泣き声は年齢によってかなり変化するね。

赤ちゃん〜低学年くらいまでだと、『言葉で表現できないから泣いて伝える』という
こともあって、「うあーん」「えぇーーん」と声を上げて泣く。

中学年〜十代前半くらいだと、泣き声を抑えるようになるけど、いちどスイッチが
入ると「ふえっ、えっ、えぇっ…」「ひっひっ、ひぃぃっ」と肩を震わせて嗚咽。
それでも精神的に幼い子だと、途中で小さい子のように「ふえーーん」と泣いたり
喧嘩などで初めから「う゛わ゛ぁーーーー!」
って幼児泣きする子も極小数いた。

高校生以上になるとだいぶ大人になって、
鼻をすすったりしゃくりあげるのは目立たないようにする。
体育祭や文化祭の閉会式や、部活の引退式で
女の子が集まって、集団心理で「うぇ〜ん」と泣くときは、
照れくさいからか相当「照れ笑い」「ふざけ」の要素が含まれている。
それが済んですすり上げてるときは、しんみりした雰囲気に一転。
目頭をハンカチで抑える子や、ぽたっぽたっと地面にこぼす子などの側で、
数人が「ふぇぇっ、ふぇぇぇっ」と本気泣き。

女の子にとって、「涙」は若ければ年齢関わらず武器なのかもしれないが、
「泣き声」が意思疎通の手段となるのはごく幼い時だけで、
だからこそ高校生以上の子が耐えきれずに
「幼児泣き」に戻る時に萌えるんだと思った。

小学校5年生になって、
クラスの大半の女子が「ひっひっ、ふぇっ」と嗚咽して泣くようになり、
尾を引くような泣き声の子はごく一部…という状況になったときは毎日萌えたな。

低学年の子と手を繋いで遠足に行って、
転んだ女の子に駆け寄ると大泣きの寸前。
「うわぁぁ〜ん」という第一声を聞いて、何故か懐かしさに駆られたのも覚えてる。