無敵無敗の格闘女王まさかの惨敗に萌えるRound8 [転載禁止]©bbspink.com
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絶対に負けるはずないのに…! 
格下相手に最強女子格闘家がまさかの大苦戦 
屈辱的敗北を喫し惨めな姿を衆人に晒し 
気高いプライドをズタズタにされるSSが大好きな人集まれ 
強い美女がいたぶられるのが好きなリョナ趣味の方もどうぞ。  スリーノックダウンで敗北
1、2R圧倒した第1シードが3Rで急激失速。
すでに2回ダウンを奪われ.後がなくなった女王
さらにフルボッコされるも、ダウンしまいと
必死にロープをつかみ耐える女王
あと10秒凌げば女王の勝ち
耐えられるか
しかし
ジョジョジョッ ジョ〜〜〜ッ!
ってシナリオに萌える。 絶対負けるわけない格下とか、無名の新人とか、アマチュアとか
に無敵無敗の格闘女王がまさかのフルボッコにあい防戦一方となり
最後は失禁失神KO負けってありえない設定だけに萌えますね。
「わ、わたしがなんでこんな小娘にやられるゆ、夢よ、夢に違いない!」
と現状を否定しようと思いながら、何もできず殴られ続け
遂にマットに沈むのでしょう! どんな強い女王でも弱点はある。
真由子の弱点はマ◯コ説が明らかになる。 まだ2年目の若手ながら、デビュー以来 破竹の99連勝で国内外すべてのタイトルを総ナメにし、
世界チャンピオンとして君臨している無敵・無敗の女子高生プロレスラー「優里奈」
公式戦・エキシビジョンともに、未だ負けなしということだけでなく、
実践でピンチらしいピンチはたった1度もないほど、彼女の強さは別次元のものである。
無論、ダウンを奪われたことなどは全くなく、試合はいつも5分以内に決着をつけてきた。
記念すべき100戦目は、アウェーの地で全米チャンピオンの黒人巨漢レスラーを相手に、
世界女子プロレス統一王座のタイトルマッチとなったが、
結局、相手のパワーを持ち前のスピードあふれる空中技で圧倒し、秒殺で3度目の防衛と前人未到の100連勝を、あっさり達成してしまった。
彼女の連勝記録は、このまま200、300と重ねられていくことは誰も信じて疑わなかった。
100連勝を果たし、日本に凱旋した優里奈の101戦目の相手は、なんと無名の新人!
試合をするまでもなく結果は見えていた。
試合開始早々、新人相手に容赦なく攻める優里奈!
ところが、だ!
優里奈(しぶといわね!)
いつも通り多彩な技を繰り出し、一方的に攻める優里奈だが、新人の割には意外に耐久性がありブリッジが強い相手から なかなかスリーカウントが奪えない。
そして、彼女がデビュー戦で記録した試合時間の最長記録である5分が迫っていた。
次の瞬間、優里奈はコーナーポストのトップから、美しく舞っていた。
必殺のボディーアタック「フライング優里奈!」
チャンピオンが新人相手に必殺技を使うとは、大人げないようだが、
むしろ新人相手だからこそ、試合に5分以上かけることは、
女王のプライドが許さなかったのだろう。
「万事休す!」誰もが確信した。 優里奈「ウオウェッツ・・・・!」
まさか!!!
次の瞬間、リング上では信じられない光景が…
無敗の女王が反吐を吐き、不覚にもリング中央でうずくまってしまっている。
間一髪、新人の膝が立てられ、最大のエネルギーを蓄えた必殺技フライング優里奈の破壊力が、
カウンターの剣山ブロックとして女王の鳩尾に跳ね返って来たのだ!
今までピンチらしいピンチすら経験したことのない優里奈が、
デビュー以来、リング上で初めて見せる苦悶の表情だった。
初めてのピンチが、よりによって無名の新人相手とは…
しかも、幾多の難敵をも一発で仕留めてきた必殺技「フライイング優里奈」が破られたのだから、
優里奈の心理的ダメージは大きかった。
まさかまさかの事態に騒然とする会場内。
さすがの優里奈も、突如おとずれた初めてのピンチがもたらす独特の雰囲気に完全にのまれていく…
優里奈(こんな初歩的なカウンターに引っかかるなんて、恥ずかしい… 次で必ず仕留めてやるっ!)
優里奈は、腹痛に耐えながら体幹にひねりを加えながら逆立ちし、長い美脚を空中に翻らせた。
もう一つの必殺技スピニングハイキックを放ったのだ。
今度こそ新人の延髄を捉える!
ところが…
優里奈「うわああっ!…ウップっ!!」
瞬時に体をかがめてキックをかわした新人が、優里奈の逆さまのボディーにタックルを仕掛けてきた。
優里奈は、惨めにも空中で捕まり、背中と後頭部を強打してしまった。
剣山ブロックによる腹部のダメージでいつもの回転スピードが出せなかった上に、追い詰められた優里奈が次にスピニングハイキックを繰り出してくることは、相手に完全に見破られていたのだ。 優里奈(この子、わたしを研究してる?)
試合開始からは既に7分を経過していた。
ここで、絶対女王 優里奈の致命的弱点が発覚することになった。
強すぎるがゆえに、これまで5分間以上の実戦を経験したことのない優里奈の足が止まり始めていたのだ!
優里奈「はあ…はあ…はあ…このままだと…はあ…はあ…まずい…」
息を切らし肩を大きく震わせる優里奈!!!
総立ちの観衆達は、無敵無敗の女王のまさかの大ピンチに言葉を失い、固唾を呑んで見守る。
優里奈(私の動きが全部読まれている…? そんなはずはない!)
全ての技を出し尽くした優里奈は、途方に暮れながらムキになって攻めるが、むやみに攻めれば攻めるほど、
本来のキレが損なわれ、難なく新人にかわされてしまう。
新人「せんぱ〜い!どうしたんですか?手加減しないでくださいね〜」
対戦相手が無名の新人であったため、優里奈には相手の情報は一切なかったが、
実はこの新人レスラーは、優里奈を倒すためにヒール軍団が極秘に周到な準備のもと用意した最強の刺客だったのだ!
彼女は優里奈の試合のVTRは全てチェックし完璧に研究し尽くしていた。(5分間耐えれば必ず勝てる)
優里奈 本人すら気付いていなかったスタミナ不足が致命的な弱点であることも試合前から既に見抜いていたのだ!
