【手品】マジックショー5【奇術】 [無断転載禁止]©bbspink.com
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このマジックにあなたの妄想テキストをつけてみてほしい。
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実況風じゃないけどアシスタント視点の体験談風でやってみた。
ある日友人とマジックショーを見に行った時のことです。
ショーが行われるのは数十人くらいが入れる小規模な会場で、
受付を済ませ席に向かおうとすると突然後ろからタキシード姿のマジシャンと思われる人に
声をかけられました。
なんでもメインのマジックのアシスタント役の人が急に来られなくなり、
代わりに体格の似ている私に手伝って欲しいということでした。
相手が必死に懇願するので渋々私は「手伝います」と伝えました。
メインのマジックとはいえアシスタントは特にタネなど準備する必要はない
とのことなので、それまでは友人と一緒に客席でショーを楽しみます。
リングの手さばき、物体の浮遊、瞬間移動、マジシャンの妙技に釘付けになりました。
そして最後のマジック、手伝ってくれるアシスタントとしてステージに上がるよう
マジシャンは私を指名しました。
同時に音楽が妖しい神秘的なものに変わっていきます。
私がステージに上がると暗所から運ばれてきたテーブルの上に仰向けに寝るよう指事されました。
マジシャンは足首、太もも、腰、胸とベルトで私をテーブルに拘束していきます。
友人の、いや観客全体の視線が私に集中してくるので顔が火照って紅潮してきました。
トリックを知らない私はこれからどんなことをされるのか、頭の中で考えていると尚更です。 マジシャンが私の体を拘束し終えると、今度は大きな真紅の布を取り出して
私の体全体を隠すようにテーブルに覆いかぶせました。
「1、2、3」
マジシャンが3カウント数えて布を取り除くと観客が一斉にどよめき大きな拍手が鳴り響きました。
と同時に観客はなぜかイヤラしそうな表情で私に注目しています。
不思議に思い私の体がどうなっているのか確認したく、ふと首を胸の方に傾けると
「キャッ!」と思わず声をあげて驚きました。
服を着ていないのです。
恥ずかしくて急いで退散しそうにも全身を拘束されているのですから何もできません。
仕方なく下着姿にされてしまった私は観客の視線から逃れようと顔を反らせます。
もちろんマジックはこれで終わりではありません。
もういちどマジシャンは真紅の布で私の全身を覆い被せます。
またテーブルを隠すよう四方にパーテーションが、テーブルの真上数メートルの
ところに無数の針、いわゆる針天井が準備されました。 「お待たせしました。本日のメイン、危機一髪脱出イリュージョンです!」
「カウントが0になると落下する針天井、アシスタントは無事脱出できるのか?」
私がどんなことをされるのか、やっとマジシャンのアナウンスでわかりました。
マジシャンがレバーを引くとステージの電光カウンターが動きだします。
10秒経つ毎にマジシャンが残り時間を数えますが、テーブルに全身を縛り付けられてる
私は何もできません。素人の、今日初めてアシスタントになったばかりなのですから当然です。
「5! 4! 3! 2! 1! 0!」
カウントが0になり針天井は重力のままにテーブルに縛られた私めがけて落下します。
「キャーーーーーーーーーーーー!」
私は大きく悲鳴をあげました。観客席からもいくつか悲鳴があがりました。
無数の針が私の体を突き刺して蹂躙し激しく痛みます・・・いや、全く痛くありません。
替わりに体に奇妙な異物感を感じますが、それも錯覚なのかもしれません。
よくよく考えるとマジックなのですから体に本当に突き刺すわけがありません。
どんな状態なのか確認しようと恐る恐る目を開けてみましたが真っ暗、
そもそも布が邪魔をしているので何も確認できません。 しばらくすると箱が開くような音がしました。
いつの間にか箱の中に運ばれていたのでしょうか?
続いてマジシャンによって布が取り除かれベルトの拘束も外されます。
数分ぶりに私の体は自由の身に解放されました。
差し伸べられたマジシャンの手を握りしめ箱の中から立ち上がると、
会場内に割れんばかりの拍手と歓声が響きました。
しかし観客の表情は奇妙にニヤニヤしています。
ふと先ほどまで私が縛られていたテーブルを見るとそこには
私が今日身につけていた下着がなぜかありました。
ということは・・・
首を傾けて体を確認すると・・・、全身何も身につけていない生まれたままの姿!
「キャーーーーーーーーッ」
私は大きく叫びながら観客の痛い視線から逃れようと大事な部分を
手で押さえながら再び箱の中に隠れました。
つまり先ほどのマジックは、拘束された私が下着を残して瞬間移動した、
ということなのでしょう。
再び割れんばかりの拍手の中、幕が降りマジックショーは終焉となりました。
家への帰り道、友人の私を見る表情がいつもとは違う少しニヤけたような変な感じだったのも不思議でした。
以上、私のアシスタント初体験のお話でした。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています