>>176
トップクラスのシンクロの選手は息がきつくなると、苦しさを紛らわせようとしてむやみに息出すとあっという間に息が持たなくなるから、
最後の最後まで息なるべく出さずに、息を反芻して粘るよ。
肺の空気だけでなく胃の中の空気でも脾臓の空気でも、とにかく身体中の使える空気は全部使うつもりで反芻するんだって。
それで楽しい事や美味しいモノを想像したり、歌をハミングするようなイメージで苦しいって思わないようにするそうな。
それでも限界に近くなると、一気に失神しないように、眼を見開いて、尻をキリッとしめる。
酸欠で意識が遠くなっても、しばらくの間は本能でちゃんと身体が覚えた通りにしばらくは動いているそうだ。
すぐに失神して沈んじゃったり、浮き上がってくるようなのはナショナルチームからすぐ脱落しちゃうから。