今では息が切れかかる事も、鼻から入った水は口から出す、というのも水圧を自然に耳抜きするのも
慣れてそれほど苦痛ではなくなってマーメイド役生活満喫していますと笑顔で話してくださいました。

静止なら息こらえ5分30秒、フィン無しで大水槽を120mくらいなら移動出来るそうですが、
酸素缶など使って息こらえ伸ばしたりすると息は伸びるけど前触れなく急に目の前が暗くなってブラックアウトするからなるべくやらないようにしているそうです。
だから身体が息を求めて胸がひくひく動くのも堪えるようにして、そのヒクヒクがしなくなったら限界近いので息継ぎに行ったそうです。
息をしたいしたいと思っているうちは大丈夫で、いつまでもこのままいられるような気分になったら限界近いのだそうです。
その息をしたくてしたくてたまらないところから脱力していく辺りの感覚を楽しめるのが私達の特権だと言ってました(笑)

素晴らしいマーメイドでしたけど、経営不振で昨年末で水族館は閉館、その子は他の中国国内の水族館に引き抜かれていってその後の事がわからなくなってしまったのが気掛かりです。