Dも俺もFも緊張した面持ちで、体重計に表される自分の体重を見ていた。
11人と言う重さは、またゆっくりとDを潰し始める。
D「う、うう…ぐぁ…」
彼は静かに、彼女たちの重みに顔を歪ませていた。
そして、ゆっくりとDを通過し、俺の真上に立たれた。
4人も増えたが、前のあまり変わらない気がする。
重みで手の神経が潰れてしまったのかとさえ感じられた。
ふと体重計を見ると、「30キロ」と出ている。
一周回り、体重計の30のとこまで針を回してしまったらしい。
ライブを見ると、発育の良いムッチムチの太ももが映っている。
あの太ももだけで30キロはありそうだ。
おそらく、彼女らの平均体重は60あたりだろう。
いや、なんなら70とみてもいいだろう。
彼女らは身長が高く、そして、学年の中でもトップクラスの重量を誇る
人らの集まりだったから。
俺「んっぐぐぐぐはっ」
彼女らの重圧は間違い無く俺を殺しにかかってる。
おそらくこれで崩れたら俺はただじゃ済まないだろう。
そう思うと怖くて、本気で気を奮い立たせ、彼女らの重圧に耐えた。
俺「F!大丈夫か?」
F「まだ大丈夫だ。」
俺は、残りの力全て使う勢いで板を揺らした。
彼女らは満足して、Fのほうに向かった。
F「…ううっ??」
彼も予想してなかったのだろう。予想以上の重みがかかり、彼はマヌケな声を出す。
しかしバスケ部で鍛えあげられたのだろう。
がっしりと彼女らのことを支えるが、彼女らも負けていない。
じんわりと彼の腕を刺激し、潰しにかかる。
しかし、なんとか彼は耐え切った。
俺らは憔悴しきっていたが、彼女らはすごく楽しそうだった。