ところが、昭和時代も末期になってくるとこの「シミチョロ」も
一種のファッションとして認められるようになってしまった。
親の世代だと顔をしかめるシミチョロも、子の世代では流行の先端。
挙げ句の果てには、ワンピースの裾にシュミーズ風の裾が縫い付けられた
フェイクの「シミチョロ」服が売られる始末。
姉が当時着ていたのも、そんなフェイクのシミチョロワンピースだったのだ。