無敗無敵の女王の影に潜む、あまりにも脆くて弱い側面。
優里奈は「秒殺での圧勝」を逃した瞬間から「無様な惨敗」へ転落する運命は始めから想定されていたのだ。 足が止まった優里奈は、全く攻めに回ることが出来なくなり、一転して新人の技を受け続けることになった。
四の字固め、キャメルクラッチ、アルゼンチンバックブリーカー、蠍固め、コブラツイストなどの
拷問技の連続が優里奈の残り僅かなスタミナを更に奪っていく…
優里奈(わたしは…負けないっ!)
女子プロレス界の絶対女王である自分が、新人に負けることなど許されるはずもない。
その誇りだけが彼女を支えていた。
だが、謎の新人の連続猛攻は徐々にチャンピオンの闘争心を奪っていく…
優里奈(この子、強い?… わたしの弱点が調べ尽くされてる?……)
新人は、完全に動きが止まった優里奈の背後を奪い、高速バックドロップを執拗に連発する。
一発! 二発! 三発! 四発! 五発!
優里奈の後頭部が何度もマットに強烈に叩きつけられる。
無様にマットに沈み、美貌を苦痛に歪ませる優里奈!
「うぐッッ?! うあッ・・・うあああああああッッッ!!!」
優里奈の悲鳴が切なく響く!!
http://livedoor.blogimg.jp/akb4839/imgs/0/7/07551cfa.jpg
新人「せんぱ〜い 初めて負ける気持ちってどうですか〜? その前に、その奇麗な顔、破壊しちゃいますね〜」
勝利を確信した新人は、不敵な笑みを浮かべながら、無敵のチャンピオンを弄ぶように優里奈の顔面を踏みつけ始めた。
顔面崩壊の恐怖におののく優里奈!
http://livedoor.blogimg.jp/akb4839/imgs/3/3/33a536c1.jpg >>0470
キャプ画1枚でここまで妄想できるとは、、、天才? >>473
氷室真由子ならバックドロップを4、5回う >>475
氷室真由子ならバックドロップを4、5回受けたって全然大丈夫! 無敵のチャンピオンを屈服させ、満足そうに優理奈の顔面を踏みつける謎の新人レスラー
しかし、次の瞬間、、、
優里奈の柔軟な肢体が新人の脚を絡め取り、一気にバランスを崩し、グラウンド技に引きずり込んだ。
そこには、電光石火の「ヒールホールド」の餌食となり、思わず「ギブアップ」と叫んでしまった新人の姿があった。
初めての窮地に追い込まれながら、どんな時でも勝つことを宿命づけられた女王の野生の本能が目覚めていた。
それは・・・極限に追い込まれた時に潜在能力を発揮するランナーズハイや火事場の馬鹿力のような現象かもしれない。
全ての力を使い果たし視線が定まらず意識朦朧としている優里奈!
傷ついた美貌を両手で押さえマット上で横臥するチャンピオン!
勝者が担架で退場していく異常事態!
新人相手に生まれて初めて顔面攻撃の恐怖を味わった優里奈だったが、奇跡的逆転勝利をおさめ、デビュー以来続く連勝記録を101に伸ばした。 >>479
これまで自分の敗北など考えたことすらなかった優里奈が初めて経験した敗北の危機。
新ドラマ「豆腐プロレス」の画像とマッチしていて、面白く拝読しました。
女王の意地で勝ちを拾ったものの、女王のプライドを打ち砕く顔面攻撃のトラウマは相当のものでしょう。
スタミナに難があるという致命的な弱点をあばかれてしまった以上、これまで難なく倒してきた相手も、優里奈の弱点を意識して攻略してくるだろうし、、、
しかもこれからは、優里奈自身も戦うたびに「初めての敗北への恐怖」と「連勝記録更新のプレッシャー」に苦しめられることじなりますね。
これまで難なく倒してきた相手にも、思わぬ苦戦を強いられることになれば、優里奈の精神は試合のたびに激しく消耗するでしょう。
そんな中、謎の新人との再戦の機会があれば、初めてのピンチの記憶が蘇り、フラッシュバックで足がすくんで試合にならないかもしれません。
今後の展開を楽しみにしています。 優里奈 VS トレーラー
昨日の試合で、人生初の苦戦を経験した優里奈だったが、今日の相手は、いつも秒殺で楽勝しているトレーラーが相手だった。
揺るぎかけた女王の自信を取り戻すには最良の相手である。
カーン!!
ゴングが鳴るなり積極的に向かってくるトレーラーに対し、優里奈が飛んだ。
跳躍力抜群、美しいドロップキックだ。
トレーラーもベテラン弾丸ヒールレスラーらしく、これを正面から受けるが、バランスを崩し片膝をついた。
優里奈は、間髪入れず早くもその片膝を踏み台にして飛び膝蹴りを食らわす。
トレーラー「うぐッ!」
これが顎にクリーンヒットし、たまらずダウンするトレーラー!
優里奈「どうしたの?もう終わり?まだ試合始まったばかりよ!」
昨日の試合で初めての苦戦を経験した影響は感じられず、いつも通り圧倒的な強さを見せつける女王!
ダウンからよろよろと起き上がるトレーラーを、余裕の笑みで腰に手をあてて見下ろす優里奈! トレーラー「くっそっ!!」
トレーラーがタックルで優里奈に組み付こうとするが・・・
優里奈“甘いわッ!”
優里奈はそれを軽くかわすと、突進してきたトレーラーの勢いを活かして一気に飛びつき脇固めを極めた。
トレーラー「ウぎゅッ!!」
予測不能なカウンターをもらい、たまらず呻き声をもらすトレーラー
埋められない格の違い・・・
早くも試合は決しようとしていた。
トレーラー「うぎゃあああぁ〜!!!」
優里奈の脇固めが完全に極まり、トレーラーはもはやタップする以外にないと思われた。
だが、トレーラーにとって幸運なことに、ロープ際であったため、なんとかロープブレイクに逃げることができた。
それならばと優里奈は瞬時にトップロープへと飛び乗り、鋭く速いドロップキックを炸裂させた。
華麗なるリングの妖精の空中技の前に、トレーラーが再びマットに沈む! 優里奈の攻勢は続いた。
トレーラーが起き上がろうとするのを見計らってロープへ走る優里奈。
リバウンドの勢いも加え走りこむと、起き上がったばかりでまだ体勢の整わないトレーラーへ向かって飛びつき胴締めのような形で覆いかぶさり仰向けに倒した。
そのままマウントポジションの形を奪うと、トレーラーの顔面へマウントパンチの猛攻撃を食らわす優里奈!
