ではなくなった。
記憶はもうだいぶ、はっきりしないが、天使に会ったのだと思う。

噂が噂を呼んで、いつかわたしは、親元から離され、城塞都市の賢人たちに引き渡された。
練兵場で検査の結果、数万人、もしかしたら数十万人に一人、
君主の資質がある子供だと、生まれつき聖なる祝福を受けた娘だといわれた。
それから戦いのために剣術と、聖なるわざの訓練とが続き、二年経って十七の日に同じ冒険の仲間と出会った。

それからの探検や戦いは、このわたし、若い女伯爵のローズ自身を鍛える試練だった。
伝説に語られるリルガミンの宝珠を預かり、ブラザーフッドの信託を得て……
わたしは、そうした不思議な導きは、いつからか決められた、わたしの運命に引かれていると思っていた。
だから、自分は使命を果たすまで死ぬことはない、そんな思いがあったのだ。

ところが全然そんなことはない。あっと思えば、落し穴から地獄に真っ逆さま、だものなあ……と思う、悲しい。


周りの様子はわからない。めくるめく火の帯が左右にも、上下にも走る。
目を奪う壮麗な炎の光景のただ中に浮かんで、これは私の、どんな運命だろうか、とローズは不思議だった。

裸の彼女の、胸を隠している両腕に幾筋もの炎がまといつき、左右にゆるく引っぱって、ほどいて見せた。
くすぐる炎の舌は、うなじからゆっくりと降りてきて、乳首の先端に触れた。それは恭しいほど、優しく、
熱くて、それでいて彼女の肌を焦がすことなく、むしろ彼女は心地よく愛撫を受けた。

「……あなたはこれほどの力を持ちながら、わたしたちに言葉で語りかけてきた。
その魔力で、わたしたちをいつでも殺せるのに、殺そうとはせず、
無理強いにわたしを支配しようともしなかった。なぜ…?」

人間をおそれているの? 安心して微笑んだとき、愛撫の様子も変わった。
取り巻く炎の帯は、鎖のように物質的な拘束力をもって全身に絡み、彼女が両腕に力を込めて抵抗するほど
引き締め、抱擁を強めていく。
あらわな若い乳房がはげしく波うった。
かたく閉じていた膝が徐々に開かれていき、太股を這って炎のひと筋が昇っていくと、
ううんっ、と堪える声を洩らし、前後に腰をよじって身もだえした。

そのまま、炎の鎖が引き締めていくほど、彼女、若い女伯爵、ローズの表情は忘我のうちに溶けて、ついに、
ああ……! と、恍惚に喉をのけ反らせた。
その彼女の姿を、錠前屋は、見ていることができなかった。

それはまるで、火刑の柱に縛られた魔女の姿だったし、まるで彼女は、それを自ら受け入れたように見えた。
彼の目の前に、鞘のまま置き去られたローズの剣があった。それを凝視して、錠前屋はただうずくまった。

悲鳴がきこえた。彼は耳を塞ぎ、目もつぶった。
「救けて」
泣きながら、彼を呼ぶのが聞こえた。

「救けて。死にたくない」
032062021/05/14(金) 05:31:44.21ID:uUFUdK3i
マントにくるんだ彼女の身体を、負って歩く錠前屋は、ようやく第五層まで昇った。
そこで一度、彼女を下ろし、休める安全そうな片隅の暗闇を探した。人ひとり、担いで運ぶ重労働に喘いでいた。

ローズは一度、目覚めて、殺してほしいと彼に頼んだ。
彼は聞き入れなかった。
魔物にもてあそばれ、辱められた身で、地上にもどっても、
後ろ指さされて暮らすだけ。女君主も落ちぶれたものと、人に笑われたくないのだと、
弱々しく言った彼女にもとの面影はなかった。生まれて一度も剣を持ったこともないように、ただ怯えた。

石壁にもたれる彼女の、マントの合わせが解けて、彼女の体がみえた。
ちらちらするランプの色に、浅い息をつくローズの胸の、綺麗な胸を見たときに、
錠前屋は堪えきれない衝動にかられて、抵抗できないローズを犯した。
ローズは抵抗できなかった。彼女の脚にも、腹にも、首根にも、火の跡ひとつも残っていなかったが、
それを探しては繰り返し彼女の体をさぐった。あいつの印を、おれが見つけて消してやるんだと思った。

やがて、もう二人とも動きひとつなくなった後で、かたく目をつぶったままの彼女の顔を見、
その頬に涙の筋が伝っているのを見て、ようやく彼は、それがただの暴力でしかなかったと分かった。

するりと手を抜けて、ローズが立っていった。
迷宮の闇、通廊に立って、その先を歩いていく、彼女の身体に炎がまとい、燃え始めた。
さよならは言わなかったが、最後にかすかに微笑んで、それが美しかった。


そして、錠前屋(ロックスミス)は一人ぼっちであとに残っていた。
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