(ю:】ニセコイでエロパロ part152
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0001ハッピーDEATH☆ ◆HAPPYfBqvg 2021/06/01(火) 16:53:23.92ID:1TJL9rm1
『ポケットモンスター』シリーズ最新作
ポケットモンスターブリリアントダイヤモンド
ポケットモンスターシャイニングパール
2021年11月19日(金)Nintendo Switchに登場!
https://www.pokemon.co.jp/ex/bdsp/

<ローカルルール>
前提
1.「1作品」は起承転結を持つ、ひとまとまりのものである
  (短編は「1作品」、長編は複数の「1作品」からなる)
2.本スレはエロパロスレなので「1作品」にはエロシーンを含む
  (長編作品では、エロシーン抜きの話があるのは可)

以下を推奨する(強制ではありません)
作家サイド
1.1作品を数レスずつ細切れ投下しない(書きながら投下しない)
2.1回の連続投下が終わった場合は、連続投下が終わったことを示す
3.グロ、スカトロ、イタモノなどの内容を含む場合は冒頭で明記する

読者サイド
1.自分の気に入った作品にはレスをする
2.自分の気に入らない作品はスルーする
3.作品の投下がない時の雑談は可とする


>>950を踏むか480kbを越えたら次スレを立てること。立てられなくても、誰かが立てるまで待つこと。

前スレ
(ю:】ニセコイでエロパロ part151 ・
https://mercury.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1620483500/
0060鬼の行方.12021/06/01(火) 20:21:04.28ID:7jZD16PC
―雛見沢村連続怪死事件。

通称・《オヤシロさまの祟り》

(バカどもが……)
園崎詩音は思う。

(たかが5年、偶然重なった同日に起きるあの殺人が「祟り」だと?…あり得ない!!)

「人為的な計画殺人だとしかあり得ないでしょ?どう考えても」
(「この村」なら尚更、ね)

「…〇〇〇くん……」
その声には、とても深い親愛のこもった響きがありながらも、とても弱々しく―


「そして私は成し遂げた!!」

詩音の顔が「魅音」のそれになる。

「雛見沢村の裏に君臨し、神様の祟りによる恐怖で村人の結束、団結をより強固なものにと企み、
生け贄を毎年用意し続け捧げた非道の首魁たちを―」

「全て!この「園崎家現当主・園崎魅音」が!全員始末した!!」

哄笑。

それはこの深夜を、真昼と錯覚させるほどの声量で。


「…はっはっは。さて「来客」とは珍しいねぇ」

「……。」

(詩音)の前には、一人の筋肉質な男がいつの間にか立っていた。
(な、なんだコイツ……人、じゃない?!………く)

「あっはっはっは!今更私が他人を人外呼ばわりするような事を言っても仕方ないか!」

「ほう。我を前にして闘気衰えずか…女人と侮るには及ばず、か。面白い」
「な〜に余裕ぶっこいてくれやがんのさ、おっさん!もう死合は開始されてんだ、よッ!と」

(詩音)は、躊躇う事無く颯爽と得体の知れない黒い胴着の男に迫り、
手にしていたスタンガンを最大出力で突き出していた。
0061鬼の行方.22021/06/01(火) 20:23:21.86ID:7jZD16PC
「…あれ?」

(私)はいつの間にか、あの雛見沢分校の校舎内、その教室にいて―

「どうしたの(魅音)?ぼ〜っとしてさ」
「え?!…あ!さ、悟史!?…くん……」
「わ!?な、何だよ(魅音)!人の名前を叫んだりして。しかも君、付け、て…新手の嫌がらせかい?」

(あ――そう、だ。(私)はここでは(魅音)の姿、立場でいる事で、ここに「居る事を許されてた」んだよね…)

「あ、あはは〜!おじさん寝ボケけてて〜ごめんね〜」
なんとか(姉)の物真似でその場を取り繕う(私)。
「もう勘弁してくれよ…いきなり倒れたからビックリしたよ」
「え?そうだった?ちょっと記憶が無いんだけど?」

