【Wizardry】ウィザードリィのエロパロ16【総合】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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ワードナ率いるヴァンパイア軍団や、ローグ、オークその他のモンスターに凌辱される女冒険者たち。
プリーステス、ウィッチ、サキュバス、獣人などの女モンスターやNPCを凌辱する冒険者たち。
ここはそんな小説を読みたい人、書きたい人のメイルシュトローム。
凌辱・強姦に限らず、だだ甘な和姦や、(警告お断りの上でなら)特殊な属性などもどうぞ。
過去スレその他は、>>2-10辺り。 「ただ愛ゆえに救うと……わたしの傷を癒して、この空間からも出してくれるなら、私はあなたを信じよう」
十字の鍔を向けたまま、ローズは膝立ちに身を支えた。立てないのだ。
魔王はそんな彼女を見つめ、表情から微笑の消えたいま、美しいその顔は造り物のように冷酷になった。
その言葉を――地上の教会では、僧侶たちはそのように教えている。
言えばイエス・キリストの代名詞のようにだ、古き神々はその言葉を恐れ、あらゆる魔術は力を失う、と。
「使い魔や、無力な子鬼どもなら、その言葉を聞くのすら恐れ、逃げ惑うであろう。
だが、そなたは相手を見誤っているのだ。剣の少女よ。わたしにそれを語ってはならぬ」
眉を曲げ憐れむような眼で、悪魔はローズを見、錠前屋のことなどは念頭から消えた。
ローズ、こいつは、そんなんじゃないかもしれない。
「わたしは、そなたの思っているような霊ではない。悪魔として、善意さえ施すことができるが、
そなたがわたしに告げた言葉が、真実どのような意味をもつものか、そなたは知らぬ。
そなたは、それをわたしに求めるべきではなかった……」
そうしている間にも、その美貌はしだいに崩れ、苦しげな表情がその面に浮かんだ。
この際が、最後の勝負どころだから、ここを譲ることさえなければ、たとえ死んでも、勝ちなのだと確信し、
「結局のところ、その言葉を口にすることはできないようね。
愛すると、言ってごらんなさい……できるものなら」
「そなたを愛そう」
びくんと跳ねるように、ローズの体が震えるのを見た。
ぎょっとなって錠前屋は彼女を見た。体が小刻みに、不自然にぶるぶると痙攣していた。
それを堪えようとしているように、彼女は自分の体を腕で抱いた。
悪魔は当たり前に結界を踏んで越えた。
愛する……火を吐くごとく、呟くとともに、魔王の体の数か所から発火した。
苦痛のように顔を歪めたが、構わずに、彼はもう一歩、進んだ。
悪魔が閾を超えて近づくと、悪魔と同じように、ローズの身体からも発火した。
彼女は身を震わせて、やがて炎に包まれた。
彼女の前にきて、彼は言った。
わたしには人を愛することができる……そなたの神よりも。
(嘘だ)
信じなくてもいい。ただ求めればいい、汝は癒されん。
(求めてはならない)
やめろ。その娘に触れるなと錠前屋は叫んだが、それは声にならなかった。
彼は彼女の首もとに手を置き、顔を近づけ、唇をつけた。
鎧と聖なる装束が、魔王の腕に接触している部分が発火して燃え上がる。彼女の金髪が舞い上がった。
不滅、不可蝕のミスリルが溶解して気化する。手から剣は落ち、鎧は溶け散った。
二人はひとつの火柱のようになって燃えた。
素肌に何もまとうものなく、彼女は巨大な火炎の前に無防備な身をさらし、膝を合わせ、警戒して見つめていた。 わたしの人生はこんなものだった。
生まれた村、十五歳の日に、天啓のような「訪れ」を得たときから、わたしは普通の村娘ではなくなった。
記憶はもうだいぶ、はっきりしないが、天使に会ったのだと思う。
噂が噂を呼んで、いつかわたしは、親元から離され、城塞都市の賢人たちに引き渡された。
練兵場で検査の結果、数万人、もしかしたら数十万人に一人、
君主の資質がある子供だと、生まれつき聖なる祝福を受けた娘だといわれた。
それから戦いのために剣術と、聖なるわざの訓練とが続き、二年経って十七の日に同じ冒険の仲間と出会った。
