みなさんにおたずねいたします。
大学時代、私はある運動部に所属していました。
一年生の五月にクラス分けがあって以来、ずっと一軍で活躍してきました。
しかし 四年生の四月末に、一気に「三軍」に降格してしまいました。
理由は、チームと私自身の双方の成績不振、加えて恋愛禁止の規則違反です。
三軍降格は「懲罰的なもの」で「二軍の一年生よりも下の扱い」を受けます。
上級生・下級生の上下関係よりも、二軍以上・三軍の上下関係が優先するのです。
下級生に敬語を使い、「先輩」と呼ばなければなりません。
一番屈辱的なことは練習の服装で、大学四年生にもなって「スクールブルマ」と「体操服」を着用しなければなりませんでした。
さらに、あてつけのように指導員は一年生の一軍部員(その中には同じ高校出身の後輩も)が交代であたります。実際は二年生から四年生の一軍部員も立ち会いますが、責任者は一軍の一年生全員でした。
心身ともに一年生よりも下、高校生以下の身分を内外共に示すためでした。
しかも三軍は常時部員がいるわけではなく、その時点では私ひとりでした。
私は、部内でたったひとりの三軍部員、たったひとりブルマを穿いて部活をしなければなりませんでした。
親しい友人からは、部活を辞めればよかったじゃないの、と言われました。
指導員の下級生たちからも同じようことを言われ、叱責を浴びました。
でも、一軍に復帰したい、三軍のまま終わりたくない、という気持ちが強く、引退までの半年間、三軍で恥を晒しました。結局、三軍脱出、一軍復帰はなりませんでしたが。
ロードワークをすると、キャンパス内で他の学生に見られるのはもちろん、学外で中高校生、他大学生、同じ年代の若い女性などから驚かれ、失笑され、軽蔑され、心ない言葉を受けました。
一軍の試合の応援に行くと、ブルマ姿を見た他大学へ進学した中学高校時代の同輩後輩からも、ライバル校のメンバーからも驚かれ、同時に嘲るような目で見られました。
私の選択肢は間違っていたのでしょうか。
忌憚のない意見、容赦ないご指摘を頂戴したいと思います。