>>31
あまり根掘り葉掘り聞くわけにも行かなかったけど、
ポジションにはやっぱり適性による選抜というのはあったそうです。
目立つポジションにはビジュアル、例えば脚の長さやボディライン、動きの華みたいなのも重要だし、
逆に目立たない土台みたいなポジションには忍耐力、根本的な息の長さというか。
小さい頃から元々息が長く、長時間潜る事にあまり苦痛を感じないというか息苦しさに鈍い子が選ばれるかも、みたいな事はおっしゃっていました。

土台役のその方の場合は幼稚園の頃からプールの底の石拾いや潜りっ子が得意で、小学生で既にダントツで息が長かったし、
仲間が潜水50m苦痛でしょうがないのに、割りと苦もなく出来てしまうような感じだったそうです。
ただビジュアル的にはコンプレックスがあったし、競泳のタイムもそれほど良くはなかったそうです。
それでも試合のプレッシャーは大きく、失神の恐怖はあったようで、最悪自分がヤバくなっても、演技が完結するまでは目を剥いて頑張ったし、
目の前に星が浮かぶとか、視野が狭くなりかけるようなのは覚悟してたそうです。
練習では息こらえは相当負荷をかけていたそうで、意識が遠くなり脱力してしまったり、途中でノークリ外れはあったそうですが、
ノークリつけ直す暇なんかないし、とにかく失神してみんなに迷惑をかけてはいけないという鬼の一念でとは言ってました。