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怪我した女性に萌える 全治3ヶ月
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0001名無しさん@ピンキー2014/07/25(金) 09:16:24.25ID:lmfvKwKU0
綺麗な女性、可愛い女性、か弱い女性の痛々しい姿に思わず萌えてしまう人いますよね?

怪我の種類問わず。
治療前治療後治療中問わず。

体験談、目撃談、妄想、小説、ニュース、その他関連情報なんでも歓迎〜。
基本3次元かと思いますがさほど情報があるわけでもないので2次元もやぶさかではない。

正直自分は包帯どころかばんそこ貼ってるだけでも萌え。

前スレ
怪我した女性に萌える 全治2ヶ月
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1285164355/

ではまたまったりよろしくです。
0725名無しさん@ピンキー2019/05/11(土) 10:50:57.65ID:mJFKzv3Y0
『さつきのからだ』

覚悟はしていたが、退院して家に戻ったさつきの状態は、思った以上にひどかった。
だが、三ヶ月前は全身をギプスに包まれ、少しの身動きもできなかったのだから、これでも随分良くなったと思わなければいけない。

「ごめんね、こんな体になってしまって」

 ベッドの上で皐月は、残った右眼で天井を見つめながら言った。左眼は眼帯でふさがれている。

 皐月の上半身は、首と顎から腰にかけて、肌色のプラスチックのコルセットで全体を覆われ、
夫である健二が、乳房をさがそうとしてもかなわない。
右脚は肌色ににせた革と、
無機質なアルミフレーム金属でできたブレースで固定されている。
左脚は膝の粉砕骨折で、丸太のように石膏ギプスで固定され、このまま時間をおけば元に戻りそうに見えるが、
砕けてしまった膝の経過が良くなく、再検査の結果時期をみて切断されることが決まったばかりだ。
腕はというと、左右両方とも包帯をぶ厚く巻かれて、手の形などなくなり、まるですりこぎ棒のようになって、
上半身のコルセットの両脇に添えるように固定されている。
多分、もう元には戻らないだろう。
免疫性の弱い特異体質の皐月の命を第一にすれば、これも早晩切断することになる、と医者が言っていた。

「なにか、冷たいもの飲みたいわ」

 皐月は、ようやくそう言って手をさしのべようとしたが、だめになった腕は固定されていうことをきかない。

「うん、今持ってくるからね」
と言って健二が、ベッドサイドを離れようとすると、

「まって、だいて、だいてほしいの、いまの、いまのわたしを」
と、皐月がかすかに言った。
(続く)
0726名無しさん@ピンキー2019/05/11(土) 10:53:09.38ID:mJFKzv3Y0
(続き)
「え?」
と健二が返事をすると、
「こんなになっても、わたしをだける?、ねえ、ねえケンジ」

 皐月は小さくささやくように、
「だっこだけでもいいの」
と付け加えて、右眼をとじた。

「ああ、もちろんだ、だけど、キミに負担がかかるんじゃないのか?」

 健二は、覆いかぶさるようにして皐月の左眼の眼帯にそっと口づけた。

「いいの、いたくても」

 たとえ形が変わり果てていても、妻の体を抱いてやりたいと、健二は心底思った。

「いたくてもいいわ、ケンジが抱いてくれるのなら。それに、脚も手も片目もだめになったけど、あそこはいいのよ、とても」

夫だからこそ、こんなことも言える。
添い寝をするように健二が体を寄せると、安心したのか、自分の体のことを話し始めた。

「右脚はね、なんとか残せるって、せんせいが。でも左脚はね、来月切るの。
だから、右脚はブレースで、左は義足になると思うわ、でも、わたし、歩いてみせるわ、ぜったい」

 これから、皐月の体がどうなるのかということは、健二は医者から十分に説明を受けているが、
今は、皐月の気の済むように話させるのがいいと思い、聞いてやった。

「それから、少し様子をみて、両腕を切断することになると思うの。今、腕を見ることもできないから分からないけど、
先のほう潰れて丸太みたいでしょ、自分で分かるもの。多分、肘から取らないとだめよね」
(続く)
0727名無しさん@ピンキー2019/05/11(土) 10:54:27.68ID:mJFKzv3Y0
(続き)
首の裏側まで固定されて、ようやくしゃべる皐月が健二にはいとおしくてしかたなかった。

「だからね、一年後か、二年後か・・・、歩けるようになったときのわたしは、左眼に義眼、
ううん、眼帯してるかな。両腕は義手、ああ、いやだけど、金属フックの義手しなきゃいけないよね、
しかたないよね、ケンジのご飯つくるためにがんばって練習するから。それで、右脚はブレースつけて、
左脚は義足よ、松葉杖は多分手離せないだろうなあ。義手に縛り付けてでも使わないとだめよね、歩くには。で
も、コルセットは早く取りたいな、だって、ケンジにおっぱいもんでもらえないもんね、んふ」


 医者から、皐月はもしかしたら一生歩くことができない、ということを聞いている健二は、つとめて明るく話す皐月が悲しくて、そのままではいられなかった。

「さつき、さつき、こんな体になってしまって、かわいそうに」


 その時、皐月の体の中で、ふっつりと、音をたてて何かが切れた。

「入れてえ、さつきのあそこに、思いっ切り入れてえ、わたしは、わたしは、なにもできないの、
うごかないのなにもかも、だから、つよく、いたいほど強く、らんぼうに入れてえ、ああ」


 健二が、思わず泣きながら抱きつくと、
「ああ、ケンジ、ああ、もっと、」

と皐月が叫び、両腕、両脚、胴を固定された体が、切なくひくひくと蠢いた。
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