翌日、片割れ子は敬礼娘と同伴で俺と会った。
敬礼娘曰く俺がどんな男かを見極めたいとのことで付いてきたらしい。
敬礼娘が「先日はどうも!」と言いながら俺をじろじろ見ていた。
近くのファミレスで俺は敬礼娘からマシンガンのごとく質問攻めを受けた。
本当に彼女はいないのか?何が趣味で、今何をしているのか?などまるでお見合いの席に同伴した
心配性の母親のような質問攻めであった。
俺は、敬礼娘の質問にできるだけ答えていった。
敬礼娘と話しながら俺は思ったのだが「あれっ、何かこいつ(敬礼娘)と話してると楽しい」という気持ちになり、
片割れ子そっちのけで敬礼娘と話を盛り上げてしまった。
その時片割れ子には悪いことをしたと思う。その時点で俺の心は敬礼娘に傾いてたから。
そうして話が終わった3日後に俺は敬礼娘に告白をした。