冬に帰ってきたとき、弟に彼女が出来ていた。その頃にはすでに自分の中で決着をつけていたので、衝撃は受けたものの問題なかった
ただ、その帰ってきた晩に弟が来た
ありえん。彼女できたのにどうして来るんだよと思った。ゴムも用意してない。そして悲しくなった
やっぱり弟にとっては>>9はセフレ感覚でしかなかったんだろうな
それでも嬉しい気持ちはあった。弟のこと愛してる。愛おしいかった。キスされて涙が出た。嗚咽が漏れるのだけはこらえる
弟は自分で近藤さん用意してた。やり方はいつもと同じなのに、愛を感じなかった

その後は弟が来た時だけの関係となった。弟のことは愛してるが、頭の中に性奴隷という言葉がよぎる
お前が何か言えるようなことかという話ではあるが
>>9の弟への感情は、すでに家族愛や姉弟愛、男女間の愛が交じって一つになっていた。こんな愛情は育てちゃいけなかった
多分近親相姦ってやつはふとした弾みで行われて、ズブズブになる前に終わるものなんだと思う
終わらせなかった>>9は、自業自得で済む話じゃない。弟の人格も大分歪めて成長させてしまっただろう

この春、弟が彼女としたらしい。>>9の部屋に来る回数は少なくなった

>>9は4月から就職して会社勤めだったが、5月に入る前に欝診断されて休職
流石に入社一ヶ月でこんなことになって居続けられんかったし辞めた
週に一回一時間カウンセリングを受ける。頭の中で社会人になる不安と葛藤のストーリーを構築して話した。自分ででっちあげた話に涙する
前にカウンセリングのケース分析してる論文をいくつか読んでみたのが役に立ったかも
小さい頃の何か頭の中に引っかかってるような体験みたいなのも話した

9月半ばにおじいちゃんが亡くなる。そこから意識が少し変わって良くなってきた
今はバイトしながら就活中

おしまい
このまま消えるわ