それからの探検や戦いは、このわたし、若い女伯爵のローズ自身を鍛える試練だった。
伝説に語られるリルガミンの宝珠を預かり、ブラザーフッドの信託を得て……
わたしは、そうした不思議な導きは、いつからか決められた、わたしの運命に引かれていると思っていた。
だから、自分は使命を果たすまで死ぬことはない、そんな思いがあったのだ。
ところが全然そんなことはない。あっと思えば、落し穴から地獄に真っ逆さま、だものなあ……と思う、悲しい。
周りの様子はわからない。めくるめく火の帯が左右にも、上下にも走る。
目を奪う壮麗な炎の光景のただ中に浮かんで、これは私の、どんな運命だろうか、とローズは不思議だった。
裸の彼女の、胸を隠している両腕に幾筋もの炎がまといつき、左右にゆるく引っぱって、ほどいて見せた。
くすぐる炎の舌は、うなじからゆっくりと降りてきて、乳首の先端に触れた。それは恭しいほど、優しく、
熱くて、それでいて彼女の肌を焦がすことなく、むしろ彼女は心地よく愛撫を受けた。
「……あなたはこれほどの力を持ちながら、わたしたちに言葉で語りかけてきた。
その魔力で、わたしたちをいつでも殺せるのに、殺そうとはせず、
無理強いにわたしを支配しようともしなかった。なぜ…?」
人間をおそれているの? 安心して微笑んだとき、愛撫の様子も変わった。
取り巻く炎の帯は、鎖のように物質的な拘束力をもって全身に絡み、彼女が両腕に力を込めて抵抗するほど
引き締め、抱擁を強めていく。
あらわな若い乳房がはげしく波うった。
かたく閉じていた膝が徐々に開かれていき、太股を這って炎のひと筋が昇っていくと、
ううんっ、と堪える声を洩らし、前後に腰をよじって身もだえした。
そのまま、炎の鎖が引き締めていくほど、彼女、若い女伯爵、ローズの表情は忘我のうちに溶けて、ついに、
ああ……! と、恍惚に喉をのけ反らせた。
その彼女の姿を、錠前屋は、見ていることができなかった。
それはまるで、火刑の柱に縛られた魔女の姿だったし、まるで彼女は、それを自ら受け入れたように見えた。
彼の目の前に、鞘のまま置き去られたローズの剣があった。それを凝視して、錠前屋はただうずくまった。
悲鳴がきこえた。彼は耳を塞ぎ、目もつぶった。
「救けて」
泣きながら、彼を呼ぶのが聞こえた。
「救けて。死にたくない」 マントにくるんだ彼女の身体を、負って歩く錠前屋は、ようやく第五層まで昇った。
そこで一度、彼女を下ろし、休める安全そうな片隅の暗闇を探した。人ひとり、担いで運ぶ重労働に喘いでいた。
ローズは一度、目覚めて、殺してほしいと彼に頼んだ。
彼は聞き入れなかった。
魔物にもてあそばれ、辱められた身で、地上にもどっても、
後ろ指さされて暮らすだけ。女君主も落ちぶれたものと、人に笑われたくないのだと、
弱々しく言った彼女にもとの面影はなかった。生まれて一度も剣を持ったこともないように、ただ怯えた。
石壁にもたれる彼女の、マントの合わせが解けて、彼女の体がみえた。
ちらちらするランプの色に、浅い息をつくローズの胸の、綺麗な胸を見たときに、
錠前屋は堪えきれない衝動にかられて、抵抗できないローズを犯した。
ローズは抵抗できなかった。彼女の脚にも、腹にも、首根にも、火の跡ひとつも残っていなかったが、
それを探しては繰り返し彼女の体をさぐった。あいつの印を、おれが見つけて消してやるんだと思った。
やがて、もう二人とも動きひとつなくなった後で、かたく目をつぶったままの彼女の顔を見、
その頬に涙の筋が伝っているのを見て、ようやく彼は、それがただの暴力でしかなかったと分かった。
するりと手を抜けて、ローズが立っていった。
迷宮の闇、通廊に立って、その先を歩いていく、彼女の身体に炎がまとい、燃え始めた。
さよならは言わなかったが、最後にかすかに微笑んで、それが美しかった。
そして、錠前屋(ロックスミス)は一人ぼっちであとに残っていた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています