相模原の思い出ならイロイロあるけど、

超弩級の身体能力スイマーのエピソードなら既に多くの人が語っているので置いといて、
相模原の特性を活かした女性の鬼コーチと女性スイマーさんのマンツーマンの特訓シーンが印象的でした。

25mプールでハイポを何本もやらされて、苦しそうな姿を見せると怒られそうなので壁に向かってゼイゼイと肩で大きく息を吸っているのに、
なんだこれ位でヘタっているのかと更に追い打ちをかけられている子や、

50mプールで出来る所までバサロ潜水背泳ぎて行ってそれで浮上して向こう側まで行きなさいと言われ、
器用に自力で鼻閉めながら見事なバサロ駆使するも、40m付近で浮上したらスタミナが切れて綺麗にフィニッシュ決められないと、
バサロ潜水で50m位行けなくてどうすると怒られていた子、

試合で負けた罰ゲーなのか、5メートル水深プールで試合ノークリも付けずにフィギュア倒立やらされた上に、
そのフィギュア倒立を余裕の笑顔でこなしてしまうと、
バサロ潜水で往復(50m)を指示されて、50mなんて無理だよと嫌がりながら、それでもやったけど、やっぱり50m手前で浮上してしまったら、
へー、その程度なんだとダメ出しされて何本もやらされて情けない顔をしていた子が印象的でした。
たまたまその子が25mの折り返しでバサロしたままクイックターンする地点で水中にいたのではっきりと見えたのだけど、
ノークリも無く、鼻を閉めるでも無く、まるでそこで生きている動物であるかのように自然な水中バサロ→水中バサロのクイックターンで、
なんて素敵なのだろうと感動させられたけど、
その後の苦しそうな情けない表情を見て、やっぱりおんなじ人間なんだなあとまた感動しました。