ガシッ、ガシッ!!!
優里奈は、トレーラーがたまらずガードのために出した腕をからめとると、腕ひしぎ十字固めをガッチリと極めた。
優里奈「ギブアップしなさい!私だってあなたの腕を折りたくはないわ!」
しかし、またもや運良くロープブレイクに逃れるトレーラー・・・
偶然なのか?
トレーラー“ふう・・・危ない、危ない・・・”
いや、トレーラーは決定力のある優里奈の極め技を警戒し、リングの中央で捕まらないように細心の注意をはらっていたのだ!
しかし、優里奈はそれで勝てる相手ではない。
痛めた腕を気にしながら起き上がるトレーラーを前に、すでにリングの妖精が逆立ちの態勢で宙に舞っていた。 早くも飛び出した必殺のスピニングハイキック!
空中で竹とんぼのように逆立ちで開脚した美しいのしなやかな優里奈の肢体。
その長い脚がトレーラーの頭部を打ち据えた!
トレーラー「うがッ!!」
ズッダーン!!
マットの音を大きく響かせ、仰向けに倒れたトレーラー!
優里奈「とどめよ!」
優里奈はフィニッシュを告げるとコーナートップへと駆け上がった。
そう、優里奈の勝ち決定パターン!
大きく宙に舞った格闘開のスーパーアイドル!
必殺のフライング優里奈だ!
トレーラー「ウグッ!」
優里奈の必殺技がトレーラーに炸裂した! このまま失神KOか?
優里奈「――勝った! 」
勝利を確信した優里奈がそのままフォールする。
ところが、、、
2.8カウントでなんとか返すトレーラー!
トレーラー“えっ!?・・・スピニングハイキックとフライング優里奈を連続で受けてもまだ戦えるなんて・・・”
自身の101連勝を支えてきた2つの必殺技を連発したのにも関わらず決められなかったことは、優里奈にとって心理的ダメージは大きいものだった。
優里奈「ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・」
しかも、試合開始早々からいつも以上のスピードとパワーでダッシュをかけた優里奈。
その成果で優位に試合をすすめている半面、スタミナの消耗も激しいものとなっていた。
優里奈“あれだけ攻めたのに決まらないなんて、トレーラー・・・強くなってる!”「ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・」
攻め疲れのみえる優里奈の荒い息遣いが、会場全体に甘美な雰囲気を醸し出していた。 一方のトレーラーは・・・
トレーラー“ふふっ・・・予定通り序盤の猛攻をなんとか凌げたぜ! あいつ思ったより早く息があがってきてる・・・そろそろいけるな・・・”
トレーラーは、全く息を乱すこともなく冷静に戦況を分析していた。
優里奈「はやく決めないと、スタミナが・・・」
実戦でのスタミナに不安をかかえる優里奈は、更にラッシュをかけて、早々と試合を決めようとする。
優里奈のドロップキックの連打が、トレーラーの胸元を捕える。
1発……2発……3発……4発……何発打っただろう。
しかし、トレーラーはなかなか倒れない!!!
トレーラー“ふふふ、、、やっぱり(スピードもパワーも)落ちてきた…”「おい、優里奈! もうバテたのか? 全然効かないんだけど…世界チャンピオンの名が廃るなオイ!」
優里奈を挑発するトレーラー
優里奈“まさか、わたしの技が通じないなんて・・・”
それならばと、優里奈は今度は華麗にトップロープに飛び乗り、ミサイルキックをお見舞いする。 トレーラー“よし、遅い、、、よく見えるッ!!!”
冷静さを欠いた優里奈が間髪入れずに夢中で技を連発するが、スタミナを消耗し優里奈の動きが僅かに鈍っていることを、ベテランヒールのトレーラーは見逃さなかった。
トレーラーは優里奈のミサイルキックを咄嗟にかわすと、逆に優里奈の足をサイドからキャッチする。
優里奈「しッ、しまった!!!」
無防備な空中で、巨漢のトレーラーに両足を抱え込まれた優里奈は・・・
ガッシーン!!!
全く受け身も取れない態勢のまま、後頭部からマットに叩きつけられた!!!
優里奈「きゃあっ!」
悲鳴と共にリングに沈む女王!
その細い体が、マットに這い蹲り小刻みに震えている。
優里奈「ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・いき、がっ・・・・でっ・・・きないッ!!!」 スタミナを消耗した最悪のタイミングで食らった強烈なカウンター攻撃!
ダメージの中、苦しそうに肩で息をする優里奈は、すでに呼吸困難に陥っていた。
優里奈「ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・」“ダメ!このままじゃ……負けちゃう!!!
ダメージを受けて息を乱しながらも突如 必死に駆け出した優里奈。
そして瞬時にコーナートップまで駆け上がり、呆然とするトレーラーに向ってひねりを加えながらダイビングしたのである。
優里奈「見るがいいわ!」
そのまま逆立ち開脚の態勢で舞う!
観客:「おおっ〜!」
観客から驚嘆の声が上がる。
華麗な跳躍。
優里奈「これで決まりよ!」
なんとコーナー最上段からの延髄切り「フライングスピニングハイキック」
優里奈の全身全霊をこめた「フライングハイキック」と「フライング優里奈」を複合させた新必殺技だ。
まさに彼女が密かに開発していた新しい切り札である。 通常でも頭上から脚が襲い、高い威力を誇るスピニングハイキックだが、これはトップコーナーから跳躍力抜群の優里奈が跳ぶことで、その落差により凄まじい威力を秘めていた。
これを食らえば、通常の「フライングハイキック」と「フライング優里奈」を何とか耐えたトレーラーといえども、失神KOは免れないはずだ。
ところが――
トレーラー:“やっぱり来た!!!”
通常の技を出し尽くし追い詰められた優里奈の次の一手は、新しい空中技に賭けてくることぐらい、無名の新人レスラーとともに優里奈を研究しつくしたベテランヒールのトレーラーが読めないはずはなかった。
優里奈「ああっ! しまった!!」
優里奈の悲痛な叫び声が響いた。
彼女のフライングスピニングハイキックは、トレーラーに間一髪かわされて、虚しく空を切った。
そればかりでなく、もう一方の足を空中でガッチリ受け止められ、その落下の勢いのままドラゴンスクリューで投げ飛ばされ、脳天からマットに叩きつけられてしまったのだ!