悟史くんはその言葉を聞いて。
「そうやって…」

とても暗く沈んだ表情で。

「…沙都子の事や、僕ら北条家の事もうやむやに――」


  『違うッ!!!』


違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う
違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うちがうがうちがうちがうちがうちがう!!!
0062鬼の行方.32021/06/01(火) 20:25:56.69ID:7jZD16PC
「ち…ごふっ?!」

(詩音)は目を覚ます。
(な―!?私が吐血し…いっ)
「ぎゃああああぁぁぁっ!!」

詩音のその悲鳴で痛覚が仕事をした事を証明する。

「ほう、まだ息があったか」


(こ、こいつ!…マジで「鬼」か!?…スタンガンまともにくらったハズなのに!!
当たりどころが悪けりゃ殺害に至ってもおかしくない威力のを!)
「や、やるねぇアンタ…伊達に、そんな古武術流派風な格好してない訳かい」

「…よもやそこまでだ「娘」。我の興が醒めた」
「だ…?!誰がむすめ、だと!?」

「この期に及んで衰えぬその胆力、気力は驚嘆に値するが」

(詩音)は両膝をついていた。

「立てぬ者との闘いを我はせぬ」
「うぎ!!…く、くぅうううぅ!!」

(ち、畜生ッッ!!た、立てよ!私!……こ、こんな所で怯んでられるか!!)

「ま、待てやごらアッ!!だ、誰が!………た、立てない、だとおおぉぉ!!
ぐ、ぐあああああああああああぁぁッ!!!」

咆哮。

骨折している部分も間違いなくあろうとした身体で、膝を無理に立て
全身を粉々に砕かれそうな痛みを感じて。


立った姿の「鬼」が「鬼」を睨んだ。

「死合う、て言ったろ……」

「…見事」

雛見沢村御三家・筆頭・園崎家現当主・「園崎魅音」と、殺意の波動を極めたとする鬼
との静かな闘いが幕を上げた。
0063鬼の行方.42021/06/01(火) 20:27:48.79ID:7jZD16PC
「容赦…ないねぇ…アンタ」


「加減を欲したか?」
「まっさかぁ!あっはっはっは!…参った……殺しな」

「断る」
「な、何だと?!情けとかな…」

「汝にもう「時」は無い故――」
「…!!」

(ち、知ってたかよ…)
「一つ、言っておく。汝を相手にして加減する余裕は我にあらず」

「…嘘つき」
そうして、鬼の気配は夜の闇に溶けて消えた。

(あ〜あ、負けちゃったよ…なっさけな〜(私))
「でも、これで邪魔はいなくなったし―」


「あの圭ちゃんに会いにいける」
(〇〇〇くんには、もう会えないんだけど…「彼」にはまだ会えるからねぇ…く、く)


く、けけけけけけけけ…………

前原屋敷・玄関先―
「(魅音)か!?今までどこにいたんだよ?!心配し…」

「」

()

そうだよね。

みんなが好きなのはいつも元気で明るくて人気者な、「魅音」
(私)なんか――

ぐげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげ
げげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげ
げげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげげ


「むぅ」

「…え」

―――END.


神様は誰がために雨を降らせたか。

それを知るものが神か人か。

答えは、結果にのみ宿る―
0064鬼の行方3.5的な(answer)前編2021/06/01(火) 20:30:54.10ID:7jZD16PC
そら気絶くらいするわ!

あんな丸太みたいな豪腕で容赦無く殴るわ脚なら蹴るわ、て!私しゃつい最近まで単なる女学生の身ですよ!?
ま、初手殺す気でスタンガンをぶっぱなした後に言うことじゃないけどね。テヘペロ。

にしても何、このオッさん?!何かと強過ぎじゃね?女の顔面とか関係なく鼻血出てても更にグー?
…あ〜痛てぇ。顔面陥没とかしてないよね?て、今更私が「女」気取るもんでもないかぁ。

〇〇〇くんにも会えないんだし
鬼だ―

そうだ、私はもう「鬼」だったんだ。いつまでも人の尺度でモノを考えてちゃラチあかないわ。
でも相手がすんげーの。なんか気?エナジー?とか出すしさ。

こっちもブチ切れて「奥の手」のサバイバルナイフだとか、お姉特製改造モデルガンとかも実は使っちゃってたんだわぁw

あっはっはっは!!

