0207名無しさん@ピンキー
2020/01/25(土) 11:09:59.04ID:R3CyET/60(どこを散歩させられるんだろう・・・)
視界は塞がれていないものの、下しか見ることができないので周囲の様子は全く分らなかった。
暫くすると、台車が止まって私はそこから降ろされた。
「佳奈はまだなの?」
「すぐに来ると思うけど」
そんな会話が聞こえた。
「お待たせ。これを用意してた」
そんな佳奈さんの声の後、私の背中側に何かが取り付けられた。
(重いっ・・・!何を・・・)
「折角だからテスターの体力向上も兼ねて錘を装着した。これで散歩してもらう。
導かれるまま歩いて、止まったら止まれば良い。散歩の終了はこちらが知らせるからそれまでは歩いて」
佳奈さんがそう説明した。
「それじゃあ、スタート」
佳奈さんがそう言うと、私の頭部が強く引かれた。私はそれに従うように手と脚を交互に出して歩き始めた。