フライングスピニングハイキック敗れたり! 超高度からの落差ゆえ、滞空時間が長いという、この必殺技の弱点が露呈してしまった。
自らの技の威力で自爆した形の優里奈は、頭部打撲のダメージで、マットに沈んだまま動けない・・・
レフェリー:「優里奈、ダウン!!!」
優里奈の格闘人生初のダウン宣告だった。
優里奈はマットに沈んだまま動けない・・・
確かに、フライングスピニングハイキックは、まともに入ればどんな相手をも一撃で仕留めることが出来るほどの破壊力をもっている。しかし、当然のことながら当たらなければ何の意味もない。
フライングスピニングハイキックは極端に滞空時間が長い。
その弱点を理解し、相手にしっかりダメージを与えて動きを鈍らせてからしか使えない。
冷静さを欠いていた優里奈は勝負を焦り、致命的な勇み足を犯してしまったのだ。
優里奈“何を焦っているの? 私が、こんな雑魚ヒールに負けるはずがないのに・・・”
自分を鼓舞しなんとか立ち上がったものの、追い詰められた優里奈の顔色は冴えないままだ。
戸惑う優里奈を尻目に、満を持してトレーラーの攻勢が始まった。
トレーラーは動きの鈍った朋美に組み付くと見事な大内刈りを仕掛ける。
すでに浮足立っている優里奈は、いとも簡単にバランスを崩された。 ズッダーン!!!
優里奈「あうっ!」
強すぎるがゆえに自身が攻められることに免疫の無い優里奈は、まったく受身が取れないままマットに後頭部を叩きつけられた。
優里奈「あああ……ううう……」
一瞬、全身がピクついたように見えたかと思ったが、その後 完全にグロッキーとなってしまった優里奈。
優里奈「あうう……くあああ……アンッ……」
レフェリー:「優里奈、ダウン!!!」
再度ダウンを奪われた優里奈に対しダウンカウントが数えられ始めた。
優里奈“立たなきゃ……立つのよ……っ! ”
ダメージが深く動かない体を震わせながら、必死に起き上がろうとする優里奈。
敗北へのカウントはきわめてゆっくりとではあるが、確実に進んでいく。
後頭部の打ちどころが悪かったのか? 意識はいまだ朦朧としている。
レフェリー:「……ファイブ……シックス……セブン!!!」
カウントアウトが迫る。 カウント9で何とか立ち上がった優里奈!
女王の足取りは見るからに危うく、立っているのがやっとという状態だ。
優里奈「ハァッ、ハァッ……ハァッ、ハァッ……ハァッ、ハァッ……ハァッ、ハァッ……」
優里奈「ハァ、ハァ、ハァ、ゼェ、ゼェ・・・」“もうこれに賭けるしかないッ!”
最後の力を振り絞り、突如 駆け出した朋美。
そして瞬時にコーナートップまで駆け上がり、トレーラーに向ってダイビングしたのである。
優里奈「あなたには私は倒せないッ!」
そのまま捻りを加え逆立ちで舞う。
なんと、繰り出したのはコーナー最上段からのフライングスピニングハイキック。
トレーラー“ふふっ、だからそれはもう通用しないって!!!”
血迷ったのか?
技を出し尽くした優里奈は、たった今 敗られたばかりのフライングスピニングハイキックを再び繰り出してきたのだ!
優里奈のフライングスピニングハイキックを、余裕をもってかわすトレーラー!
再び虚しく空を切る優里奈の新必殺技! いやっ、違う!!!
キックをかわしたかに見えたトレーラーの首に一気に絡みつく朋美の優里奈!
優里奈は空中でトレーラーの首を両脚で挟みこむと、そのまま大きく前転し、トレーラーの巨漢を見事に首から投げ飛ばした。
ガッツーーーン!!!
ハイフライフェアリーテイルの体勢からの、フランケンシュタイナー!
名付けて「優里奈シュタイナー!」
大の字で完全失神するトレーラー!
レフェリー:「トレーラー、失神KO! 勝者、優里奈!!!」
これまで全く問題にしたことのない雑魚ヒール トレーラー相手に手こずるという不覚を見せたが、
最後は実力差を見せつけた優里奈は、デビュー以来の連勝記録を102に伸ばした。
新必殺技「フライングスピニングハイキック」「優里奈シュタイナー」を新たな武器に強さを増していく… 優里奈 格闘人生初のダウンカウント!
しかも9まで、、、
雑魚キャラ相手に自信を取り戻すべき試合で またしても敗北寸前にまで追い込まれた優里奈!
どうした優里奈? >>495
雑魚相手に2個も新必殺を出さざるを得なかったのも苦しいね。
特にヒール軍団は組織的に研究して対策を練ってくるだろうから、、、 是非対戦実現してほしいな。
無敵無敗の女王真由子は敵がなく2年前に引退
しかし優理奈という超天才の出現で現役復帰し
どちらが最強か決着つけるなんて設定萌えるね。
決着はデスマッチ、失神KOのみかな 経験、技のバラエティ、パワーは真由子
スピード、瞬発力、体力は優理奈 >>499
この設定なら真由子って40近い?
2年間のブランクによる試合勘のぶれもさること
ながらすぐバテそう。
優理奈には圧勝してもらい格付け上げてもらいたい
それから、まさか・・・ 優理奈は浅尾朋美二世って感じだが、精神的にも
ポテンシャルは高そうですね。
まだまだ雑魚には苦戦しても負けず、絶対女王の
地位を確保してからドーンと激しい惨敗期待です! ピンチだけど最後は勝つ!
この流れで勝ち続けるんだろうね。
強い相手には圧勝し伏兵に苦戦するパターンって
ヒロインが誰であれ萌える 優理奈、第三弾期待です!
