カバン持ちの女子高生たち3人が歩道の広いところで待っててくれたので、
男子をおんぶした2人もへろへろになりながら追いついて、へたりこんだ。
とりあえず、男子2人はおんぶからおりてあげた。
「じゃあ、ちょっと休憩したら、また出発しよう」
「俺、今度、そっちの由美子に乗りたいから、交代しようよ」
「そうだな。俺も真澄にも乗りたいし」
「ええっ、またおんぶしろってこと?」
「誰か、交代してくれるなら、それでもいいよ」
「いやいや、私たちカバン持ちしま〜〜す」
「それじゃ、決まりだな。おれ、由美子」
「おれ、真澄。そろそろ動こうか。はい、乗るよ〜」