卑怯?

いやいやいやいや!あんた「鬼」が殺し合うて言ったんだ。このくらい想定内でなきゃあ!く、くくく。ぐけけけ!

―…やられたけどね。

モデルガンは引き金を引く指、手を(叩かれて骨粉々)にされて、(でも2、3発くらい弾相手の腹とか当てれてた気がしたんだけどなぁ…)
ナイフでの襲撃は余裕のミリ単位回避、紙一重でかわされて私の一人舞踏会。
ほらアレ、893モンなんかが言う「踊らされてえのかワレぇ?!」てやつ状態。


さすがに同じ「鬼」でも相手との格が違うんだって理解したわ。まあ遅すぎたわけで。

(…さっきのあの夢、もっかい見た―)

「ぎゃああああああ!!」

天罰かな?

そうだよね、こんな不甲斐ない(私)じゃ。こんなこと今更言い訳にしかならないんだけどさ。
沙都子や北条家の問題をうやむやに、とか私は考えてなかったんだよ。

そんな顔しないでよ、〇〇〇くん――
0065鬼の行方3.5的な(answer)後編2021/06/01(火) 20:35:34.72ID:7jZD16PC
勝てるワケねー。いやマジで。
誰だよ?!こんな鬼畜な「鬼」呼んだの!
あ、私か。あっはっは!類は友を呼ぶって言うしね。今この場で「鬼」て言ったらそりゃ私しかいないし。クソが。
にしても身体ボロボロ。泣きそう。いや涙くらいは出しましたよ。うん、嘘は良くない。
いやしょうがないじゃん?だって女の―
だ〜か〜ら!!

私ゃもう人じゃない、て〜の!
「を〜っほっほっほ!ザマぁないですわね!!」
……は?

「あの詩音さんは、この程度の傷と負傷で挫ける程度の弱虫さんでございましたか!
ま〜ったくわたくしの足元にも遥かに及びませんでしてよ!」

こ、こんガキャああッっ!?

(いや待て?!私はあの沙都子に何をしたよ――)
幻だ。

それは分かってる。生きているハズ無いんだ。だって私が実際に※※したんだし…
なのに。

その沙都子の幻は―

「さあ、立って戦いなさい」
と言わんばかりに、今の(私)に慈愛の顔を向け、その手をさしのべて来て。
「我の興が醒めた」
(私も……目が覚めたよオッさん。いや「鬼」さんよぉぉッ!!)

「誰が立てない…だと……!」
あの沙都子は!今の私よりも!もっともっともっと!苦しんだ!辛い思いをしてたんだ!
なら!
この程度のことで私がおネンネなんかできる訳ないだろおおぉぉッッ!

「ぐ、ぐああああああッッ!!」
「鬼」は立った。
「…アンタに言っておくよ。この雛見沢の旧称は「鬼ヶ淵村」ってんだ」
「ぬ?」

「アンタがどこの猛者でどれだけ優れた「鬼」かは知らないけどさ―」
僅かに、理性がふと詩音の頭の中に蘇る。
(生まれてきてごめん、みんな…だけど最後にカッコつけさせて)
「今!この村での「鬼」は!この私!!雛見沢御三家筆頭・園崎家現当主「園崎魅音」様だああああッッ!!」
その咆哮、名乗り上げに対して相手の「鬼」は。

「見事なり。なれば我も言わせてもらおう」
自らもその身の正体を名乗る。
「我は拳を極めし者!うぬらの無力さ、その身体で知れぃ!!」

―鬼の宴が始まる。
内容に差異はあれども。その熱量だけはいつの時代も変わらず。闘いの中の真実だけが受け継がれゆく―

――そして物語は結末、「終末」へと続く。(了)
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