ところで優理奈のリンコスは何? 松井さん本当に格闘家になってもいいかも。
最高の人気と実力を勝ち取りそう 無敵無敗最強ヒロイン 伊吹瞳
伊吹道場の一人娘・伊吹瞳は、生まれ持っての天才的センスを持ち合わせ、高校生の頃には既に道場で指導を行う立場となっていた。
その実力は凄まじく、父である伊吹龍之介は自分の実力さえも越えてしまっている事に気付いていた。
その噂は全国に拡大しており、あらゆる格闘団体やオリンピック種目の競技連盟からスカウトが届くようになっていた。
実力はもちろんだが、クールで物静かな美貌と、圧倒的なスタイルも注目されており、どこも喉から手が出る程欲しい逸材だった。
だが、伊吹瞳はいっさい相手にせず、黙々と道場での指導と練習を続けつつ、県内一の進学校を卒業。
科学分野の国立大に進学し首席で卒業すると、世界的な機関へ就職し、研究者の道を選び渡米してしまった。 多くの団体は諦め、手を引いたのだが、不動産や飲食店、芸能事務所や怪しげなイベント興行を行う柳田グループの 会長・柳田敏夫だけはしつこく瞳に言い寄っていた。
渡米後もどこで調べたのか瞳に国際電話まで掛けて来てスカウトしようとしていた。
柳田「くそっ、まったく相手にしやしねえ!!」
数年の想いを膨らませても相手にされず、柳田の怒りは頂点に達していた。 狙った獲物は絶対にモノにする、それが柳田敏夫のポリシーだった。
一代で年商50億のグループに育て上げた柳田はプライドが高く、あらゆる手段を使って 狙った女性を抱いてきた。大抵の女はサーファー系のその容姿や、金、地位などに眩み 落ちていたのだが、伊吹瞳だけは違った。まったくスキもない状態だった。
そこで気性の荒い柳田とは正反対の策謀が得意な、清田がある計画を立てた。
清田の思惑通り、人のいい伊吹龍之介はまんまと騙され、多額の借金を負う羽目になった。
そして事あるごとに救いの手を出してはそれを失敗させ、ついには借金が3億にまで膨れ上がらせた。
そして手のひらを返した柳田と清田は、借金を全て買い取り、3億の権利を盾に伊吹瞳を帰国させる事に成功した。
「25戦契約・全勝すれば借金は全額免除」
負けた場合は空欄となっており、当然ながら柳田が何を入れるのか想像がついたが、瞳は迷うことなくサインをした。職場を離れる辛さはあったが、道場を守るため、そして父を陥れた柳田との決着をつけるためだった。 伊吹瞳の強さは、柳田はおろか清田の予想をも遥かに凌ぐものだった。 もはら奇跡すらも感じさせない戦いぶりで連戦連勝、秒殺の戦いが続いた。
観客は伊吹瞳の強さと美しさに、戦うごとに増え、ネット上でも話題になっていた。
が、プロレスではもはや伊吹瞳と戦おうとするものはいなく、差し向ける相手がいない状態になった。 海外から呼び寄せた、事実上の女子プロレスのトップをぶつけても相手にならなかったからだ。
そこで柳田は、伊吹瞳を総合格闘技へ転戦させた。
関節技の名手、最強パワーの怪物、裏マットで賞金を稼ぐ荒くれ女、、、
ここでも抜群のセンスと想像以上のパワー、スピードを誇る伊吹瞳は連戦連勝をし、ことごとく柳田と清田が見つけて差し向けた相手を倒していった。
そして、気付けば既に23戦23勝と言う、手の着けようがない成績となり、残り2戦のみとなった。
24戦目の相手は以外な相手が発表された。
プロレスでヒール役だった「ゴッテン森田」だった。
総合経験はないが、プロレスで一定の評価は得ている選手だ。 その痴態そのものとも言える酷顔も各方面で話題になっている。
そのため、所謂アイドルレスラーとの相手を常に熱望してはドミネーションを繰り返すフリーのヒールレスラーだった。
実力者をどんどんぶつけていた柳田と清田からすれば、いきなりの方針転換とも取られ、もはや総合でも相手がいなくなった苦渋の策ではないかとの記事が殆どだった。 合わせて会場も以外な設定となった。
これまで大都市、そして大会場に限定されていたが、今回は地方ローカルの会場になった。
その地域では大きな会場だが、都市部とは比べ物にならない程に小さかった。 おまけに夕方開場ではなく、昼に試合開始が組まれていた。
「町おこしに協力したい」との柳田グループの申し出に地域は大歓迎ムードではあったが、 試合を観戦したいファンにとっては恐ろしい競争率の争奪戦となりプレミア感も最大となった。
これまで伊吹瞳は試合当日の数時間前に会場に入り、終了後はすぐに自宅に帰っていたが、 今回ばかりはそうもいかず、前日から宿泊せざる得ない状況となった。
瞳「お昼の試合だとさすがに朝の出発では無理ね・・・仕方ないわ。どこかに泊まるしかなさそうね」
直観の鋭い瞳は、今回のセッティングが単なる「町おこし」ではないのではと疑いを持っていた。
そのため、柳田グループから送られてきた宿泊チケット(地域最大のホテル)には疑いを持った。
そこで瞳はあえて隣町のホテルに偽名で予約を入れ、そこに宿泊することにした。
柳田「ふふふ、柳田瞳・・・お前は次の試合で敗れ、この俺様のモノになるんだよ・・・ふふふ・・・
いつもみたいに冷静にレング上で戦えるとは思うなよ・・・いつも俺様を見下したように 舐めやがって・・・それも次の試合までだ・・・お前はもう俺の掌に入ったんだよ・・・」 試合前日、清田から、ホテルに伊吹瞳がチェックインしていないと報告があった。
柳田「チイッ、やっぱり警戒してやがったか!どこまでも気に入らねえぜ」
清田「どういたしましょうか・・・これではせっかくセットしたカメラが・・・」
柳田「うるせぇぞ清田!お前の作戦なんぞあてにしてねえ!」
清田「す、すみません」
柳田「下がってろ!!!」
清田「は、はい・・・」
その頃、瞳は予約したホテルにサングラスをかけてチェックインしていた。 部屋で一息ついていると、ホテルの支配人がやってきた。
支配人「あの、、、ひょっとして、伊吹瞳選手ではありませんか?」
瞳「・・・ええ、そうですけど」
隠す必要もないだろうと瞳は正直に答えた。
支配人「あ、やっぱり!フロントの者があなたのファンで、こう言った事は本当はお客様にはいけないのですが、
実は当ホテルの近くにプロレスリングがあるんですよ。そこは飲食店なんですが、オーナーがプロレス好きで リングを店内に設置したほどなんです。
