幼稚園の運動会に全母親参加の「ガンバレお母さん」というケツ圧風船割りがあった。母親達が手に大きく膨らんだ風船を持って楽しそう
に入場していた。種目が始まる前に保母さんが「今からみんなのお母さんはイスまで走りイスに風船(ふぅせん と何故か風船にアクセント
をつけていた。)を置いて大きなおしりで風船に座ります。すると風船はどうなりますか。」と説明しながらたずねると母親達は一斉に「割
れまーす」と答え笑っていた。「そうですね。お母さんは風船が割れたら次の人と交代してください。どの組のお母さん達が早く風船を割
れるでしょうか」種目が始まると園児らからは「風船かわいそう…」の声があった。流れは順調で最後まで開きはなく各組の代表一人がイス
のところで風船を膨らませおしりで割った順で決めることになった。代表はハーフパンツのニ十代半ば、紺色ジャージのハリきった三十代後
半、黒スパッツの運動神経よさそうなニ十代半ば、巨尻スエットの三十代前半になった。風船が配られ決勝が始まった。予想通り巨尻スエッ
トが風船を手早く膨らませ巨尻とイスの隙間に風船を挟むように入れ割ってしまった。他の三人はおしりを上下に動かすが割れず、スパッツ
のニ十代半ばは吹き口を絞る様に捻り空気を集めると勢いよく座り風船を割った。おしりが痛かったのかしばらく撫でていた。紺色ジャージ
とハーフパンツは大きく膨らませ無事に割っていた。