当人はあまりにも辛過ぎたので思い出したく無いと言ってましたので、根掘り葉掘り聞く事はしませんでした。
でも、シンクロのハイポ系特訓の全盛期だったそうで、50m潜行を何本だとか、飛び込み用の深いプールで一息で碁石を何個以上拾って来るなどというのは当たり前だったようです。

先輩から呼び出されて、特別メニューということで、ノークリ無しで倒立姿勢やらされたり、深いプールの底で開脚姿勢取らされたりは本当に辛かったけど、
そのおかげで、今でも急にマスクが外れたり、浸水してもパニックにならずにしっかり対応出来るとか。

土台役は覚悟を持って臨んだそうですけど、酸欠で目の前に星がチカチカ浮かんだり、手足が震えて、力が入らなくなったりするのは度々あったそうです。
あまりにも辛い時は頭のてっぺんから足のつま先まで皮膚呼吸してる実感があったそうです。
呼吸は肺だけでやっているんじゃあない、倒立姿勢の時は足先で呼吸するイメージなど思い浮かべていたそうです。