小学校低学年だった昭和30年代前半から高校生の昭和40年代半ばまで、
便秘の副作用が強い薬を常用していたから浣腸は日常のことだった。
家では1日おきにイチジクされて出が悪いとすぐに医者に連れて行かれたし、
毎年30日くらい入院したときは3日ごとに浣腸されていた。

看護婦に逆らったりイタズラしていたから、ペナルティも度々あった。
出が悪いと報告されて浣腸液の量が増やされたり我慢の時間が長くなったり、
安静が必要とされて病室のベッド上でされたりオムツを付けられたり。

大学生になったころから薬が変わって副作用が無くなったり体質も変わって
便秘や病気には縁のない生活になってしまった。
地方出張が多い仕事だったから、各地の医院で何だかんだ理由をつけて
浣腸を受けていたけれど、平成になったころから浣腸される機会も大きく減った。
独身時代や出張先ではセルフ浣腸も出来たけど、定年延長も終わってどうしよう。