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「元気な姿を見せられた」被災地代表 甲子園開会式で演奏
「福島の高校生の元気な姿を見せられた」。11日に行われた第96回全国高校野球選手権大会の開会式で、
東日本大震災の被災3県の代表として入場行進などの演奏にホルンで参加した、
いわき総合高吹奏楽部の正木里奈さん(17)=3年=と丸添美帆さん(16)=2年=は笑顔で振り返った。
7月上旬に県吹奏楽連盟から同校に演奏の打診があり、希望者の中から2人が選ばれた。
8月3日に出場するコンクールを控えていたため、部活の全体終了後に2人で約2時間、居残り練習した。
共演する関西吹奏楽連盟所属の兵庫県内5校と2回の合同練習を重ね、8日のリハーサルを経て本番に臨んだ。
大観衆が見守った開会式では、真っ白なポロシャツに身を包み、大会歌「栄冠は君に輝く」、国歌など4曲を演奏した。
正木さんは「歩きながら吹くのは初めてだったが100点の演奏ができた。進学しても音楽を続けたい」と充実感を漂わせた。
丸添さんは「人がいっぱいで緊張した」と大役を終えてほっとした表情を見せた。大熊町出身で震災後は練習できない時期もあった。
「たくさんの人の支えに、これから演奏で恩返ししていきたい」と誓いを新たにした。