世界や常識がエロくなる話 part9
レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。
0940名無しさん@ピンキー2025/07/18(金) 14:58:07.03ID:hAVo8i1I
投下してやってんだから乙くらい言えんの?
0941名無しさん@ピンキー2025/07/19(土) 09:44:35.42ID:6WVFAuRF
>>940
>>885
0942名無しさん@ピンキー2025/07/19(土) 18:44:31.55ID:Dll/TyHD
そらゴミみたいなコピペ連投されても誰も読まんし反応しないわな
スレ存続どころか連投でスレ潰ししてるってのは皮肉な話
0943名無しさん@ピンキー2025/07/26(土) 17:03:28.79ID:U3Fh7iFV
Biracial Lives Matter

第一章:深夜のスクリーンと心の波

深夜の部屋に、ディスプレイの青白い光が揺れている。

難波恭也、14歳、中学二年。

ベッドに寝転がりながら、ノートパソコンの画面に映るYouTubeの動画をぼんやりと眺めていた。


イヤホンから流れる音が、静かな部屋に響く。

動画は、色とりどりの人々が集まり、笑顔で声を揃えるシーンで始まった。

「Biracial! Lives! Matter!」
日本人、西洋人、アフリカ系、アジア系――さまざまな顔が画面に映る。

みんなが一つのスローガンを叫び、笑い合い、手を振っている。

恭也は少しだけ眉を寄せた。

この動画、国連が推し進めている「Biracial Lives Matter」運動のコマーシャルだ。

ナレーションが、低く落ち着いた声で流れ始める。

『異種交流は大切です。
「Biracial Lives Matter」運動は、異種交流と少数民族保護を目的としたプロジェクトです』

恭也の頭に、プロジェクトの概要がぼんやりと浮かぶ。

単一民族の割合が高い先進国が、少数民族を移民として受け入れる。

それがこの運動の骨子だ。


受け入れた少数民族は、特別に設けられた「租界」で生活する。

租界は自治区みたいなもので、少数民族の出身国の法律が適用されるらしい。

その見返りに、先進国は少数民族の出身国に租借地を得る。


日本もその一環で、東京湾の埋立地を租界として提供し、
西アフリカの小国ガニアからファルキナ族を受け入れている。


.
0944名無しさん@ピンキー2025/07/30(水) 00:01:20.40ID:u0AmIh36
>>943
このあと、恭也君の心情に焦点を当てるのか、ファルキナ族の租界についてもう少し掘り下げるのか、943さんは、皆さんは、どういう展開をお望みですか?
0945名無しさん@ピンキー2025/07/30(水) 08:38:21.77ID:y0YK5oDX
『日本が「Biracial Lives Matter」運動のモデル国として立候補してから10年が経過しました』
ナレーションが続き、画面には色鮮やかなパレードの映像が映し出される。

日本の移民受け入れ10周年を祝う記念式典だ。
日本の高校生や中学生が、華やかなコスチュームに身を包んで行進している。
旗がはためき、音楽が響き、沿道には笑顔の観衆が並ぶ。

恭也の目は、映像の中のひとりに釘付けになった。
彼女だ。
黒髪をなびかせ、鮮やかな赤いベレー帽をかぶった少女。

ノースリーブのトップスにミニスカート、白いロンググローブとヒール高めのロングブーツ。
普段の彼女とはまるで別人だ。
恭也は、彼女の姿に目を奪われ、息をのんだ。

『日本と日本国民は、異文化を受容する寛容さと異人種を受け入れる柔軟さを持っています。
この運動に参加してくださった日本の皆さんに、心から感謝します』
ナレーションの言葉が続く中、恭也の視線は彼女から離れない。

相原飛鳥。
恭也の同級生であり、隣に住む幼馴染。
14歳の飛鳥は、中学生離れした知性と、どこか型破りな言動で学校では浮いた存在だ。
クールビューティーと呼ぶには、彼女の普段の姿はあまりにもラフすぎる。
パーカーにジーンズ、化粧っ気のない顔に眼鏡。
なのに、パレードのこの姿は、まるで別世界の住人みたいだ。
0946名無しさん@ピンキー2025/07/31(木) 07:31:39.62ID:0ey9saLC
『この運動に興味を持ってくださった皆さん、ぜひ運動に参加してください。
異種交流は大切だ、というメッセージを世界に広めましょう。
Biracial! Lives! Matter!』

動画は力強いスローガンで締めくくられ、画面が暗転する。
恭也はイヤホンを外し、ベッドの脇に置いたスマホを手に取った。
指が画面を滑り、アルバムを開く。

そこには、つい先週撮った写真が映し出される。
パレードを背景に、飛鳥と恭也が並んでいる写真だ。
飛鳥はあのコスチュームで、珍しく髪をアップにし、眼鏡の代わりにコンタクトレンズを着けている。
笑顔で恭也の腕に絡みつき、カメラに向かってピースサインを作っている。
恭也の胸が、ぎゅっと締め付けられる。

