もう10年くらい前なんだが、東京の某私鉄でリクルートスーツを着てキャリーバッグを持った子の隣に座った。
地方での研修の帰りみたいな感じだった。
最初は本を読んでいたんだが10分もしないうちに余程疲れていたのか、キャリーバッグのとって部分にタオルを敷いて、そこに顔を付けて寝てしまった。
時々こっちに倒れそうになるくらいフラフラしていた。
まだ夕方のラッシュ前ではあったが車内はそれなりに混んでいた。
暫くして、自分の前に立っていた女子高生2人が
「えっ」
という声を上げ自分の前から離れた。
最初は何で離れて行ったのかわからなかった。
何気なく足元を見ると水が流れている。
雨が降ったり止んだりの天気だったので、最初は誰かの傘の雫が流れてきたのかと思った。
しかし、横を見ると隣に座って寝ている女の子の足元から流れて来ているのがわかった。
最初は状況がよく把握できなかった。やはり持っていた傘か水でも零したのかと思った。
そのときその子が飛び起きた。しきりにお尻に手を入れている。
次の駅に着いた時、と言っても急行なので彼女が起きてから10分は経っていただろう。
彼女は慌てて降りて行った。そのスカートのお尻は紺色のスーツのスカートだったが濃く変色しているのがわかった。
当時は別におねしょに興味がなかったがこの一件でこんな大人になっておねしょした女性を目の当たりにして興味を持ってしまった。
それから、おねしょって何時間も寝ている中での出来事だと思っていたけど
彼女が寝ていた時間って僅か15分くらい。
こんな短時間でもおねしょしてしまうことがあるんだな。