そのオーナーがあなたの大ファンで、試合観戦のチケットが取れなくて 悔しがっていたので、もしよかったら握手とサインだけでもしてやってもらえませんでしょうか」
本来であれば断っていたかもしれないが、リングと言う言葉に瞳は反応した。
店は本当にホテルの近くだった。オーナーは50代の人の良さそうな人だった。
店内のリングは本格的なもので、綺麗に手入れもされているようだった。 握手には応じたが、元々好きで選手をしている訳ではないのでサインは断った。
それでも握手に感激していたオーナーに、瞳はダメ元で頼みごとをした。
瞳「あの、オーナー。もし迷惑でなければ今日と明日、こちらのリングを使わせてもらえませんか」
突然の申し出に、オーナーはおろかホテルの支配人も驚いた表情をした。
瞳「お願いします」
瞳は軽く頭を下げた。 オーナーは感激したのか言葉を詰まらせ、どんな事情か知りませんが好きなだけ使って下さいと言い、今日と明日は店をクローズさせると言った。 瞳は、宿泊ホテルだけでなく、練習会場として指定された場所も疑いを持っていた。
なので、本来であれば試合直前まで道場で練習をしていたが、今回はホテル室内で出来る範囲での調整と覚悟を決めていた。
が、突然の幸運とも言うべき柳田の手のかかっていないリングの存在を知り、瞳にとっては最高の練習場所を発見することができたのだった。
逆に計算が狂ったのは清田だった。ホテルに続き、その日は特設の臨時練習会場にも 伊吹瞳が現れなかったことで、面目が丸つぶれだった。 ここにも盗撮カメラを仕掛けたのは言うまでもない。
柳田「やってくれるな伊吹瞳・・・だが今回ばかりは勝たせてもらうぞ・・・ふふふ」
清田は、心の中で思っていた。伊吹瞳を前日から練習できない状況に追いやることは成功したかもしれない。
が、その程度では伊吹瞳が負けることはおろか、追い込むことすらできないだろう。
柳田の計算は間違っている、と・・・。
試合当日、朝早くから瞳はリング上にいた。
試合が昼からと言うのもあり、しっかりと身体を完成させておこうと追い込んでいた。
瞳にとってはリングばかりか、練習着も好都合なことが起きていた。
まさかリングで練習できると思っていなかった瞳は、本格的な練習着を持ってきておらず、
仕方なく持参した軽めのアップをする際のウェアでリング練習をしようと思っていたが、
プロレス好きなオーナーは本格的なリング用コスも収集しており、その中から
リング練習着としては絶好のサイズとデザインのものがあり、それを利用させてもらうことになった。
もちろん、瞳は借りるのではなく、それを買い取ることでオーナーの了承を得ていた。いくら人の良さそうなオーナーとは言え、自分が着用したコスチュームを渡したくはなかった。
そして練習を終えた伊吹瞳は、オーナーにお礼を言い試合会場へと向かった! 満員の大会場、そして何故か海外企業と提携した海外サーバーからの有料ネット配信は会場規模が小さい事もあり、登録者が過去最大となった。
大フィーバーの中、先に入場した総合デビューのゴッテン森田には大ブーイングが浴びせられ、完全なアウェー感を醸し出した。
そして、全員の注目が集まる中、大歓声に迎えられ、いつも通りクールかつ強気な表情で冷静に花道を歩いて、伊吹瞳は入場してリングに上がった。
「綺麗〜」「生で見た方がもっと美人だな」「凄い美人だな。これほどとは」
いつもよりリングと観客席が近いこともあり、男女含め殆どの客が伊吹瞳の美しさに目を見入っていた。
レフリーによりゴッテン森田がアナウンスされると、またしても大ブーイングが起きた。
そして、伊吹瞳がアナウンスされると会場からは大歓声が沸き起こった。それでも瞳は表情一つ変えず、既に自分の世界に集中している様子だ。
レフリーがお互いの間を確認し、ゴングの合図をしようとしたその時、ゴッテン森田が
突然マイクを要求した。
一瞬、会場が何が起きたのか静まり返ったが、何故かマイク用意され、リングに投げ込まれた。
伊吹瞳はマイクを凶器に使うのかとも一瞬思ったが、ゴッテン森田の様子から殺気を感じない事を読み取り、凶器に使う気はないだろうと悟った。
森田「瞳ちゃんさ〜、昨日も今日も練習に来なかったけど大丈夫なのかな〜」
会場が全体からブーイングが起こった。
森田「そんなに舐められちゃうと本気出しちゃうぜ〜」
瞳はほんの少し左の唇を上げ、軽く嘲笑うかのような仕草をした。
森田「お?なんだそのバカにしたような表情は。練習しないで勝てると思ってんのかって聞いてんだぞコラ!」
瞳「もうここまでね」
森田「はぁ?なんだ?いい訳か?」
瞳「あなた達のことよ。私が動揺でもするとでも思ったの?確信したわ、あなた達は焦ってる。けど、この程度で勝機を伺うようでは、私に勝つチャンスはゼロね」
森田「てめぇ!!!やっと喋ったと思ったら舐めやがって!!!ただじゃおかねえぞ!」
瞳「たしかに喋りすぎたようね。始めましょう」
そう言うと瞳は固まっているレフリーに視線を送った。 が、ここで場内アナウンスが流れた。
「え〜、試合開始の前に、現在開発中の柳田グループの商品紹介をしたいと思いま〜す」
あっけにとられた観客達は言葉もなく静まり返っていたが、すぐに巨大なブーイングになった。
会場内の巨大スクリーンに、次から次と下らない商品紹介がされていき、さらに説明アナウンスが流れた。どれも怪しくも売れなそうな開発商品ばかりで、観客の興味は殆どなかった。
「それでは最後の開発中の商品になります!なんとこちらは新素材です!汗や水分を強力に吸い取り速乾させ、蒸気として空気中に放出するスポーツに最適なウェア素材、その名も【シ・ミダサース】です!」
会場内の熱気は完全に吹っ飛んだ。今さら汗を吸い取る速乾素材など紹介されても気にもとめない。最後の商品紹介が終えてスクリーンが消えると、そこへ森田がマイクで話しだした。
森田「瞳ちゃんさ〜、この素材の宣伝モデルになったって聞いたんだけど本当か〜?」
その言葉に、会場内からどよめきが起こった。
瞳はゴッテン森田の挑発にはもう耳を貸さず、余裕の笑みを浮かべコーナーでゴングを待っていた。そこへ、再び場内アナウンスが流れた。
「え〜、皆様、試合開始の前に最後の宣伝をさせて下さい!ここで、【シ・ミダサース】のコスチュームで練習するプロモーション映像をご覧ください!!」
巨大スクリーンが再び明るくなると、映像が映った。 その瞬間、会場全体が大きくざわめいた。
