怪我した女性に萌える 全治3ヶ月
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綺麗な女性、可愛い女性、か弱い女性の痛々しい姿に思わず萌えてしまう人いますよね?
怪我の種類問わず。
治療前治療後治療中問わず。
体験談、目撃談、妄想、小説、ニュース、その他関連情報なんでも歓迎〜。
基本3次元かと思いますがさほど情報があるわけでもないので2次元もやぶさかではない。
正直自分は包帯どころかばんそこ貼ってるだけでも萌え。
前スレ
怪我した女性に萌える 全治2ヶ月
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1285164355/
ではまたまったりよろしくです。 『さつきのからだ』
覚悟はしていたが、退院して家に戻ったさつきの状態は、思った以上にひどかった。
だが、三ヶ月前は全身をギプスに包まれ、少しの身動きもできなかったのだから、これでも随分良くなったと思わなければいけない。
「ごめんね、こんな体になってしまって」
ベッドの上で皐月は、残った右眼で天井を見つめながら言った。左眼は眼帯でふさがれている。
皐月の上半身は、首と顎から腰にかけて、肌色のプラスチックのコルセットで全体を覆われ、
夫である健二が、乳房をさがそうとしてもかなわない。
右脚は肌色ににせた革と、
無機質なアルミフレーム金属でできたブレースで固定されている。
左脚は膝の粉砕骨折で、丸太のように石膏ギプスで固定され、このまま時間をおけば元に戻りそうに見えるが、
砕けてしまった膝の経過が良くなく、再検査の結果時期をみて切断されることが決まったばかりだ。
腕はというと、左右両方とも包帯をぶ厚く巻かれて、手の形などなくなり、まるですりこぎ棒のようになって、
上半身のコルセットの両脇に添えるように固定されている。
多分、もう元には戻らないだろう。
免疫性の弱い特異体質の皐月の命を第一にすれば、これも早晩切断することになる、と医者が言っていた。
「なにか、冷たいもの飲みたいわ」
皐月は、ようやくそう言って手をさしのべようとしたが、だめになった腕は固定されていうことをきかない。
「うん、今持ってくるからね」
と言って健二が、ベッドサイドを離れようとすると、
「まって、だいて、だいてほしいの、いまの、いまのわたしを」
と、皐月がかすかに言った。
(続く) (続き)
「え?」
と健二が返事をすると、
「こんなになっても、わたしをだける?、ねえ、ねえケンジ」
皐月は小さくささやくように、
「だっこだけでもいいの」
と付け加えて、右眼をとじた。
「ああ、もちろんだ、だけど、キミに負担がかかるんじゃないのか?」
健二は、覆いかぶさるようにして皐月の左眼の眼帯にそっと口づけた。
「いいの、いたくても」
たとえ形が変わり果てていても、妻の体を抱いてやりたいと、健二は心底思った。
「いたくてもいいわ、ケンジが抱いてくれるのなら。それに、脚も手も片目もだめになったけど、あそこはいいのよ、とても」
夫だからこそ、こんなことも言える。
添い寝をするように健二が体を寄せると、安心したのか、自分の体のことを話し始めた。
「右脚はね、なんとか残せるって、せんせいが。でも左脚はね、来月切るの。
だから、右脚はブレースで、左は義足になると思うわ、でも、わたし、歩いてみせるわ、ぜったい」
これから、皐月の体がどうなるのかということは、健二は医者から十分に説明を受けているが、
今は、皐月の気の済むように話させるのがいいと思い、聞いてやった。
「それから、少し様子をみて、両腕を切断することになると思うの。今、腕を見ることもできないから分からないけど、
先のほう潰れて丸太みたいでしょ、自分で分かるもの。多分、肘から取らないとだめよね」
(続く) (続き)
首の裏側まで固定されて、ようやくしゃべる皐月が健二にはいとおしくてしかたなかった。
「だからね、一年後か、二年後か・・・、歩けるようになったときのわたしは、左眼に義眼、
ううん、眼帯してるかな。両腕は義手、ああ、いやだけど、金属フックの義手しなきゃいけないよね、
しかたないよね、ケンジのご飯つくるためにがんばって練習するから。それで、右脚はブレースつけて、
左脚は義足よ、松葉杖は多分手離せないだろうなあ。義手に縛り付けてでも使わないとだめよね、歩くには。で
も、コルセットは早く取りたいな、だって、ケンジにおっぱいもんでもらえないもんね、んふ」
医者から、皐月はもしかしたら一生歩くことができない、ということを聞いている健二は、つとめて明るく話す皐月が悲しくて、そのままではいられなかった。
「さつき、さつき、こんな体になってしまって、かわいそうに」
その時、皐月の体の中で、ふっつりと、音をたてて何かが切れた。
「入れてえ、さつきのあそこに、思いっ切り入れてえ、わたしは、わたしは、なにもできないの、
うごかないのなにもかも、だから、つよく、いたいほど強く、らんぼうに入れてえ、ああ」
健二が、思わず泣きながら抱きつくと、
「ああ、ケンジ、ああ、もっと、」
と皐月が叫び、両腕、両脚、胴を固定された体が、切なくひくひくと蠢いた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています