その深いプールの底でウグク、ググ、キュイーンとかあちこちで音させながら先輩が後輩をかわいがっていたんだ。
それで限界いっぱいいっぱいまで可愛いがられた後輩が顔をぐしゃぐしゃにしながら水をありとあらゆるところから吹き出したり、
踊りを踊りながらヒクヒクしていたり、なんか酷い光景だったんだ。
それなのに可愛いがってくださって有難うございます。だもんな。
よく事故にならなかったものだよ。
私は選手コースではないから、可愛いがりはけっこうですと、逃げまわっていた。
こんな子達と同じ大学に進むのは嫌だという一心で勉強頑張ったんだ。
でもそうした残像がいつまでも頭に残って、それが倒錯してこういう趣味になって仕舞ったように思う。