スクリーンにはリング上で一人練習をする伊吹瞳が映った。
「さあ、こちらは新素材コスチュームを着用して先ほどまで練習をしていた伊吹瞳選手です!」 あっけに取られたのは清田だった。横にいる柳田の表情をとっさに見ると、笑みを浮かべていた。
清田「こ、これはいったい…」
柳田「ふふふ、すべて計算通りだ」
清田「ど、どうして…」
柳田「清田、お前、最近、二田(柳田を敵対視する格闘団体会長)とずいぶんと親密みたいだな…」
清田「な!…、し、知っていたのですか…」
柳田「俺を潰す事を条件に、かなりの好条件で引き抜かれたそうだな」
清田「う!」
柳田「お前、伊吹道場にこっちの情報を拭きこんだろ。俺はそれを利用してやったのさ」
清田「そ、それは…」
柳田「あいつに全勝させた後に、俺のスキャンダルでもマスコミにすっぱ抜かせるつもりだろうがそうはいかねえぜ」
清田「ぐぬぬ…」
柳田「こちらも手は打った。あらゆる不正書類にお前の署名を偽装させてもらった。俺は灰で通るがお前は確実に黒だ」
柳田はその場で清田を追放させた。その後、清田は業界から完全に姿を消した。
柳田「ふふふ、俺の邪魔者は追放するだけだ。そして欲しいものは必ず手に入れる、どんな手を使ってもな」
会場内は、未だどよめきが落ち着いていなかった。
リング上で一人延々と練習をする伊吹瞳の姿に、卑猥なアナウンスが入っていた。
瞳はストレッチング中だった。
「お〜っと!今後は股をを大きく開いて大サービス!見て見てと言わんばかりの勝気の表情!」
実際の映像は遠目からでアップではなかったが、それでも輝かしいばかりの無敵無敗のヒロインが、リング上で仰向けになって両足を大開脚している姿と、卑猥なアナウンスは特に男性客の股間を刺激しない訳がなかった。
また、女性客にとっては、何でもないストレッチングだと思おうとしても巧妙なアナウンスにより少しずつ卑猥とも思える印象を持たせていった。 なんと映像は30分にも及んだ。卑猥なアナウンスも終わると再び巨大スクリーンは真っ黒になった。
しばしの静寂、唖然とも言える数秒の後、とどめのアナウンスの声が響く。
「さぁ!いかがでしたでしょうか?この新素材の魅力が充分に皆様に伝わっていれば幸いです!
伊吹瞳選手も大満足のコスチュームに仕上がって何よりです!発売をお待ち下さい!」
ゴッテン森田はうすら笑いをしていた。まるで勝利を確信したかのようだった。
伊吹瞳は、映像が映っている間、ただずっと無表情で正面を見ていた。スクリーンには最初以外は視線を向けずにいた。
瞳(うかつだったわ…まさかあのリングも罠だったとは・・・けど、この程度で私が動揺すると思うなんて甘いわね。試合が終わったら法的手段で訴えてあげるわ)
観客の中には少しずつ盗撮映像ではないかと疑いを持つ者が増えだし、そしてついに主催側に向けた大ブーイングが起きた。
「汚ねえぞ!」「盗撮だろこれ!」「やりすぎだぞ!」「頭おかしいんじゃねーか!」
そして今度はゴッテン森田への大ブーイングが起き、伊吹瞳コールと二重奏となった。いよいよリング上でレフリーが合図をして、ゴングが打ち鳴らされた。
会場は大声援一色となった。もちろん伊吹瞳へ向けたものだった。
森田「おいおい、顔が怖えぞ、総合デビューなんだからお手柔らかに頼むぜ」
ゴッテン森田はヘラヘラして薄笑いをして言った。
瞳「一瞬で終わらせてあげるわ」
柳田の思惑は完全に裏目に出たのか、先ほどの映像への屈辱と怒りで、伊吹瞳はこれまでで最高の闘士、モチベーション、鋭気で、まさに女豹とも表現できる美しきオーラを放っていた。
それは観客にも伝わっていた。
今日は本気の伊吹瞳が見れるかもしれない。が、それは秒殺になるだろうと、観客の多くは感じていた。
それ故、いつしかコールは鳴りやみ、一瞬で終わるであろうリング上に全集中していた。
ゴッテン森田が動いてこないと見るや、瞳はジリジリと間合いを詰めた。
ゴッテン森田「(ちっ、全くスキがねえコイツ。動いたら来る。逃げられねえ。…早くしやがれ。やられちまうぞ)」 試合開始のゴングが鳴っているにも関わらず、KYとも言えるアナウンスが再び入った。
「皆様、試合中に申し訳ありません!す〜っかり忘れていました!ここでスペシャル特典です!!!」
会場から大ブーイングが響いた。
が、リング上の空気は全く変わらず、伊吹瞳は鋭い視線でゴッテン森田をとらえていた。そのため、ゴッテン森田はまったく動くことができなかった。
完全に試合の結果は見えていた。
が、会場の天井あたりから大量のカラーコピー写真が落下したのだ。
それは観客席だけでなくリング上にもポツポツと落ち始め、ゴッテン森田だけでなく伊吹瞳の汗ばんだ身体にも貼り付くように落ちてきた。
すると、会場中から「いやぁぁぁぁ」と言う女性の悲鳴と、男性のざわめきが巻き起こった。
さすがに伊吹瞳も少し下がって間合いを一度置いた。
が、落ちたきたものや身体に貼りついたものには、まるで気にする素ぶりもなく視線すら向けず、ただひたすらにゴッテン森田を視界に捉え、その姿は過去の伊吹瞳を振り返っても最も強く美しく、凛としたたたずまいで女神のようなオーラだった。
が、会場中の悲鳴とも言える声は次第に膨れ上がるばかりだった。いつしかブーイングも全くしなくなった。 ここでゴッテン森田がわざとらしく、大きな声を荒げて笑った。
森田「伊吹瞳ちゃん、お前すげぇよ。こりゃ勝てないよ。普通に戦ったら。けどお前、会場中から笑われてるぞ」
だが、その言葉にも会場のざわめきにも、そして落ちてきたカラーコピー写真にもまったく動じない伊吹瞳だった。その落ちたものが”何なのか”を確認すらしていない。
瞳「(どうせ練習の時の写真か何かでしょう。その程度、私には何ら影響を与えないわ。一瞬で終わらせてやるわ)」
再び間合いを詰め出すと、一歩、また一歩とゴッテン森田に近づいていく。
森田「(写真なんて眼中なしか・・・計算外だったが、こりゃたまんねーぜ)」
そこへ再びアナウンスが響いた。
「え〜先ほどの素材の補足です!これは汗や水分は即座に吸収し、水蒸気として外に放出します!が、が、が、一つだけ吸収してそのまま素材の表面に浮き出される効果があるんです!それは・・・それは・・・」
会場中が静まり返った。
「皆さん、もうお気づきですよね!!!………尿素です!!!
