ブルマそのものを穿きたいのもあるけど、自分だって好きな男子に萌えられてみたかった
なのに男というだけで、その男子からも学校社会からも性的な魅力は認められない
成績だのスポーツだのヤンキーだの、そんな事はどうでもよかったんだよ。ただ一言、僕は男子に可愛いよとか綺麗だよとかエロいとか、言ってほしかったんだよ。だが、そんなのつゆ知らずな社会と学校
心を病んで人間不信にもなった。その屈辱、劣等感、憎しみ、絶望がわかるかと言いたい

…そして僕は学校から姿を消した
あれから20余年、既にこの身体に男のシンボルはない
僕は、大切な思春期を滅茶苦茶にして今もなお被疑者である事にすら気付かない社会の人間全ての不幸を画策している
この世界なんて、僕の玉みたいに潰してやる