今を去ること4年前の真夏の蒸し暑い夕刻だった
いつもと代わり映えしない眺め、メガターミナル駅の通路は、帰宅を急ぐサラリーマンとOLに埋め尽くされていた
乗り換えの為、地下ホームに続く階段に向かって混み合う通路を歩いていたその時だった
逆方向から階段を登り切ってこちらに向かってくる一人のOLが居た
自分はその姿に一瞬で目を奪われてしまった