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都内トップの進学校である私立女子高から東大に進学し、今は商社に勤めるエリートビジネスマンである私

…うん?なぜだろう?今、一瞬強い違和感を覚えたのは…自分の記憶がまるで他人のもののような…最近、タフな交渉を続けているストレスのためだろうか?ジムでのトレーニングで適度な息抜きはできているはずなのに…

との思いが一瞬頭をよぎる中、お坊ちゃま男子大を卒業し、一般職として私と同じ職場に配属されたことをきっかけに職場結婚した夫の優しい笑顔に見送られながら、出勤のため自宅の玄関を後にし、最寄り駅へ向かうと…

あっ…あれは確かどかた女を妻にもつ風俗坊?
あれ?またあの旦那さん、決められた日じゃないのにごみだししてる?
近所の鼻つまみ者夫婦の夫が地域のゴミ収集所にゴミ袋を持った姿でいることを目にして

「あなた?何度いったらわかるんですか?
今日はごみを捨てていい日じゃないんですよ。」

と声をかけるとなんとその風俗の男は

「そんなことどうでもいいでしょ!
どっちにしたって、ごみはもってくんだから、いつだしたっていっしょじゃない!」

と理不尽な反論をする彼の姿…
とても朝の時間帯で外にでるにはふさわしくない、派手なブラが厚い胸板を強調するように露出の高い服装で…

「それにその服装もなんとかなりませんか?
ここは子供たちの通学路でもあるんですよ?
教育上問題があるとも思います。
もうやめていただきたいものです」

と忠告したとき…一瞬、デジャブを感じる。
だけどその映像は、今と間逆で、下着煮近いような姿の自分が、スーツ姿の目の前にいる風俗坊にしかられているもので…

そんなことありえないよな。
エリートビジネスウーマンである私がこんな風俗の男に行動を正されることなんてありえないから…

との思いとともに、駅へと足ばやに歩きはじめる…