飛鳥は特別な存在だ。
頭が良すぎるせいか、クラスではどこか浮いている。
男子からの告白も何度かあったらしいけど、全部断った。
「恋愛より社会貢献の方が面白い」とか、さらっと言ってのけるような子だ。

恭也以外に友達はいない。
少なくとも、飛鳥が心を許しているのは恭也だけだと思う。
幼馴染だから、当然かもしれない。
でも、それだけじゃない。恭也は、飛鳥が好きだ。
友達として、幼馴染として、そして――初恋の相手として。
0947名無しさん@ピンキー2025/07/31(木) 23:53:31.95ID:EyLoBuoL
楽しみに、見守る
0948名無しさん@ピンキー2025/08/01(金) 07:25:22.65ID:oeM2ngqX
正直、「Biracial Lives Matter」なんて運動、恭也にはどうでもよかった。
興味もなかったし、わざわざパレードに参加するなんて面倒くさいとさえ思っていた。
でも、飛鳥に誘われたら断れなかった。

彼女の目は、いつもと違ってキラキラ輝いていた。
社会運動に燃える飛鳥の姿は、恭也にとって新鮮だった。
そして、パレード当日の飛鳥の姿は、恭也の心を完全に奪った。
普段はラフな服ばかりの飛鳥が、あんな華やかなコスチュームに身を包むなんて。

ノースリーブのトップスから伸びる白い腕、ミニスカートから覗く脚、白いロングブーツがカツカツと鳴る音。
赤いベレー帽が風に揺れ、結い上げた髪が首筋を際立たせる。
眼鏡を外した顔は、いつもより大人っぽくて、どこか無防備で――恭也は、隣を歩く飛鳥の横顔に何度も見惚れた。

「恭也、ほら、写真撮ろうよ!」飛鳥は上機嫌だった。
パレードの喧騒の中、彼女は恭也の腕をつかみ、ぐいっと引き寄せた。
いつもはクールな飛鳥が、こんな風に無邪気に笑うなんて珍しい。
カメラを構えた瞬間、飛鳥が恭也の腕に絡みついてきた。
心臓がドクンと跳ねた。

彼女の体温が、腕を通して伝わってくる。
シャッターが切られた瞬間、恭也は確信した。飛鳥を、愛している。でも、告白なんてできなかった。
飛鳥はこんな大事な運動に夢中で、恋愛なんて眼中になさそうだった。
恭也の気持ちなんて、きっと気づいてすらいない。
幼馴染だから、気軽に腕を組んだり、笑い合ったりできるだけだ。
きっと、飛鳥にとって自分は「ただの恭也」でしかない。
0949名無しさん@ピンキー2025/08/02(土) 10:41:01.33ID:JUlVSGnG
恭也はスマホを握りしめたまま、ベッドに倒れ込んだ。
ディスプレイの光が、天井にぼんやりと反射している。
飛鳥の笑顔が、頭から離れない。
あの写真の中の彼女は、なんて眩しかったんだろう。
パレードの喧騒、色とりどりの旗、ファルキナ族の人々が笑顔で行進する姿。
全部、飛鳥の輝きに霞んで見えた。

飛鳥は、恭也のことをどう思っているんだろう。
友達?
幼馴染?
それとも、ただの一緒にいるのが楽な奴?

彼女の頭の中は、いつも社会運動とか、難しい本とか、わけのわからないアイデアでいっぱいだ。
恭也のちっぽけな片思いなんて、彼女の視界に入ってすらいないかもしれない。
「はあ……」恭也はため息をつき、スマホを枕元に放った。

目を閉じても、飛鳥の笑顔がちらつく。
パレードのあの瞬間、彼女が腕を絡ませてきたときの感触が、まだ腕に残っている気がする。
飛鳥の声、飛鳥の匂い、飛鳥のすべてが、恭也の心を締め付ける。
「Biracial Lives Matter」か。

異文化交流なんて、恭也にはピンとこない。
でも、飛鳥がそこにいるなら、きっと意味があるんだろう。
彼女が笑顔でいられるなら、恭也はそれでいいのかもしれない。

いや、よくない。
恭也は、飛鳥の隣にいたい。
友達でも、幼馴染でもなく、もっと特別な存在として。
でも、どうすればいいんだ?
悶々とした思いを抱えたまま、恭也はベッドの中で身を縮めた。
深夜の静寂が、部屋を包む。
ディスプレイの光が、かすかに揺れながら、恭也の心の波を映し出していた。
0950名無しさん@ピンキー2025/08/08(金) 20:01:01.30ID:D0RlOcAf
飛鳥は移民たちにどんな支援をしているのですか?ということを描写していただけますか?
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