その証拠に、し〜っかり浮き出てますよね!股間に黄ばみが!どうですか!この新素材は!そしてこれも皆さんお気づきと思いますが、この写真のモデルは、今、リング上でいつも以上に凛々しい姿で対戦相手に闘士剥き出しの、
伊 吹 瞳 さ ん で す !
伊吹瞳さんの正真正銘の股間の黄ばみ、ファンの皆様はどうお感じになりますか!!!」
瞳(なんですって!!!) TECです。駄文、失礼致しました。続き、頑張ります。 ちなみに何度か登場してるTECは私ではありません…。 TECさん復活乙
決着期待しています。
この勢いで中断しているワールドカップも復活し
優理奈の話も進むなど盛り上がること期待です tecは相変わらず下手ですね。
続きはいりません。なんせ肝心の需要がないですからw 復活あるのですか?
プレッシャー与えちゃまずいですが楽しみです。
想像膨らませ、色々膨らませます 珠理奈を氷室真由子に見立てて妄想している。
青のハイレグ競泳水着にブーツとグラブ
そして優勝確実と言われた試合の初戦で
フルボッコされまくる珠理奈!! tecはいらない。
続きを書き続けるなら自分は自分書かないだけさ。 強い女好きさんが出て来たら、TECさんは書かないよ
みんな(?)再開を待っているとおもう! 新しい話よりもまずは、ワールドカップの決着みたいですよね! またTECさん潰しですね。
行ってない書くかもわからないアンチTECさんの
強い女好きさんより、すぐに書いてくれるTECさん
を期待してたのに。 強い女好きさんもう書かない=W-CUP続き書いていいということ?
であれば書きたい人いたら許可して欲しいなぁ
でもせっかくなら強い女好きさんに最後決めてもらいところだ 色々と言われるが、強い女好きさんの功績は大
こんなに書いた人はいない
折角なので最後〆てもらいたいね 確かに功績大
それだけに最期しめてほしい
ワールドカップの大会前の真由子の活躍は
書いていいの バグン!ボゴッ!ゴキッ!バギイッ!!ガキッ!!ドカッ!!グシャ!!グシャ!!グシャ!!グシャ!!!!
そして
ジョ〜ジョジョジョジョ〜〜〜〜
この名シーン、また見たい! シュッシュッシュッ、シコシコシコシコ
プシャ−−−ッ!!
真由子の控え室もくわえて! 変態だねぇ!
でも美人女子アスリートを氷室真由子に見立て、
フルボッコされ失禁失神KOされマットに沈む姿を
想像し抜いている! 壮絶女子総合格闘技第3回ワールドカップ!
大番狂わせの続出! >>541
すでに番狂わせが多発
タイのキックボクシングチャンピオンがまさか初戦KO負け!
韓国不動のテコンドー世界チャンピオンがまさか2回戦KO負け!
日本の第2代表浅尾朋美がまさかアマレスラーに失禁失神KO負け!
氷室真由子のライバルと評されていた朝比奈翠が半殺しの刑にあい
1回戦失禁失神KO負け!
再起不能の大重体に!
米国のエース、美祢井がまさかの失禁失神KO負け。
この流れを断ち切るのか、日本のエース、世界のエース氷室真由子 試合直前第1シードの重圧に耐えきれず、狂ったように現状逃避の
オナニーを繰り返す氷室真由子を描いて欲しいね。 今日夢の中で氷室真由子に会いました。
試合をしていたが結果わからず・・・
小説の世界に入って、氷室真由子や源美貴と
会って見たいものです。 地下プロレス女王と地上無敵無敗の格闘女王の
地下総合格闘技決戦を想像して抜いてしまう。
なんでもありルールで決着はどちらかが息絶えるまで
観客は世界中から特別招待された100人のセレブ達
入場料は1人1億円 地上の無敵無敗の女王が地下プロに負けることはありえない。
しかし、なぜ、わざわざそんなリスクを冒し参加するのか? 格闘女王Kの所属ジムは悪の組織に騙されて多額の借金を背負うことに
借金を返す唯一の方法は、Kを地下格闘女王と対戦させること。
ジムを愛するKは地下女王と戦うことを決意し地下のリングに上がる。
こんな感じ 翌朝無惨にも全身破壊された格闘女王が河原で
発見されたなんて結果になるのか? >>550
格闘女王=氷室真由子
萌える!抜ける! http://jyurinandesu.net/archives/50523
前半は難なく相手を圧倒しているかに見えた女王
しかし、すべての技は謎の難敵にラーニングされていた
不用意に繰り出した必殺技を剣山ブロックで返されると
完全コピーされた自分の技が次々に女王に襲いかかる
しかも、膝に爆弾をかかえる女王は剣山ブロックができない
自身の必殺技の餌食になる女王
まさかまさかの初戦敗退!!! >>554
氷室真由子vsセリーナの試合のような展開だね! >>555
こんなリスクの高い攻撃はプロレスでしかできないですね。
せめて膝か足からですが、空中で体制をコントロールできないのでリスキー
やはり倒れた相手を蹴り続けるか、グラウンドで押さえ込みフルボッコですね
真由子は学習しているだろうからワールドカップでは使わないでしょう >>556
プロレスは見せるもの、総合でプロレスの飛び技
出したって通用しない。
それにしても松井さん、強そうだねぇ
身体もあるし、運動神経もよさそうだし
強くなりそうだ。
リンコスは競泳水着でデビューして欲しい 女王松井真由子がまさか初戦で伏兵に敗北!
ハァハァ だいぶたったなぁ・・・
真由子のワールドカップ前までの大活躍
真由子のワールドカップ大惨敗 美貴の大没落
この3つで締めくくって欲しかったなぁ
復活ないのかね? ビジネスインロイヤル
http://www.sauna-royal.jp/
今年56歳になる俺のホモデビューの場所。
18歳の時、恐る恐る足を踏み入れた俺に
『ここがどういう場所かご存知ですか?』
と訊ねてきたのもスリムフロントひげ氏だったなあ。
建物は3代目になったがハスキーもあの頃からいたなあと思う述懐。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています