自分は団塊ジュニア世代だが、小中学生の頃まではゴールデンタイムのテレビで、
いわゆる美女切断のような残酷イリュージョンを、何事もなく放送していた。
海外のマジックショーの様子を流しているものや日本人によるスタジオで演じているものまで多種多様に、NHKでもよくやっていた。
中学生になって自分が性に目覚めたのも、AVより前にこういった残酷イリュージョンがきっかけだった。
胴体切断で例えれば、うさんく臭いマジシャンに美女が催眠術をかけられて気を失わせて、
その隙に轟音が響き渡る回転ノコギリで美女の胴体を無残にも真っ二つにされて絶命。
悲鳴をあげる場合、血や内臓が飛び散る場合とシチュエーションは様々だが、
気づくと鼻血を出していて、同時に射精もしていた。
自分の異常な性癖はこの時形成されたものだと思う。

また、切られ役の女性もどういった気持ちで演じていたんだろうということも関心があった。
マジシャンに呼ばれてステージ上に現れると、観衆の注目がすべて自分に注がれている中で、
催眠術をかけられて完全に無抵抗な状態にされてベッドに寝かされ、
演技とはいえ、観衆に注目されながら現実ではありえない手段で自分が死ぬところを見られている気分…
「私は今、大勢の人の前で殺される様子を演じている」
などと考えているのだろうか。
そういうことを想像するだけで、興奮してくる。