トイレに拳銃の置き忘れの女性警察官 風俗店で働き停職処分
2019年10月18日 19時25分
先月、兵庫県内の駅のトイレに拳銃を置き忘れた兵庫県警察本部の27歳の女性巡査長が、勤務時間外に風俗店で働いていたことがわかり、停職1か月の懲戒処分を受けました。巡査長は18日依願退職しました。
懲戒処分を受けたのは兵庫県警察本部鉄道警察隊の27歳の女性巡査長です。

巡査長は先月29日、兵庫県のJR相生駅にある新幹線乗り場の個室トイレを利用した際、弾の入った拳銃と手錠のついた革製のベルトを置き忘れていました。

警察が経緯などを調査していたところ、ことし5月から9月の間、勤務時間外に大阪市内の風俗店で働き、およそ30万円の収入を得ていたことが分かったということです。

聞き取りに対して「収入は外食など遊興費に使った。信頼を裏切り反省している」などと話しているということです。

このため兵庫県警は、拳銃の置き忘れも含め「警察官の信用を失墜させた」などとして停職1か月の懲戒処分にしました。

巡査長は18日、依願退職しました。

兵庫県警の北山正紀監察官室長は「調査結果に基づき厳正に処分した。再発防止に努めたい」とコメントしています。