>>173のつづき

[ふー、今日は大仕事だったな。汗で下着までベトベトだ。替えもそんなにないっていうのに…]
『カイも女性用の鎧にしたら?胸がそんなに大きくなったらしまい込むのも大変でしょ?』
[ハン!そんなことしたら男やオークどもから下卑た目で見られる!というかシーン、オマエの鎧は何だ!いつも胸元や太腿が出てるじゃないか!今日のはへそまで見えてたぞ!]
『ネイ様だってそれぐらい見えてたことあるわよ?』
[ネイ様の格好は兵の士気にもかかわるからやむを得ん…。だがオマエのはその…何だ、そんなに発育してたらけしからんってやつだぞ!しかもその生え方は…ハミでないようにしているのか?]
『あまり汗臭くなりたくないのよ。あと一応わたしも兵の士気に貢献しようかなって。だからちゃんと処理もしてるのよ』
[自覚あるのか…。言っとくがお尻の肉も丸見えだからな!最近大きくなってきてるぞ。もっと男に気をつけろ!]
『でも別に近づいてこないわよ?カイの睨みが効いてるんじゃない?それに仮に来たとしても返り討ちにするわ』
[…オマエは昔から危なっかしいところがあるぞ。肌にミョーな形で鎧のあとが残ってるし…]
『ちょっ…急になぞらないでよ。やっ…くすぐったいっ。カイだってこ〜んな切れ込みの鋭い下着にするなら処理した方がいいわよ?』
[かっ…返せ!動きやすいのを選んでるだけだっ…ったく…]
『……ねぇ、カイはイッたことある?』
[ん?どこにだ?]
『そうじゃなくって…性的な意味でよ。カイだって自分でシてるんでしょ?』
[ばっ…バカをいうな!そんなこと…]
『嘘はだめよ。最近調子いいじゃない。破裏拳流剣法を使いこなす凄腕の魔法剣士って敵側にも有名よ?』
[それと自分ですることに何の関係が…]
『定期的に発散してるからこそ戦場であれだけ動けるんでしょ?』
[!?っな…]
『わたしだってたまにするようにしてるわ。たまによ?その方が調子もいいし、ネイ様のために存分に働きたいもの』
[う…ああそーだ!自分でイジッたことぐらいある!だがその…イッたことはないからな。そこまで没頭しないし想像するよーな男もいないしな!…そもそもなんでそんなコト聞くんだ。まさかオマエは…]
『イッたことはないわ、カイと同じ。男も周りにロクなやついないしね』
[そ…そーだよな!別に自分でスることは問題ないし、だからこそ十二分に戦えるというものだ!男なんてひ弱な生き物を考える必要はない!…ってだったらなんでそんなコトを…]
『…誰にも言わないでよ。知ってると思うけど、わたし、何かあった時のために夜はネイ様のおそばに控えるようにしてるの。でも気配を消すのが得意になったからなのかな、ネイ様がわたしに気づかないこともあって…』
[…ま…まさか]
『シてたの、声は抑えてたけど…。コンバットスーツのフロントジッパー下ろして開いた隙間に手を入れて…こう…胸とアソコに伸ばした指を細かく動かしてたわ。声かけづらくて、でもその場を離れることもできなくて…』
[な…な…]
『それで…しばらく見てたらネイ様が切なそうな声を上げて…こう…身体をビクビク痙攣させてたの。そのあと動かなくなって…多分あれがイッてるってことなんだって思って…。ゴメンね。カイならもしかしたら知ってるかなって…』
[知るわけないだろう!シーン、それ誰にも言ってないだろうな!]
『言えるわけないでしょ、こんなこと…』
[………]
『………』
[…ネイ様は百年以上生きているとはいえあの若々しい肉体だ。ストレスのある環境だし、持て余すことぐらいあるのだろう。オレたちが気にすることではない]
『そうね。D・Sとは恋人関係だったってことだけど15年前に倒されて以来、ネイ様の周りにそんな男は現れなかったみたいだしね。四天王のどなたかとそうなるそぶりもないし…』
[それでいい!今更男など不要だ!]
『…D・Sってどんなヒトだったんだろうね。復活したって噂もあるけど…』
[は!?いやいや、孤児のネイ様をあそこまで育てたことは素晴らしいと思うが、所詮は敗北した男だ!話を聞くに好色で淫乱でロクでもないヤツだしな!カオはよかったみたいだが…復活もどうせガセだろう!]
『…そうね。やっぱり男なんてろロクでもないわね』
[そのとーり!しかし…そうか、あのネイ様も…。当然といえば当然なのかもしれないが…]
『だからわたし達も自分でシてることは恥ずかしいことじゃないのかもよ?』
[…だからってオレ意外に言うなよ]
『わかってるわ』
《カイにも言えないわ…。ネイ様がイッてるときに微かにダーシュって言ってたことは…。ダーシュっていうのは多分…》

シーン・ハリ、D・Sの子種を受精するまで、あと1か月